【感想・ネタバレ】工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukakiのレビュー

あらすじ

水柿君は、N大学工学部助教授のままミステリィ作家になった。なんとなく小説を書き始めたら、すぐに書き上がり、それをミステリィ好きの妻・須摩子さんに見せたが、評価は芳しくなかった。しかし出版社に送ってみたら、なんと本になって、その上、売れた! 時間があれば小説を書き続け、幾星霜、いまではすっかり小説家らしくなったが……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

多分先に読むべき作品を飛ばしてこっちを読んでしまったのですが、とても楽しめました。
なりたくてなる小説家……というものじゃなく、
奥さんのために書いた結果小説家になった。
毎日2〜3時間書いてそれを積み重ねて結果すごい速さでたくさんの本を出した。
お金の使い道に困る。
などなど、夢のある話としてクリエーター小説家になるまでの経緯を書いたのではなく
当然の成り行きのように、劇的な出来事もなく、ただ職業小説家になった、という描写がとても心地よかったです。
森先生もこんな風なのかなと思いました。

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2018年09月29日

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Mシリーズ(水柿助教授シリーズ)の第2弾です。
この第2弾は、水柿君が小説を書いて小説家になる過程のお話です。
作中では、これは水柿君の物語の小説だと言ってますが、もはや森さんのエッセイてしてしか見れないですね。
いや、でも水柿君が小説だと言ってるので、やっぱり小説ということで(笑)

私的には前作よりも好きです。おもしろかった。
前作『~日常』は、常日頃考えてることをただただ文章にしたっていう印象だったんですが、今作は小説を書き始めて、デビューして、人気作家になってという過程が分かるので読みやすかったです。
水柿君(森氏)はやっぱり天才というか、変わり者というか、すごいなーと改めて思いました。

そして相変わらず、水柿君かわいいです。
ちょっと嫉妬しちゃう須磨子さんもかわいいです。
私のお気に入りのシーンは、半ドアの件で喧嘩するところです。
のむヨーグルトですごい笑っちゃいました。

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2014年04月18日

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ネタバレ

水柿助教授シリーズ二作目。
今作は前作みたいにミステリィとは如何みたいなお話よりも水柿君が小説を書き始めて衝撃的(と本人はあまり思っていない)デビューをするまでの物語。須磨子さん相変わらずかわいい。

このシリーズはあれですね、Wikipediaとかで森博嗣という人物のバックグラウンドを頭に入れながら読むと面白いですね。
奥様との不毛な喧嘩もやりとりがリアルで笑ってしまいます。
女子学生やファンとの不倫を疑って嫉妬してしまう須磨子さんかわいい。かわいい。

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2013年06月14日

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新書で出たときに読んでたのに、すっかり忘れて文庫買ってしまった。不覚!でもまあ中身忘れてたのでもっかい読んだんですが。
そして改めて面白いと思ったので登録します。

実は森氏の作品の中でいちばん笑えるのってこのシリーズなのではないか。もうキーボードを打つ手が流れるようなこの語り。
水柿君と須磨子さんの夫婦喧嘩のくだりが好き。

森氏の他の小説や日記も読んでると、かなり事実に近いということがわかるし、ぷっと笑える箇所も増えると思います。

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2010年06月06日

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助教授である水柿君は、出張で妻の須磨子さんと北海道に行った。
本にあまり興味がない水柿君は、須磨子さんが読んでる本に興味を持った。須磨子さんが出掛けてる間に本を隠れて読んだ。その本は、ミステリーだった。なんだかんだでミステリーを書くようになった水柿君。出来上がった本を須磨子さんに読んでもろうと、評価があまりよくなかった。須磨子さんに認めてもらおうと本を出版社に送ってみた。
なんと、出版社が認めた。本になってしまったのだ。しかも売れてしまった。作家になった水柿君は、何を考え何を思うのか?

