坂井希久子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレいい!
やっぱりこのシリーズはいいです
お仕事小説の色合いが強いかな?
蔦吉と麻吉の姉妹もとても魅力的
芸者さんは昔のアイドルみたいな立ち位置なのかなー
一応遊女とは違って、芸を売るのが芸者ってことですもんね
ただ、この件にしても右近の先読みの鋭さや余裕がちょっと行きすぎてるような
もう少し慌てたりしてもいいのかなと思うけど、妾腹という自分の出自のコンプレックスから、投げやりになっているのか?
それにしては仕事へ真摯に向き合ってるしなあ、といろいろ背景が謎
そのへんもおいおい語られていくんだろうか
刈安がまた出てきていて、でもまた鋭い視点で物を言っていて、立ち位置が分からなくなってきた -
Posted by ブクログ
大嵐の後、只次郎の友達だった又三の死体が見つかります。死体は女と一緒に引き上げられたので心中とみなされ、当時の規則で弔いもままなりません。しかし、その死体には不審な点があり、一気にきな臭い展開に。只次郎は情報収集のため賭場に通い始めます。
すべて「お妙を守るため」内密に行われていましたが、そんなことは一切望んでいないお妙はおかんむり。事件の真相すらも嘘でごまかす只次郎には読んでいて「やっちまったな」と呆れてしまいました。
とはいえお妙のために色々動いてくれた只次郎に、意地を張ってお礼が言えないお妙。ますます「響子さん(めぞん一刻)」っぽくなってますね。そんな二人に気を利かせるお勝姐さんはさすが -
Posted by ブクログ
神田にある居酒屋「ぜんや」を中心とした江戸の舞台で、ドタバタと人情が交錯するグルメものです。オーディブルで聞き流しているのですが、深いことは考えずに当時の江戸の様子を思い描いて楽しんでいます。
夫が亡くなって2年も経たないお妙に、余計なお世話を焼く大家の奥さん。それを知っている元夫の姉のお勝は、「あんたが幸せなのが一番だから」と声をかけます。普段はぶっきらぼうなお勝姉さんの優しく人情が滲む言葉には、不覚にもほろっときてしまいました。
豊満ボディで加えて嫉妬しいのおえんさんが好きな登場人物です。ぜんやで只次郎たちとワイワイ料理をつつきあっているシーンが楽しみです。 -
Posted by ブクログ
フォロワーさんの本棚から美味しそうな匂いにつられ手に取った作品。
タイトルからガッツリした料理と美味しいご飯のグルメ小説かと思いきや人間の毒や業のスパイスがピリッと効いた人間味溢れる話だった。
特に面白かったのは柚木麻子の『エルゴと不倫鮨』、高級料理で女性をつまみ食いしようとした男達が、ある女性の注文によって食いっぱぐれてしまうのがなんとも滑稽でスッキリした後味が爽快!
