坂井希久子のレビュー一覧

  • 女ともだち

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    ネタバレ

    女性作家8人の「女ともだち」をテーマにしたアンソロジー。こういうアンソロジーて、「ん?」て思うものが入っていたりもしますが、今回はどれも面白かった。初め3篇は女性のドロドロした部分をクローズアップ。友達ストーカー手怖い!でもこんな心理なんだろうなぁ。大崎梢は未熟な子供同士の嫉妬、大人になるともっと世界は広い、と思えるけどこれくらいの年の時はこんなかんじだよなぁ。後半になるにつれて女友達ていいなと思える、明るい気持ちで本を閉じられました。

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    2019年07月11日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    卑屈になることをお勝が許してくれなかった。
    「不幸せと思って生きるなんざ、ちゃんちゃらおかしいねぇ。おとっつぁんもおっ母さんもあんたの幸せを望んでる。だけどあんたを幸せをにできるのは、あんただけだよ。わかるだろ?」
    さうやって導いてくれる大人が、彼の周りにはいないのだ。
    「不幸せな人ってさ、失くしちまったものの数ばっかり数えてんだ。ずうっと悔やんでる。なんかそれ、馬鹿らしいよね。」

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    2019年07月09日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    美味しい料理が出て来る作品好きホイホイなタイトルに惹かれて読んでみた。
    鶯が美声で鳴くよう飼育する生業で生計を立てている、武家の次男坊林只次郎が主人公。腕っ節が強いわけでもなく、たまたま知った「居酒屋ぜんや」で女主人お妙の料理を美味しそうに食べるのがメインといってもいい物語。
    とはいってもただ食べているだけではなく、「居酒屋ぜんや」に集まる人たちの人情の物語。
    チャンバラシーンなどはないが、様々な悩みや過去を抱えた人が、お妙の笑顔と絶品料理に癒される様に胸が熱くなり、そして腹の虫が鳴る。

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    2019年07月06日
  • 17歳のうた

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    主人公たちと同世代の若い人にも面白いと思いますが、自分を見失いかけている大人の人たちに、一歩を踏み出す勇気をくれる一冊でもあると思います。
    自分が何になれるかわからないし、何になりたいかもよくわからない。何かになったからといって、それがいいことなのかどうかもわからない。そもそも自分が何なのかがわからなくて、気分が重くなる。でも、何かにはなろうと、もがいている。17歳のときの、そんなモヤモヤした思いや感覚が蘇ってくる短編集でした。

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    2019年05月16日
  • 17歳のうた

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    17歳って、中途半端な年頃だ。
    なんでもできるような気がして、何もできなかったり、思う以上に自意識過剰だったり。

    本当に困った年頃。

    でも、そんな年代をがむしゃらに生きてるのも、事実。

    自分の17歳のときを思い出して、小さく、がんばれよ、と呟いて読み終わった。

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    2019年05月14日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    相変わらずのまったりした話で、それに絡めて
    旨そうな料理が出てくるいつもの展開だったが....。
    突如、不穏な人物が浮かび上がり、
    一悶着ありそうなかんじになってきた。

    ううーん次巻が待ち遠しい。

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    2019年04月10日
  • あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや

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    シリーズもいよいよ6巻目。
    今回もお妙の美味しそうな料理とそれをとても美味しそうに食べる只次郎たち。
    お妙の夫が死んだ真相がいよいよ明らかになる?
    草間重蔵は何者なのか?
    あったか料理と人情とミステリが相まって絶妙なテンポで物語は進んでいく。
    今回も、お妙の「んもう」と只次郎の「うまぁい!」が聞けますよ(笑)

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    2019年03月15日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    善助の死の真相に徐々に近づいている。

    相変わらず只次郎の「うまぁい」には違和感しか感じないけれど(苦笑)

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    2019年01月02日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    期待通り、面白くなってきた!日常に加え、シリーズを通してのなぞが少しずつ解かれていく…。続きが気になる!

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    2018年12月22日
  • 女ともだち

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    *村山由佳、坂井希久子、千早茜、大崎梢、額賀澪、阿川佐和子、嶋津輝、森絵都―当代きっての人気女性作家8人が「女ともだち」をテーマに豪華競作!「彼女」は敵か味方か…微妙であやうい女性同士の関係を、小説の名手たちが描きだす逸品ぞろいの短編小説集。コワくてせつなくて愛しい物語の世界をぜひご堪能ください*

    前半は女同士の執着や束縛が続くありがちな展開でしたが、後半は力量のある作家さんの本領発揮で、一味違う物語を堪能しました。
    特に気に入ったのは、森絵都さんの「獣の夜」。最初はハラハラしたものの、パプリカで大笑い出来る、いつでもあの頃に戻っていける、これこそが女の友情の真骨頂ですね。でも、これはひと歳

