森博嗣のレビュー一覧

  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    「そして、考えても死なないことに、価値があるのではないか。結果として、死ななかったことに、価値があるのではないか。」

    四季は今後どのように関わってくるのでしょうか。

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    2022年04月13日
  • φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE

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    Gシリーズ1作目。S&M上がり直後なので萌絵ちゃんと犀川先生の会話に思いを馳せながらも、海月くんの登場でまた新しいおもしろさの予感がした。加部谷さんがいて嬉しくなっちゃった。

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    2022年04月12日
  • 諦めの価値

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    質問コーナー(?)の質問が、客観的に見るとそんなことで悩んでるの…、それならさっさと行動したらいいじゃん…、と思ってしまうことばかりなのだが、内容は違えど私自身の悩みも側から見ればそんな感じなんだろうなぁと思わざるを得ない、、、。

    そして、森さんの回答が質問者に寄り添いすぎず、真ん中に立っている人の考え方でスカッとする。

    森さんが全部正しいというわけではないが、ひとつの視点として持っておきたい考え方だなぁと思う。

    読み終わったらすぐに売ってしまおうと思っていたけど、気楽に何度も戻ってきたい本である。


    p8 ただ「やりたいなあ」と憧れているだけの段階では、「諦める」ことはできない。

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    2022年04月12日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

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    Vシリーズ2作目。
    主要な登場人物がある程度なにかしら賢さを持ち合わせているというのがデフォなので会話の中での変なもどかしさがないのと、キャラクターとしてみんな興味深いので読むのは楽しいけど内容についてはぼんやり理解という感じです。
    でも時間が経ったらもう1回保呂草さんの発言に注意しながら読み直したいかも…

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    2022年04月11日
  • もえない Incombustibles

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    僕の、常に“ぼんやり”してる感じとか周りの人物に対する妙に冷たい感じとかがこの話自体に静かな異様さをもたらしていた。同時に、僕をとりまく人物たち(主に姫野)の冷静さや拍子抜けするくらいの地に足ついた現実主義的思考がリアルさを引き出している気がした。終盤の恐怖がすごかった。 読み終わってから、姫野と僕の関係性がすごく好きだなと思えた。

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    2022年04月06日
  • 君たちは絶滅危惧種なのか? Are You Endangered Species?

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    WWシリーズ第五弾。今作でもリアルとは?ヴァーチャルとは何か?が問われている。リアルで生きることと完璧なヴァーチャルで生きることの違いとは?解像度の問題がクリアされれば差はなくなるのではないか?疑問は尽きない。それでも人間という存在が自由を求めていくことに変わりはないのだろう。今回は少しだけとはいえ終盤わりとハラハラドキドキさせられた。

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    2022年04月05日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

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    人を殺したとされるAI・イマンがエジプトのピラミッドで発見された。ハギリが調査に向かったその時、蘇生した冷凍人間が行方不明に。イマンの交信相手が南極であると判明し、今度は南極へ…と、今回は移動距離が凄かった!冷凍人間の家系図が改めて紐解かれ、それらはマガタ・シキへと繋がっていく。AIの世界が混沌としてきて、シリーズのラストも近くなり、最後まで付いていけるか心配になってきた…。

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    2022年04月03日
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    終わり方よ…後半の急展開にもドキドキしたけど、それより最後〜!!めっちゃ気になる終わり方する。

    砂で描かれた曼荼羅、迷宮百年の睡魔?関係ない?やっぱり百年シリーズ読み返さないとかな。

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    2022年04月02日
  • 道なき未知

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    面白くするには、考えること。逆にいうと、考えることを放棄することは面白さを味わえないということ。考えることの大切を感じさせてくれる本だった。

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    2022年03月29日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    Gシリーズ九作目。
    久しぶりの《キャラクタ》がたくさん登場。
    ひたすらに学会に徹する舞台設定といい、初期のようなアカデミック臭が嬉しくなる。

    萌絵、すっかり大人になったねえ。
    犀川も世間話ができるほどになったとは。
    たびたび二人がイチャイチャ?していて、微笑ましくなる。
    犀川が禁煙ときいてびっくり。
    次回作では、萌絵の赤ちゃんでも登場するのかな。
    相変わらず謎解きはあまりないけど、だんだん収束していくストーリー、先が楽しみ!
    加部谷が普通の人ぽくて良い。雨宮との掛け合いが賑やかで面白い。

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    2022年03月20日
  • アンチ整理術 Anti-Organizing Life

    作者の部屋を知らない

    そもそも、作者の部屋がどうなっているのかを知らない。散らかっていると言ってもいろいろあるし。
    断捨離はもってのほか、これだけは絶対に捨てられないというものだけを捨てればいいという。
    作者さんはこれまでも、(やる気が出ないときはどうするか。簡単である。やればいいのだ)とか、わかるようでわからないことばかり言っている。

