森博嗣のレビュー一覧

  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    Vシリーズ第8弾。

    この薄さ、この字のスカスカ加減で密室ミステリが描けるのかと要らぬ心配をしてしまった。
    S&Mシリーズファンとしては萌絵ちゃん、国枝先生、犀川先生(少し)の登場は嬉しい限り。
    エンジェルマヌーヴァ絡みだからこの事件がここに挟み込まれるのか?シリーズ間の繋がりと、時系列を惑わせる配置と、伏せられてきた大きな謎(関係)がいよいよ明らかになる前触れにワクワク。
    とにかくあと2作、楽しみだ〜。

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    2022年02月06日
  • アンチ整理術

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    整理整頓を強制する風潮に喝を入れてくれる作品。
    必要であるから整理するのであって散らかっている方が成果を上げてくれる仕事や活動もある。
    環境は自分の目的に合った方法を模索していくこと
    。その過程が人生の醍醐味である。何事も自分で考えて行動することの大切さが学べた。
    著者ほどの財産がある人には断捨離は必要がなく物を溜め込む生活も可能なのだろう。
    一般的な感覚ではやはり断捨離思考は大切だと痛感した。

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    2022年02月05日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    森博嗣のエッセイ。昨年から彼のエッセイを数冊読んでいるが、最初は考え方が面白かったけれど、どの本にも似たような話が出てきて飽きてきた。発想は面白いし、独自の意見も解るけれど、自分の成功体験ベースの話、しかも作家という特殊な事例なので、その考え方を普通のサラリーマンが実践するのは難しいと思う。日本人は、日本社会の規範に従って生活するしかない。 お金に不自由しない生活ができるなら、運が良ければ著者のような生活もできるとは思う。この本には、著者の趣味の庭園鉄道写真が紹介されている。 何をやっているかわかるけれど、その楽しさは本人にしかわからないだろう。 この本は、著者の自己満足の本だから、興味がある

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    2022年02月02日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    Vシリーズ第6弾。
    豪華客船で海に消えた男、消えた天才画家の自画像をめぐる陰謀。保呂草を始めいつもの面々が揃った船上という密室で繰り広げられる虚実入り混じったミステリ。

    前作「魔剣天翔」の続編とも言える事件で、前作を読んでから間が空いたのが残念すぎる。この2作は続けて読むべし。

    今回は保呂草の本業がメインなっている。ただお金のためではない彼の動きが心を動かした。
    個人的には林があまり出てこなかったのが残念だったな〜

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    2022年02月02日
  • φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE

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    趣味の悪い装飾が施されたシンナーの匂い蔓延るジャンキーな室内にて、ある芸大生がY字型に吊るされた状態で発見された。身体には造形物の折れた翼。その翼で隠れた胸元に刺さるナイフ、服を染め上げ床に滴る血液。
    何と芸術的な死体だろう。

    現場の下の階に住む友人宅に遊びに来ていた山吹早月は、友人が大家代理を務めていた経緯で発見者である被害者の同級生に合鍵を渡す事となり、事件に巻き込まれる。その後死体発見までの過程がビデオに収められていた事実を含め現場は完全な密室である事が証明された。そのビデオのタイトルが「Φは壊れたね」である。...Φって何だっけ(高卒)
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    山吹を中心になんとも

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    2022年01月28日
  • ダマシ×ダマシ SWINDLER

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    自分が上村さんの立場だったらどうかなぁ。
    まさか自分がって思うけど、詐欺って実際にあるんだと考えると恐ろしい。

    シリーズ1作も読んだことないのに、完結篇に手をつけてしまった。
    主人公まわりの人間関係がいまいちよくわからなかったのは、おそらくそのせい。

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    2022年01月23日
  • 四季 冬 Black Winter

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    ネタバレ

    「分かりませんでした」と書くのが一番感想としてはいいのでしょうか。

    冷たいイメージの四季は人間的?な温かみを帯びていくように感じました。

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    2022年01月19日
  • 読書の価値

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    印象に残った箇所!