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    2018年09月18日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    恋敵が現れ、急に鍛錬を始めた只次郎。その恋敵の重蔵の正体も謎のまま次作へ。

    それにしても、姪っ子のお栄はかわいいだけじゃなく、賢いなぁ。今回はお栄に救われた林家の面々。今後が楽しみだ。そのお栄の言葉が心に残った。
    「不幸な人ってさ、失くしちゃったものの数ばっかり数えてんだ。手元に五文入ってきても、落とした二文の事をずっと悔やんでる。」

    それと、ルリオとメノウの雛もどうなるのか、こちらも楽しみ。




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    2018年08月04日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    あまり時代小説っぽさがないのが
    読みやすい点なのか
    細かいこと気にしたらダメな話

    大捕物も恋もたいしてないけど
    楽しく読める

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    2018年08月01日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    気軽に読めて美味しいお料理もたくさん。
    登場人物の関係も少し変化してきて
    ますます楽しみになる。

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    2018年08月01日
  • 虹猫喫茶店

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    本当は、人間が自分たちは地球で一番偉いと思って、管理人気取りで他の生き物たちの居場所をどうこうしようとしていることが一番問題なんだろうけど…
    そんな大風呂敷を広げたところで全く現実的ではない。
    人は、身近で手の届くことから関わっていくことしかできないのだ。

    医学部志望のはずが、一浪してやっと一つだけ受かった獣医大に入った玉置翔(たまきかける)は、動物に対する周りとの温度差について行けない。
    空いた時間で「猫の世話をするだけの簡単なお仕事」というバイトに応募するが…

    個人的な感想だけれど、犬好きの人たちに比べて、猫好きは引きこもりでコミュ障的な人が多いように感じる。
    そんな人たちが人とのかか

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    2018年07月23日
  • 虹猫喫茶店

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    思ってたんと違う!
    たくさんの問いかけがあって、それに正解や成長を無理やりに結びつけることなく、それでも確かにある変化を清々しく描いている、良い小説だと思います。高校生くらいの時に読みたかった。
    猫は割とでてきます。

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    2018年06月03日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    高田郁さんにしても坂井希久子さんにしても、幸福そうなシーンには裏切られることばかりなので、読み終わるまで落ち着かない。

    新年から初夏まで。
    飽和の時代に生きるわたしたちに、最高の調味料は「旬」であると教えてくれる。

    前巻から時間があいてしまったので、また最初から読み直したい。

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    2018年05月19日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    「居酒屋ぜんや」シリーズ、第4弾。
    お妙の身辺に暗い影を落としていた駄染め屋の事件が一段落して、ぜんやにも明るさと落ち着きが戻ってきた。
    これでまた、読者としても安心して、お妙の料理の数々を想像の世界で味わうことができる。
    今回も、豆腐尽くし鰹尽くしに、唾液腺が痛い!

    しかし、只次郎にとっては、一難去ってまた一難?
    恋敵の登場にやきもきし、林家のドル箱であるルリオの後継をめぐっての、周りからの重圧も悩ましい。
    がんばれ、非力な武家の次男坊!!(笑)

    そんな中、“かるめいら”という和スイーツがタイトルということで、子供がらみの話だろうとは思ったが、なんとも微笑ましいエピソードだった。
    只次郎

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    2018年05月07日
  • 恋するあずさ号

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    ネタバレ

    単行本を文庫化する時全く違うタイトルに変えられるのが好きではない。この本も単行本の時は「迷子の大人」って全然ちゃうやないか!…と本を探す時は思ったのだが。

    改題は正解だったと思う。確かに「迷子の大人」が主人公なんだけど、物語の雰囲気は実に「恋するあずさ号」なのである、しかもこのあずさ号特急なのかどうか分からんくらい、いらんとこに停車し、寄り道し、時には事故に会い…文庫化にあたって書き加えられた最終章によると、どうやら終着駅にはたどりついたようだが、途中迷走しまくる(ということは単行本当時のタイトルでもエエのか?)

    解説にもあったが、主人公梓の行動は戴けない部分も多く、実在したらこういうヤツ

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    2018年04月07日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    ちょっとハマってきた。
    今回も料理は美味しそうだし、お妙さんの謎解きも、さりげなくて嫌味がない。只次郎が奥手なのが心配だけど…
    佐々木様の不穏な動きも気になる。あと鶯をモノの様に扱い、泣かなくなったら終わり!みたいな所が本当に腹立たしい。只次郎もいたたまれない気持ちだろう。早く何を企んでいるのか、解決して欲しいものだ。


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    2018年03月29日
  • 萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや

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    薬種問屋俵屋に奉公する熊吉と只次郎・お妙夫婦に引き取られたお花が、お互いに成長しくと共になんだか切ない関係になっていくのが少しやきもきする。

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    2026年01月17日