【感想・ネタバレ】夢の叶え方を知っていますか?のレビュー

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Posted by ブクログ

作者の小説はあまり読んだことがないが、エッセイがとても好きで「勉強の価値」「やりがいのある仕事という幻想」は何度も読んだ。本書も「夢」についてさまざまな切り口で語られており、自分の内面にあるものを掘り起こすきっかけを与えてくれる。何か行き詰まった時には手元に置いて読み返したい本だ。

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2022年12月17日

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ミステリー小説作家・森博嗣氏のノンフィクション作。2017年作品。
こんなタイトルなので、普通の自己啓発本かと思って読んだら、そんな訳にはいきません。
全7章の内、第1章から第3章にかけては、じゃあ夢って何だろうという「夢」論。第2章では、アンケート調査での回答者の夢を、短いコメントで次々とぶった斬っていくのですが、これが痛快。「夢」ではなく「祈願」では、とか、典型的な周囲巻添え型、「週末の計画」レベルのように思う、など、笑えます。
第4章から第5章は、夢の叶え方の方法論になり、それが割と自己啓発本の類型的な内容なので、このまま普通の自己啓発本になってしまうのかと思っていたら、話をまとめに入る第6章からはそういう類型から外れていきます。
その結末については触れませんが、第7章の終わりからあとがきにかけては、名言が連発していたと思います。

結果的に、今までの自分を見直すことができる、非常に良い本だった、と思える本でしたよ。

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2019年05月17日

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あとがきの最後の段落に集約されている。(迷惑をかけない範囲で)周りを気にせずに自分の思う道を進む。行き先は途中で変わっても良い。フリープランの海外旅行に似ているのかも。

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2018年07月19日

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夢とはなんだろう?夢を持てとよく言われるし、あなたの夢は何?とも聞かれたりする。夢を実現するということとは、どういう状態なのか?という問いがあり、著者なりの答えを導いている。
私たちは、この世に生を受け、いずれは死を迎える。その間どう過ごすのかを常に問い続けられている。誰もが幸せに楽しく過ごすことができればいいなぁと思うが、そのためにどんな行動をするのかが重要なポイントだ。
この行動の先にあるのが夢だったりするのかもしれない。
それぞれの夢をあらためて具体的に考えて、夢に近づく一歩を踏み出す行動を応援している書籍。

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2022年10月24日

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ネタバレ

この「夢」は職業的なものではなくて、趣味的な「夢」を指しています。
今持っている夢は本当に自分がやりたいものなのか、人のコピーや人に影響されたものになっていないか、しっかり確認することが大切。
そして毎日少しずつでも前進すること。
夢を叶えるための心構えがたくさん詰まっている作品です。

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2022年10月06日

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夢というもののとらえ方からして普通と違う。自分で作ることの楽しみを見出せるかが人生を豊かにする夢となる。

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2022年04月19日

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夢とは自己満足なものだという原則を貫いて書かれている。あまり、先の夢を考えるのが得意でない自分としては、その1日の目標を達成することが最大の自己満足なので、それを「夢」という熱量をもって取り組むべきものと考えようと思う。

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2021年08月22日

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競争的な夢は年齢制限があるが、趣味的な夢はない。
自分が見たい夢なのか、見せたい夢なのか。他人に認められる自分はモチベーションになるが、挫折もしやすい。
自己満足こそが貴い。
知的好奇心は無限、底なし。
与えられる刺激は慢性化する。
自分に対する約束は破ってもいい、ただし精いっぱいやったのであれば。本質は自分を楽しませること、しばりつけるための夢ではない。

目標は低く。実現できてナンボ。
人間は経験していないことを夢にできる。

夢がない人=現状そこそこ満足の人。しかし状況は変わる。将来に備えて夢を準備する。
どうせやってもだめ、という人。諦めの境地。前向きになるためにも夢があったほうがいい。

目標を固定する必要はない。
悲観的に想定する。
飽きないように工夫する=いろいろな作業を並行してやる。
他人から褒められることを目標にしない。自分が
自分をほめることを目標にする。

