【感想・ネタバレ】捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nestのレビュー

あらすじ

メビウスの帯構造の密室に現れた死体、そして消える秘宝――。エンジェル・マヌーヴァと呼ばれる宝剣が眠る“メビウスの帯”構造の巨大なオブジェ様の捩れ屋敷。密室状態の建物内部で死体が発見され、宝剣も消えた。そして発見される第2の死体。屋敷に招待されていた保呂草潤平と西之園萌絵が、事件の真相に至る。S&MシリーズとVシリーズがリンクする密室ミステリィ。

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#じれったい

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2025年10月06日

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ネタバレ

この本を購入したときにあらすじを読んでから読むのを心待ちにしていました…!
だって、あの萌絵ちゃんが出てくるなんて、S&Mシリーズファンとしては嬉しすぎる演出でしょう…!
それに私の大好きな国枝先生まで登場してくれて、もう読み進める手が止まりませんでした。
相変わらず保呂草さんは胡散臭かったけど、萌絵と保呂草さんの絡みがありなんだか感慨深い。
最後は謎がぱっと明かされる、というわけではないけれどどこかすっきりとした終わり方でした。

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2024年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさかの萌絵ちゃんとの出逢い。
ラストはつい、「なんだよ!」と言ってしまった。
比較的、シリーズの中ではマイルドである。人が死んでるけど。

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2023年11月24日

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一方向からしか進めないメビウスの帯、捩れ屋敷。そこで起こる殺人事件と盗まれたエンジェルマヌーバ。もう一つの殺人。密室トリックと殺人犯強盗犯を追う西之園萌絵… 今回の見どころは保呂草・西之園の絡みですね。G・Xシリーズも早く読みたくなりました。

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2023年11月19日

Posted by ブクログ

薄い本なのに読み応えと充実感がスゴイ。

保呂草と萌絵が絡む特殊なシチュエーション。二人の会話は難しい。そしてなんとなく相性が悪い感を感じ取ってしまうのは穿ち過ぎ?やっぱり萌絵&犀川・保呂草&紅子のほうがしっくりくる。

本の内容に直結することではないけれど「題」の字面がとても好き。

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2022年03月27日

Posted by ブクログ

ついにS&MシリーズとVシリーズが邂逅!てか秋野秀和って、1巻で出てきたやつじゃん!西野園萌絵vs保呂草潤平は保呂草のほうが上手な印象でしたが、久しぶりに萌絵のキレっぷりと国枝先生のクールっぷり、犀川先生の天才さが堪能できて楽しかったです。大満足!

ただラストの紅子さんとのやり取り、かなり意味深ですね。保呂草さんがラスト付近で少年に言っていた「引退」とか関係ある?いったい保呂草さんは何に驚愕したのか、本当に気になりますがネタバレ踏まないようにしながら、引き続きシリーズを楽しんでいきたいと思います。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ご褒美回でした( * ॑꒳ ॑*)
スピンオフ的な扱いなのかな
それとも今後も絡んでくるのかな

西之園萌絵と保呂草潤平の探り合いや、お互いの力を認め合う感じとか、ニヤニヤ止まりませんでした

紅子さんと萌絵って接点あったのか…_φ(・_・

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2025年06月05日

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久しぶりの萌ちゃんと犀川先生に大興奮でした!
やっぱり2人のコンビと言葉遊びが好きです!
面白かった!

