森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ超能力者の神居静哉が住む伽羅離館に訪れた赤柳探偵、加部屋、山吹、海月。
異世界に行く経験をする加部屋。
その後館は完全に閉ざされ、さらに密室の中で神居が殺された。
異世界トリックは海月くん、殺人トリックは犀川先生が爆速で解いた。GシリーズってなんかSMやVみたいに圧倒的な探偵役がいるわけではなくて、ちょっと物足りない感じはある。海月くんたちは萌絵と犀川先生の引き立て役なのだろうか。
異世界トリックはなんかそんなもんだろうなぁと。密室トリックはなるほどって感じだった。でもなぜ殺されたのか。そしてここに真賀田四季が住んでいたのか。犀川先生にあの部屋をみてほしかったなぁ -
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ネタバレひとつの仕事論。
仕事は人の価値を決めない、けれど、私たちは仕事で人生が決まるというぐらいに比重を置きすぎだということが論じられています。
一方、著者が価値を置くのは、自由。その自由とは何か、というところはあまり深堀されていなかったように思います。なので少しそこがぼんやりしていますが、
話の流れで言うと、自分にとっての成功、達成したい目標とは何かを、自分で定義することがおそらく自分の自由を手に入れている状態なのだろうと思います。
とにかく言いたいことは、仕事への特別視を全否定。
企業戦士時代を経てきた歴史的側面や、
長く続ける仕事を見つけようとするから、不安になり、やめて他に移る、といった傾向、
時代の流れで活性化する産業に合わせて、役立つスキルを身につけたり盛り上がっている業界に就職したりすることへの批判と抵抗。
理想と現実は、実は妄想と思い込みであること。
短期志向にならずに、歴史の流れをもう少し概観する視点を忘れないことーーー
いろいろな仕事論がありますが、
それはその人の経験上、形作られているのだろうと思います。
好きは、仕事でも仕事外でも、実践すること、というのはそう思うし、
必要に迫られたら生存のために稼ぐ時期もあるのかもしれないと思うし。
人に話さないと楽しめないのは本当の楽しみでない、というのは、どうだろう。
身近な人には私は話したい。
抵抗、というのか分からないけれど、やっぱり続けたいこと、あきらめたくないこと、
それを続ける方法を人生のいろいろな領域で優先すること、かなー。 -
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ネタバレ森さんのエッセイ。近所の勉強できるお兄ちゃんは達観した隠居じいさんになっていました。エッセイ中の森さんの考え方にはとても惹かれる。でも森の中で自前の人が乗れるくらい大きな模型鉄道いじって暮らすことはできないな。人に干渉されるのは嫌だけど、都会暮らしがいい。
賛同するフレーズ
・仕事をすることが偉いという感覚には、仕事で出世することで、人を支配できる立場になれる、という羨望の期待が潜んでいる。(パワハラで糾弾される可能性を考えると、偉くなるのはリスクがメリットより大きいのが昨今)
・自分以外の人たちに、自分の感情を受け止めてもらおうとする欲求が強くなりすぎ、自分一人では楽しめない、怒れない、笑えない、というような症状を呈する
(他社依存の人がネットにはびこっている。うざい)
・大勢に合わせようという気がないだけ。みんなに合わせても、特に面白くない。それより自分がやりたいことをしたい。
・人の生き方に感化された、といった体験はない。立派だなとか、この人には敵わないと感じることは多々あるし、その場合は尊敬に値する人物と位置付ける。でも、だからといって、その人のライフスタイルは、まったく別の問題であって。僕には関係ない。
・他者に関わるなら、本を読めば良い。それが最も効率が高いし、優れた才能を理解する機会に巡り合える。 -
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【2024年213冊目】
失踪した夫、旅に出た女、ないものが増える殺人、振動と研究、同人作家の出会い、読者一人のミステリ、踊るインディアン、四人のパーティ、悩む夫婦、モビカ氏と私、助手のキシマ先生――S&Mシリーズ刊行の間に書かれた11の短編集。
森博嗣ワールド炸裂な短編集。しっかりとしたミステリから入るので、それが続くのかと思いきや煙に巻かれるようなお話もしばしば。その世界観に慣れないうちは「なんだこれは」と思うことも多いのではないでしょうか。
解説に「数学の頭を持っている」とありましたが、だからこその独特です知的な表現の数々が散らばっています。見方を変えれば親父ギャグに見えなくもないですが。
ちょっと不思議な心地を感じたい時に読むのがおすすめです。 -
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Gシリーズ第7弾
目薬αで殺菌します
うっーん。全く解決しないパターン。
αの商品名は確かにでてはくるのだが
真賀田四季の影もそこまでなく
むしろ犀川先生と萌絵が思想を代弁しちゃうと