失敗が成功の元、というより、失敗がなければ成功がない、ということ。チャレンジしなければどちらもない。
見せたい夢ではないか、常にチェック。

ファンに喜んでもらう、が真の目的であることはない。自己鍛錬、自分を高めること、が目的。

何もない毎日に耐えられるか。監獄で好きなことができたらどうだろう。何らかの記録を残したくなるだろう。アウトプットが必要。
夢には、自分でやりたい、と人に見せたい、が混然一体となっている。
理想とギャップがあれば理想を下げればいい。
楽しければ優しくなれる。

自作を商品にするには、上手、完成度だけでなく、オリジナリティが必要。

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2021年07月26日

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何かを作り上げるという夢をもち、そのためにプロセスを設計し、実行する。当たり前では?という人もいそうだけど、その、当たり前ができない人が多い。できない、というか、「ここで良い」とおもっているから、それ以上がない。なのに叶わないものを夢と呼ぶからそれが夢なのであって、無限にループする。このメビウスの輪をどうやって断ち切るか、それは自分で考えよう。

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2021年03月28日

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ここ最近連続して読んでいる森先生のエッセイ集。タイトルがいかにも自己啓発っぽくて少し借りるのが恥ずかしいのだが、読後御多分に漏れずちゃんと影響を受けているからしっかり恥ずかしい。でも正直もっと早く知りたかった、今からでも実践出来ることをしたい。以下メモした箇所。→「夢」というのは、自分の自由の追求である。しかし、それははたして、自分が「見たい夢」なのか、それとも人に「見せたい夢」なのか、一度じっくりと考えてみることをおすすめする。→自分の自由とは、自分が自分の行為に満足することなのである。他者によって満足するという点が既にずれている。→今日、あなたは夢のために、何をしたか?明日は何をするのか?いつもそれを自分に問うことが、少なくとも僕が言える一番の「夢実現の方法論」である。→目標は低く。大事なことは、必ず実現できる範囲で、しかも安全率を見積もって予定を組むことである。最初はハードルを下げておくことをおすすめする。絶対に守れる約束を自分に課す。それが第一である。とにかくやり始める。示唆に富むーーー!!オススメーーー!!!

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2019年11月11日

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小説家・工学博士の森博嗣氏が語る「夢の叶え方」についてのエッセイです。読みやすく1時間くらいで読み終えました。とてもかいつまんで内容を書くと、自己満足を優先して楽しむことが大事。他者の評価は利用するものであって支配されてはいけないよ、というのが主たるメッセージだと思います。良書。

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2019年01月25日

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自分の夢に他者を介入させない。人の夢を自分の夢と錯覚しない。常に自分が自由であることをモットーに生きることを再確認できた。

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2018年06月14日

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夢とは何か?
何かを作り上げること。
森氏の場合は工作だった。

夢は昼寝とかグダグダする暮らしの実現とは異なる。
何かを作り続ける。
日々夢の実現に何かアクションを起こす。

夢は他人に見せびらかしたり人を巻き込むことではない。
自己満足こそ目指すべきこと。

夢に向かっていれば日々の労働も夢の実現のための資金作りと考えられる。

そんな感じ。

自分では夢を意識したことがあまり無かったけど、
何かになりたい、実現したい、○○を入手して◎◎をしたい、ということ位しか考えてこなかった。
世間一般の人たちもそんな感じで、著者がこの本を書くにあたって編集部で取ったアンケートでも、金持ちになりたいけどやっていることは宝くじを買うこと等という例が出ていた。
夢、または人生の過ごし方を考えるにあたっての良書だと感じた。

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2020年05月10日

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上海出張時のお供に成田で購入。行きで読破

夢には2種類あり、人を巻き込む夢と、自身で完結する夢 があるそう。
人を巻き込む夢とは、家族を幸福にしたい、有名になりたいといったもの。
自身で完結する夢とは、プラモを組み立てたい。鉄道のジオラマを作りたいといったもの。

後者の大切さを説いているのが森博嗣らしく、面白い。思えば、夢とは人に認められる事が語られがちな中、ジオラマ作りとは思いもよらなかった。

超個人的な夢、持ちたいな、と感じた。

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2017年10月21日

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夢とは何かということを、著者の視点から解説、または評価を行っている。