伊吹有喜の『夏も近づく』も良かった。
拓実の優しさと美味しいご飯のセットが、葉月の心に刺さった棘の傷を癒してくれる。
まさに「心の栄養」を与えてくれる一編。
『味の分からない男』が不穏な話で後味が悪かったぶん、『どっしり -
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんや シリーズ2-2
熊吉の巻。
俵屋(売薬商)に奉公している熊吉。同じ奉公人で幼い頃から寝食を共にし互いに励まし合い精進してきた親友(だと思っていた)長吉との仲違い。熊吉の気持ちは一方通行だったのかと思いながらも、出奔した友探しが一段落する『茸汁』はお花や只次郎の思いやりに涙腺が緩んだ。人の温かさが美味しい料理と共に身に染みた。
酒問屋升川屋の一人息子、千寿の家出「身二つ」もなかなか面白かったー。
なにも言わないくせに、不機嫌の理由を察してほしいと思ってしまう。(お花)
「仕事ですよ。息抜きと言う、仕事のね」(只次郎)
「お腹がいっぱいになるとね、草花が綺麗に見えるよ」(お花)
-
Posted by ブクログ
十九歳のお富美は姑から「あの嫁は飯を食べすぎる」という理由で婚家から離縁され実家の大店である結納品問屋 嘉吉屋に戻される。
おまけに読売に米俵を丸呑みする太った女の絵とともに離縁を面白おかしく書き立てられてしまうのだった。
しかし本人は たいしてこたえていない。むしろ実家に戻れば気兼ねなく食べられる。読売に書かれたことも本当のことだから別に怒ってもいない。
しかしそんなお富美の怒りを買ったのは 店から受け取った金で順位を決めた不正な鰻番付だった。
「本当に美味しい店だけを他人様に薦めたい」
お富美は 忖度なしの鰻番付作りを決心する──。
今まで こんなしょうもない理由で離縁されたヒロイン -
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんや シリーズ1-3
ほんわかした日常の1巻2巻と少し毛色が変わる。しばらく姿を見せなかった又三の心中事件から始まり、以前お妙宅に押し入った藍色に染まった手の男を探し出す為、名ばかりだが一応侍である只次郎が賭場に名を伏せて潜り込む。只次郎の行動はお妙を無駄に怖がらせまいと内密だが、鋭いお妙は隠し事をしていると勘繰り2人は妙な空気に。。また、裏店長屋に越してきた人相見の老婆お銀。霊がみえるらしい老婆をおえんは詐欺だと言うけれど案外本物じゃないのかと思わせる。そうするとお妙の亡き良人善助の死の真相は、、と気になるところ。お妙の周囲を見張っている人物の謎に繋がるのか。
最後の2人きりの寄せ -
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんや シリーズ1-2
「うっ、まぁい!」と食いまくる貧乏旗本の次男坊只次郎。
決して豪勢ではないけれど相手の心に響く美しく丁寧な料理を提供する居酒屋ぜんやお妙。
口はめっぽう悪いけれど真っ当な優しさを兼ね持つ頼れるお勝ねえさん。
奉行所勤めで後妻と妾を抱えているが一途なところもある義姉の父柳井。
「お、じ、う、えーっ」と天真爛漫な只次郎の6歳の姪っ子利発なお栄。
キャラのある面々が増えていって読んでいて楽しいし嬉しい。そして美味しい(^ ^)
(最後の解説、ルリオの本音は目を通すべき!)
あさりの入った若竹煮、玉子焼き、うどの白和え、三つ葉と油揚げの酢味噌和え、椎茸のすり身詰め、木 -
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんや シリーズ1-1
シリーズ2の『すみれ飴』から読んでしまった為、同時進行で読み進める。(これはこれで、最近知り合った人たちの裏エピソードを覗き見しているみたいで面白いかも。)
貧乏武家の次男坊の只次郎が、居酒屋ぜんやの後家お妙の旨い飯を食いまくる。なんといってもお妙の料理に只次郎が幸せのため息を出しているシーンが最高、堪らない。旨い飯を食うってホントに素晴らしい。読んでいてこちらの頬が緩んでいるのに気が付く。笑。
裏店長屋のおえんさんやお勝ねえさん、菱屋のご隠居、升川屋に嫁いだばかりのお志乃ちゃん、熊吉、鶯のルリオ。こんな出会いがあり時を重ねてきたのね、と人物(鳥)像が厚くなる。ラ -
Posted by ブクログ
花暦居酒屋ぜんやの第九弾。
享和二年(1802)の五月から九月の頃。
産後の床をなかなか上げられないお妙に代わって、お花がぜんやの料理を一手に引き受けている。
もう立派な若女将のよう。
それに引き換え、と言っては何だが、熊吉は何度同じことを繰り返せば気が済むのかと・・・
食事も取らずにただがむしゃらに進むだけ、そして体を壊す、というのは長吉を探し回っていた頃と少しも変わらない。
今回は、やたら鼻の効く謎のお侍がぜんやを訪れる。
この人物はもう少し引っ張っぱっても良かったような気がした。
何度も『ぜんや』を訪れてお花と料理談義を重ね、そのうちに信頼を置くようになって、みたいな。
まあ、仲良くな
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。