坂井希久子のレビュー一覧

  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    相変わらずのまったりした話で、それに絡めて
    旨そうな料理が出てくるいつもの展開だったが....。
    突如、不穏な人物が浮かび上がり、
    一悶着ありそうなかんじになってきた。

    ううーん次巻が待ち遠しい。

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    2019年04月10日
  • あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや

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    シリーズもいよいよ6巻目。
    今回もお妙の美味しそうな料理とそれをとても美味しそうに食べる只次郎たち。
    お妙の夫が死んだ真相がいよいよ明らかになる?
    草間重蔵は何者なのか?
    あったか料理と人情とミステリが相まって絶妙なテンポで物語は進んでいく。
    今回も、お妙の「んもう」と只次郎の「うまぁい!」が聞けますよ(笑)

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    2019年03月15日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    善助の死の真相に徐々に近づいている。

    相変わらず只次郎の「うまぁい」には違和感しか感じないけれど(苦笑)

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    2019年01月02日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    期待通り、面白くなってきた!日常に加え、シリーズを通してのなぞが少しずつ解かれていく…。続きが気になる!

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    2018年12月22日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    *村山由佳、坂井希久子、千早茜、大崎梢、額賀澪、阿川佐和子、嶋津輝、森絵都―当代きっての人気女性作家8人が「女ともだち」をテーマに豪華競作!「彼女」は敵か味方か…微妙であやうい女性同士の関係を、小説の名手たちが描きだす逸品ぞろいの短編小説集。コワくてせつなくて愛しい物語の世界をぜひご堪能ください*

    前半は女同士の執着や束縛が続くありがちな展開でしたが、後半は力量のある作家さんの本領発揮で、一味違う物語を堪能しました。
    特に気に入ったのは、森絵都さんの「獣の夜」。最初はハラハラしたものの、パプリカで大笑い出来る、いつでもあの頃に戻っていける、これこそが女の友情の真骨頂ですね。でも、これはひと歳

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    2018年09月18日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    恋敵が現れ、急に鍛錬を始めた只次郎。その恋敵の重蔵の正体も謎のまま次作へ。

    それにしても、姪っ子のお栄はかわいいだけじゃなく、賢いなぁ。今回はお栄に救われた林家の面々。今後が楽しみだ。そのお栄の言葉が心に残った。
    「不幸な人ってさ、失くしちゃったものの数ばっかり数えてんだ。手元に五文入ってきても、落とした二文の事をずっと悔やんでる。」

    それと、ルリオとメノウの雛もどうなるのか、こちらも楽しみ。




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    2018年08月04日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    あまり時代小説っぽさがないのが
    読みやすい点なのか
    細かいこと気にしたらダメな話

    大捕物も恋もたいしてないけど
    楽しく読める

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    2018年08月01日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    気軽に読めて美味しいお料理もたくさん。
    登場人物の関係も少し変化してきて
    ますます楽しみになる。

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    2018年08月01日
  • 虹猫喫茶店

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    本当は、人間が自分たちは地球で一番偉いと思って、管理人気取りで他の生き物たちの居場所をどうこうしようとしていることが一番問題なんだろうけど…
    そんな大風呂敷を広げたところで全く現実的ではない。
    人は、身近で手の届くことから関わっていくことしかできないのだ。

    医学部志望のはずが、一浪してやっと一つだけ受かった獣医大に入った玉置翔(たまきかける)は、動物に対する周りとの温度差について行けない。
    空いた時間で「猫の世話をするだけの簡単なお仕事」というバイトに応募するが…

    個人的な感想だけれど、犬好きの人たちに比べて、猫好きは引きこもりでコミュ障的な人が多いように感じる。
    そんな人たちが人とのかか

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    2018年07月23日
  • 虹猫喫茶店

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    思ってたんと違う!
    たくさんの問いかけがあって、それに正解や成長を無理やりに結びつけることなく、それでも確かにある変化を清々しく描いている、良い小説だと思います。高校生くらいの時に読みたかった。
    猫は割とでてきます。

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    2018年06月03日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    高田郁さんにしても坂井希久子さんにしても、幸福そうなシーンには裏切られることばかりなので、読み終わるまで落ち着かない。

    新年から初夏まで。
    飽和の時代に生きるわたしたちに、最高の調味料は「旬」であると教えてくれる。

    前巻から時間があいてしまったので、また最初から読み直したい。

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    2018年05月19日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    「居酒屋ぜんや」シリーズ、第4弾。
    お妙の身辺に暗い影を落としていた駄染め屋の事件が一段落して、ぜんやにも明るさと落ち着きが戻ってきた。
    これでまた、読者としても安心して、お妙の料理の数々を想像の世界で味わうことができる。
    今回も、豆腐尽くし鰹尽くしに、唾液腺が痛い!

