坂井希久子のレビュー一覧

  • あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや

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    只次郎は家を出て長屋に暮らすのね。只次郎父は只次郎に武士として生きてほしいみたいだけど既に林家は部屋住次男の稼ぎ無くしては生活していけないのにどこに魅力を感じろというのかしら。只次郎兄も弟や子供に八つ当たりして武士を誇る割には武士としての矜持が無い。お妙の夫殺しは一区切り。まさかあの方の名前が出てくるとは、あまりの身分違いにびっくりよ。次から新展開があるのかな?

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    2024年06月28日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやのシリーズ。
    熊吉、お花、お栄の若い3人の其々。
    熊吉はついつい人の世話を焼き苦境に。
    お花はそんな熊吉にヤキモキする。
    お栄は自分の生き方に決着をつける。
    料理は相変わらず美味しそう。
    お妙さんや只次郎の出番ももっと見てみたいけどね。

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    2024年06月27日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    今回は只次郎の姪お栄が大人達に意見して父娘、兄弟達が和解。子供の真っ正直さには勝てないよね。おたきさんが亡くなってひょんなことからその後に住むようになった浪人重蔵。お妙は恋愛に疎いのかもしれないけど鈍感よすぎるとイラッとする。お栄以外只次郎に対しての態度が悪すぎてたまに不愉快になる。

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    2024年06月25日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    又三の死は予感があったけど・・・、又三の死の謎を追って賭場にまで潜入する只次郎。分かっていても色々隠してしまう只次郎に腹を立てるお妙。普段は「商人になりたい」と口に出していても根っこは武士なのかな。好きだから守りたい、て気持ちもあるんだろうし。そんな男心がわからないお妙にちょっとイラッとしたけどさすがお勝さん、うまく捌いてくれる。
    ころころ手鞠ずし、かわいくてお土産にいいね。

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    2024年06月23日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    鶯の鳴き方を仕込む仕事があると初めて知った。成長すれば多少の違いはあれどみんなあんなふうに鳴くのかと思ってた。どのキャラクターも良くて読み続けようと思う。妙の亡くなった夫は事故死?それとも・・・。

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    2024年06月19日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    一つ一つが短編で読みやすかった。江戸時代の事情も知れたので良かった。ストーリーは平凡な日常に近いけど、登場人物たちの起伏があって面白い。

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    2024年06月13日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    「拙者、妹がおりまして」のお師匠さんは武家の奥方だったよね。お栄さんにもそういう道があるといいけど。

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    2024年05月26日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    前のつばき餡を読み終わってから、時間が経ってしまった。この新刊を買ってきてから、つばき餡をペラペラとめくってから、読み始めた。結果として、登場人物の押さえが甘く、読み進めながら思い出していた。結局、もう一度読み直しかな。主な登場人物の紹介にもう少しページを割いてくれるとありがたい。
    11月の新刊を楽しみに待ちます。

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    2024年05月21日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    大奥から逃げてきた只次郎の姪のお栄は己の才覚で
    生きることを望むが…。江戸の世をもがく若者たち!
    ウドと人参のかき揚げ、手毬寿司…。料理が気持ちを
    彩る人情小説。

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    2024年07月12日
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色

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    ネタバレ

    野暮なコーディネートがあるのは感覚として理解していましたが、野暮な色があることは初めて知りました。

    深川鼠が流行するか否かに加えて、お伊勢の恋話が絡んできて、どちらもどちらに転ぶのか、次第にページをめくるのが速くなっていきました。

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    2024年05月11日
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや

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    花暦居酒屋ぜんやシリーズ第四弾。
    前巻から続くイヤーな展開が一応の落着。
    なかなかハードな内容でした。

    次巻は平和だといいなぁー。

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    2024年04月27日
  • 雨の日は、一回休み

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    初読みの作家さん。
    一時期、スポーツコーチのパワハラで辞任ニュースが連発されてた時、謝ってるおぢさんたち、何が悪かったか分かってないよね絶対。って思ってた。
    世代間ギャップ、とかじゃなく、外国の人、っていうくらい価値観が違うんじゃないかと思う。
    分かり合えない、とは思わないけれど、通訳をはさむか、血が流れる悲劇を経なければ友好関係は結べないのではないかと。
    同情はするし、こちらからも歩み寄りは必要よね、と思うけれど、おぢさん達からの歩み寄りも是非頑張ってもらいたい。