夢とは30代ぐらいの世代であれば、少なくとも30~50年先の見通しのことをいうとの考えを示している。それよりも前に達成できることは、予定や計画と定義されるようだ。

漠然としたなんとなくの夢を持っている人はいると思うが、夢をかなえるための第一条件である予定表を持っている人はどれだけいるだろうか。

夢が具体化していない人へのアドバイスとして、何かを作ってみることを提案している。
誰かに見せることを考えず、こっそりと自分一人で1年くらい続けてみて、楽しいことが大切なようだ。
教わる必要もなく、自分で考えて、じっくり取り組んで楽しいものが何なのか、続けたいもんが何なのか…ということだと思う。

インターネットやテレビなどのような受け身となる娯楽とは異なる、自身が主体となる趣味、忘れてしまっていたようなやりたいことを思い起こすのが良さそうだと感じた。

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2017年10月15日

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作者が変わった人っぽくて、でも成功体験とかの書き方も全然鼻に付く感じでもなく、不思議な魅力の人と感じた。

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2017年08月06日

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【自己満足】

自分の思うように生きる。

常に自分は何がしたいかを考える。

そして、その考えに基づいて少しだけ動いてみる。

何かが変化しましたね。

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2017年07月20日

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具体的に夢があるとして、そこに向かって自分で考えて、準備してってのが重要。その過程も楽しめるように。
子供の時の夢なんだったかなー

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2017年05月31日

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ネタバレ

なんでこの人はこんなに悲観的かつ退廃的なのか、と面白くさえなってきた。
結論はフレーズにも取り上げているが、他者に依らず、探求を重ねられ、自己完結するものが夢なのだ。そのためには、いまこの瞬間から、グダグダ言っていないで始めなさい、ということだ。
これには多くの反対意見があるだろうと思うけれど、私は納得したので評価は3にした。なんとも研究者らしい考え方だし、ずっと追いかけられる夢ってそういうものだよなと思うし、楽しそうにしている人の夢の半分はそういう夢だと思う。
一番面白かったのは、寄せられた夢の数々をバッサバッサと切り捨てていく第2章。不快に思う人もいると思うけれど、爽快だった。

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2024年02月17日

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森博嗣が「夢」について思うことを書いているエッセイ。
こんなタイトルをしているが「自分には夢がある!」「夢を叶えるにはどうすればいいんだ!」と思って手を取るとおそらく期待外れになると思う。
世間一般で語られる「夢」について著者が「それは本当に夢と言えるのだろうか」とか「夢の実現に家族を巻き込むのは感心しない」というような身も蓋もないことを指摘するのを見て苦笑いするのがおそらく本書の正しい読み方。
いつもの文体なので著者のエッセイが好きならば気にいるはず。

エッセンス
「夢は個人的なもの、自己満足なもので構わない。誰かを巻き込んだ夢は巻き込まれる方からしたらいい迷惑」
「ゆえにモチベーションも自身の内面から得るべき」
「夢の実現のためには行動しなかればならない」

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2022年04月18日

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誰しも子どもの頃から夢を持って生きている。 歳とともに諦めてしまうが。 今、どのような夢があるかと聞かれて、自分なりの夢を語るけれど、自分の夢ではなく他人に見せたい夢であったりする。 夢はあくまでプライベートのものであり、他人に誇示するようなものではない。 他人に知られると、実現できない夢になってしまうこともある。 また夢があっても、どのように実現するか、具体的な目標やプロセスが分かっていないケースもある。 著者は作家として成功したが、それは自分の夢の実現へのプロセスのひとつと考えている。 自身の経験を踏まえて、どのように夢を実現させていくのかを考察し、アドバイスする。 読んでみて、著者の考え方はトロイの遺跡を発掘したシュリーマンの考え方に似ていると思った。 シュリーマンは子供の頃に読んだトロイの物語に感動し、その遺跡を見つける夢を実現するために、語学を習得し貿易で成功して発掘費用を賄った。 貿易での成功は夢を実現するための手段でしかなかった。 作家として成功した著者も考え方は同じだろう。 ビジネスとして考えると、失ったものも多いと思うが著者は気にしていない。 正直、自分も夢はあっても、著者のようなプロセスを踏んで実現させるのは難しいと思う。 自分の夢には運が必要だからだ。(それは夢では無いと言われそうだが) でも著者の言うように、プロセスを楽しむことも夢のひとつと考えれば、やれそうな気がする。著者が言うように夢の本質は自己満足なのだ。

