坂井希久子のレビュー一覧

  • 17歳のうた

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    ネタバレ

    5つの短編集。17歳という子どもと大人の狭間にいる少女たちの物語。(そもそも、「少女」という言葉は何歳の女性まで使っていいのだろうか。でも、20歳過ぎたら大人の女性だしな。あ、成人は18歳になったから、18歳以上は大人なんかな)
    この5編、それぞれ地方で生きる主人公たちで、方言がたっぷり入っている。作家さんは方言を調べ尽くすのだろうか?東北の言葉とか、けっこう難しいと思うけど、博多弁も難しいと思う(関西人の感想)。
    でも、その方言がね、地元で生きてきた人間が、地方に残るべきか、それとも都会や他の地域へ行くべきか、将来の進路に悩む姿にリアルさを増し加えていると言える。
    また、この短編のタイトルは

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    2022年11月01日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    ネタバレ

    2022/10/22
    1話目だけ読んだことあると思ったらお料理の短編に載ってたのか。
    展開は面白いんだけど、お彩がイヤだイヤだばっかり言ってんのがな。
    腹くくれ。
    そして無双する続きが見たいですよ。
    やっぱ色にいでにけりなんだから恋に発展してくれんと。

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    2022年10月23日
  • 雨の日は、一回休み

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    オジサンの嫌なところ、自分に活気が漲っていた時代と今の時代の価値観の齟齬でもがく姿を目の当たりにした。

    この作品では男性のそういうところに焦点が当たっていて、女性は比較的前向きだったりいい意味で強かに描かれているけど、生きづらさというのはポイントが違うだけで、誰もがもがいているのだと思う。

    オジサンの嫌なところ、とはいったものの、誰もがその人なりに一生懸命に生きているのに、環境や価値観、容姿など色々なもののタイミングが違うだけで、自分も含め簡単にこの人たちになり得るのだということにぞっとする。

    自分は幸い、理不尽なセクハラに遭うことも若者に絡まれることもなく、田舎で平和にオバチャンになっ

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    2022年10月12日
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 家族

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    ネタバレ

     どの作品も好きです。
     家族だからこそ、こじれることもあるし、上手く行くこともある。

     やはりアンソロジーはいいですね♪

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    2022年10月09日
  • 雨の日は、一回休み

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    他の本の最後に紹介されていて、雨の日が続いていたり、自分自身もちょっと「一回お休み」と言う気分だったので、手に取った一冊。
    しかし。
    いや~、昭和のおじさん全開の中年男性の悲喜こもごもを描いた中編短編集でびっくり!
    タイトルのイメージと内容が全然違う!
    そして、1作目のセクハラ親父の強烈さ。
    他の方のレビューにあったけど、1作目で止めたくなる気持ちがよく分かる。
    女性軽視、男性ならば許されると言う勝手な思い込み。
    バブル入社組のありがちな無意味な上から目線・・・
    思い当たることが盛沢山過ぎて、確かに読むのがしんどくなる。
    だけど1作目を乗り越えると、少しクールダウン。
    それでもおじさん達の勝手

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    2022年09月25日
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

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    最後に二人がようやく結ばれる前作でシリーズ第一部を終わりにして第二部(花暦)につなげてもよいところだったが、黒幕を追求する只次郎の危うさをお妙の覚悟が支える結末によって将来に向けた安定感を予感させて、五年後に新章が始まるという展開に納得感が得られる。

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    2022年09月22日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

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    「江戸彩り見立て帖」シリーズ2作目。
    お江戸のカラーコーディネーターの仕事ぶりは?

    貧乏長屋に住むお彩は、摺師の父の仕事を見て育ち、錦絵が大好き。
    ひょんなことからお彩の才を見出した京男・右近の正体は、呉服の大店・塚田屋の三男坊だった。
    店の主人・刈安はその異母兄で遊び人、口が悪く、引き合わされたお彩を意地悪く問い詰める。
    何が出来るという自信も元からないのに、店の番頭はお彩を睨みつけてくるし、何かと気を遣うのでした。

    右近は妾腹で跡取りでもなんでもないのだが、実質的には店を切りまわしている様子。
    本音のわからぬ笑顔でのらりくらりと語る右近の言うことは素直に信用できないお彩だが、酒浸りだっ

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    2022年09月18日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    「居酒屋ぜんや」シリーズが人気の坂井希久子さんの新シリーズ。

    貧乏長屋に住むお彩は、子供のころから絵に馴染み、色彩感覚が抜群。
    自分ではあまり自覚していなかったが…
    父が摺師で、自宅兼工房に弟子たちも抱えていたが、火事ですべてをなくし、目まで見えなくなったため、酒浸りに。
    弟子たちはいっせいに出て行き、お彩のいいなづけも去った。
    父を一人で支えて奮闘するお彩でした。