主な登場人物は、水柿君と須磨子さん。脇役に2・3人で送る小説です。(作者が小説と言ってるので間違いない?)駄洒落いっぱいの脱線しまくりの小説ぽくない小説です。実験的要素も多々あるのかな?
作者自身が作家になった過程を書いた本でもあります。参考になる人もいるのかな?
そうそう、第1話〜第5話まであるのですが題名がこんな感じです。

第1話
「まだ続くのか?」
「命ある限り(高笑)」的な
悪ふざけからいかにしてミステリィに
手を染めたのか着メロを鳴らす

第2話
いよいよやってきた人生の転機を
脳天気に乗り越えるやいなや
ラットのごとく駆けだして
だからそれは脱兎でしょうが

第3話
小説家として世界に羽ばたく
といって本当に羽ばたいたら
変な人になってしまう
この不思議な業界の提供でお送りします

第4話
サインコサインタンジェント
マッドサイエンティストサンタクロース
コモエスタアカサカサントワマミー

第5話
たまに短いタイトルにしたいと
昨夜から寝ないで考えてるうちに
面白い夢を見てしまった。
ああ、そろそろ秋だなあ。
そこで一句。短めに
タイトルつけたら秋かもね。

どうです?読んでみたいと思いませんか?読んで見てください・・・。

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2009年10月07日

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ネタバレ

水柿助教授シリーズの第2弾である。水柿君=作者 森博嗣 ととらえていいと思う。多分。普段の森博嗣はというか、この時期辺りの著作はGシリーズを書き始め、スカイ・クロラシリーズも手掛けており、無駄のない洗練された文章がウリになっていた。が、しかし本書は無駄が多い。ダジャレやこの前置きはどこまで続くんだ?というような叙述トリックもびっくりのグダグダっぷりにぶん投げたくなる購入者もいるかもしれない。

そういう意味で、評価を1つ下げている。が、作家 森博嗣がある意味のびのびと好きなことを書いているととらえれば、これほど自由に書いている作品もそうそうないだろう。奥さんへの惚気かわからないが、ミステリー作家になったのは(あくまでも主人公は水柿君なので森博嗣と同一視するのはどうかと言われそうだが、匂わせまくっているからもういいでしょう笑)奥さんを驚かせたい一心であったというのはなんとも心温まる話ではないか。

ただ、奥さんにはものすごく不評だった(西之園萌絵ちゃんと思しきヒロインのキャラがあまりにも立ちすぎてて腹が立ったらしい)のに、出版社に持ち込んだらデビュー。そして、今まで節約していた奥さんもだんだんと好きなものが買えるようになり、幸せな作家生活を送ることになった…というハッピーエンド。

勿論、現実はそうではないのだろうけども、小説だもの、いいじゃない。上記だけを見ると「小説家になろうかな~」とか思いがちですが、でも森氏のように才能がないとね…とは思います。

期日を守るのが当たり前と思っていた水柿君。しかし、小説の業界だとむしろ異端児だったというのはなかなかに驚いた。普通いついつまでに書いてくださいと言われたら納期は守るもんだが、本書の言葉を真実とするのであれば「いや、やはりちょっとうまく行きませんでしたわ~」で締切が延びるのは小説を書くというのもひとつの「芸」ゆえだからか? という事は…と色々と邪推したくなる気持ちをぐっとこらえたくなる。

とまぁ、脱線しまくりでそもそも何の話をしてたんだっけ?になりがちな本書だが、そういう出版の裏側や作家デビューのいきさつを「水柿君」という人物に仮託してしあげたシリーズ第2弾。とても面白く読ませてもらった。

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2022年03月12日

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水柿助教授=森博嗣先生。
そう思いながら読むと、今まで読んできた先生の小説がまた違って見えてくるのかもしれない。

人は必要以上に余計な事を気にし過ぎているのだな。

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2021年12月15日

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ネタバレ

水柿助教授シリーズ第二弾。
まるで、森先生自身のことについての面白エッセイのようだけれど、あくまでも”小説”である…らしい。
ミステリィ作家になり、お金が儲かるようになり…赤裸々に述べられていく生活。
「儲かっている」とちゃんと書いちゃうところが森先生らしい。

