坂井希久子のレビュー一覧

  • ただいまが、聞きたくて

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    「居酒屋ぜんや」シリーズで馴染んでいた著者の現代小説。
    「泣いたらあかんで通天閣」以来二作目、出だしからちょっと驚く展開。
    どうなるのかと思いつつ、最後まで...
    第六話、徳雄の章ですべてが氷解していく。
    ちょっと感動モノでした。

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    2023年05月22日
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪

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    市松師匠幕末ろまん シリーズ1
    時は幕末 桜田騒動の翌年。
    駕籠屋「瓢屋」の三女、おりん13歳。
    習い始めたばかりの三味線で、身を立てると、密かに夢見ていた。

    師事する市松師匠は、腕は良く、その上、人形のように白く整った顔立ちの、絶世の美女で、おりんの憧れの人である。

    ある日、忘れ物を取りに稽古場に戻ったおりんは、想像もしなかった、市松師匠の秘密を目撃する。

    おりんの姉が、子供ができないという理由で、離縁され、家に出戻ってきた。
    影になり、手助けする市松師匠。
    何となく、岡本さとる氏の居酒屋お夏に似ているが、結構好き。

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    2023年05月22日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    色の名前たくさんあるね。世界により細かく名前がつくの面白そうだな。

    途中から彩にちょっと苛々する。話の型を作りたいのは分かるんだけど。嫌!断る!結局話聞く。はっ!ひらめいた!!が続くとちょっと…

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    2023年05月22日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    もう途中から、続きが気になってドキドキですよ。
    お花ちゃん、待って!!と思わず声をだしそうになりました。
    お花ちゃんを早く幸せにしてあげてください!

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    2023年05月19日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

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    今巻も良かった〜!2023/04/16

    主人公がセンスを活かして働きだすのですが、前巻より明るめの雰囲気が多かった。
    確かにお彩ちゃんがへこむことは増えたけど、原因が自分の力不足で、しかもそれに向けて努力しよう!と思ってくれてるので、こちらも応援したい気持ち。

    個人的に、めちゃくちゃハマっているけど、キャラとかキャラの関係性が好きな人向けかなぁ。
    ストーリー最重視の人には物足りないところもあるかも。




    お彩ちゃんの啖呵!しびれました。
    完璧ド癖のやつ。気の強い女ハオ〜。
    こういう関係性好きすぎて、気が狂う。

    次巻も買います。

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    2023年04月16日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    積読してたやつ読み終わった。2023/04/13

    個人的にはよかったし、続き読みたいななった!
    ただ、表紙から想像するよりは、結構主人公のバックボーンは重めなので、気分転換に小説読むぞ〜のテンションだと、ちょっと、おも…ってなるかも。

    特に悩みの原因が、現実の人生で悩んでる人もいるネタなので…
    主人公はさばけた性格で好感もてるし、バックボーンの話も最後には少し良くなっていきそうな雰囲気で終わってるのが救い。

    江戸もの、女性主人公〜なんかの要素的に、「あきない世傳 金と銀」シリーズと読者層がかぶるとこもあるんじゃないかな〜と思ってるんだけど、そちらよりはライトな読後感で楽しめた。

    恋愛要

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    2023年04月16日
  • 妻の終活

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    妻の就活とは夫が最低限の家事ができるようになり孤独にならないように娘達との和解、仲間作り等々、夫の為のものであった
    先に逝く者としては自分の事よりも残していく夫の事が心配だという事だった
    実母の様子と重なった

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    2023年04月15日
  • セクシャル・ルールズ

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    ネタバレ

     この時代。主婦であるのか、主夫であるのか? それぞれのスタイルがあってもいいと思います。

     でも現実は主夫で妻が仕事となると色物に見てしまう人の方が多いでしょうね。

     ですが、読んでいて、この夫婦って絶対的に会話が足りない! と思ったことも事実です。

     アルバイトの女の子がカギ明けたまま、外へ出て行ってしまうのは論外だけどね。
     信じられない、社労士事務所なんて個人情報の塊を抱えているようなものなのに、しかもブログにグチを書くなら勉強しろと思った私なのでした。

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    2023年04月06日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    あらあらあらあら…

    前作で匂わされた謎は何一つ明かされず、
    またしてもキナ臭い雰囲気になってまいりました。

    今回はルリオが全然出てこなかったねぇ
    子供たちどうなるか楽しみだな

    里芋団子と鮎そうめんが美味しそうだったなぁ
    ダイエット中なのにお腹空いちゃう

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    2023年04月03日
  • 若旦那のひざまくら