    しかし、只次郎にとっては、一難去ってまた一難?
    恋敵の登場にやきもきし、林家のドル箱であるルリオの後継をめぐっての、周りからの重圧も悩ましい。
    がんばれ、非力な武家の次男坊!!(笑)

    そんな中、“かるめいら”という和スイーツがタイトルということで、子供がらみの話だろうとは思ったが、なんとも微笑ましいエピソードだった。
    只次郎

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    2018年05月07日
  • 恋するあずさ号

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    ネタバレ

    単行本を文庫化する時全く違うタイトルに変えられるのが好きではない。この本も単行本の時は「迷子の大人」って全然ちゃうやないか!…と本を探す時は思ったのだが。

    改題は正解だったと思う。確かに「迷子の大人」が主人公なんだけど、物語の雰囲気は実に「恋するあずさ号」なのである、しかもこのあずさ号特急なのかどうか分からんくらい、いらんとこに停車し、寄り道し、時には事故に会い…文庫化にあたって書き加えられた最終章によると、どうやら終着駅にはたどりついたようだが、途中迷走しまくる(ということは単行本当時のタイトルでもエエのか?)

    解説にもあったが、主人公梓の行動は戴けない部分も多く、実在したらこういうヤツ

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    2018年04月07日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    ちょっとハマってきた。
    今回も料理は美味しそうだし、お妙さんの謎解きも、さりげなくて嫌味がない。只次郎が奥手なのが心配だけど…
    佐々木様の不穏な動きも気になる。あと鶯をモノの様に扱い、泣かなくなったら終わり!みたいな所が本当に腹立たしい。只次郎もいたたまれない気持ちだろう。早く何を企んでいるのか、解決して欲しいものだ。


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    2018年03月29日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    人情モノという点で言えば,本作が一番のような気がする。
    今作もハズレなし。とても面白かった。さっそく次巻を読まねば。
    あらすじ(背表紙より)
    寛政三年弥生。預かった鴬を美声に育てて生計を立てる、小禄旗本の次男坊・林只次郎は、その鴬たちの師匠役となる鴬・ルリオの後継のことで頭を悩ませていた。そんなある日、只次郎は、満開の桜の下で得意客である大店の主人たちと、一方的に憧れている居酒屋「ぜんや」の別嬪女将・お妙が作った花見弁当を囲み、至福のときを堪能する。しかし、あちこちからお妙に忍びよる男の影が心配で…。桜色の鯛茶漬け、鴨と葱の椀物、精進料理と、彩り豊かな料理が数々登場する傑作人情小説第二巻。

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    2018年01月30日
  • リリスの娘

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    様々な男たちの野望をいとも簡単に打ち砕く、悪魔な女神・凛子の半生を描く官能連作短編集。
    人類はみな、女性から産まれる。そして男は大なり小なり全員がマザコンだ。男を糧にして、自らの願いを実現する凛子の生き方は、颯爽にして華麗である。悪女の魅力を堪能できる一冊。

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    2018年01月24日
  • 恋するあずさ号

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    介護という身近なことがバックボーンで若い梓の恋の行方が気になりすらすらと読み切りました。介護のあるあると梓の恋を応援したいのと…ラストは、えっ⁇って感じで読み返したり。
    初めて読んだ作家さんだけど作風は好きなんで他の作品も読んでみたくなりました。

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    2018年01月13日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    ひとまず事件は解決?

    お妙の亡夫の死因にはまだ何か隠されていそうだし、それに只次郎の父の上役が一枚噛んでいそうではある。

    手鞠ずしや寄せ鍋が食べたいなぁ。
    相変わらず、お菜の描写が美味しそうで!

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    2018年01月08日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    1977年生まれ、坂井希久子さん「ころころ手鞠ずし」居酒屋ぜんやシリーズ№3、2017.9発行です。「居酒屋ぜんや」を営む夫と死別した美人女将のお妙27歳と旗本次男坊で鶯の飼育をしている林只次郎21歳、お互い意識しながら、それゆえにか率直な物言いができなくて・・・。大嵐、賽の目、紅葉の手、蒸し蕎麦、煤払いの5話。最終5話でやっと二人のあたたかい世界が出現します(^-^) なお、死んだ夫の姉、お妙の義姉、お勝の存在がこの物語を引き締めています。

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    2017年12月14日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    ご飯も美味しそうだけど、それよりもそれぞれの心の機微に惹かれます。
    嫁姑問題はなんとかなりそうで良かったけど、お妙さんの周りのきな臭さはまだまだ解決しないだろうし、亡夫は何か見たのか知ってしまったのか気になる。

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    2017年09月24日