坂井希久子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「居酒屋ぜんや」シリーズ第8弾。
読み終わってみると、今回のサブタイトルのお料理は、全く持って特別である。
平凡な日常で始まるが、下っぱ火消の臥煙(がえん…という身分)のあんちゃんは先触れであったのか?
とんでもないことが起きる。
只次郎とのお互いの気持ちもまた一段とそれぞれが自覚するようになり、不幸な出来事ではあったが、ある意味邪魔する物が消えたかと思えたのだが…
これまで、お妙は心のこもった料理でたくさんの人々の心や身体を救ってきた。
見返りを期待したわけではないし、自分の料理が人を幸せにすることを喜びともしてきた。
今度は、皆がお妙を支える番。
住むところはバラバラになってしまったが -
Posted by ブクログ
猫屋敷の世話をするために喫茶店の依頼でバイトで雇われるお話
猫とのかかわり方について考えさせられる
作中の言葉で、猫は1万年前から変わらない 変化しているのは人間の方だ というのが心に残る
ペットとしての猫は日本でも平安時代からいるみたいだし、世界を見れば古代エジプトよりもっと前、それこそ1万年前から存在しているよう
確かに猫そのものは変わらず、猫に関わる人間の環境や姿勢が変わっているだけだな
いつ頃からだったか、野良犬というのはとんと見かけなくなった
でも、猫は野良猫なのか飼い猫なのか地域猫なのかわからないけど今でも見かける
完全野良は論外として、地域猫という存在も人によっては賛同でき -
Posted by ブクログ
女ともだちかぁ…ドロドロだろうな…
と、読むかどうか迷っていたのだが、気が付いたら読んでいた。
しかし、内容は、予想の斜め上を行くもの。
私の思い描いたドロドロは“三角関係”とか“ライバル”とか“嫉妬”だったのだが、それは、さすがオバチャン、認識が古い!!…という感じで。
最初の三作は、三部作?この本には裏テーマがあるの?と思わせるほどの共通点があり…なんというか、サイコパス?
普通と異常の認識が、いきなり反転するところなど、胃袋がグルッと裏がえるような気持ち悪さを味わう。
大崎氏の作品は、知ってる舞台に知ってるキャラが友情出演のサービスあり、テーマもひとひねり。
阿川氏の作品は、女の友情
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