あらすじ
十三歳。四季はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃えられた。青い瞳に知性を湛えた美しい少女に成長した彼女は、叔父・新藤清二と出掛けた遊園地で何者かに誘拐される。彼女が望んだもの、望んだこととは? 孤島の研究所で起こった殺人事件の真相が明かされる第2弾。
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ある意味「すべてがFになる」のプロローグです。四季が引き起こしたあの事件の真相が明かされる。…彼女に近い思考で犯罪に手を染める輩?現実世界にけっこういそうですね
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絶対1回目に読んだ時より面白い。キャストが春よりも豪華で読んでて楽しい。
四季と紅子さんのやり取りが好き。保呂草さんと各務亜樹良の関係も知れるなんて、めっちゃ美味しいな。各務亜樹良が可愛く思えて新鮮。
林さんの名前の件、ここだったか〜!すっかり忘れてたので、ニヤニヤしてしまった。喜多先生も出てくるし、刊行順で読んでる読者にはなんてご褒美?犀川先生と紅子さんのところも大好き!
やっぱり真賀田四季、好きだな。全く予測不可能な思考をするから、読んでいて本当に面白い。秋も楽しみ!
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登場人物が豪華すぎる。
林さんの名乗ったあの一言に痺れたり。
まさかの彼女は彼に惚れていたり。
彼は相変わらずの泥棒さんだったり。
S&MシリーズとVシリーズを通して読んできた読者にはご褒美の巻だったかと。
Fにつながるあの事件の核心が描かれる。
四季はただ、恋をしただけなのかな。
それともそれも、計算通りだったのかな。
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なるほどやっと四季が両親を殺した真相がわかった
チラチラ出てくる保呂草さんと各務の絡みも良いし紅子さんも良い感じで出てくる
しかしへっ君高校生か……
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うわーもう、うわーっ!!!
犀川先生に喜多先生に保呂草さんーっ!!!
林さん紅子さんともう・・・。
オールキャスト勢揃い万歳って感じで。。。
今まで読み進めてきて良かったなぁってニヤニヤしちゃう一冊でした。
『すべてがFになる』の印象もさらに変わった。
全て最初から計算ずくなのであれば本当に凄い。
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ずっと孤独だったのだろう。誰にも理解されないおいつかれないというのは孤独以外何者でもない。
話を聴こうとする人がずっといてくれればよかったのに。
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【あらすじ】
四季、13歳。 あの夏、あの島で何が起こったのか? 孤島の事件、その真相を描く「四季」4部作、第2弾。 13歳。四季はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃えられた。青い瞳に知性を湛えた美しい少女に成長した彼女は、叔父・新藤清二と出掛けた遊園地で何者かに誘拐される。彼女が望んだもの、望んだこととは? 孤島の研究所で起こった殺人事件の真相が明かされる第2弾。
【感想】
この話で、四季の叔父さんに寄せる密かな想いの大きさを知り、「すべてがFになる」で明かされなかった真実を知ることができた。正直、ここまで深く掘り下げてくるとは思っていなかったので、感嘆させられた。そしてこの話には、今までのシリーズで出てきた登場人物が四季と接触する。それが新鮮で読んでいてすごく面白かった。そういうところも含めて、四季の行動力や判断力の強さには、改めて感心したし凄すぎるなと思った。
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面白かった……!
《春》はちょっと難しかったけど、この《夏》はテーマが恋愛?だからかわかりやすい。
四季も少し普通の少女っぽい場面があるから感情移入も少しだけだけどできるし。
以下ネタバレ。
まず、犀川、喜多コンビにニヤニヤ。高校生の二人キター!!
林さんが苗字を名乗るのもいいし、保呂草(違う名前かもやけど)登場シーンも大変美味しくいただきました。
各務がこんなに保呂草のことを想っていたのに驚き、紅子さんが早くに出産した意味がふんわり匂わされたのも楽しい。
『すべF』の舞台裏も観れて、薄いわりにかなり濃厚な一冊。
ほんと、S&MとV、二つのシリーズを読破してから読むとニヤニヤしっぱなしになるわ。
次の《秋》も楽しみー。
Posted by ブクログ
これは本当に面白い!!