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2025年01月14日

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Vシリーズ第8弾
捩れ屋敷の利鈍
※表紙の画もしっかりメビウスの輪に

S&Mの西之園萌絵、国枝さん、犀川先生も登場する、VシリーズとS&Mが交わるスピンオフ的な作品。犀川先生ほぼでないので、メインは西之園萌絵と保呂草の推理戦がメイン。
両作品の良さが伝わり、読みやすさは抜群。
メビウスの輪のオブジェの壮大さはわかりつつも、いまいち画としてイメージしきれない自分の想像力のなさに悲しくなる。。。

捩れをテーマに
オブジェの捩れ
館に住む熊野御堂家の捩れ
エンジェル・マヌーヴァの宝剣を巡る捩れ
保呂草vs西之園の捩れ
最後に、保呂草と紅子と犀川先生含めた
S&MとVシリーズの捩れ
純粋な思考と利欲的な行動の捩れ
これでもかというぐらい対比させて
今と未来を語っているということなんでしょうね
素晴らしい
体感2.3時間で読める
★4.1

最後のところだけ
紅子と保呂草の会話がわからなかった。。
調べようと
(永久の不可侵は、へっくんの彼女、紅子の息子だからということかしら?、もう少し意味ありそうだけどなぁ)

保呂草の性格と駆け引きと人間味がより胡散臭くなってきてて最高です

続いて9弾
朽ちる散る落ちる

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2024年10月20日

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ネタバレ

Vシリーズは4人の主役の掛け合いが魅力で、トリックはそこそこだと思ってたけど、これは本格っぽいトリックで面白く、一気読みしてしまった。犀川先生と萌絵とこの4人の関係性もほのめかされ、そういう意味でも、次が気になる感じで面白い。

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2024年09月22日

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ネタバレ

萌絵ちゃん、、、!!!
ファン贔屓の星4です。
メビウスの輪を再現した捩れ屋敷の中で保管されているエンジェルマヌーヴァ。
保呂草、萌絵ちゃん、國枝先生が登場。保呂草と萌絵ちゃんの初絡みもいいし、國枝先生と萌絵ちゃんがなんだかんだ仲良くなってるところも微笑ましい。

これも独特な書き方だけど面白かった
保呂草ァ! またやりやがったな!!
ちなみに死体が2個ありエンジェルマヌーヴァも盗まれたんだがまぁそこはそんなにという感じだった。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

表紙を眺めて、これがメビウスの帯かあ、と。

エンジェルマヌーヴァが登場します。
それはメビウスの帯を再現している建物に、
展示(設置)されていました。

そこで起こる密室殺人事件。
消えたエンジェルマヌーヴァ。

西之園萌絵が登場します。

これは一気読みでした。
前回の超音波研究所が重たかった分
こちらは登場人物も少なく、
萌絵が元気に国枝先生とやり取りしてくれるおかげで、
とても楽しく読めました。

それにしても保呂草さんがどんどん、
皆にバレていく…苦笑
だけど、悪人じゃないから憎めない。
良い人でもなんだろうけれど。苦笑

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

保呂草さんって無意識に犀川先生的な温厚で波のないクールな感じをイメージしてしまって、ギャップが埋められずいまだにイメージが掴めない。

前回も「うるさい黙れ!」と声を荒げていたし、今回も萌絵の部屋に押しかけて「◯秒で君を殺すこともできる」といってたり、毎回驚かされる

萌絵の部屋に行ったのって何かの策略だったのかも謎。あんなに感情的になる人なのかな?

えーと、今作は殺人の方がかなりおまけで、結局本当のところは犯人もわからない。

それに一つ納得できないのは保呂草が、なんで盗めないものをセメントで隠す必要があるの?
数年後にこっそり持ち出そうとでも思ったのか?

それにしてもアレを保護せずにセメント塗りたくろうとしてたの?
美術品を大事に思う彼なのに?

いろいろ疑問は残るけど、やっぱり緊張のやりとりは楽しいし、保呂草は泥棒モードの方が楽しい。

萌絵のテンポもやっぱり落ち着くし、楽しく読めた。
萌絵自体の人間を好きかというとそうでもないけど、物語を動かすキャラとしてはやっぱりVしりーずの面々より好きだなと再確認。
国枝先生もしかり。


ここまで書いてふと思ったけど、今回の保呂草さんって誰だ?秋野って最初の殺人犯の名前だけど、最後に紅子さんのところに行ってるしなぁ。
でも、今回の殺人犯がはっきりさせられてないのとかももしかして伏線??