    一言で言えば上から目線。二言で言えば上から目線で、下に降りてくることをしない。

    やる気がでない時はやればいいとか、必要なものだけとっておくとか、それができればうつ病とか、病院とかいらないのです。

    #シュール

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    2022年03月15日
  • 諦めの価値

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    タイトルを見て、森博嗣は好き勝手に書きたいものを書いて、諦めなんて無縁だろう、とまず思った。
    すると内容は、予想の5倍くらい浮世離れしていて、でも実践的で、真似できるかは分からないけど、すっかり森博嗣という人間に魅了されてしまった。
    かなり好き嫌いがあると思う。


    ※※※※※
    ■ Before(本の選定理由)
    森博嗣の新書なんてあるのか?珍しい。
    (後に、小説以外の本が20冊もあることを知る)

    ■ 気づき
    大半の「諦められない」エピソードは「できたらいいな」の願望と混同されている。泣いて馬謖を切るでは無いが、失うものと比較して始めて「諦め」になるのでは。

    ■ Todo
    試さずに「どうした

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    2022年03月14日
  • 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX

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    7つの短編。
    ゲームの国回文のレベルが凄すぎて驚く。これ、森さんが自分で考えたものなんだろうね。凄いわ。回文を作るコツってあるのかしら?

    でも、なんといっても一番好きなのは犀川&萌絵が登場する「いつ入れ替わった?」でしょう。
    S&Mファンにはたまらないシチュエーションに、もう手足をバタバタするほど萌えまくり。
    あ〜、読んでるこっちまで赤面です。

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    2022年03月03日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    S&Mシリーズ、Vシリーズを終えて読む短編集。
    犀川先生と萌絵ちゃん、國枝先生とその夫、個人的に好きな喜多さん、練無と紫子と若き日の睦子さんの絡みなど、ファンの心を掴んで止まない作品たち。

    ミステリというジャンルでは語れない作品たちは、叙述の妙で読者をあらゆる角度から翻弄させる。
    シリーズの箸休め的な意味合いで読むのにはいい短編集かな。

    事件的なものの解決を精緻に求めると、フラストレーションが溜まる終わり方も多いけど、そんなことは対して重要なファクタじゃないと森さんは言うのだろうな〜

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    2022年03月03日
  • 勉強の価値

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    いつもの森博嗣
    ただ題材が題材だけに、無駄に敵を量産しないか心配になる
    主に数学で乗り切ってきた身としては共感するところ多々

    ふと気を抜くと思考から遠ざかる日々を送りがちになっている
    もう少し考える時間、勉強する時間を持つべきと思わされた

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    2022年02月20日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    在宅勤務になると、分かりやすく読書のスピードが落ちちゃう。。読むのに時間がかかったー。
    ミステリではなくSFだと思って読んでるけど、真賀田四季が絡むとどうしてもワクワクしてしまう。ハーネイムって、真賀田四季の方かと思ってさっぱりだったけど、そっちのことか!最後のシーンも気になる〜。

    次は久しぶりにGシリーズだ!楽しみ!

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    2022年02月16日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    面白さとは待っているだけでは訪れない。受動的でもつまらない。主体的に計画して実行する事が大事である。
    現代は豊かであり娯楽も溢れかえっている。逆に言えば新たな面白さを見出すのが難しい時代とも言えるだろう。
    これからは面白いは自分で作り出していくアウトプット型の人生を送りたい。

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    2022年02月13日
  • 諦めの価値

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    そうだよね、子育てだって、親の介護だって、本当にやりたかったら障害にはならないよね。と思いながら、それでも細々と続けてきたのはこれも諦めなのかなあ。私はあきらめてるのかな。あきらめてないのかな。どっちなんだろう。でもほかにやりようがあったとも思えないし。これでいいわけはないけれど。つらい。うーん。なんだろう。いろいろと思うところはあるけどうまく言葉にならない。泣いてどうなるものでもないが。

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    2022年02月10日
  • ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?

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    すでに生殖機能のないはずの富豪に子供が産まれた。子供の母親は人間なのかウォーカロンなのか?調査中だった、フランスから逃走した数体のウォーカロンが絡んでいるのか?ウォーカロンが子供を産める可能性、産まれた子供は人間なのかウォーカロンなのか?数々の倫理観を突きつけられた巻だった。今回、新たに登場した人工知能『ペガサス』、彼が一番人間臭く感じた。

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    2022年02月09日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    森氏の小説は大昔(「理系のミステリ」と呼ばれてた頃)に、何作か読んで、会わないわと思って、ずっと読まないでいたので久ぶり。子供が書いたものという設定の文章は、実にらしく、かつ読みやすくてさすが。法律とか処罰とかに対して、吐かれる言葉がなにげに深い。そうだよなあ、司法にとって一番大事なのは次を起こさせないことで、罰することじゃないんだよな。ただトリックらしいトリックもなく、ミステリとしてはかなり緩い。そういえば大昔読まなくなった理由の一つが、トリックがしょぼいだった。

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    2022年02月06日