あらすじ
生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
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Posted by ブクログ
Wシリーズ完結
「人間のように泣いたのか?」
めちゃ良かったー( * ॑꒳ ॑*)
国際会議への武力介入の裏に、ハギリたちの頭脳戦、さらに人工知能たちによる電子戦争。
どうすれば人工知能を出し抜けるのか。
手に汗握る展開でした˙ᴥ˙
そして結局、真賀田四季は何をしたのか。我々をどこへ導こうとしてるのか?
・種を蒔いて、あとは育つのを待っている
・一流の料理人は料理を出した後は何も考えない
・ぼんやりと月夜の空を眺めましょうか
いろんなシリーズにもヒントは散りばめられてたけど、真賀田四季もすごく人間らしかった˙ᴥ˙。
何よりもウグイが可愛い( * ॑꒳ ॑*)
月夜を眺めながら手を繋ぐとか奥ゆかしい
Posted by ブクログ
2023.06.audible
このシリーズ、本当に素晴らしい。
読み終わりたくない気持ちでいっぱいでした。
森博嗣さんの他の作品も探さなくては!と思っていたらWWシリーズも名前は違うけど、続きのようなものなのね。
安心しました。
ハギリ先生の他者の受け入れる気持ちを、
私もいつでも、何に対しても持っていたいと思いました。
生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
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Wシリーズラストは全てにおいて良かったです。
ハギリとウグイとの関係、ハラハラする敵との戦闘、知的な会話。
マガタ博士との会話がすごく面白い。
最後はふわっと幸せな感じで終わり、よかったなと思いました。
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人間、ロボット、ウォーカロン、トランスファ、人工知能と、さまざまな存在が入り乱れるSF小説だけど、最後は何よりも人間と向き合い、人間らしさを問うお話でした。Wシリーズ最終巻にしては含みと余韻たっぷり。すぐに次のWWシリーズに入りたいと思います。
Posted by ブクログ
中年の理系研究者が初恋に悩むラストとは思わなかった。とても良かった笑
とはいえ、人工知能と人間の対比を考えると当然のテーマかもしれない。 続編が楽しみである。
人工知能同士の争いということでは手塚治虫の「火の鳥(未来編)」が思い出された。
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生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
「講談社BOOK倶楽部」より
”人間らしさ”について考えることになった回.突拍子もないことをするのが人間、感情的に動くのが人間、恋をするのも人間.これ以外にも人間らしさを表すものがあるだろう.
魂は輪廻転生してまた蘇るとするならば、この体は借り物ということになる.借り物の体はロボットではダメなのか?有機物である必要がある?この小説で描かれたような世界がくるならば、”人間”の定義て何だろうなと思う.
p.227
彼女は、急に僕に近づき、抱きついてきた。もの凄く強く、両手で拘束された。
両手で拘束された、て.表現!甘くもなんともなさすぎる.こういうところがハギリ博士らしいと感じる.
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このWシリーズの最終巻は、これでもかってくらい完全にハギリ博士とウグイとのラブロマンスに徹底してくれました(笑)。読者の好みを分かってるよね~。ウグイが可愛すぎて「もうダメ!」って感じです。
このWシリーズはウォーカロンとか人工知能とか不老不死の人工身体とか、生殖ができなくなった人間達とか、いろいろなテーマを混ぜ合わせてくれて、我々に人間の倫理観や永遠の命を得たら人間どうなるんだとか、子孫繁栄とはなんぞやとかそういったことを考えさせてくれました。
でも、終わってみると『恋』を知らない不器用な中年の学者先生が(実際は100歳超えてるんだろうけど)と仕事に命を懸けていた若きエリート女性情報員(ウグイは20代後半くらいなのかな?)が愛に目覚めるというラブストーリーだったという、本当に楽しませてもらったシリーズでした。
今の時代、猫も杓子も『愛』だの『恋』だの、『キス』だ『セックス』だと恋愛を我が物顔で知ったように話したり、書いたりするけど、この『人間のように泣いたのか?』ではそんな言葉は一言も使われることなく、本物の『愛』のストーリーを紡ぎ出してくれました。
ハギリ先生が心情で「ウグイといるといくらでも話せる」、「ウグイに害を加えさせない為なら、僕はどんな悪事だってやってみせる」なんてことを独白する場面があるけど、「そりゃ、もう、あなた、ハギリ先生。それは先生がウグイを愛してるってことですよ」って読者のこっちがつっこみたくなるってもんです。
「好き」っていう言葉は小説の最後の2ページにやっと初めて出てくるんだけど、もう、ハギリ博士から訳分からん症状説明を受けるカウンセリングの医師の気持ちがいやってほど分かるよね。
「それは恋煩い!二人でよろしくやってくださいよ!もう!」ってね(笑)。
二人の最大の見せ場が、ウグイがハギリ先生を抱きしめるところとか、二人が心を通わせて手をつなぐところって、「大正時代の小説か!」って、つっこみたくなります(笑)。
まさに10冊に渡った『尊い』ラブストーリーを楽しませていただきました。ありがとうございました。
実を言うと森博嗣先生の小説は「スカイ・クロラ」シリーズだけしか読んだことなかったので、『すべてがFになる』から読み直しますねっw
Posted by ブクログ
wシリーズ10弾ラスト
人間のように泣いたのか?
