森博嗣のレビュー一覧
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勉強の価値や、現在の教育制度、勉強への意識等が書かれた本。
「勉強」と「学習」を使い分けた方が良いと思った。学校での学習はやらなければいけないから「勉強」になるが、著者が言うような自分を高めたり楽しんでやったりするものは「勉強」ではなく「学習」ではないか。そこの使い分けをした方が、意味がスッと取り込みやすくなると感じた。
学習することの価値は自分でも感じていたところだったが、インプットでなくアウトプット重視にすることが大事だと改めて確認した。
普段学習する中で、意欲的な時とそうでない時があり、意欲的でない場合は単なる飽きと、他者の存在を気にして自分に集中できていない時だと自分の分析ができた。 -
Posted by ブクログ
当方、集中力がないので読んでみました。
ビジネスやアート活動などにおいては『発想』というものが重要になってくるわけですが、この発想力というものは集中している時には生まれないものであり、よく言われているが、散歩したりお風呂に入ってボンヤリしている時、本書でいうところの【発散・分散】している時に発想がでてくるということが強調されています。
「集中する」という行為が推奨されているのは、「機械のように働きなさい」という意味だったのので、時代も変わりそろそろその要求自体が意味を失っていると著者は主張しています。そして、企業のリーダーになる人は特に「発散する」能力が必要になってくるといいます。なぜならリーダーは部下に「問題を与える人」のことであるから、問題を作らなければならない。問題を探す能力は分散思考、発散思考が必要であり、発想が得られれば集中思考で問題を解決していけばよい。というわけです。
とはいえ、スポーツや音楽活動など目標に向かっている時に集中できずダラダラしがちなのが悩み、ということは多いです。本書では、そんなダラダラがそこまで非効率なのか?と問うています。実際はダラダラしていた時の行為や感情もムダではないはずだと主張しているわけですが、うーんそれはどうかなー?
ダラダラしすぎても集中しすぎてもよくない。緩急のバランスが大事ということなんでしょうけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレS&Mシリーズ第9作目
模型交換会場の公安会でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。同じ密室内で昏倒していた大学院生・寺林高司に嫌疑がかけられたが、彼は同じ頃にM工業大で起こった女子大学院生密室殺人の容疑者でもあった。複雑に絡まった謎に犀川・西之園師弟が挑む。
最後まで誰が犯人なのかが全くわからなかった。というのも作中で犯人ならこんな行動しないのでは?という行動が散見され、登場人物も犯人を犯人でないと考えていたからだ。さらに冒頭で2つの事件のうち1つは自分がやっていないことが語られていたからもう片方の犯人でもないと錯覚していた。
密室トリック自体はとても簡単なものだった。動機については共感できないが、作品を通してその動機について語られるため、まぁそういうものかとなんとか理解した。
今作の面白かったところはキャラクターの立て方だった。国枝先生の人柄や会話もすごく楽しめたし、金子もよく活躍していた。個人的には前作で金子は西之園との関係があったからどうなんだろうと思ってたけどまさかの着地。ちょっぴり残念かも。笑
肝心な犀川と西之園の掛け合いも最後にドキッとさせられるシーンが入ってきたので満足した。
最後に読者によって解釈が変わるような描写があった。タイトル通り「好きにしてもOK」ということなんだろう。