【感想・ネタバレ】若旦那のひざまくらのレビュー

あらすじ

百貨店でバイヤーとして働く長谷川芹は、仕事で出会った11歳年下の板倉充と恋仲になる。しかし、結婚を目前にした二人には大きな問題が。充の両親は京都西陣の由緒ある織屋で、芹との結婚に大反対しているのだ。芹は充とともに京都へ移り住み、慣れない生活に戸惑いながらも、結婚を認めてもらえるよう奮闘するが……。逆境にめげず未来を切り拓く、潑剌として爽快な嫁入り物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あー、楽しかった。

東京でやり手のバイヤーとして働いていた芹。
彼女が働いていた百貨店に西陣からやってきた若旦那の充。

彼よりも11歳年上、しかも京都独特の繋がりになじめない芹は充の両親の猛反対を受けて結婚を見計らうことに。

そんな縁から職人が減り、高価な買い物である着物がすたれていくかもという危機感から芹が原宿に店を出すことを提案。

そこから始まる京女とキャリアウーマンの戦い。
そして芹と充の結婚は。

いやー、お着物がすきな坂井先生らしいお話で癒されました。

面白かった!

そして、私も着物着たいなぁと思うのですが、会社の新年会で着物にエビチリのシミを付けた私。いまだに飲食が怖くて、着物が着られないんですよね。

我が家は祖母が髪結いをしていたので祖母から私の代までの着物がたくさんあるんですけどねぇ。

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2021年11月14日

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一人一人のキャラがしっかりと立っていて、とても面白く読めた。主人公と彼氏の母、彼氏の幼馴染みの女子とのバトルから、仲良くなっていく様子が、面白くてうまく描かれていた。京都のしきたり、西陣織なども勉強にもなった。

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

百貨店のバイヤーとして働く主人公が、百貨店の呉服売り場の催事で京都から来ていた、老舗織屋の若旦那(一人息子)と恋仲になるところから物語が始まります。結婚を認めてもらうため二人で京都での生活を始めますが、老舗呉服店の嫁に相応しい素養が無いと決めつける若旦那の両親や幼馴染の舞妓の嫌がらせや、直ぐに広まる主人公の噂話で奇異な目で見られながらも若旦那の包容力と主人公のバイタリティで将来を切り拓いていきます。私の感想として、面と向かって婉曲な物言いをする京都弁での台詞は、相手に気づきを与えるという側面はあると思いますが、この物語では主人公が関東の出身なので厭味の意味合いが色濃く出ている感じがしました。また西陣織の職人たちの実情、呉服店の経営と体質等が読み進めて少しわかった気がしました。

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2024年10月05日

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最新シリーズ「江戸彩り見立て帖」のきっかけになった作品ではないかと思わせる。主人公たちの性格づけは変えてはいるものの、江戸(東京)の庶民と京都の名家出身というカップルや呉服商売という設定などからしてほぼ間違いないだろう。その観点からすると記念すべき一冊ではあるが、イケズの京都の旧家に嫁入りするだけでも難儀なのに、並外れた商才を発揮して原宿出店、後継者育成、地域イベント開催に加えて海外進出を同時にこなすというストーリー展開にはさすがに無理がある。彩り見立て帖シリーズの方ではじっくりと広げていくことであろう。

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2023年03月27日

Posted by ブクログ

年齢が近いのもあって、芹さんに共感しやすく話も読みやすい。
お義母さん可愛らしいお人だったんだなぁ。
しかし、丹地陽子さんの画装作品最近よく読んでる気がする…

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2022年11月30日

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ネタバレ

彼女が歳上の年の差カップルの結婚に至るまでの物語、京都の老舗の一人息子という敷居が高い彼との結婚は彼への気持ちがほよど強くなければ決断出来ないだろうな。新店舗の開店、妊娠のタイミングはうまくいきすぎ感はあるけれど京都の街並みも目に浮かび楽しめた。

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2024年08月25日

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長谷川芹は百貨店に勤めるアラフォー。
彼女が惚れたのは、一回りも下の、京都老舗の御曹司だった!
結婚を目指すも、両親に拒まれ、若く美しきライバルに翻弄される。
それでも彼と一緒になるため、イケズなあいつらになんて負けないと誓うが――
人情小説の名手がおくる、西陣を舞台に織りなされる愛と着物の感動物語!

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2023年02月13日

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