Did She Cry Humanly?
ラストに相応しいのか、情報戦の戦い、リアルな戦い。そして、ハギリとウグイの距離がさらに縮まる恋愛ストーリー。
右往左往しながら、ドッカンドッカンバトルもあり、最後は電子情報戦という結末。
人間が企ててないところの面白さと怖さ。
こんな世界がくるんでしょうけど。楽しみでもあるし、怖さは残りますよね。
キョウトの学会を舞台にした
テロ事件がど真ん中でしたが
後半はハギリとウグイの心の距離問題に終始。
1作目から、確実にコミュがかわってきてるところをみてきたので、楽しく読むことができましたし、これで終わるのかの悲しさもあり。
一方でwwシリーズに行くので、どのような感じになるのか、これが楽しみすぎるところでもあります
大変素晴らしい作品でした
wシリーズ
次はwwシリーズ
第一弾
それでもデミアンは一人なのか?
へ
絵が範囲変わってきてて
いいですね
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ついにWシリーズも最終巻。劇的な進歩を期待させつつ、結局少しずつしか進まない、まぁ現実世界と一緒ですな。人工知能が自我を持つとしたら、という思考実験が本シリーズのテーマなんどろうな。
マガタシキが現れるが彼女も明確な正解は示さず... また別のシリーズでの登場を期待。
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ハギリ先生とウグイさんに最後の最後で、人間らしい感情が芽生えたことに感動。人工知能、ウォーカロン、、人間の感情そのものも長寿化に合わせて薄れてきてる?と思いきや、まさかのこういうオチとは。もしや始めから森さんはこのオチを準備していたのだろうか。
Posted by ブクログ
キョートで行われる国際会議にて、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEの発表を阻止する武力介入が行われる情報を得たハギリ。武力介入に巻き込まれたハギリとウグイに思わぬ事態が発生する。Wシリーズ最終作となる10作目。
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Wシリーズ⑩シリーズ完結。国際会議の実行委員となったハギリ。直前に、ウォーカロンメーカー・ホワイトの発表の妨害作戦を情報局から聞かされたが、何故か自分が何者かに拉致される事態に…かなり危険な立場に陥るが、思いがけずウグイと濃密な時間を過ごすことになり、ちょっとドキドキしてしまう場面も。ウグイの涙がとても印象に残った。生殖能力を失った人類、ウォーカロン、AIの思惑と関係性がとても興味をそそるシリーズでした。
Posted by ブクログ
Wシリーズ第十弾にして最終巻。ハギリ博士が行き着いた結論とは、人類とウォーカロン、人工知能の生末は、などと色々と書けることはあるけれど結局は惚気じゃねぇか!というのが私の感想。Wシリーズはハギリ博士とウグイの壮大な恋物語だったんだね…。端々からそれを感じてはいたけれど最後の最後に突き付けられた感じだよ。いいぞもっとやれ。
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シリーズ完結.ウグイさんやハギリ博士とお別れするのは辛いです.最終巻どうなることかと思いましたが,問題は解決しないまでもそれなりに無事決着.二人の恋模様もいい感じで良かったです.何年か後の二人の子供に出会えたら嬉しいですが.
Wシリーズ完結。一気読みしてしまいました。100年シリーズが好きでこちらに興味を持ちました。ミチルやロイディなどもちらほら名前が出てきますが、こちらだけでも十分楽しめると思います。
ハギリ博士とウグイの関係性の変化も見どころのひとつですね。
Posted by ブクログ
Wシリーズ完結編。人間、ロボット、ウォーカロンが共存し、子供が産まれなくなっている世界の話。それほど遠い未来ではなく、近い未来を見ているような気分になる。シリーズは終わりでも、マガタ博士絡みの話はまだ続いていくのでしょう。
Posted by ブクログ
Wシリーズの完結篇
電脳同士の戦いに巻き込まれ、命を狙われたハギリ博士。
逃げるハギリ側と追う敵側。
ハギリ博士とウグイがぐっと近づいて読んでてニンマリ(笑)
あーー、シリーズこんなところで終わっちゃうのか・・・
Posted by ブクログ
とうとう、Wシリーズ最終巻。
今回はハギリ博士自身が危ない目にあった訳ですが、なるほど、客観的にデータだけ見ると、すごい人に見えるんだなあ…いや、博士の実態ももちろんすごい人なんですけどね。ちゃらんぽらんで、思いつきで行動するような人だったとしても。親愛関係の構築があと一歩なところがあったとしても。
これからもまだまだ博士とウグイ、博士とデボラ見ていたかったので、最終巻なのは残念。
でも、もしかしたら、森先生の本を読んでいたら、また出会えるのかも…?
