森博嗣のレビュー一覧
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森博嗣作品「スカイ・クロラ」のみしか知らず、そちらに比べると、話のテンポはいいけど、説明不足で消化不良…。
双子を使うあたり入れ替わりものか?と推測
千春殺しについては五章の後半に解明文章があるけど他の伏線回収とかないから、鎮夫はいたの?とか、千鶴は男?妹と関係もったの?とか、わからないことが残される。
私が思うに、
閉じ込められてたのは千鶴で、千鶴は二重人格で(女の人格が千鶴で男の人格が鎮夫)体は両性具有かな?と。
描写で醜い、汚らわしい、呪わしい、恥ずかしい…とかあったし。最後らへん警察から男か女か教えてもらえなかったってあるし。
谷崎潤一郎を引用文に用いてるあたり性的なことを含むのかと思いました。
苦手なのは、「沈黙。」とかいう2文字の表現、至る所にあり。どんな沈黙なのか文章で表現してほしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本を読まなくなったので、リハビリしたいなと思って本棚を見たら買ったまま積んでいた本書を発見。タイトルに惹かれなかったから日常に忙殺される日々の中で読むのを忘れていたのかも…
主人公が亡くなった同級生の父親から金属製の栞らしきものを受け取るところから物語が展開します。それは火葬した後に残ったもので、棺に入れた本に栞として入っていたものではないかという説明だったのですが、なぜか主人公の名前が彫られていたところがミステリ。
章立てではないからかついつい読み進めてしまいますが、犯人が最後まで分からずドキドキしました。未消化が少なく最後まで楽しめました。 -
Posted by ブクログ
遺伝子制御剤の開発の途中で突然生まれ
新薬につけられるはずだった名称がキルドレ
キルドレが生まれて20年ほど
大人のかわりに戦闘機に乗り出撃し
戦死しないかぎり死なない人間
歳をとらない永遠に生きつづける
日常は、とても忘れっぽくなって、夢を見ているような、ぼんやりとした感情が、精神を守っているらしい
昨日のことも、先月のことも、昨年のことも、全部区別がなく同じように思え、夢で見たことで、過去にあった現実を改ざんするらしい
死んだらもう一度、再生して、新しい記憶を植え付けてまた作られるらしい
何故戦闘機に乗るのかと質問されて、退屈凌ぎだ、たしかに、退屈凌ぎで戦っている。
でも⋯、
それが、生きる、ということではないかと感じる
。と
飛行機の描写が多くて理科系の人には理解出来るのかもしれないけど私には難しくて、飛んで旋回して撃墜して、というようなイメージしながら読んだ。
自分たちの都合のいいようにカンナミのような子どもを作った大人がいるんだね。誰のためでもなく戦える純粋さを植え付けて戦争専用の人間を作り、作られたキルドレは、いつか精神が崩壊して殺してほしいと願うようにもなる。死んでも生き返る。繰り返し生きることになり永遠に戦うんだろう。
理由もなく、
愛情もなく、
孤独もなく、
なんのためでもなく、
なにも望まずに⋯
こういうお話が好きな人にはハマるのかも。多分今の年齢だから読めたような気がする。今、子どもではなく大人だから。
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まっちゃんの本!
読み応えあり!
コンクリートなぁ。
構造とか、ちょうど今勉強中だから、加速度とか出ると、うわ!嫌いなやつ!!!
って思ったりしながら読んでまして。
すごいよなぁ、さすが建築エキスパートなだけあって、すごい構造のシェルター。
実際に作れるような構造になってるんだろうなぁ。
わざと壊れるような構造にした。
っていうのも、
そうか、建築士は壊れないような構造の建築物を作るように工夫できるんだから、すぐに壊れるように、よくある揺れやその他の現象にものすごい弱い建築物を作ることもできるんだよな。
意図的に、、、、。
そして、ロンドン橋おちるーおちるーって歌、こんな歌だったんか!!!!!っていう驚き!!!
ダースベイダーの歌に歌詞があるって聞いたときくらいびっくりした。
ごっつい本でしたが、もう読み応えは満点でした!!!
#森博嗣
#読み応え
#ラスト
#そうきたか!
#うわぁー
#ちょっとそれやったら今までの話って、、、
#とはなったけどね
#一体なんだったんだ?
#あれ?
#本人も怪我してたよね?
#なんか色々あったような?
