坂井希久子のレビュー一覧

  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや
    江戸時代の居酒屋さんに集まる人たちを描いたお話。
    タイトルだけ見て現代ものだとおもって手に取ったせいで、時代小説あんまり読まないから大丈夫かなと不安だったけど、最初から引き込まれて楽しく読めた。
    おいしそうなご飯と、ほっこりするお話と、只次郎さんのキャラがよかった

    シリーズのレシピ本とか出てないか...続きを読む
  • おひとりさま日和
    夫に先立たれた女性や、一人山奥に住む女性などの視点の短編集。

    いつか自分が体験するかもしれないおひとりさま日和を覗かせてもらっている感覚でした。

    リクベルのような番犬と一緒に暮らす未来もいいかもしれないとか、そっかあ免許ないと思っている以上に長期的に不便だなあだとか。
  • たそがれ大食堂
    一見バラバラで個性的なスタッフ達が「大食堂を守る」という共通の目標を持ち、成功を喜びあって結束を強めていく様に、胸が熱くなるのを感じた。本当に素敵なチーム!
  • 華ざかりの三重奏
    還暦後 人生の後半 こんな暮らしが理想だ。
    ゆるーりと 気のおけない友と
    過ごしたい。
    桜井という男は まさに嫌な奴たわ。
  • ほろよい読書
    お酒にまつわるとても心がほんのり酔えるお話。テーマに合わせて、超人気作家さんの小説が読める機会は、ありがたいし、知らなかった作家さんを知ることもできてワタシは好きですね。
  • ほろよい読書
    苦手なアンソロジーではあるが、今回は楽しく読めた。主人公と歳が近いと思うところがあるな・・
    かっこいいおばさんのお酒の秘密。お酒入りのお菓子もおいしそう。
    親戚の確執。一人娘の重圧。
    コロナ禍に大学のゼミ仲間が持ってきてくれた仕事とは?「キリングミー」にはちょっと笑った。
  • ほろよい読書
    先におかわりを読んでいたので、後追いでこちらを拝読。数年後コロナ禍中はこんなんだったんよ、と教科書にしたくなるようなストーリーもあり、あーそんな時代もあったなぁと今だから感じる部分もありました。
    飲み会帰りの人たちを見てるとそれぞれストーリーがあるんだらうなとこの時期だからか感じてしまいますね
  • ほろよい読書
    前から読みたかった短編集。
    私はお酒はほとんど飲まないけれど、お酒にスイーツにおつまみに…食欲を掻き立てられる描写が多く、久しぶりにお酒を飲みたくなったし、お腹も空いた。笑
    織守きょうやさんの「ショコラと秘密は彼女に香る」と坂井希久子さんの「初恋ソーダ」が特に好きだった。
    でも醸造学科も興味深かった...続きを読む
  • たそがれ大食堂
    時代の変化とともに廃れ、存続の危機に瀕していた老舗百貨店の最上階にある大食堂。

    オムライス、プリン、クリームソーダ、エビフライ、ナポリタン、ちゃんぽん、お子様ランチと「昭和レトロ」な可愛さと懐かしさをキーワードに少しの「映え」を意識してレシピにアレンジを加え集客していく。
    意見をぶつけ合いながら奮...続きを読む
  • ほろよい読書
    ほろ酔い気分で楽しめる作品でした!
    思わず、夜更かししてしまいそう…

    お酒の飲み方や関わり方で
    ほんと人間性って出てくるものだなって。
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色
    江戸彩り見立て帖シリーズ第3巻。

    江戸のカラーコーディネーターお彩が主人公のこのシリーズ、好きです。
    右近とのバディも良いかんじ。

    前巻からの続きとなる前半部分は、流行りを生み出す大変さが描かれていて興味深かった。
    嫌な男だと思っていた刈安が意外とデキる男?!の片鱗を覗かせるのも気になるところ。...続きを読む
  • 華ざかりの三重奏
    気になってたジルベールやっと知れた笑
    素敵すぎる関係。好きなものは一度離れてもすぐに当時の感情を思い出せる。大人になってからこそ趣味は大切
  • 華ざかりの三重奏
    60歳からの友人との同居!羨ましい!
    少女漫画ネタが多いのも楽しく読めました。

    定年退職後の理想的な老後だなーと思いました。
  • 華ざかりの三重奏
    還暦を迎えた3人の女性、それぞれ境遇は全く違うものの漫画という共通点で結ばれ第二の人生を明るく逞しく生きてゆく。面白くて一気読みしてしまいました。明るくて前向きな話、好きです。
  • セクシャル・ルールズ
    まさに私も
    妻の子どもに対する気持ちはちょっと、、、なところも確かにあったけど
    男が外で稼ぎ、女が家のことをする
    それがスタンダード文化なところ
    男がやるとイクメン
    女がやると当たり前
    周りから言われた一言の裏にある
    子どもたちをよくみてくれて、イイ旦那さんねー
    私もやってるんだけど?!
    やっぱりマ...続きを読む
  • おひとりさま日和
    おひとりさま。
    私もおひとりさま(というより子供部屋おばさんか)だから、ひとりでいることの不安や寂しさ、気楽さや清々しさはよう分かる。
    それぞれの作家さんの個性が出ていて面白い。
    なのにみんな、キャラメルを舐めているかのような、あんころ餅を食べているかのような懐かしさを感じた。

    文字が大きくて読み...続きを読む
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや
    只次郎の兄の娘・お栄と、養女のお花が同い年とは、今まで気が付かなかった。
    全く違う世界を見て育ってきた娘たちである。
    お栄は旗本の娘に生まれ、何不自由なく育った。
    女に学問は要らないと言われる境遇だが、書物を読むのが好きで、賢く好奇心が旺盛。
    早くからその才を認めていた只次郎は伝手を頼って、お栄を大...続きを読む
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや
    初めて読む作品。美味しそうな料理に惹かれて読み始めましたが、人生そのものの味付けは人それぞれ。少しサスペンス風にもなっていて、良い意味で予想を裏切られた作品かも…。シリーズ物なので読み進めて行くのが楽しみです
  • ほろよい読書
    「お酒」という1つのテーマをとっても、こんなにいろんな視点からの物語が生み出せるのかと感動しました。
    私はお酒をほぼ飲まないので、この本に出てくる方々に共感できるかと言われれば、そうではないけど、一人でも誰かと一緒でも、お酒を嗜んだり、お酒をつくったり、という楽しみはステキだと思いました。
    お酒好き...続きを読む
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪
    元陰間で女よりも美しい三味線の師匠・市松。
    この設定だけでも面白そうな予感!

    陰があって、自虐的なところもあったり、色々揺れたりする人間臭いところも魅力的。

    弟子のおりんも賢くて可愛いし
    捨吉との関係も気になる。
    黒沢も再登場するのかな?

    ダークヒーロー(ヒロイン?)市松の新シリーズ、続きが楽...続きを読む