あらすじ
生と死そして時間。すべてを超越し存在する、四季。天才の成熟と到達。「四季」4部作、美しき完結編。「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の一つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、4部作完結編。
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冬はそう、「四季」の温もり
四季シリーズラストの作品、そして「四季」という一人の天才がどのような人物だったのか、どこから生まれ、どこへいくのかを書き表した作品。時系列も今までのシリーズとは違い、また過去や現在、未来が交錯するような複雑さ。
ただ純粋に四季という一人の女の子の中にある生きていくのことの縛りと死により得られる自由、人を天才だの凡人だのと定義づける社会の尺度といったものの中で、彼女の中にある人間との間に生まれる純粋な温もりを追い求めているように感じる。
彼女の頭の中では様々な実証実験も様々な結論づけも可能。そんな中で彼女が導き出す結論は、生きているということは何なのか、読んでいく中でもぐるぐると読み手の中で駆け巡り複雑、ただその複雑さを体験することこそが我々読み手が四季という一人の人間を関係性の中で自分の中に定着させるか、そういった自己との語り掛けがたくさんある。
一人の女の子として、一人の女性として、一人の母親として、そして一人の人間として、四季という人物が、何度も何度も考え、何度も何度も想定し、何度も何度も巡り合ってきた運命の坩堝からラストシーンどのような選択をするのかが見ものであり、またラストシーンの純粋な温かさは「人間がお好きですか?」という問いかけに対する、彼女の「人間らしさ」が感じられた。
「人間離れ」している天才、「猟奇的な」側面をもつ天才、「血」の繋がりに対して彼女が辿り着いた一つの選択には彼女の中に流れている「血の温もり」を感じざるを得ない。
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s&mシリーズでは人間味がなくて冷徹な天才のイメージが強かった四季ですが、冬の四季が涙するシーンはぎゅっと心臓を掴まれるような寂しいけど暖かい気持ちになりました。
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再読。
並び立つ才能のない天才ゆえの孤独。すでに眠ることに適応している四季の時間軸で進むが、どのくらい先のことなのか。ミチルとアキラの秘密が明かされ、女王百年を読み返したくなった。
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複数回読み返して、やっと感想を書けるまで整理できた。それほどまでに、天才「四季」の思考は広大だと感じた。
ある章に四季と娘の会話とも解釈できる箇所がある。
その深さ、趣き、静謐さ、ほのかな温もりの美しさに何度も読み返してしまった。
この数ページを読むだけでも価値があると、私は思っている。
『祈りにも似た、美しき完結編』
帯に書いてある「祈り」という、その言葉がこれほど似合う小説もなかなかないと思う。
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最初の犀川先生と四季の再会しか覚えてなかった。
100年シリーズのことがサラッと書かれてるけど、はたして初読の時に私は分かっていたのかどうなのか。全然覚えてなかったから、素直にえっ!てなったし読んでて楽しかった。
あっという間に過去から現在を通り越して未来。はやく、はやくGもXも読んでその先の世界を知りたい!なんなら100年シリーズもまた読みたくなってくる。。赤目姫の時間軸っていつなんだろう。。
真賀田四季、本当に魅力的なキャラクタだなあ。あー面白かった!
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読み終わったー!
秋のときの興奮とはまた違うけど、これはこれでめちゃくちゃ面白かったです。
時系列バラバラで最初は混乱しましたが、むしろそれが楽しかったですね。四季の思考をなぞってる感じがして、「ああ天才ってこういう世界の見え方なんだな」って体験してる気分になれました。
それにしても「死=自由」と言ってた四季が、肉体を捨てて長く生きる選択をするというのがめっちゃいいですね。この矛盾すら楽しんでる感じがして、本当に底が見えない存在だなと思いました。
あとやっぱりシリーズのつながりが見えるとテンション上がりますね。百年シリーズのサエバミチルが四季の子供ってわかった瞬間は本当に驚きました。パトリシアも出てきて、メグツシュカ=四季説もかなり濃厚になりました。冷凍睡眠をくり返して長く生きてるって考えると、ミチルに興味持ってるのもめちゃくちゃ納得です。
ここまで来ると、森博嗣作品ぜんぶ四季の手のひらの上なんじゃないかって思えてきて、ちょっと怖いですね。まあ、そのスケール感がたまらないんですが。
さて次はいよいよGシリーズ。ここからどう広がっていくのか、ますます楽しみです!
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ランダムに再構築されていくことで進んでいく物語。長い年月をかけて成長し、前進してきた物語。そこに天才の思考の一端を垣間見たような気がする。美しくはかない思考の帰結に読んでいて深い感動を覚えた。まさに芸術としてふさわしい一冊である。
19歳 酒井くん
↑生まれ出てきて19年でこの感想文。
生まれて飛び出て44歳のワタクシ。
四季、めっちゃあったまいぃよなぁ。
ゼーんぜんついてけないけど、
それがやっぱ天才って感じ。
え!あれ四季だったの!?やっば!
