坂井希久子のレビュー一覧
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ネタバレおひとりさまめっちゃいいじゃないか!
そう思わされる作品でした。いろんな理由で
おひとりさまになるかもしれないが、
この作品に出てくる話を読んだら
おひとり様を謳歌しなければもったいない
そんな風に思わせてもらえました。
前作からの続きのお話が数話あり、
あの後どうなったのかなぁ~えっ!
そういう展開になるの?って話だったり
いい話だったけどいやいや上手く
いきすぎでしょ~なんて話も・・・
何だかんだとおひとりさまでも
そうでなくても人生を楽しく送るヒントが
書いてあるのかもしれない・・・
大崎梢さんの「アンジェがくれたもの」や
出来すぎだけど松村比呂美さんの
「セッション」が個人的にはよか -
Posted by ブクログ
専業主夫と社労士事務所を切り盛りするキャリアウーマン、2人の小さな子供達の物語。
専業主夫は専業主婦よりマイノリティである。
男なのに、働いていない、と言われる。
また、子供をダンナに任せっきりにして、仕事に精を出すキャリアウーマンも、女のくせに、と言われる。
それでも、ひと昔前に比べたら、だいぶ固定観念は薄らいでいるんじゃないかと思う。
男、女、関係なく、仕事に向いている人とそうでない人がいる。
上手い具合に、仕事好きと仕事嫌いが、結びつけば、家族のバランスはいいのじゃなかろうか。
まあ、お互いに仕事嫌いなら、田舎で自給自足に近いことをやっても良いし、お互いが仕事好きなら信頼できる親族に頼 -
Posted by ブクログ
ネタバレ医学部を目指して一浪したが、全敗。唯一合格した獣医学部に進学することになった玉置翔。「猫の世話するだけの簡単なお仕事」という求人を見て、「喫茶 虹猫」で働くことに。猫カフェの仕事かと思いきや、認知症の高齢女性の家へ向かうよう指示されて…。
猫の多頭飼育崩壊を起こしている偏屈なお婆さん、引き取った猫を返そうとする飼い主、地域猫活動家、獣医学部の女子大生、子猫を捨てようとする小学生の女の子、虹猫の常連の美青年。さまざまな人間たち、個性豊かな保護猫たちと関わっていくうちに翔の心境も変化していく。初めは正直親に学費出してもらってるのにそれってどうなのという言いたくなる様子の翔が成長していく様子がいい。 -
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なかなか、なかなか。
読んでいて少々切ないものがありました。
「切なくコミカルな中年小説!」
と帯にはありますが、コミカルには感じられませんでした。
5つの物語が収められていて、ちょっとづつ登場人物が重なります。
また、1話から5話まで全て「雨」という字が表題に使われています。
セクハラ疑惑をかけたれた男性
女性の後輩に出世競争で負けた男性
浮気が原因で離婚し、風俗通いを続ける男性
四十代で派遣社員。ストレス解消にネット上で女子高生を装う男性
定年退職後、居場所が無くもがいている男性
時代の流れと共に、これほどの偏った考え方の人は減っていると思いたいのですが、現代ではコロナで在宅ワークが -
Posted by ブクログ
「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第六弾。
美人女将・お妙が切り盛りする居酒屋〈ぜんや〉を舞台に、お妙と只次郎の養女・お花と薬種問屋〈俵屋〉に奉公する熊吉を中心に描かれる人情噺、連作五話が収録されています。
大奥勤めを辞めて〈ぜんや〉に身を寄せていた、只次郎の姪・お栄。
町人になって習い事の師匠になりたいと願っていましたが、結局は林家に戻ることを決断します。
ようやくお花とも打ち解けて、仲良くなれた矢先だっただけに寂しいですが、きっとお栄なら“自分の道”を歩んでいけると思います。
いつか〈ぜんや〉でお花たちと再び“女子会”ができると良いですね。
最近お花が徐々にオープンハート
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