坂井希久子のレビュー一覧
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「居酒屋ぜんや」のシリーズ、5作目。
美人女将のお妙が美味しい料理を作る人気の店に、今日も常連が集まり‥
小さな問題をお妙の知恵と季節の美味しいもので解決しながら、さらに大きな謎もじわじわと正体を見せ始めます。
お妙に憧れている林只次郎は、貧乏旗本の次男。
山王祭は町人の祭りなので、武士は街なか...続きを読むPosted by ブクログ -
妻がばりばりと働き、夫が専業主夫となる。
そんな形があったっていいじゃないかと思うけれど、やっぱり世間の目はそれを簡単には受け入れてくれないし、
何よりもその形を選んだはずの自分達の中にも根強い偏見は生きていた、という。
こういった形の本がどんどん増えていけば、いつか多様性を構えずに普通にあるものと...続きを読むPosted by ブクログ -
令和の定年世代の親父達の嘆き。
同じ世代の私でも腹が立って『そりゃ、あなたが悪い!』と言いたくなることもあるし、『そうそう、昔はそうだったよね。』と、共感できるところもある。
セクハラ、パワハラ…これくらいで?って思うことも多々ある。生きにくい世の中になったものだ。Posted by ブクログ -
花暦 居酒屋ぜんや シリーズ4
薬種問屋、俵屋で、熊吉と共に、丁稚奉公していた、長吉が「ぜんや」の常連の旦那衆を狙った犯人と判明した。
お花の母親と、大悪党の蓑虫の辰ら4人に拐かされたお花。
お妙、只次郎夫婦初め「ぜんや」の常連、俵屋も、お花の捜索に力を貸した。
そのおかげで、お花は無事に救出...続きを読むPosted by ブクログ -
おじさんは変われない?
いや変われないおじさんはつらいだな
時代と相手に合わせて生きる、自分だけの世の中じゃないんだから。と言われたような感じがした。
なかなか哀愁があって、おもしろかったPosted by ブクログ -
一家を養う妻、家事・育児を担う夫。
お互いの得意分野を理解し、納得して役割分担した進歩的な夫婦でも、壊れるときは壊れる。
男とか女とか、夫なら妻なら、父親なら母親ならという価値観はかなり根深い。
性別に関係なくと思っていても、長年刷り込まれた価値観は消えるわけではないし。
途中まで、なんて出来た...続きを読むPosted by ブクログ -
居酒屋ぜんやシリーズ
今回は中々辛い展開だった。
お花ちゃんが拐かされ、熊吉らが必死になって捜索に走る。
動機は熊吉、俵屋への恨み嫉み。
お花は見つけ出されるも立ち直るには時間がかかる。
心と体を癒す料理の数々に読む側も癒される。Posted by ブクログ -
市松師匠幕末ろまん シリーズ1
時は幕末 桜田騒動の翌年。
駕籠屋「瓢屋」の三女、おりん13歳。
習い始めたばかりの三味線で、身を立てると、密かに夢見ていた。
師事する市松師匠は、腕は良く、その上、人形のように白く整った顔立ちの、絶世の美女で、おりんの憧れの人である。
ある日、忘れ物を取りに稽古...続きを読むPosted by ブクログ -
杏子さん、本当にできた女性ですね。
昭和的考えの亭主関白男の旦那に見切りをつけずに最後まで支える。
私には同じようなことが出来るのかな?と思いました。自分もですが、親の老後などかなり考えさせられる本でした。
ただ嗚咽するほどの涙は全く出ませんでしたPosted by ブクログ -
「居酒屋ぜんや」シリーズで馴染んでいた著者の現代小説。
「泣いたらあかんで通天閣」以来二作目、出だしからちょっと驚く展開。
どうなるのかと思いつつ、最後まで...
第六話、徳雄の章ですべてが氷解していく。
ちょっと感動モノでした。Posted by ブクログ -
色の名前たくさんあるね。世界により細かく名前がつくの面白そうだな。
途中から彩にちょっと苛々する。話の型を作りたいのは分かるんだけど。嫌!断る!結局話聞く。はっ!ひらめいた!!が続くとちょっと…Posted by ブクログ -
もう途中から、続きが気になってドキドキですよ。
お花ちゃん、待って!!と思わず声をだしそうになりました。
お花ちゃんを早く幸せにしてあげてください!Posted by ブクログ