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Posted by ブクログ
例えば、思春期に読んでいたけれど自然と離れていった作家さんはいるし、思春期に読んでいて、しばらく離れていたけれど読むのを再開した作家さんはいる。けれど、思春期の頃から継続して読んでいるのは、森博嗣ただ一人かもしれないなあと最近気づきました。
なので、レビューを書くといっても毎度同じことしか言えないのですが。とにかく、彼の思考が好きです。彼のものの見方や言葉選びが好きです。そして彼のそういった思考の片鱗に触れられることが嬉しくて仕方がありません。彼と同じ時代に生きていられて、彼が存命中に彼の本が読めることが、これ以上ない幸せです。
今回、冒頭の第一声(といっても良いのか?)がタイトルだったことに、すでにニヤニヤしてしまいました。
前作で起動されたコンピュータが本格的に動き始め、ハギリに話しかけるところでは鳥肌が立ちました。なんのために生きるのか、生きるとはどういう状態なのか、死ぬとはいったいなんなのか。答えが出ない(もしくは出にくい)命題について頭を使うこと、そのことに意義があるのかもしれないなあと読んでいて何度か、自分の思考の中にダイブしていました。
お話は面白くて、すごく入り込んでいるんですが、森先生の本はそれ以上に、「君は?君はどう思う?」と尋ねられているような気になります。それがとても怖いし、心地良い。森先生の作品を読んで、次の森先生の作品を読むまでの間、どうやって過ごしてきたのかと思いを馳せたくなります。ちゃんと生きてこられたのかな、とか。
人間VSウォーカロンといった陳腐なお話ではありませんが、そうだと認識してしまっている人間(もしくはウォーカロン?)たちが、これからなんらかの行動に出てもおかしくはないのかなと思うと、ハギリたちのなんてことない会話がすごく愛おしいです。
Posted by ブクログ
wシリーズ第4弾
デボラ、眠っているのか?
Deborah.Are You Sleeping?
フランスを舞台にした修道院の調査
アミラ、ベルベット、新たなトランスファの存在が明らかになる。なかなか情報量が多くなってきた。
アミラがいった共通思考というものが
人工知能による新しい社会の構築であって
その社会が知性となる
それが新しい生命体になる
うーん。概念はわかる。まだイメージができない。
トラスファのデボラが優秀なのはわかったが
人間、ウォーカロンの脳内回路に侵入し
遷移できる、もはや無敵な感じもするが
そこに新たなトランスファとの攻めぎあいが発生。面白い、いい勝負ですね。
エピローグのウグイと歩いてて別れるところ
「ウグイ・マーガリン」とわざと間違えて
彼女が去ったとおもったら、あっかんべーをするシーン。こんなことをできるのが人間であり、ウォーカロンにはできないと。
たった2行ぐらいの描写で考えさせられるのと
あと100年でウォーカロンが人間になるまでに掛かる時間だと。
深いですね。人間らしさ、尊さを表現しつつ
それが、もうなくなってしまうことが目の前にせまっている表現。。
素晴らしいです。
(そして、ウグイがかわいい)
次は第5弾
私たちは生きているのか?
へ
Posted by ブクログ
#デボラ眠っているのか?
#森博嗣
Wシリーズ第4巻
前作から1年近く開いたので、ストーリーに入るこめるか不安だったけど、ものの数十ページで入り込めた。
ここが森博嗣のすごいとこ。
論理的で理知的な進め方で、難解なんだけど、会話のテンポが軽妙。
だからリーダビリティが高い。
読んでいると賢くなった気がしてくる。
理系の人ってみんなこんな事いつも考えてるのかな?
ストーリー的には、アクションもあり、
ハギリ博士とウグイの関係にも少しずつ色づけがされてきて、面白くなってきた。
シリーズものなので、前3作を読んでないと理解できません。
#Wシリーズ
#近未来SFミステリ
#森さんの本はいつもコーヒーが飲みたくなる
#哲学的
#真賀田四季
#次巻は早めに読もう
#読書
Posted by ブクログ
振り返れば、この巻が、初めて私がデボラやサリノに出会った巻だったのか。
ハギリ博士の友人で、時々博士よりも人間らしい(というより、空気が読める?)デボラ。
まだまだ勉強中のウォーカロンで、デボラよりハギリ博士より人間味に欠けたサリノ。
「人に近いけれど、人から遠くもある存在」が増えてきたことで、だんだん、誰が人で誰が人工知能で誰がウォーカロンなのか、分かりづらくなってきた。
だって、みんな人らしいし、みんな人でなしっぽいんだもの…
でも、まだ、さっぱり分からないということはない。
「それは、なぜなんだろう」ということがつかめれば、ウォーカロンは最後の谷を越えられるんだろうか。
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