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ネタバレs&mシリーズの9作目。
模型イベントの会場で首を切断された遺体が発見された。その現場は密室。さらにそこから近い大学の研究室で大学院生の遺体も見つかる。この部屋も密室。2つの事件の謎が絡み合う話。
約700ページあり読み応えがあった。
近い時間、近い場所で起こった2つの密室殺人でシチュエーションは結構自分好み。
今回は犯人が寺林だと分かった時かなり驚いた。出てきた時から多分こいつではないんだろうなぁって思ってたし、作中でも萌絵や三浦が寺林だと思ってない描写があったりで犯人候補から外してしまっていた。作中では普通に良い人というか常識人っぽく描かれていて気づけなかった。首を切断したり、上倉裕子を殺した後に弁当を食べたりという普通ではあり得ない犯人像が寺林にマッチしなかった。こっちの先入観で寺林以外の誰かだと思い込んでしまった。そこが寺林の怖いところ。本人の感覚だと首を切断したのも弁当を食べたのもごく当たり前だというところが怖い。歴代の犯人の中でも1番怖いなって感じた。サイコキラー感がある。
あとは金子とラヴちゃんの関係も驚いたし萌絵は何回殺されかけるんだって思った。犀川が来てくれたて本当良かった。個人的に大御坊のキャラがとても好き。
いよいよs&mシリーズも次がラストで読むのがすごい楽しみ。
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Posted by ブクログ
ネタバレs&mシリーズの7作目。
有里匠幻の事件と同時期に起きた蓑沢杜萌の事件について描かれた話。
これまでの作品とはややテイストが異なる感じがした。他作品と比べると理系要素はかなり薄めだと感じた。
事件自体がおまけというか、あまり事件にフォーカスした内容ではないと思った。どちらかというと杜萌の過去だったり杜萌自身について描かれていた。
杜萌が殺していたというのは分からなかったけど部屋に入ったのが赤松ではない事や恐らく杜萌の彼氏が関わっているという事は分かりやすかったと思う。
萌絵がチェスを通して杜萌が殺人を犯した事に気づくシーンは悲しかった。親友の犯罪をこんな形で知ってしまうっていうのは辛かったと思う。
ただ素生が生きていたというのは杜萌にとっては救いになると思う。
この萌絵が杜萌の殺人に気づく→杜萌は自分が素生を殺した事に気づく→実は素生は生きていた、という流れは感情を揺さぶられた。
s&mシリーズの中でもスピンオフ的な立ち位置なのかな?
この後杜萌の話がまた出てきたらアツい。 -
Posted by ブクログ
20年来のライトな森読者です。
うーん、、、悪くないけど、これはもとの短編のほうが好きだなあ。
短編集『地球儀のスライス』か、『パラシュート博物館』に出てくる短編で、私はその短編集の中で『キシマ先生の静かな生活』(原題)が1、2を争うほど好きな作品だった、気がする。
(そもそも森博嗣の長編は私にはけっこう当たり外れがあって、というか、自分に対する適・不適があるのだけど、短編だと、その適・不適の落差がさらに大きくなるのです。でも私は『まどろみ消去』などの、初期長編のインターミッションに書かれた短編集がけっこう好きでした。)
元の短編集では、森博嗣にとっての神様である萩尾望都が解説を書いておられて、「キシマ先生と「ぼく」は数字という神に使える修道士のようだ」とあったのを覚えている。
今回、この本を店頭で見かけて、ああ、森博嗣本人もあの短編を気に入っていて、長編に仕立て直したんだなあと思った。
元の短編と骨子は全く変わっていない。
登場人物がかなり増えて、中村さんや、女性キャラクタ(森表記)が増員された。もちろん沢村さんは元から存在していた。
スピカさんも、元は、この近くの別の短編に出てきたキャラクタですよね。
突然最後に主人公と結婚する話だったような。
元のスピカさんは、かなりキツイ喋り方をする女性だった気がする。
森作品にしては珍しく、主人公がすごくふわふわしている。
正直に言えば、主人公があんまり好きになれない。
(なにもしていないのに何故かモテる主人公。藤沢周平か。)
本書の最後に突然、沢村さんが××された、とさらっと書いてあるが、これも元の短編のとおりだ。
少しギョッとしたのを覚えている。
余談。本書はアカデミックな世界を見る物珍しさはあるが、まあ、私アラフォーの今や、主人公の子育ては本当に子供の性質に恵まれたよねーとしか思わんよ。
奥さん偉いとは思うけどさ、それは奥さんの努力だけじゃないし、奥さんが偉いと思うなら別の形でもっと育児をてつだえよ、と思うようになりました…。 -
Posted by ブクログ
森博嗣さんの理系小説は、読んだ作品はまだ少ないのですが大好きで、気になって読んでみました。
そしたらもう、こんなにも正直に公開してしまっていいのかって言うくらい正直に話してしまっていて心配になるほど。
いや、やっぱり物書きで食っていくのって、想像はしていたもののそれ以上に大変な世界なのだなと改めて勉強になった。
そしてさらには、ベストセラー、ロングセラーの強さもまた知ることになるのですが、それを超える超えないの葛藤や戦いもまた簡単な話ではなくて、小説家の方へのリスペクトがまた大きくなりました。
この本は少し古い時代の話ではあるので、今の最新の社会情勢での小説家の収支がどうなっているのかは、気になるところです。