須磨子さんともなんだかんだで仲良しで、いつも楽しそうである。
きら~くにきら~くに読める森作品。
本格ミステリ、いつもの森ミステリを期待していると、肩透かしをくらいます。

ラスト、油断しきって読んでいたら、森作品にあるまじき(!)爽やかさで終わり、不覚にもぐっときてしまった。
ずるい。

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2019年06月06日

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水柿助教授シリーズ2巻。
小説風エッセイなのか、エッセイ風小説なのか、自伝的小説なのか。本人曰くフィクションらしい。

読んでいて度々思ったのだが、森博嗣はやはり読者にあえて間違った方向に想像させる文を作るのが巧い。
この小説でもそういう表現が何度か出てくるのだけれど、反応を簡単に先読みされてしまった。

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2016年02月09日

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水柿助教授シリーズ、第二作。この巻のメインは水柿(森先生自身?)と云う、一人の作家の誕生秘話が事細かに描かれている点。森先生の作品に触れ、森先生自身にも興味を持たれた方はとても楽しめるのではないでしょうか?森先生とすばる氏の日常。森先生がどのようにして、作家という仕事に向き合っているのか、など。ユーモアたっぷりに語られていて、終始クスクス笑いが止まりません!笑

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2016年03月09日

Posted by ブクログ

水柿助教授シリーズ第二弾。一作目を読んだあとは「助教授の日常生活ってこんな感じなんだー」くらいの感想しかなかったが、二作目を読みすすめていくうちにだんだん水柿助教授の独特の雰囲気につつまれて、おもしろさが増してきた。二作目は主人公がとうとう作家になってしまって、助教授と作家の兼業生活の様子が描かれている。適当な感じのダジャレが多いが、それよりも夫婦間の会話がとてもおもしろい。奥さんの須摩子さんのキャラがなによりとてもよい。素敵すぎる。作家森博嗣氏の自伝小説的なものであるらしく、「相田家のグッドバイ」とかぶる描写もあったりして面白く読めた。

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2015年11月06日

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前作同様、森ファンのみが楽しめるであろう自伝的作品。
速筆の秘密が、依頼されたら納期までに仕上げなければいけないという社会人としての常識と、出版界の慣習のギャップにあったとは…
書かれているエピソード類が真実かはさておき、森氏ならさもありなんと思わせる内容のオンパレードに愛情が深まります。

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2014年10月13日

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「札幌かぁ…あそこはもう日本じゃないでしょう?」
「そうでもないと思うよ」
「だって、梅雨もないって言わない?」
「ゴキブリもいないって」
「あとほら、豚骨ラーメンもないらしいよ。早く独立すればいいのにね。沖縄みたいにさ」
「沖縄も日本だよ」

「あほら、一粒でレモン三十個分とかってキャンディあるでしょう?」
「あるかな」
「私、スーパでレモンを見るたびに、これってキャンディの三十分の一か、栄養ないなあって思うもの」

『「面倒だよね。僕が口でプロットを話すから、君が書いたらどうかな」水柿君はこのあと、「君なら、毎日、暇でしょう?」という言葉を呑み込むのである。このようにして毎日呑み込んだ言葉はどこへ行ってしまうのでしょうか、お母さん。』

『大勢の知らない人たちに好かれなくても、身近な数人に好かれていれば、生活は充分に楽しいのではないか』

「あれぇ… ー なんだ。本当に講演会なの?」
「当たり前じゃん、何だと思ったの?」
「なんか、隠れて悪いことするんじゃないかって」
「悪いことって、たとえば?」
「法隆寺に放火するとか」

「やっぱり、元を取らないといけないっていう心理が働くのね。温泉なんかにいくと、みんな、溜息ばっかりついて、ああ、のんびりのんびり、とかって、必死になってのんびりしているもの、どうもいけませんねぇ」