    エッセィは、予想外に面白かった。日記から入ったのだが、日記でないものも面白い。語り口が軽妙であったり、発想や感想が常識とずれていたりすると、それだけで興味深い。つまり、他者の思考を覗けるような面白さがある、ということがわかった。

    人生は多めに見積もっても三万日だから、毎日一冊読んでも、僅か三万冊しか読めない。だいたい国内では、平均して一日当たり二百冊の新刊が出ているそうだ。一日に二百冊を読んだとしても、これから出る本が読めるだけで、過去の本までは手が回らないし、本を出しているのは日本だけではない。

    もちろん、たとえば映像的なもの、つまり目で見たものは、情報量としてはよ

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    2022年01月18日
  • 四季 秋 White Autumn

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    ネタバレ

    Vシリーズを全て読めばよかったと後悔しました。
    そうすれば、二組の主人公を楽しむことができたのに・・・。

    また、扇風機と太陽の例えは凄い特殊だなと感じました。

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    2022年01月18日
  • 四季 夏 Red Summer

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    ネタバレ

    vシリーズは1と5巻しか読んでないのですが、
    「犀川先生」が出てきて繋がりを読むことができました。

    ここから『すべてがFになる』が始まるのですね。

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    2022年01月17日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

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    適当に読んでもいいシリーズと思って油断してたら、最後何。唐突にシリアスになった?と思いきや、変なオチだった!変になり方が、このシリーズっぽくなくて、不思議な感じだった。これが解脱?
    もし自分が小説を書いたとしたら、途中で飽きた時にこういう風に終わらせるかも、と思った。

    水柿君は、筆者自身のようでいて、全然違うと思う。筆者がそういう考えの人だから、登場人物もそういう人なだけだと思う。想像でしかないから、読者がどう捉えるかの問題でしかないが。

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    2022年01月16日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    ネタバレ

    1ヶ月前くらいに読み終わったけどあんまり内容覚えてないし、うーん…という感じだった気がする
    Vシリーズ自体が好みじゃないのかな?

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    2022年01月16日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    WWシリーズ第四弾。今回のポイントは幽霊。バーチャルの世界では人間こそが幽霊なのか?WWシリーズはWシリーズよりも抽象的な話が多いような気がする。思考はさらにバーチャル化し洗練され研ぎ澄まされていく。その果てにあるのがWWシリーズの答えなのかどうなのか。それにしてもグアトとロジは相変わらずイチャイチャしてるなぁ、いいぞいいぞ。

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    2022年01月14日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

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    小説の方が圧倒的に面白い。あとがきに「小説は書くのは簡単だが一番売れる。エッセイはそれなりに考えて書かねばならないのに売れない」とあったのが面白かった

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    2022年01月05日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    ようやく新シリーズ!
    全くミステリではなくて新鮮。赤目姫の潮解以来のSF?
    ウォーカロンの設定面白いな。これってきっと100年シリーズよりも後?だよね??ロイディのこと、もっとアンドロイド寄りに想像してたんだけど、どうなんだろう。やっぱり再読が必要?

    なんにせよ興味深い。続きが気になる。S&Mから2世紀か〜想像できない〜!

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    2022年01月04日
  • 孤独の価値

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    孤独と楽しさはブランコの関係にある →日本一周したときの経験はこのブランコの状態とはないか。ずっと続く孤独と時折くる楽しい状況(人との出会いや名所)との落差はまさしくブランコそのものであった。また、バックパッカーで最後に過ごしたマレーシアでの1週間は何にも代え難い時間だった。一人であったが、とても充実した時間だった。 孤独を受け入れる方法は、創作する、研究する、無駄をすることの3つ。 →無駄なことはしている。ウォーキング。ぼーっとする。創作や研究はしているか?何もしていない。アウトプットの仕方も不明。

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    2022年01月02日
  • ダマシ×ダマシ SWINDLER

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    Xシリーズ最終巻。人間同士の関係において、コミュニケーションに表出しない得も言われぬ孤独感が人を惹きつける魅力になる、という見解自体が幻想なのかもしれない、という孤独感溢れるラスト。

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    2022年01月02日
  • 集中力はいらない

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    小説以外の森博嗣、初めて読んだ。頭がスッキリした。最後に触れられていた森博嗣の父の口癖というのがうちの父と全く同じで、父の後ろ姿がシンクロした。リラックス、リラックス。

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    2021年12月31日
  • ツベルクリンムーチョ The cream of the notes 9

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    森博嗣中毒者にとっては彼が書いた物であれば何でも読む、という習性になってしまうようだ。内容が過去のものと重複していようが関係ない。

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    2021年12月27日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    ここから!初めて読む話!
    どうなるのか徐々に気になっていって、最後の出来事にもオチにもびっくりした〜。小川さん、萌絵ちゃん並みに危ない目に遭ってる。

    なぜかこの話がXシリーズの最終巻だと思ってたけど、まだあと一冊あった〜嬉しい!
    Xは真賀田四季と少し距離があるから、なんかちょうど良い息抜き。次はいよいよWシリーズ!楽しみ!

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    2021年12月26日