あらすじ
どうした? みんな、どうした? 何故、飛ばない? どうして、ここへ来ない? ブーメランは、飛んでいるぞ。(本文より)──綺麗に飛ぼう。空、地上、海。「彼ら」は「スカイ・クロラ」の世界で生き続ける――大人気シリーズ、最初で最後の短編集! 物語の謎を解く鍵が、ここにある。
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Posted by ブクログ
シリーズすべてを、やっと読み終わることができた。
私の解釈が正しいのかどうかはわからないけれど、自分のなかでは綺麗にストーリーが纏ったと思う。
この短編集は、私には凄く魅力的。
一番好きなお話は、ワニング・ムーン。月夜の情景が一気に目の前に広がった。
いい本に出会えて、本当に良かった。
Posted by ブクログ
“僕”はだれ
〈スカイクロラ シリーズ〉のスピンオフ短編集
どれもシリーズの匂いが濃縮されたお話し、でも少し“大人”の雰囲気がある。
クサナギはもちろん
ササクラ、ティーチャー、クリタ、カンナミ、カイ……
その他本編ではあまり登場していない人たちまで、シリーズのなかに浸かっている。
フーコは希望
「ブーメラン飛んでるか?」
Posted by ブクログ
シリーズ最終作。
8篇併録されている短編集であり、時系列はバラバラ。すべての謎を解くカギはここにある!と銘打たれているが、新たに考察することに部分も出てくるだろう。
刊行順に読んでも、時系列順に読んでも、感じるのは皆同じかもしれない。生と死の美しさ、そして一途に見つめる物。ハード・ボイルドの世界観を堪能できた。
Posted by ブクログ
スカイ・クロラシリーズの短編集。
『空に上がることは、その見えない拘束から逃れること。
いつでも死ねる。
自分の意志で、自分だけの運命で』
何しろ頭が弱いので分からないところとかもいっぱいあるんですけど、それでもすごく好きです。
でも、これでやっと全部しっくりきたって感じですね。
言葉が綺麗。読んでいて情景がサァーっと浮かびあがる感じが堪りません。
言葉ってすげぇなぁって思いました。一つ一つが落ちて、深い。
圧倒されました。ちょっと短いぐらいの長さがちょうどいい気がします。
Posted by ブクログ
スカイ・クロラシリーズの短編集。
シリーズの謎が明らかになる!というコピーに期待してたんだけど、依然謎が残っていて・・・。
全貌が明らかにならないのは私の理解力と読み込みが甘いせいか・・・これは考えだすと止まらなくなります。
ミステリ好きな人はぜひ登場人物の正体解明に挑戦してみて欲しい。
Posted by ブクログ
スカイ・クロラシリーズの短編集。その世界観を体験できることもさることながら、他の本編の登場人物の個性を補完する形で楽しく読むことができる。飛行機乗りという特殊な職業ゆえの特質が現れ、空で死ぬことを美とする考えが共感こそできないまでも、一種の美徳と思えた。