「できるだけ沢山がFになるように努力しました」

「なにか新しいことにチャレンジしようなんて気はこれっぽっちもない?」
「私はね、生きていることが、もうチャレンジなの」
「なるほど」
「毎日、いかに楽をして、平穏に生きるか、眠いときにどれだけすぐに眠れるか、というチャレンジなんだな」

『ま、いろいろあるけれど、
何が大切なのかさえ忘れなければ、
きっと大丈夫だろう。
溜息をつき、もう一度空を見上げる。
箸を刺すまでもなく、空も、いい感じだった。』

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2014年05月12日

Posted by ブクログ

本書はスカイ・クロラシリーズやS&Mシリーズの著作がある森さんのエッセイ集、第二弾です。
第一弾の「工学部・水柿助教授の日常」は以前読んだ事があったので、第二弾である本書も読んでみました。
内容の方は第一弾同様、筆が滑りまくった感じで冗長な部分が多い物となっており、最早これは著者の駄弁を楽しむ本と言えるでしょう。
それでも一応テーマらしきものはあり、それは著者のデビュー秘話とでも言うべきものです。

札幌で開かれた学会の為の出張に、珍しくついてきた奥さん。
札幌の夜、彼女のすすめに従いミステリィ小説を書く事に決めた著者。
出来上がった小説を最初は奥さんや信頼できる友人のみに見てもらったが、客観的な評価を得ようと講談社に投稿してみた所、あれよあれよと言う間に作家デビュー。
その後、締切=納期=厳守すべきものと言う、エンジニア的な発想に基づき、次々と執筆をつづけた所、

あれぇ~、気が付いたらベストセラー作家にぃ~、

なお話が書かれています。


費用が出版社持ちのスイス旅行やサイン会の様子。
売れっ子作家に忍び寄る浮気の影(笑)を心配する奥さんの姿等々、色々と面白い所もあったのですが、しかし一番印象的だったのは次の一文です。

編集者たちは、よくこう口にしたものである。
「はっきりいって、文句を言ってくる読者は、どんなものでも本を買ってくれるわけだから、別に彼らの要望をきく必要なんてありませんよ」

・・・・

何というか、ストライクゾーン一直線な剛速球?、的な感じ??
シビレマス(笑)

しかし本書によれば、森さんは投稿まで小説の執筆はおろか、これを読む事自体ほとんどしなかったとの事です。
以前読んだ東野圭吾さんのエッセイによれば、東野圭吾さんも現国が苦手だったとの事で、案外国語が苦手な方がベストセラー作家になりやすいのでしょうか?

あるいはこの様な人たちの方が真面目に執筆するので、結果的にベストセラー作家になりやすいと言うのでしょうか?

どうなのでしょうね~。

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2013年11月24日

Posted by ブクログ

この辺になると新書で書かれているような話と被ってきますね。

解説をよしもとばななさんが書いているが、少しこの方の気持ちがわかる気がする。このとりとめのない話に癒されます。

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2013年10月06日

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この本を読む人は森博嗣、じゃなくて水柿先生ファンしかいないとは思うが、そんなアナタも本書を読み終えたら須磨子さんファンになること間違いなし!という恐ろしい本。

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2013年03月04日

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なんかK談社の人ノリ軽いなw(これは小説だし、きみも軽いデショ)
ちくしょうかわいいぞ森博嗣(かわいいはかほはゆしが短縮された形なんだって、へぇー(興味なし))
あぁ何でしたっけ?レビューですか?
いやはやもう文字数足らない、残念でしたー(ウソツケ

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2013年01月22日

Posted by ブクログ

何にも考えずに読む感じの本、文体。くどいくらいの言い回しに文字稼ぎな繰り返し、それでもなんだかプッとしてしまいますw 須磨子さんは、そうとうすごい性格をしているんじゃないだろうかと思いようになってきました。