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2022年11月19日

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Vシリーズに萌絵ちゃんが登場!
保呂草さんと萌絵ちゃんの対決…殺人事件以上に興味深い。
萌絵ちゃんの会話のテンポでポンポン進むのであっという間に読んじゃった。

ちょっと残念だったのは、犀川先生がほとんど出なかったことかな。
今回探偵役は萌絵ちゃんで紅子さんが活躍することがなかったけど、最後に何らかの関わりがあることを仄めかして終わった。
なんだろう、気になる…
シリーズはあと2冊だけど、謎は解明されるのかな?

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2021年12月19日

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ネタバレ

紅子よりも、まだ萌絵の方が自然かもしれないと思えるくらいにはキャラの理解がたった。保呂草的にはどっちも似たようなものなんだろうけど、比較の問題なのと、他人をどのように使うのかと言う点でマシかなと。まぁお金の問題かもしれない。

エンジェル・マヌーヴァが太い筒にぶら下げられているという形は物理的な意味でのスケールのでかさを物語るけど、物事を俯瞰して見るということのイメージとしてはなるほどと思った。

あと最後で明かされない謎があり、少し消化不良。

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2021年12月13日

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宝剣「エンジェル・マヌーヴァ」が保管されているメビウスの帯の形をした捩れ屋敷。密室状態の屋敷内部で死体が見つかり、宝剣も消えてしまう。近くのログハウスでも死体が発見される。屋敷に招待された保呂草潤平と西之園萌絵が事件の真相に迫っていきます。

Vシリーズ第8作。VシリーズとS&Mシリーズがリンクする作品。

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2021年09月21日

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はー!!個人的にめっっちゃ面白かった!萌絵ちゃんが出てくるのはよく覚えていたんだけど、肝心のストーリーをあまり覚えていなかったので、初読の時と同じくらい(多分)萌絵ちゃんと保呂草さんのやり取りにワクワクして楽しかった〜!

これ、みんなの年齢を想像しながら読むのが楽しいよね。一度読んでるからこそできる楽しみ方というか。読者が一番ニヤニヤするやつ。

保呂草さん、一度は盗むの諦めてたんだなあ。萌絵ちゃんより一枚上手感の方ばっかり記憶に残るけど、本当に萌絵ちゃんが苦手そうで面白い。萌絵ちゃんと犀川先生の電話のやりとりを保呂草さんが書いたんだと思うと、どうしても笑っちゃう。全部分かった上で読んでもこんなに楽しい!!

メビウスの帯の建築、現実にあるなら一回見てみたいな〜。
————————————
2007年の読書日記を追記。面白かったとこだけ抜粋してくと、ほぼ全部保呂草さんのことなんだよな…めっちゃ好きじゃん。

2007.05.23
まず登場人物を見て、フリーズ。練ちゃん…出ないの…か…。練ちゃん読みたさに本に手を出している私は一体どうしたら。ショック絶大。
で、かわりに萌絵ちゃんと(電話で)犀川先生。
久々の萌絵ちゃんの才女っぷりはうらやましくもあり可愛らしかった。つーか保呂草さんあやしいーー!前々回の好感度もドン引きよ!
やっぱ苦手…やっぱ好きじゃないと思った。せっかくエンジェル・マヌーヴァでてきたのに、これは保呂草さんを舞台に引きずり出すための単なる小道具。

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2021年02月06日

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今回はS&Mシリーズから西之園さんの登場。
前々から出てくるとはチラッと聞いていただけに、裏表紙の西之園萌絵という名前を見て「やっと出てきた!」と少し興奮しました。
泥棒・保呂草さんと探偵・西之園萌絵という構図での対決でもあり、すごく楽しめました。