加部谷、雨宮中心での物語りの展開はテンポがよく、海月の冷静沈着な感じもいつも通りだが、俺に関わらないほうがよいと、初めて距離感に言及してきたてところは、新しかったし、親父の保呂草の血を引いてるだけある天才コミュとやさしさは納得です
事件も、赤柳さんも、加部谷×海月も大学3年以降どうなるのか
w大に行った萌絵はほぼ存在感なくなってきましたが、ここで島田さん達がでてくるのがなかなかよいですね
⭐️3.4
次は第8弾
ジグβは神ですか
にいきたいと思います -
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ネタバレ事件と日常が、作者風に言えばシーケンシャルに進行する好調な語り出しで、これは来たなと思ったら、最終的にやって来たのは、文学性高めのアート的映画の上映終了後のようななんとも言い難い無言の空気で、作品像が掴めなくなってしまった。
なにか90'sトレンディドラマと終わらない青春学園ラノベを燃やした灰を混ぜて練ったコンクリで作ったブルジョア風マンションにゲバ棒(萌絵の学園闘争的に)隊が突撃して爆破したみたいな漠然とした印象だけが残った。
最初は事件を中心に回転していた物語は、次第に萌絵が中心になり、更にその周囲に犀川の物語、犯人の周辺の物語、萌絵と才川の関係といくつも軸が増え、そのギア同士は噛み合ってない感じがした。
事件のプロセス説明の授業は相変わらず良かったが、犀川も興味ないけど片手間でまたやっちゃいました的な、よくある不感症的主人公タイプの匂いを少し醸し出してきて、不安が増してきた。
なんだかアイドルのライブを後方で黙って腕組みして見た後、終了後パフォーマンスについて本人に駄目出しをするみたいな感じになっている。F島で副所長の依頼を断り本格介入した時の犀川はどこへいってしまったのか……。
そもそも萌絵の甘え=自己中心的な性格を動力に回転する話なのに、彼女から甘えを取り除いたら物語自体が空中分解して墜落しかねない。
その兆候はすでにアイドルの代わりにマネージャがステージに上がり、最終的にアイドルより目立ってしまうといった様な、まさしく天秤のような萌絵と犀川のバランスを欠いた構造に表れている。萌絵の葛藤より原始的な犀川の方を定番化してほしかったが封印したようで残念。
この作者にしか出来ない音楽ライブの爆音圧の独特の表現は良かった。《ふたりは数字の11より接近した》なんて表現も作者くらいしか思い付けないだろう……。
今回の犯人の能力には驚く。知能、スキル、フィジカルと三拍子揃った万能型、更に忍者のようなスピードと隠密能力を有していてたぶんシリーズ中最凶なのでは。短期決戦ならばFの犯人をも陵ぐと思われる。
午前三時に飛び出しおそらく2時間弱でたった1人であの偽装工作を完遂し、一切の無駄の無い動きで犯行を行い密室を作り上げ、そして持ち手のない60キロのコンクリート体を10数Mとはいえあっさり運搬する(10キロの米袋6つ持って階段登れる人間がどれほどいるだろうか?)。こんな化け物が暗殺者で命を狙われたらたまらない。
唯一、致命的と言える欠点は文庫版のあとがきで、三大読書罪の一つ、〈ミステリの犯人をバラす〉と同等の罪を犯してしまっている。
あの5文字を見た瞬間、本を閉じたので詳細は不明だが、展開によっては先が読めてしまいかねず、どうも、ここで来るかという楽しみが無くなってしまったような予感がしてテンションが落ちた。
感想サイトなら自業自得だと思っているが、シリーズ物の前作でやるのはアウトだろう。しかも《今作までのネタバレを含みます》と注意書きをしてその先もネタバレするという悪質な罠まで仕掛けている。
なにか著者の作品のあとがきは思い入れからか、筆が先走りすぎている傾向がある。そういう面では本編に触れず、実情はこうですよとステレオタイプ化を牽制しながら本編の楽しみ方を簡潔に語り、余韻を崩さなかった笑わない数学者での森毅氏のあとがきはかなり好感が持てる。あとがきや解説というのは作品強度を高めるものじゃないと駄目だ。
あと動機が不明とよくあるが、本作の場合、解釈可能だといえる。
例えば、絶対に今この商品を買わなくちゃいけないとか、午前中でこの数のタスクを終わらすとか、人は自分の中の合理性、強迫観念的意識にどうしても勝てないものだ。自分の感想が異常なほど長文になってしまうのもそうだし、ネット上の荒らしや不可解なコメントだって理由はわからないが、いくら刈っても生え伸びてくる雑草のように現象としてはありふれている。だから動機の仕組み自体に関しては取り立てて特殊というわけではないと思うが、雑草も定期的に刈り取らないと家は荒廃してしまうし、どうして雑草が生えてくるのかを考えてもしょうがないという意見も一理ある。
それは動機ではないと言われたらそれまでだが、この犯人の場合、事件を訊いた瞬間、電光石火の如くアイデアが閃き、なんとしてもそれを実行しなくてはならないという異常な強迫観念に囚れたのだろう。
動機が不明というのは全く共感出来ないか、恨みや憎悪ではないということだ。しかし、主目的は妻の殺害であり感情的理由がないとは断言できないと思う。
