森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
進化なのか退化なのか?分からないのだが、テレワークの方が効率的だという人たちがいる。対面でコミュニケーションをとるよりも空間を共有しなくても、言葉、意思が通じればそれで十分ではないかと。同じ空間で息遣いを感じることなく言いたいことが相互に伝われば良いのではないかと。
私はそれは本当のコミュニケーションではないと感じている。AIに関しても人間が本来感じるはずの息遣いが分からないではないか?人間は生物、動物だと思っている。機械ではない。五感、いや六感を全て繰り出して感じ合うものだと思っている。
森さんを含め、その違いへのこだわりの違いは文系と理系の違いだという人がいる。気持ちは分からないではないけれど、どちらの方が良いのだろう?私はin personの方が良い。
森さんはここで言う理系の人。自らそう述べておられるが、私は一般的にいう理系・文系にあまり違いはないように思える。もちろん個人個人で考え方やものの見方に違いはあるけれど、基本的な思考の過程は文系・理系で分かれるものではないと思っている。大学を出るときに、あるいは社会に出てからの学びによって専門的な知識や技術は異なることは事実だけれど。
今回のエッセイは森さんの作品の三冊目。初めに読ませていただいた「F」が衝撃だった。ほぼ同じ世代であるだけに作品の背景を含めて全てを理解できたと思っていた。面白かった。鮮烈な刺激を受けた。
今回、森さんのエッセイを初めて読ませていただいた。何となく、金銭的に餓えることなく引退モードに入って、というかそれを言い訳にして少し引いているような感じがした。
しかし、なるほど!と森さんの考え方に納得することが多かった。さすがです。