坂井希久子のレビュー一覧
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火事の貰い火でぜんやが、全焼し、途方に暮れていたお妙も再び居酒屋を再開することが決定し、精神的にも落ち着いた。
木の匂いも爽やかなぜんやの店内。
常連客が高額な酒や味噌、他のものを開店祝いと持ってきたが、只次郎は返せぬ恩を受けるよりは、常連客は投資者として、ぜんやの商売に資金を出し、その儲けの中から利益を得るという方法を提案。
川開きの花火見物に船をしつらえいつものメンバーで。
ところがぜんやの隣の空いている店を春告屋として、鶯の飼育や商売のアドバイスをする商売を始めたばかりの只次郎がおくれている。
勘違いから一線を踏み越える二人。
よっ!ご両人! -
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花暦 居酒屋ぜんや 新シリーズ
只次郎は、長い間、恋焦がれていたお妙と、ようやく結ばれて5年。
お妙が切り盛りする居酒屋「ぜんや」の隣に「春告堂」を出し、鶯の世話や鳴き声指南、そして、商売指南などを商っている。
只次郎・お妙夫婦に引き取られた、お花は、2人の養女となって、3年。
お花は、実の母親から、愛されなかった過去があり、甘える方法を知らなかった。
何かと、気を使うばかりで「どうか嫌わないで…」と萎縮してしまう。
そんな花に、只次郎・お妙、そして、18歳になった熊吉らが、温かく包み込む。
新シリーズは、薬問屋「俵屋」の手代へと出世した熊吉と、お花の若い二人の成長を描く模様。
お -
Posted by ブクログ
1977年生まれの才能豊かな女流作家。
題材は時代小説シリーズには珍しくもない『居酒屋モノ』
一年前に孤児に自分を養ってくれた歳の離れた夫を水死でなくし、夫の姉、気風がいいおばあさんお勝とともに、夫の残した「ぜんや」という居酒屋を営む。
江戸時代大ブームになった鶯の飼育。
その美しい鳴き声が信条の野鳥なので、専門的に、鳴き声をしつける商売もできた。
貧しい小普請組の旗本の次男坊の林只次郎。
腕っ節はからっきしだが、小鳥の飼育が大好きで向いてもいる。武士とも見えない人懐っこさも向いている。
只次郎が頼まれた鶯を逃したと悲観して落ち込んでいたのを、鶯の糞買いの又三が気分転換に連れて行った -
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ネタバレ美味しいものや料理が好きなのでよかった。
和洋折衷、スイーツも登場するが、自分が1番心惹かれたのは和食!
心を込めた美味しい料理が作りたくなる♪
「夏も近づく」と「どっしりふわふわ」がすごーく良かった!
・エルゴと不倫鮨 ★★★★
なんか、爽快!
子連れのボロボロのお母さんが登場した時には、なんか嫌な感じやなーと思ったけど、食に対する知識が豊富でだんだん魅力的に!!
女性客たちが、仲良くなって不倫相手を放って歩いて帰る所が良き!!
ついこの間、高いお鮨屋さん行ったばっかやし、美味しいもん食べるのいーよなーって思いながら読んでた。
・夏も近づく ★★★★★
むっちゃ良かった〜〜
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