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2020年12月02日

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Vシリーズに西野園と犀川が登場です。見たこともない構造の捩れ屋敷ですが、森博嗣氏の文章は恐ろしいもので、しっかりと脳内に屋敷が思い浮かびます。また西野園といえば密室。これも安心の方程式どおりです。

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2020年10月20日

Posted by ブクログ

今までこのシリーズは、結構分厚い本でしたが、今回は薄さにびっくりしてしまった。

保呂草VS西之園萌絵という感じで、進んでいきます。
メビウスのリンクというのか、それを巨大な建造物にして、中に入ってねじれ具合を確認出来る?というのか?
その建物を作るという発想がすごいと思ってしまった。

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2020年04月07日

Posted by ブクログ

保呂草vs西之園。    
思わせぶりなラストで〆られてもバカなのでさっぱり分かりません。    
とりあえず保呂草の方が一枚上手だったということで理解しておきます。     
それにしても著者特有の会話劇はほんと独特だなぁ。

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2019年06月13日

Posted by ブクログ

森博嗣さんの作品で大好きなS&MシリーズとVシリーズがリンクする密室ミステリー。面白かった
最後がはっきりせずに終わっちゃうところは残念でならず星3にしてしまったけど、またいつか再読したいと思う

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2025年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うわー!
前作で「何だかあの2人が懐かしい」なんて感想に書いてたらまさかの再会出来ちゃったよ!
ちょっとびっくりしちゃったよ!

という訳でVシリーズもとっくに折り返しに入っている訳ですが、今回の話は本編というよりはスピンオフ感が満載の一冊でしたね。
現場に出くわしたのは保呂草さんと西之園萌絵!
さかこの2人が出会う話を読むことが出来るとは!
私が常々思っていたことをこの2人がお互いに対して思ってくれたことに私は大満足ですよ、ねぇ!似てるよやっぱ!
そして紫子と練無がいないとこんなにも現場が静かになるのか……と思われた作品にもなりました、あの2人どんだけ喋るのよ。

それにしても久々に見た西之園萌絵、相変わらず事件が起きるとフルスロットルになったりちゃんと定時連絡を欠かさなかったりで変わってなくて安心しました。
あの頃よりいくらか未来の話……になるのでしょうか、国枝先生も少し柔らかくなった?って感じがしたし。
しかし萌絵、やっぱり肝心のところで詰めが甘い……今回は保呂草さんの勝ちでしたね。
紙一重な感じはあったけれど。

個人的にはもう少しメインストーリーの結末をハッキリしてくれるともっと嬉しかったのだけれど……まぁ保呂草さん途中で帰っちゃったわけだし、そこは仕方ないのかな、と。
それにしても紅子さん何を伝えたのでしょう。
やっぱり元々お嬢様だったわけだし、瀬在丸家と西之園家何らかの繋がりがあったのかなぁ。

そして今更すぎる今更なんだけど、このタイトル「利鈍」と「Riddle」がかかってるんだね……鈍いなぁ私……

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

屋敷がねじれている。それに尽きる。こんなの建築できるのかな?屋敷の構造の説明がおもしろい。
あれこれ省略してあるのでサクッと読めます。シリーズもののキャラクターが登場するらしいのですが、私は読んでいないのでよく分かりません。まあ登場人物は気にしなくていい作品だと思います。
屋敷がねじれている。それに尽きます。

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2023年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第8弾
S&M登場。と言っても、保呂草と犀川先生が出会うときっと色んなことが動く、かも知れないので、絡むのは萌絵だけ。やっぱり嫌いだ、この感じ。どうして紅子と違うのだろう。Vには紫子がいるから気にならないからなのか、資質の問題か・・・
エンジェル・マヌーヴァを巡り、保呂草は捩れ屋敷に向かう、その先で出会うのが萌絵と国枝先生。萌絵は当主と知り合いで、彼女の為に用意された謎を解くべく行動しようとして矢先、当主とその協力者が死体で発見される。
そしてエンジェル・マヌーヴァも消失する・・・
この事件の目的は殺人よりもエンジェル・マヌーヴァで、萌絵と保呂草の対決というより思い込みは保呂草の勝ち。でもきっと、すべてを見通していた犀川先生。
この先の絡みは。再読したい。