四季のキャラクタがとても魅力的に書かれていると思う。
・躰と精神は別(影響しあっているけど本来は切り離されるべき?)
・躰は遺伝子により複製される(生物はそういうもの)
・精神は躰に隷属している
ここらへんの考え方は興味深い。
Posted by ブクログ
色々なことが明らかになりすぎて頭がパンクしそう…
Vシリーズの登場人物がたくさん出てきて同窓会みたいだ!と心躍らされていたら、まさかの大事実が発覚したではないですか…
Vシリーズ最終巻の最後で林さんが匂わせてたのは、そういうことだったのね…犀川先生…!
「春」では冷静で人間離れした四季が印象的だったけど、今作は新藤叔父に恋(?)をする普通らしさも垣間見えたので少しほっとした。
ここから「すべてがFになる」に繋がっていくと思うと、相変わらず森先生の構成力?には脱帽です。
あと、あと、四季と各務さんの、キス…!!そして保呂草ァ!!!!
Posted by ブクログ
天才、四季が美しく清廉に緩やかに湾曲して成長していく。『すべてがFになる』のB面ともいえる、裏側であり、四季にとっては表といえる彼女の思考と行動。
世界の中心に四季がいるとさえ錯覚する「夏」。
Posted by ブクログ
四季四部作の第二弾です。
「すべてがFになる」で始まった読書ですが、
とうとう事件の背景が…!
感想を書くためにパラパラ読み返しましたが、
Vシリーズを読み終わった今、
いくつかの繋がりに感動。
先にVシリーズを読めばよかったかも、と。苦笑
真賀田四季のなかに瀬在丸紅子の存在感。
各務と保呂草、林に祖父江。
Vシリーズの登場人物たちがかなり出てきます。
そして、途中からは驚愕でした。
真賀田四季に感情はあるのか。
なぜ叔父なのか。
どこに向かうのか。
最後は畳みかけるような展開で、
読み進める手が止まらず。
Posted by ブクログ
第2弾
いろんな過去作につながる。四季の凄さが徐々に出て来る。恋は本当なのか。紅子さん、高校生の犀川くんとも喜多くん。保呂草や各務の別の顔… だんだん謎が解けていくのが楽しい。 が、ラストに向かって全然楽しくない。 目をそらしてしまいそうになる。 いつか全てがわかる日がくるのか、明かされているのにわかっていないだけなのか。
Posted by ブクログ
S&Mシリーズに登場した天才科学者・真賀田四季が13歳のときに起きた出来事を描いた物語。四季シリーズ4部作の2作目。
真賀田四季の恋、そして、S&Mシリーズ第1作『すべてがFになる』に至る過程が描かれています。
VシリーズとS&Mシリーズの登場人物が数人登場しており、2つのシリーズをつなぐ物語にもなっています。
Posted by ブクログ
あの出来事は「夏」で起こるのかと、ちょっと予想していなかった。
「春」と比べると感情が豊かになっている印象。
そのことが逆に魅力を損なうような気がしていたが、最終的に真賀田四季は裏切らないのだなと再認識。
ただ読む順番を間違えている感じが否めない。
他のシリーズも読まねば。
Posted by ブクログ
四季の青春というか色恋沙汰というか、珍しいお話でした。葛藤する四季が可愛らしかったです。
そして、各務が、、、林が、、、と盛り上がり要素が沢山あり、息つく間もなく、あのラストです。
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真賀田四季に惚れられる男の気持ちってのはどんななのだろうな。
そう言えば真賀田四季って両親を殺害したんだっけか。
すべF読んだのがもう7年前。そりゃ覚えてないわな。
そして7つ歳をとった今となっては新藤さんに同情してしまう。まぁ誰も彼女に抗うことはできないのだが……。
交わされた約束……。
ひょっこり登場する喜多くんと犀川くん。ここまでくれば鈍感な私でも嫌でも分かる。分からざるを得ない。凄いなぁ……。
Posted by ブクログ
保呂草と各務, 紅子とへっくん(犀川先生)と喜多先生, 林と七夏。
なんて豪華な四季シリーズ。
真の天才たる四季に人間らしさを一瞬だけ感じた暑い暑い夏。
なるほど, これが「すべてがFになる」の前置きだとすると, どれだけ練りに練られた作品なんだ…圧倒される。
「すべてがFになる」の再読のタイミングを決めかねちゃう。
Posted by ブクログ
「春」が難解だった為、あまり期待もせずに読み始めたが、
こちらは「春」とはまたガラっと変わって面白かった。
この「夏」は、これまでのシリーズを読み進めてきた人には
ご褒美的なお話。
「保呂草」さんと「各務亜樹良」の意外な関係。
そして、「林」さんのフルネーム!!
