【感想・ネタバレ】リリスの娘のレビュー

あらすじ

この女は麗しき悪魔か、それとも淫らな女神か。流行作家、会社経営者、パティシエ、前途有望な学生……。巧みに心を弄びながら、様々な男たちの人生を幻影のように移ろっていく凜子。欲望と波乱に満ちた流転の果てに、彼女が胸に抱いた誰もが知りえぬ願いとは? 夜の魔女・リリスのごとき女の、蠱惑と謎に彩られた一生を流麗に描いた七つの官能連作短編集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

久しぶりに坂井希久子さんの本を読みました。ほかほか蕗ご飯、虹猫喫茶店、ウィメンズマラソン、ハーレーじじいの背中など幅広いジャンルを手掛けておいでですね。今回読んだのは、「リリスの娘」(2017.6)です。リリスの意味がわからなかったので調べると、男性を凌辱する女性(の悪霊)、のような意味でしょうか・・・。そういえば、著者は風俗のSM嬢の現役と聞いたような気がします。この作品は寺島凛子の少女から老女に至るまでの奔放な生き方を描いたものです。官能連作短編7話が収録されています。いつも凛としている凛子です。

0
2017年07月13日

Posted by ブクログ

様々な男たちの野望をいとも簡単に打ち砕く、悪魔な女神・凛子の半生を描く官能連作短編集。
人類はみな、女性から産まれる。そして男は大なり小なり全員がマザコンだ。男を糧にして、自らの願いを実現する凛子の生き方は、颯爽にして華麗である。悪女の魅力を堪能できる一冊。

0
2018年01月24日

「小説」ランキング