    ある日、京ことばを話す謎の男・右近に才を認められ、色の見立てを仕事にしないかと勧められます。
    そんなことが仕事になるのかと、うさん臭さを感じ反発しつつも、何度かの機会をこなしていくお彩。
    江戸っ子気質の上に苦労を重ねたからか、

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    2022年09月14日
  • ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや

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    「ぜんや」が再建され、「春告堂」も店開きとなり心機一転、前途洋々の新しい日々が始まる中、大川の花火見物に打ち揃って出かけた先に届く只次郎が辻斬りにあったという「悲報」。結末はいかに…。

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    2022年09月13日
  • 萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやの新シリーズ第2弾。

    今回は、いよいよお花と熊吉がダブル主人公として舞台に独り立ちした感がある。
    お花はまだちょっと頼りないけれど、熊吉はずいぶん仕事のできる男だったのだなあ〜

    お妙はすっかり母親役が板についたような気がする。
    只次郎は、今回は鶯のことよりも経営コンサルタントである。
    主人公を若手に引き継いだのだから、出番が減るのは仕方ないですね!(笑)
    前のシリーズは、常に暗い影がチラついていたけれど、「花暦」は若くて前向きなパワーが感じられます。
    どうかすると厄介者だったお銀婆さんが意外とね、人をよく観る人生の先達者みたいになっていた。

    『荒れもよう』
    寛政十一年文月

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    2022年08月22日
  • 雨の日は、一回休み

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    面白い❗おじさん世代の心の中が。笑う。無視するな、避けるな、俺はまだここにいる。そう叫び続けてきた。自分の価値を誰かに認めてもらいたかった。ちょっとじんときちゃった。

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    2022年08月18日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

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    いつの間にか、小説の中で時が経っていたんですね。
    なにせ頼りない頃の只さんを知っているので、感無量。
    幸せに家族3人で暮らしてね、と願うばかりです。

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    2022年08月16日
  • とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    三文字屋に乞われ絵のモデルになり、大火事に焼け出されて店を失い、さらには両親の死の真相が記憶の底から甦る、という波瀾万丈の巻。新たな謎解きが始まる次巻では白粉包みの絵が絡んできたりするだろうか……。

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    2022年08月14日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    妙の周りには熊吉と、友達になった丈吉、用心棒の重蔵と登場人物が増えていく。又、お栄のお陰で只次郎は兄とのわだかまりが消え、祖父柳井も今後はもっと林家に気軽に訪問する事が出来るようになるんだろうな

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    2022年08月14日
  • 愛と追憶の泥濘

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    こわいなあ…ある意味ホラー。
    共依存?かと思いきや、都合の良い相手…。
    曽根崎先生でいいじゃん〜と思ってしまった。

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    2022年07月30日
  • 泣いたらアカンで通天閣

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    なんともベタな題名と思いつつも、帯に北上次郎氏のコメントが「つい読みふけってしまうのである」とあったのて読んでみたが、まさにその通りであった。主人公の父親の破天荒ぶりとえらくまずいラーメン屋主人という設定には、「そないな人おらんやろう」とツッコミたくなるが、大阪下町の人情話なので、「まあ、おらんとも言えへん」として許容。カメヤのキャラクター設定が良く、こんな風に大切な人を守れたらと思う。

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    2022年07月25日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    注文の多い料理小説集で1話を読み、続きが読みたくなったので購入。
    紅緋 錆浅葱 御納戸色 鴇羽色 等、和の色名がたくさん出てくるので、いちいち調べながらで楽しい。
    歌舞伎に纏わる色や、灰色でも柳鼠、錆青磁、藤鼠、など無数にあることや、着物や昔のファッションも素敵だなぁと思った。
    お彩の逞しさに励まされる。
    続編が楽しみ!

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    2022年07月16日
  • 雨の日は、一回休み

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    スコールもあれば涙雨もある。
    短編集の中に色々な雨が降り、ちょっと立ち止まってみませんか、と言われているよう。
    信じて突き進んできた道も見方を変えれば、迷いの道となる。
    今後どう生きていくのか、どうしたらいいのか、ちょっと立ち止まって一回休みましょう!
    どの話も面白かった。

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    2022年07月11日
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

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    話が動いて面白くなってきました。
    この巻では新しい人物がでてきました。
    そしてそこから黒幕?に繋がります。
    事件が決着しそうで、まだしない。
    なんとも、歯がゆい感じです。

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    2022年07月09日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    本巻では端午の節句の祝いこそあれ目玉料理というほどのご馳走の話題はなく、草間重蔵の素性に迫る一方でお妙の前夫にまつわる謎が突如として湧き出してくるなど、いつになく騒がしいのだが、股引を穿いた只次郎のエピソードが微笑ましい。

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    2022年07月03日