↑こんなんでしたけど。
19歳酒井くんの中身はキシオかな。って思ったわ。そこでも繋がっちゃうかー
森博嗣のエッセイ読むと、
売れる本を書いてるだけ。っていうけど。
すごいよなぁ。
売れる本、描きたくても書けないってことに、今更気づいたよ。
#四季
#森博嗣
#すごいよなぁ
#⭐️3
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四季シリーズ完結。
プロローグとエピローグの一文から
「人間がお好きですか?」彼は尋ねた。
四季は口もとを緩ませ、そして微笑んだ。
「ええ」
すべてはこの言葉に集約されている。
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森シリーズを読んでいるとなんどもすべFに立ち返る瞬間があるが、四季シリーズは特にあの本の解釈を変化させる。
四季は子供を助けたかったのだなと、新藤にのことも愛していたのだなと。四季の人らしさを最も感じた一冊だし、だとしても普通じゃないと改めて認識する一冊でもある
Posted by ブクログ
百年シリーズに繋がるの、すごすぎる…
「すべてが〜」を読んだ時に感じた四季の印象と、今はだいぶ違った印象を感じました。
その時には感じられなかった四季の母性みたいなものを今回読むことができて、なんだかほっとした。
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真賀田四季の精神世界と百年シリーズに繋がっていきそうなウォーカロンの登場。人は幼少期が最も優秀…最初は誰もが天才で、だんだん凡人になっていく…これと全く同じことが人工の構築知性にも言える。成長できる可能性の高さと大きさは幼児のほうが遥かに上で、そこでどれだけどんなものを吸収できるかどうか…ですね、残念ながら笑。精神世界でのやり取りが多くて若干不完全燃焼ですが、他シリーズ含めた一連の話の中では重要な位置づけの一冊でした。
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四季シリーズ完結。
ですが、これは次につながってるんですかね。
100年シリーズかな?
それはそれは長い。苦笑
四季人間離れしているのかと思いきや、
喜怒哀楽のようなものを垣間見せたり、
矛盾を認識して受け入れたり。
最後のエピローグはなぜかエヴァンゲリオンの漫画のラストシーンを思い出しました。
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第4弾
真賀田四季とは誰だったのか、なんだったのか。実態はあったのか、同じ世界に存在するのか…これがシリーズというよりも、他の全てのシリーズを繋げるもののようで、わかったことと、混乱するところがたくさんある。再読だとかなり読みやすくなっているのは、ある程度登場人物も背景や関係性が見えてきているからだろう。 叔父への愛は本当か、犀川への愛はどういうものか、それがそうと自覚しているのか。またいつか、読みたくなる。
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S&Mシリーズに登場した天才科学者・真賀田四季の内面を描いた物語。四季シリーズ4部作完結編。
真賀田四季の内面が描かれているので、あえて時系列は混ぜられています。物語の中に他のシリーズにつながる事件が書かれています。
四季シリーズはS&Mシリーズ、Vシリーズ、百年シリーズ第1作を読み終えてからでないと、物語の意図がつかめないと思います。
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何度目かの再読。四季シリーズ第四弾にして最終巻。天才の今までの総括にして更なる発展の源といえる物語。特筆すべきはこの時点でもうウォーカロンが登場していたことか。真賀田四季とはなんなのか、そう問い続けることこそが重要なのだろう。
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シリーズのこれまでの作品よりも、現実離れしている。
だけど、いろんな出来事の種明かしをしている。
生きるということはどういうことか?
死ぬということはどういうことか?
自由であることはどういうことか?
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四季シリーズはS& MシリーズとVシリーズを読んでいないとわからないでしょうが、読んだ人にとっては、次のシリーズを匂わせる絶妙な展開でした。ファンにとってはオールスター作品ですね。
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四季シリーズ完結編。これまでの 3冊とは、ガラッと作風の異なる作品。いつの話なのかはっきりわからないが、どうやら『F』から100年くらい経った未来らしい。
ウォーカロンというヒト型ロボットがいたり、四季さんがコールドスリープしてた?のか、まだ健在だったり。そして、四季さんにスカウトand拉致されたG・Aなる人物はどうなったのか。この間の物語は後続のシリーズを読めばわかるのだろうか…
事件らしいことも起きるが、作品を通して、四季の生と死や人間とは何かといった哲学的な思考の記述が多く、最後に謎が多く残ったままシリーズが終わってしまったなという感覚。
Posted by ブクログ
四季シリーズ最終巻
「春」以上に難解だった…|ω・*)
時系列もバラバラ、夢の中なのか、未来(100年後?)の話なのか。
四季の中では時間も空間も概念がないので、そもそも関係ないのか。
四季のクローン(ミチル)の話。
久慈博士の曾孫と四季の子孫の脳移植の話。
これらは今後のシリーズに関わってきそう。
思考する事だけが自由である。文字を書く事も喋る事もスローで、生きている事自体が思考する妨げになってると考えてる四季。なのでいずれはこんなSFチックになるのではないかと思ってた。
次はGシリーズかな
百年シリーズはどのタイミングで読もう
Posted by ブクログ
真賀田博士の過去と、S&Mシリーズのその先の話。とりあえずS&Mシリーズ読んだ人は全員読んだ方がいい。理解不能な天才の過去と、気になって仕方ない犀川先生と萌絵の先と、四季のその後が知れる。ある真相を知り即座にVシリーズの興味が爆発した。そっちも読もう。
Posted by ブクログ
「分かりませんでした」と書くのが一番感想としてはいいのでしょうか。
冷たいイメージの四季は人間的?な温かみを帯びていくように感じました。
Posted by ブクログ
文学的で抽象的で幻想的なお話でした。わたしの理解力では時代がどこなのか終えませんでしたが、四季の細胞が、、、という今後に繋がりそうな重大なエピソードがあり、楽しみです。
Posted by ブクログ
書いてあることが理解できない、納得できない、受け入れられない矛盾。全てが偽りだと信じることも出来るし、信じたところで、どちらも差はないのかもしれない。
故に、私の感想はただ一言。
「神様、よくわかりませんでした」