森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレミステリーというより、命の価値観が異なるスコシフシギな世界に迷い込んで、生きること、復讐すること、罪などなど。改めて主人公と一緒に考えるような物語だった。
未来の技術に託してコールドスリープさせるので基本、「死」ではなく「眠りにつく」という捉え方の世界。だから近しい人が眠りについても淡々と受け入れる人の描写がある。ミチル同様、異質に思えるけれど、例えば他の物語で登場人物たちが「来世でまたね」的なことを絶対絶命の場面で言ってたら、異質さではなく何やら泣けてくる……かも。来世も遙か未来の科学技術も不確かな約束事なのに。
来世は証明しようがなくて信じる信じないが個人の判断に委ねられる。有るんだか -
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前作からますます存在感を増してきていた真賀田四季博士、そして100年シリーズとの接点。
かつてのイル・サン・ジャックの遺跡で発見された、真賀田博士が作ったと思われる巨大な人形の頭。数百年ぶりに起動されたそれの口から語られた言葉。
「私の役目は、人類の共通思考の構築です。」
前作でヴォッシュ博士の元を訪れたときの真賀田博士の意図も含めて考えると、今のところ真賀田博士は世界の進むべき道をデザインし、彼女の崇拝者の元へ現れて啓示を与えて回っているように見える。
そして彼女の望むように世界は進むんだろうか。
昔から欲のためでも完全なる善意からでも世界を自分でデザインしようという存在は最終的に打 -
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ネタバレG8
宗教団体の施設に入ったきり会えなくなった娘を取り戻して欲しいという依頼を受けた水野は取材と称して施設に入り込む。
加部谷たちは山吹の伝手で夏休みをしにきている
依頼主の娘が棺桶にラップぐるぐる巻きで発見される
棺桶をベッドにしている入信者の話を聞いた水野はその女性に会いに行くが、なんだかその人は真賀田四季みたいで…
紅子さんも登場して、佐々木叔母さんと対面して…だんだんと人間関係がわかってきた。
水野の正体も、保呂草のことも。
しかも犯人は四季(と見せかけた何者か)に操られた佐羽だと思ったら、まさかの父親。
やっぱり要らないんだよなあ。 -