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2012年06月07日

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ネタバレ

シリーズ二冊め。
相変わらず話が脱線しまくり、ワープしまくり~笑
言葉遊びが面白くて、森サンならではのジョークにクスクス笑いながら読めました。

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2011年10月27日

Posted by ブクログ

森博嗣による自伝的フィクション第2弾。自伝的・・・と思われる、むしろエッセイ?的な。
とにかく、某国立大学工学部助教授であるところの水柿くんが、いかにして人気ミステリィ作家となるにいたったか、についてのメタフィクション?的な。
まぁとにかく、あんまり頭使わずに、カリカリせずに、のんびりとこのエキセントリックな小説にお付き合いください的な。

うちは森博嗣の本大好きだけど、この小説?は森博嗣の頭の中をのぞくようなお話です。
とってもフザケテイルのですが、森博嗣は本当に根っからの理系人間なんだな、というのが感想です。
おもしろいです。
各章のタイトルはふざけています。中身もです。
第1弾は、「工学部・水柿助教授の日常」です。
ぜひお読みあれ、です。たぶん。

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2010年08月12日

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そうか…これの前にもこのシリーズあったんだね…ってことを途中で気付いた。
これは…小説か…?(笑)

08'1'1

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2009年10月31日

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水柿シリーズの第2弾!!これは小説だ!!と言いつつも・・・分かる人にはわかってしまう。小ネタも多数!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

正直に言うと,1巻の方が話がもっと取っ散らかっていて面白かったように思う。2巻は作家になった経緯が詳しく書かれていて,それはそれで面白い。のだけれど,1巻を読んで感じた作者の生の思考の垂れ流し感は薄まってしまったように感じてしまったなあ。このシリーズを書くのに飽きてしまったのかなと思ったが,どうやら3巻まであるらしいので,続きも買ってみようとは思う。

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2024年07月20日

Posted by ブクログ

エッセイ風小説?第二弾。

前回は小説を書こうと思う前の日常だったけれど、今回はついに小説を書いて小説家デビュー。
こんなきっかけで小説を書いたのかとか、投稿する出版社を決める基準はこんなのだったのかとか、水柿助教授のマイペースさにビックリ!
大好きなS&Mシリーズが世に出るところは読んでいてとてもワクワクした。
相変わらず言い回しが面白く、ユーモアたっぷりなお話だった。

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2021年08月08日

Posted by ブクログ

工学部・水柿助教授の日常の続編。今回は遂に水柿くんが小説家になる話。相変わらず含蓄があるんだかないんだかわからない話が真面目にも不真面目にも綴られている。ミステリ作家になったという事もあり今作はミステリの話題多め。須摩子さんとのやり取りが相変わらずほのぼのしていて微笑ましい。

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2019年11月02日

Posted by ブクログ

水柿助教授、作家になるの巻。

森博嗣変わった人だろうとは思ってたけど
こんな人だとは。。
奥さんがわりと好き。

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2013年03月09日

Posted by ブクログ

だらだらした感じの話。
余計な言葉遊びとか、オチもなく適当な物語運びが多いけど、私はそういうとこが好きなんで。

エッセイとか読んだ後だと、さらに森さん自身をモデルにしてるんだなぁ水柿くん、と。
3割以上はエッセイじゃない?
教授としての生活とか、鉄道模型とか。
すばるさんも須摩子さんみたいな感じの人なんですかね。
なんか絶妙な距離感で結構好きなカップルです。

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2012年02月26日

Posted by ブクログ

森博嗣の小説を自身の解説付きにしたというかんじかな。こんな生活をしてみたい。須磨子さんがとっても魅力的。

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2011年05月28日

Posted by ブクログ

第2弾
やっとミステリにはいってきました
書ききるのにかかる日数が早いのに衝撃
いや、早すぎでしょ

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

「これは小説」と著者は言い張っているが、どう読んでも「実録だろう」と思わずにいられない水柿君シリーズ第2弾。いよいよ水柿君が小説家になった経緯が語られるが、前置きというか余談というか…そういう部分がちょっとくどくて読み疲れる(苦笑)。まぁ、そこも味かもしれないが。。。

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2009年10月07日

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