森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2 「不要不急」を見分ける唯一の方法について。
p25
自由主義、民主主義、資本主義というのは、いうなれば、「金にものをいわせる」社会にほかならない。
年一の緩いコンセプチュアルなエッセイ10冊目。ほとんどリアルタイムで読むことのないエッセイと小説ですが、遅れながらでも昨年今年と順調に出版数を減らしているのがわかるので、終わりも近そうです。最後はGシリーズ? 欲を言うと中央公論社あたりとまた組んで長編のシリーズが読みたいという願望がむくむく。執筆時期の都合で時事関連は少しだけタイムリーなものも含んでいていつもより範囲は広めな俯瞰的な意見があるかも。 -
Posted by ブクログ
原作の萩尾望都先生の漫画が大好きで、森先生が萩尾先生のことがすごく好きだと聞いてとても嬉しかった。好きな人が好きな人を好きなんて!
そしてこの小説化を知って、表紙を見て、とてもうれしかったことも思い出しました。
眺めて楽しんでいるうちに、読まないまま今に至り、やっと読むことに。
まさかの日本が舞台!
はっきりとは書かれてない(はず?)けれど、たしかそんなことを雑誌で見たなと思い出す。
けれど読んでいるうちにすぐに背景や人物は萩尾先生の原作の絵に近づいていってしまう。
そのたびに「ちがう、ちがう」となんとか離れようとがんばりましたが、読み終えた今、どっちでもよかったように思います。
章のはじま -
Posted by ブクログ
おそらく、これまでの森さんの行動様式や小説やエッセイを書くときの姿勢と現在の姿勢は異なっているのだろうと勝手に想像してしまった。(自分勝手な想像です)
私が森さんの「F」を読んだ時の驚きと感動と新鮮さを感じた時のことは忘れる事ができない。
森さんのエッセイも読んでいるが、最近のものが多い。この本でも書かれているのだが、題名だけを考え抜いていきなり本編を書き出すという。作品のストーリーやプロットは一切考えないという。
しかし、常人の私からすると全体のプロットを考えないとFは書けないのではないだろうか?と考えてしまう。この作品でも書かれているいる通りの書き方でFを書いたとすると、やはり天才な