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    2024年04月07日
  • 何年、生きても

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    ネタバレ

    偶然に入手した祖母の手記から遠い過去が明らかになってゆく。祖母が守りたいと願い生涯をかけて尽くした一人の女性。幼き頃の約束により綿々と続く相思の仲。守る者と守られる者は恋人であり姉妹であり母娘であり侍従という多様な関係性をもって時を重ねる。とある出来事から双方の想いは交差し、強い絆で結ばれていたはずの二人の関係に終焉が訪れる。そして手記を読む私にも自身についての知られざる事実が・・・
    戦時の描写が生々しく、否応なく訪れる生死の狭間で生きる人々の姿が想像される。人はなぜ争うのか。当事者には不幸しかもたらさない戦争が繰り返されるのはなぜか。ニュースに流れる他国の争いがやけに身近に感じられた。
    人は

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    2024年04月04日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    花暦居酒屋ぜんやシリーズ第三弾。
    気付けば、坂井希久子作品を最近よく読んでいるなぁ。

    ようやくお花に少し自信がついてきたようだったのに
    むごい展開(涙)
    今巻はずっと悪意が潜んでいて、平和な日常パートですら、心が休まらない。。。
    唯一、俵屋の若旦那とお梅ちゃんパートはほのぼの。

    続きがめちゃくちゃ気になるところで終わってしまった!!
    あんまりこういう続き方は好きじゃない。
    1巻1巻で、ある程度話をまとめてほしいなぁ。

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    2024年03月17日
  • 雨の日は、一回休み

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    いるいるおじさんが沢山出てくる1冊。
    でもおじさん達だって苦労してんだなってのがよくわかる。
    パワハラセクハラが当たり前な昔がいいなとは思わないけど、今が○○ハラばっかりで生きにくいってのもわかるなあ…

    嫌なおじさんいっぱいだけど、モラハラかますお局様とかの方が個人的には嫌いかな笑

    作中の嫌われおじさん達が1人の人間として前向きに変わっていく様子がとても良かった。

    さなたんが優しくてほっこりした

    がんばれおじさん達!笑

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    2024年02月12日
  • ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや

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    食事の描写が良くてまるで実際に前に出されてるような気持ちになった。
    めちゃくちゃ美味しそう。
    話も面気になるし、短編で本も薄いから読みやすい。

    主要人物、既視感あるなぁと思ったらめぞん一刻に酷似してる。
    美人だけど素直じゃない実は芯の強い後家の管理人さん、恋焦がれる年下の男性、妖怪じみた老女、賑やかな隣人と長屋住居、イケな恋敵……

    なかなか進展しないのも似てる。

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    2024年01月30日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    花暦 居酒屋ぜんや シリーズ 5

    お花の拐かしの騒動も、ようやく収まった。

    熊吉が奉公している俵屋の若旦那とお梅の仲も、少しずつとは言え、進展している。

    そんな時に、只次郎の姪で、大奥に上がっていた、お栄が、突然、お宿さがりをして戻ってきた。
    将軍のお手つきになるのを厭って、宿さがりを申し出たらしい。

    年末に読むには、こう言うふわらふわらした物語が良いかも知れない。

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    2023年12月29日
  • 女ともだち

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    全体的にアブナイ女性が多く登場する。初っ端から、えーこわっと呟いてしまうような作品たちがいろいろ。

    「ブータンの歌」はいい終わり方。阿川佐和子さんの小説初めて読んだな。
    嶋津輝さんも初めて。知らない作家さんだけど、独特の雰囲気が面白かった。
    森絵都さんは爽やかな作品のイメージだけど、これはけっこうドロッとしてる。でもいい友情。ジビエ・フェスタ、楽しそう。私は石垣牛の方が食べたいけど。

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    2023年12月26日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    両親の気持ちが伝わって、どんどん変わっていくお花が描かれていて、良かったです。若旦那とお梅のことも良かったけど、月1って、、それでいいんですか?そして、熊吉、、そういうものなのかな

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    2023年12月02日
  • セクシャル・ルールズ

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    専業主婦の夫とバリバリ働く奥さん。
    話が思わぬ方向に進んで行って、面白かった。

    色んな家族の形があって、男だからとか女だからとか言ってはいけない世の中なんだけど、やっぱり頭の片隅ではどうしても子供の頃に植え付けられた考え方が残っていて、、その心の内を主人公たちが全部言葉にして表してくれた感じ。

    ラストは良い終わり方で良かった。

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    2023年11月26日