真賀田四季が一人の男性を愛し、そして両親を殺害するに至るまでの話。
真賀田四季の妊娠・・・・
あらゆることが起こりすぎて、展開も早く
あっという間に読み終わってしまった。
Posted by ブクログ
面白かった。
登場人物同士の会話も、四季の思考も、すべてが面白くて意味を探ってしまう。
春の章では、人間離れしたというか年齢不相応な姿が描かれていた四季だけれど、この夏の章では十三歳という思春期にふさわしい姿が所々見られる。
感情がコントロールできなくなったり、スリリングで面白そうだという理由で一人旅をしてみたり。
きっと旅の途中で出会った人たちは、彼女の事を特別な存在ではなく、普通の少女としか見ていなかったと思うが、それも新鮮で面白い。
とある出来事の真実も明かされ、様々な別シリーズとの繋がりも楽しい。
芽吹く春。燃える夏。
秋と冬を読むのが待ち遠しい。
Posted by ブクログ
四季の成長を感じる事が出来ます。
また、「すべてがF~」につながる部分もあり、S&Mシリーズを読んだ人なら、楽しめます。
前作からも思ったけど、この「四季シリーズ」はミステリーとしての要素は少なく、四季の成長に趣を置いていると思われる。
Posted by ブクログ
vシリーズは1と5巻しか読んでないのですが、
「犀川先生」が出てきて繋がりを読むことができました。
ここから『すべてがFになる』が始まるのですね。
Posted by ブクログ
何度目かの再読。四季シリーズ第二弾。今作では「すべてがFになる」に至るための過程が語られる。真賀田四季という存在がもう少しだけ馬鹿であればこんな悲劇は起きなかっただろうし、逆にこんなにも天才だからこそこういう結論に至ることは必然だったのだろうと思う。四季による紅子さんの観測結果がなかなかに面白い。
Posted by ブクログ
夏が終わった。
四季が両親を殺した理由が明らかになった。
それは天才ゆえの理屈だった。
S&Mシリーズの補完シリーズとして存在するのが四季シリーズなんだな。
Posted by ブクログ
春の続き
すべてがFになるに続く話
衝撃的なエピソードにいたるまでのお話
よかった点
・春よりも、四季の思考が見える
・天才も、所詮人間。愛することを知ってからの行動は理解しがたいけど。
・あらゆることに緊迫感がないが、たぶんそれは四季の感覚で世界を見ているから。時間のゆっくり流れる感じがおもしろい
イマイチな点
・登場人物はそれぞれキャラが立っていて必要不可欠な感じがあるけど、メイン以外の出来事がとても瑣末なエピソードな印象。このくだりいる?って感じるときが多い。
Posted by ブクログ
5年振りに再読。
当時は新卒で入った職場を辞めた頃。
社会の枠がわからない私には難解な一冊だった
そして5年。
スイカの中心を食べるには、周囲の味を知る必要がある
私は周囲を知らなかった。
今さらそれを気付かせてくれる一冊。
「お約束します。いつか、必ず」
Posted by ブクログ
3
S&MとVをつなげる集大成的な感じ。四季が13歳頃の話であり、両親殺害の話。医師であり叔父の新藤清二との恋らしきものもある。林の性が犀川でありへっくんと犀川のつながりが明らかに。中高生くらいの頃の喜多と犀川も出てくる。保呂草、各務、祖父江なども出てきてキャラ的な面でつながりが分かって面白い。四季の人間っぽい感情の部分も新藤を通して垣間見えるよう。精神と肉体の隷属関係。まあまあ面白い。