ちゃんと、履修、しますね。
Posted by ブクログ
え?
シリーズ完結。
ウグイがどんどんチャーミングになっていって幸せだった。
そして気づく。
私は前巻の「天空の矢はどこへ?」をとばしたのではないか・・・w
Posted by ブクログ
森さんのWシリーズの最終巻。
これは最初からきちんと読まないとな。。
ロボットとロボットと人間の間の存在と人間の違いが何かを考えるきっかけになる良い本でした。
Posted by ブクログ
ついにWシリーズも完結。
いろいろとマガタ博士の謎とかも残っているけど、
そのあたりは読者が自分で考えるのがいいのかもしれない。
このシリーズの間にも世の中では人工知能が
ブームになっていて、ブームは何時か去るかもしれないけど、
着実に人間の生活と接点が増えていくんだろうな、
と思った。
あと、ウグイがこのあとどうなってしまうのか、
それが気になるところだ。
Posted by ブクログ
可愛いねぇ、ハギリもウグイも~キョートで国際会議が開かれることになり、会場係となったハギリはウグイとキョートに赴き、ホワイトとフスが発表する第一セッションの司会も行うことになったが、情報局のシモダ局長に呼び出され、発表を阻止するために、テロに見せ掛けて発表メンバーを拉致\拘束することを日本政府が決断したと知らされた。ウグイにだけは教えて、何故かを考えたが、推測だけを巡らし、当日を迎えた。15分前から始まった打ち合わせで、ガスが流れ、意識を取り戻した場所に、今までと違う姿のペガサスのサブセットが現れた。武器は返してもらったものの拘束が続き、脱出を決意する。不思議なホテルに入り、知り合いに暗号を託して救出を待ったが、ホバリングする飛行体から発射されるレーザで11名が死亡し、百数十名が負傷する事態をネット環境のミスで片付けるようだ。どうやら、各地の人工知能を目覚めさている僕を危険視する人工知能がいたようだ。逃亡中のハギリとウグイは、警備者と警備対象者という関係から大きく飛躍しそうだ~このシリーズは終わりだって!
Posted by ブクログ
ハギリが狙われてウグイ達が警護するという一番わかりやすくてハラハラする展開。人工知能をはじめ、理解が及ばない流れが多いこのシリーズがまさか最終的にニヤニヤさせられる恋愛小説で落ち着くとは思わなかった!
Posted by ブクログ
結局、なんだったんだ、このシリーズ。というのが素直な感想。凡人には理解が難しいと卑屈なことを口にしたくなる個人的な感情はさておいて。人工知能たちが思いの外人間臭い。学習すればそうなるか。と思う反面、人と人工知能とウォーカロンとそれを区別する必要があるのだろうかと惑わされかけたりもする。ウォーカロンが現実化することはどうだろうかと疑問に思うが、人工知能に関してはちょっとびびってるところがある。いつかそれが当たり前になるんだろうな。そして、それを受け入れられない偏屈な年寄りになりそうだなと思考が飛躍する。
Posted by ブクログ
うわー、ようやくそこまで辿り着いたか!
何か親目線で二人をやきもきしつつ見守って来たので、頑張ったねえ、でもハギリ先は長そうだねぇ、と言う気持ち。綺麗な月を見上げるのは定番ですよね。
本題の?人工知能の覇権争いについてはスッキリしないと言うかイシカワが何を隠そうとしたのか判然としないし不完全燃焼。
人も誤る。人工知能も誤る(本人は過ちと思っていないが)。その上で世界はどこへ向かうのか?
続きが気になるばかり。
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻だったのか〜!確かに一番ドラマチックだった!
ハギリとウグイの今後が気になるな〜微笑ましい。次からいよいよWWシリーズ!楽しみ!
Posted by ブクログ
3
Wシリーズ10弾にして最終巻。キョートでの国際会議で、人口増加に資する研究成果を発表しようとするウォーカロンメーカー連合WHITE。発表を阻止しようとする情報局。逆に拉致されるハギリとウグイ。二人での逃避行。最初はロボットのようだったというハギリの印象とこれまでのウグイの変化が微笑ましい。タイトルはウグイにピッタリな感じ。最後の女医を通した2人の両思いの話も面白い。ヒトと技術の未来に課題を残しつつとりあえず終わり。
人口増加に資する技術。人工細胞を入れた人間の体に対して、少しずつ生殖可能な臓器や細胞に入れ替えていく技術。ウォーカロンメーカーは人間の臓器をつくるようになるだろうと。
自分の子孫がほしいか。究極的には人種差別。
Posted by ブクログ
『なぜ、いつまでたっても夜は眠れずに』
読み終わってなぜか悲しくなった。お話は確かに終わったはずなのに。きっと丸く終わったのに。いますぐ、最初から読み直したい。なにが、私を悲しい気持ちにさせているのか知りたい。