坂井希久子のレビュー一覧
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「居酒屋ぜんや」シリーズ、3作目。
こまやかな気遣いのできる女将のお妙が出す美味しい料理に、ほっこり。
ただし、背景にあった事情が表に出てくる巻で、サスペンスは強まってます。
大嵐で雨漏りが起き、てんやわんやになる長屋。
そんな時期、行方知れずになっていた又三が発見される。それも、思いがけない形で…
又三が、人にお妙の素性を探るよう頼まれたと話していたことを思い出して、悩むお妙。
常連でお妙に憧れている旗本の次男・林只次郎は、お妙の不安を解消しようとするが、ほとんど弟ぐらいにしか思われていないので、危ないことはするなと止められる。
しかし、武士ではあり、鶯の鳴きつけという仕事であちこちに出 -
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「居酒屋ぜんや」シリーズ2作目。
ヒロインの性格がはっきりしてきて面白かったです。
美味しい料理に皆が集まってくる居酒屋を、今は一人で切り盛りしているお妙。
はっと目を惹く美貌だが自分ではあまり意識していないのは、2年ほど前に亡くした夫の善助を今も思っているのと、元々さっぱりした気性のよう。
夫の姉が給仕の手伝いに来ており、大して働かないが客に睨みを利かせる役どころ。
夫は二回り年上で、そもそも善助とその姉は妙の養い親だったのだ…
林只次郎は小禄の旗本の次男で、鶯の鳴きつけで家計を支えている。
食いしん坊で、妙の料理と優しい笑顔に魅了されているが、ほとんど異性とは意識されていない(笑)
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時代小説「居酒屋ぜんや」シリーズ1作目。
美味しいお料理が出てくる、人情ものです。
林只次郎は貧乏旗本家の次男。
家禄を継ぐこともない立場でのんびりした性格だが、鶯にいい声で鳴かせるよう育てるのが得意で、今では家計を支えています。
当時、飼っている鶯の声を競う趣味の世界があったのですね。
上客から預かった鶯が行方知れずとなり、途方に暮れていたある日、いい居酒屋があると誘われます。
美人女将のお妙の優しい笑顔に癒され、丁寧に作られた素朴な料理に惚れ込む只次郎。
家庭料理にあるようなものを手間暇惜しまずに仕上げている感じで、好感が持てます。
味には一工夫してあり、お妙の気性と才覚が感じられます -
Posted by ブクログ
ネタバレ落語の『品川心中』の小説化。
元々の話を知らないことを後悔。
品川の遊郭で板頭をしていたお染はいつの間にか客が減っていて、新しい着物や布団をあつらえる金がない。
でも、一度は板頭になったプライドがあるお染は店から金を借りることなどできない。
いっそのこと死んでしまおうかとも思うが、金がなくて死んだと思われるのも業腹で心中して果てようと考える。
相手は親類縁者もいない金蔵という男。
さて、この心中は上手くいくのかどうか……。
原作を読んでみたいです。遊女たちの切なさや悲しさをどう語られてきたのか知りたいなぁと思いましたよ。
お染姐さんはなかなかにいい性格で私は大好きです♪
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