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2021年10月28日

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森博嗣ワールド。。奥様への敬意が垣間見れるのが個人的にとても好きです。「夢」というと社会の役に立つような立派な事じゃないとダメなのではないかと思っていた。自分の夢は何か?やりたいことはなにか?それはほんとにいま食べたいものなのか?日常のあらゆるシーンでシンプルに自分の心の声を聞こうと思う。

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2021年10月27日

Posted by ブクログ

己を知らないと自分をコントロールすることもできないし、自由も手に入れられない…。
私も自己満足止まりの趣味ならあるが、森さんのように10年、20年先まで考えた夢のプランを持つことは無かったです。
だから自分の場合、小さい自己満足な趣味に止まってしまうんだろうなぁ。

森さんが子どもの頃からコツコツと続けてきた小さな趣味をここまで大きく膨らませられたのも、常に建設的に物事を考えてきたからなんでしょう。
自分の頭を使って考えないと生き方にも差が出るんだなと改めて実感。
今からでも間に合うかしらと焦りつつも少し前向きになれました。

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2021年09月12日

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以前、東洋経済ONLINEに朝日新聞出版の編集者大坂温子さんの記事が出ていてこれがとても面白かった。その中に森博嗣の話題があって、そういえば積読したままの本があったな、と思い出して本書を最初から読み返した。当たり前の事が書かれているのですが、当たり前の事が必ずしも腹落ちしている訳ではない、という事を再確認出来ます。時間のある人は読んでみたら良いと思います。

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2019年04月19日

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人の夢はそれぞれであり、作者に否定されたくない。
作者は、成功者であるから言える事であって、全ての人にあてはまらない。
すべてがお金であるとは言わないが、お金がないと叶えられない夢がたくさんある。
小説家として成功してお金持ちになった作者から言われても心が響かなかった。

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2018年01月21日

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その夢は自分の夢か。他人に見せるための夢か。「キリの悪いところでその日の作業を終わる」は実践しやすくて良いね!

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2017年12月17日

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微かな夢でも、それを抱くことで、今の沈滞した状況から抜け出させるわけではない。しかし、抜け出せるまで自分自身の精神くらいは支えてくれる。多くの人は他者に甘えてしまうが、結局自分を助けるのは自分。いつか出口があると思って進めば、トンネルも楽しいもの。子供はトンネルが好きだ。出口があることを知っているから楽しめる。

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2017年11月18日

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夢についていろいろな角度から
考えることができました。
キットを選ぶ感覚より自分で作る
感覚でいきたいです。

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2017年08月08日

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森博嗣さんの本。良くも悪くもいつもの森節炸裂で、個人的には非常に楽しめた。あと、自分がやりたいことをするために生きているわけで、その事を実現するためには、きちんと毎日考えて生きなきゃいけないよな、と改めて感じたりもした。

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2017年07月27日

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先日読んだ、「「やりがいのある仕事」という幻想」という本が面白かったため、こちらの本も、タイトルにひかれ、手に取りました。
森さんは、かつて国立大学の教授でした。
趣味の鉄道模型の費用を稼ぐため、小説を書き始め、
小説がヒットして大もうけし、大学を退職し、趣味に生きている人です。夢のような人生です。
この本には、現在、叶えたい夢がある人には、夢の叶え方が、夢がない人には、その見つけ方が書かれています。私が印象に残ったのは、下記のとおり。
職業的な夢は、他者との競争になるので、趣味的な夢がよい。夢を実現するために、大事なこと…
・自分の夢を知っている
・自分が何をしたいのか、明確なビジョンを持っている
夢を実現すめための方法
・夢のため、1歩でもいいから前進する
・考えたことを順番に実行する
どのようなものを夢として選んだらよいか…
手が届きそうなもの
人の評価を待たない
自分の価値を高めることを目的とする
仕事でなければ、自分の価値は、自分で見定めればよい
人からなんと言われようと知ったことではない

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2017年04月12日

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