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2022年10月09日

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西之園萌絵と保呂草潤平の共演。2人の絡みが新鮮で、S&Mシリーズ、Vシリーズのファンなら心踊る物語であった。ミステリの王道密室。メビウスの帯をかたどった建造物。難しい構造をこうも簡単に物語に取り入れてしまう、森博嗣先生は凄い。

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2022年08月25日

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Vシリーズ第8弾。

この薄さ、この字のスカスカ加減で密室ミステリが描けるのかと要らぬ心配をしてしまった。
S&Mシリーズファンとしては萌絵ちゃん、国枝先生、犀川先生(少し)の登場は嬉しい限り。
エンジェルマヌーヴァ絡みだからこの事件がここに挟み込まれるのか?シリーズ間の繋がりと、時系列を惑わせる配置と、伏せられてきた大きな謎(関係)がいよいよ明らかになる前触れにワクワク。
とにかくあと2作、楽しみだ〜。

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 S&Mシリーズの西之園萌絵とVシリーズの保呂草潤平の共演。舞台はメビウスの帯をそのまま象った通称「捩れ屋敷」。
 理系ミステリで知られる森博嗣らしい舞台設定とファンの心を擽る夢の競演とでも言うべき演出が憎い。

 犀川と紅子が同時に登場するとなると、所謂ノックスの十戒とやらに抵触すると思うのだが、どうするのだろう。読む前にはそう言う疑問を抱いたが、直ぐに氷解した。しかし今度は逆に探偵役が不在でミステリとして成り立つのか、別の疑問が立ち起こった。

 この小説のテーマはなんと言っても「捩れ」であろう。舞台装置たるメビウスの帯様の「捩れ屋敷」は言うまでも無く、二つの別々のシリーズの登場人物の邂逅と言う趣向そのものが一種の「捩れ」として機能している。作中のトリックも「内」と「外」の「捩れ」を表現している辺り妙趣である。

 だが未だ何かあるという、殆ど確信に近い予感が今自分にはある。最も大いなる「捩れ」は明かされずに終わったのではないか?それこそが最後の紅子と保呂草の秘されたやり取りの内容なのではないかと思う。

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2020年09月28日

Posted by ブクログ

再読。最初読んだ時捩れ屋敷が実際どんな感じなのかあまり想像できなくてもだもだした覚えがあったが今回ももだもだしてしまった。本作は保呂草さんだけでなくなんとあの萌絵ちゃんが出てくる。犀川先生と紅子さんも出てくるがちょっとだけ。S&MシリーズとVシリーズの時系列を知っている今となってはなかなかに読者サービスが効いている話だと思った。しかし練無くんと紫子さんが出てこないとちょっと寂しいなぁ。

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2020年07月06日

Posted by ブクログ

Vシリーズ第8弾。登場人物を見てワクワクしました。2人のワトソン(ちょっと違うか)の探り合いには目が離せませんでした。シリーズの箸休めのようであり、御褒美のような本でした。最後の“あれ”がめちゃめちゃ気になります。そして今作の面子と前巻で思い付いた予測を考えてたら閃いた!

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2020年04月18日

Posted by ブクログ

Vシリーズ第8弾。今回はいつものメンバーが保呂草だけ。S&Mシリーズから萌絵と犀川が登場したりする。巨大な捩れ屋敷で起きた密室殺人は興味深いし、美術品の消失も面白い。でもVシリーズとS&Mシリーズの繋がりが見え始めたところがなにより良い。保呂草に感じる違和感や萌絵と保呂草の会話やラストの場面。この作品を経ての次作が楽しみ。それにしても練無や紫子が出てこないとこんなに静かなんだな。

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2020年01月17日

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