言葉を知らず興味だけで動く子供の行動の場合は動機が読めないと言い切れる。たぶんその純粋さめいた添加物の無い目的意識を綺麗だと形容したであろう犀川の洞察もわかるが、大人の場合では危険な思考になり得る。
ヒトラーの『我が闘争』には“将来の主観的な決断を実行するために、あらゆる客観をおろそかにしない”みたいな一節があるらしい。Fの犯人もそうだが、この強固なエゴイズムによる意思は今作の犯人と共通性がある。この犯人の場合の客観とは、自分に向けられるあらゆる疑いであり、それを解消するため何者も寄せ付けない強い主観をもって計画殺人を決行したのであり、詩的どころではなく死的である。
そもそも傷害致死を無かったことにするという意図は、会社の資金を押領して隠蔽工作するのとさほど変わらず、その意思自体の肯定はかなり難しい。小説中の論法を使えば、出来事自体を無かったことにするというのは、出来事を隠すという行動によって確実にあったことになる。
犯人の意識についての考察内容をより完璧に達成するためには自己消滅しかないと思うのだが、シンプルな様態を複雑にして、単なるリセット願望を上手いこと誤魔化された気もした。
なぜ一人で死なないのかまで考えると確かに理解不能で、非常に倒錯した利己的な人格が浮かぶ。狂った行動をさせれば狂人はいくらでも描けるが、ここまで詳細にサイコパスを描いた創作物は珍しい。不可解に見える人物の頭の中では自己中心的な計算回路が本来あるはずのエラーを修復し、その人物の主観行動は常に正常で合理的なのだ。しかも客観性を分析し目的に合わせ外部からは異常がないかのように偽装出来る。その結果が「そんな事をするような人には見えなかった」という定番のセリフである。
作者は動機について言及することで、動機や人物像を説明している。よく云われている理系的な技巧や手法だけの作家ではないことがわかる内容だ。内面を詳細に描いてしまうとミステリ作品としてはうざったくなってしまうので、あえて登場人物にわからないと言わせている可能性もある。
まあ、この犯人よりも犯人の妻の方がよくわからないのだが。
最終的には被害者相関図の最も中心にいる人物なので必然的に捜査線上に浮かんできそうではある。
色々思うところはあるが、それはやはり1,2作目の出来の良さを引き摺っていることが原因で、思ってたより感性が合わないのかもしれない。ミステリ小説的には最も分かりやすいドラマ性で展開するレベルの高い秀作だと思うし、その都度で文章の流れを汲める人向けかと思う。 -
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Gシリーズ第4弾
ε(イプシロン)に誓って
最後の最後まで
えっ?そんな事あるのか?と
全く仕掛けが気づけなかった
(海月の呟きも、見落としなく読んでたつもりでしたが、1ミリも気づけなかった)
バス乗車の人の描写が複数人
過去や至った背景が描かれているわけだが
もちろん詩的な要素もありつつ、言葉の重さはすごく上品、でも
イマイチ感情移入しにくいというか
輪郭がわからないまま最後までいってしまう印象
焦ってる人、実は最初から掌握してる人の安堵感が
入り混じるわけで(最後にわかるが)
読者的には、加部谷や萌絵側視点で、どうなるかと焦ってるいる側だと思うので、その視点からみると、少し結末との温度感が埋まらずに
ソフトランディングになると。
Gシリーズはこうゆう余韻着地だと4作目でわかってきた
犀川先生と沓掛の絡みも新しいが
続く感じなんでしょうね
⭐️3.4
続いて
λ(ラムダ)に歯がない
へ -
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ネタバレなるほど、、、6人の超音波科学者のときに書いたレビューを撤回したい。まさかの2段作だったとは。
また土井超音波研究所に戻ってきた一行。前の事件で見つかった地下へのエレベーターを通った先の部屋で死体を発見する。誰も出られない状況だが自殺とは思えない死に方をしている死体。それと同時期に紅子の耳に入るパイロットが全員他殺された状態で帰還した宇宙船の話。ごりごりの密室。
練無と苑子の外見が似ているということは本作に置いては結構重要要素だった。
にしても、遠心分離機の作用で横方向に落下死するといいのはとても素敵なトリックだった。本作では見取り図なんていらないのになと思ってたけど、研究所の形もヒントだったのね。 -
Posted by ブクログ
Vシリーズ第4弾
夢・出逢い・魔性
(you may die in my show)
練無を中心とする
ワチャワチャエンターテインメント
かなり犯人が絞られて、これは当てれるかもとおもったが、検討外れ。確かに色んなヒントがあったなと思いつつ。。。
エピローグ、あとがき、最後の稲沢さんのシーンは確かに、そんな気がすると想像してましたが
面白い結末がでした。爽快締め。
2-3弾がなかなか面白い終わりかただったので
少し物足りなさはある
犯人のかぶる概念がいまいちしっくりこないというかサイコパス感ありつつ、少し捉えにくい色がないというか(主要キャラが濃い、確立されてるから、犯人が目立てない。。。)
⭐️3.4
続いて
第5弾
魔剣天翔
(ブリーチか、るろうに剣心の技のでしょうかw
色の違う話になりそうで楽しみ)