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    最新シリーズ「江戸彩り見立て帖」のきっかけになった作品ではないかと思わせる。主人公たちの性格づけは変えてはいるものの、江戸(東京)の庶民と京都の名家出身というカップルや呉服商売という設定などからしてほぼ間違いないだろう。その観点からすると記念すべき一冊ではあるが、イケズの京都の旧家に嫁入りするだけでも難儀なのに、並外れた商才を発揮して原宿出店、後継者育成、地域イベント開催に加えて海外進出を同時にこなすというストーリー展開にはさすがに無理がある。彩り見立て帖シリーズの方ではじっくりと広げていくことであろう。

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    2023年03月27日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    前作と間が空いたから、いまいち思い出すのに時間かかった。

    相変わらずごはん美味しそうだなぁ。
    桜鯛の胡麻漬け、蛸の柔らか煮、穴子の天ぷら。
    読んでるだけでお腹空く。

    大きく物語が動かなくても面白い。
    すごい。

    それにしても全く男として意識してもらえてないのか…かわいそうに。そんなはっきり書かれると思わなかった。だとしたらちょっとズルいひとだ。不思議と嫌いにならないけど。


    若干の不穏さを残して次の巻へ。

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    2023年03月18日
  • 雨の日は、一回休み

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    次に日本に産まれるなら、女ではなく男に産まれたいと思っていたが、この本を読んだら、男の人のつらさが分かった。うん、男もつらいね。

    おっさんと雨の日の短編集、なかなか面白い!
    女性目線の話は多いけど、男性のみの短編集は珍しいのでは?
    男のつらさが分かったと書いたけど、話は愉快で救いがあった。

    男女が分断せずに雨の日も晴れの日も過ごせたらいいな。最近分断思考になっている私にはよい薬になった。

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    2023年03月14日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

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    ネタバレ

    2023/2/6
    少々主人公のツンが過ぎるけどストーリーが面白い。
    江戸時代のカラーコーディネーターっていう目の付け所。
    お兄さんとかお姉さんはめんどくさい。
    日本の色の名前やっぱり美しいので、あの色の本欲しいなと改めて思う。

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    2023年02月25日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    美味しそうで、面白くて、登場人物もそれぞれ好きになれて、よいシリーズものに手を出せた予感。

    サクサク読めてしまうので、続きはまとめて借りたいな。



    にしたって、あとがき、めちゃくちゃ偉そうで読後感台無し。お叱りは個人でやってくれ。

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    2023年02月19日
  • 雨の日は、一回休み

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    「スコール」「時雨雲」「涙雨」「天気雨」「翠雨」
    5話収録の連作短編集。

    ったく、おじさんって人種はどうしようもないなと呆れたり怒れたり溜め息がエンドレス。

    昔と比べセクハラ・パワハラに厳しいご時世だとは思うけど、その発言、その行動、ああ、自覚がなさ過ぎる。

    家族の為に来る日も来る日も必死に働いて、辛い思いをし、嫌な経験を山と積んで来たとは思うけど、だからって何でも許されると思ったら大間違い。

    おじさん、あるあるが一杯。

    情けなくてコミカルでマジどうしようもないなと思うけど、ちょっぴり悲哀を感じるリアルおじさん図鑑。

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    2023年02月17日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    「オール読物」で連載されているので読んでいるが、再度読みたかったので購入。
    胡散臭い京男の右近と、色彩に閃きの才を持つ彩とのやり取りが面白い。色彩に関しての蘊蓄も満載。色覚異常の気付きも、小さい頃から摺師の家で育った賜物だろう。
    現在も連載が続いているが、右近と彩との関係が気になる。

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    2023年02月06日
  • 注文の多い料理小説集

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    どれも面白かった。
    井上荒野さんの作品は本人の短編集「小説家の一日」に入っているので既読でした。
    柚木さんと伊吹さんは短編を読むのは初めてだったのだけれど、印象が違ってそれも面白かったです。

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    2023年01月31日
  • 雨の日は、一回休み

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    何気なく買った本でしたが、なかなか面白かった。
    主人公たちの年代に近いこともあってか、自分にも重なる部分があり、感情移入できたのかな。

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    2023年01月24日
  • 妻の終活

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    自分の父親のような主人公だからこそ感情移入。後半にかけて末期がんの妻を愛おしく思う様子に涙が出てくる。ラストは衝撃な過去がわかり、そこがまた伏線回収で複雑な感情と涙。

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    2023年01月06日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    お花を捨てた実母が接近、裏で何かの思惑が交錯していそうな今巻
    熊吉の苦い過去の別れも絡んでいそうで、推理しつつ続刊待ち
    そしてやっぱり只次郎の出番があると雰囲気がサッと変わるのが好きです

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    2022年12月25日