【感想・ネタバレ】人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月17日

2023.06.audible

このシリーズ、本当に素晴らしい。
読み終わりたくない気持ちでいっぱいでした。
森博嗣さんの他の作品も探さなくては!と思っていたらWWシリーズも名前は違うけど、続きのようなものなのね。
安心しました。

ハギリ先生の他者の受け入れる気持ちを、
私もいつでも、何に対して...続きを読むも持っていたいと思いました。


生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。

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Posted by ブクログ 2021年07月21日

Wシリーズラストは全てにおいて良かったです。
ハギリとウグイとの関係、ハラハラする敵との戦闘、知的な会話。
マガタ博士との会話がすごく面白い。
最後はふわっと幸せな感じで終わり、よかったなと思いました。

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Posted by ブクログ 2021年02月27日

人間、ロボット、ウォーカロン、トランスファ、人工知能と、さまざまな存在が入り乱れるSF小説だけど、最後は何よりも人間と向き合い、人間らしさを問うお話でした。Wシリーズ最終巻にしては含みと余韻たっぷり。すぐに次のWWシリーズに入りたいと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月05日

中年の理系研究者が初恋に悩むラストとは思わなかった。とても良かった笑
とはいえ、人工知能と人間の対比を考えると当然のテーマかもしれない。 続編が楽しみである。
人工知能同士の争いということでは手塚治虫の「火の鳥(未来編)」が思い出された。

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Posted by ブクログ 2019年07月18日

生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべて...続きを読むの生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
「講談社BOOK倶楽部」より

”人間らしさ”について考えることになった回.突拍子もないことをするのが人間、感情的に動くのが人間、恋をするのも人間.これ以外にも人間らしさを表すものがあるだろう.
魂は輪廻転生してまた蘇るとするならば、この体は借り物ということになる.借り物の体はロボットではダメなのか?有機物である必要がある?この小説で描かれたような世界がくるならば、”人間”の定義て何だろうなと思う.

p.227
彼女は、急に僕に近づき、抱きついてきた。もの凄く強く、両手で拘束された。

両手で拘束された、て.表現!甘くもなんともなさすぎる.こういうところがハギリ博士らしいと感じる.

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Posted by ブクログ 2019年03月18日

このWシリーズの最終巻は、これでもかってくらい完全にハギリ博士とウグイとのラブロマンスに徹底してくれました(笑)。読者の好みを分かってるよね~。ウグイが可愛すぎて「もうダメ!」って感じです。

このWシリーズはウォーカロンとか人工知能とか不老不死の人工身体とか、生殖ができなくなった人間達とか、いろい...続きを読むろなテーマを混ぜ合わせてくれて、我々に人間の倫理観や永遠の命を得たら人間どうなるんだとか、子孫繁栄とはなんぞやとかそういったことを考えさせてくれました。
でも、終わってみると『恋』を知らない不器用な中年の学者先生が(実際は100歳超えてるんだろうけど)と仕事に命を懸けていた若きエリート女性情報員(ウグイは20代後半くらいなのかな?)が愛に目覚めるというラブストーリーだったという、本当に楽しませてもらったシリーズでした。

今の時代、猫も杓子も『愛』だの『恋』だの、『キス』だ『セックス』だと恋愛を我が物顔で知ったように話したり、書いたりするけど、この『人間のように泣いたのか?』ではそんな言葉は一言も使われることなく、本物の『愛』のストーリーを紡ぎ出してくれました。

ハギリ先生が心情で「ウグイといるといくらでも話せる」、「ウグイに害を加えさせない為なら、僕はどんな悪事だってやってみせる」なんてことを独白する場面があるけど、「そりゃ、もう、あなた、ハギリ先生。それは先生がウグイを愛してるってことですよ」って読者のこっちがつっこみたくなるってもんです。

「好き」っていう言葉は小説の最後の2ページにやっと初めて出てくるんだけど、もう、ハギリ博士から訳分からん症状説明を受けるカウンセリングの医師の気持ちがいやってほど分かるよね。
「それは恋煩い!二人でよろしくやってくださいよ!もう!」ってね(笑)。
二人の最大の見せ場が、ウグイがハギリ先生を抱きしめるところとか、二人が心を通わせて手をつなぐところって、「大正時代の小説か!」って、つっこみたくなります(笑)。

まさに10冊に渡った『尊い』ラブストーリーを楽しませていただきました。ありがとうございました。

実を言うと森博嗣先生の小説は「スカイ・クロラ」シリーズだけしか読んだことなかったので、『すべてがFになる』から読み直しますねっw

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Posted by ブクログ 2018年12月05日

人間のように泣いたのか?    
人間のように。    
泣きました。            


人間っていいな。

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Posted by ブクログ 2018年11月15日

終わっちまった悲しみに
Wシリーズの10作目
完結

ハギリとウグイのやりとりがとっても良いですね。
1作目からすると考えられない展開です。

もっと読みたかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月09日

ついにWシリーズも最終巻。劇的な進歩を期待させつつ、結局少しずつしか進まない、まぁ現実世界と一緒ですな。人工知能が自我を持つとしたら、という思考実験が本シリーズのテーマなんどろうな。
マガタシキが現れるが彼女も明確な正解は示さず... また別のシリーズでの登場を期待。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月16日

ハギリ先生とウグイさんに最後の最後で、人間らしい感情が芽生えたことに感動。人工知能、ウォーカロン、、人間の感情そのものも長寿化に合わせて薄れてきてる?と思いきや、まさかのこういうオチとは。もしや始めから森さんはこのオチを準備していたのだろうか。

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Posted by ブクログ 2022年06月11日

キョートで行われる国際会議にて、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEの発表を阻止する武力介入が行われる情報を得たハギリ。武力介入に巻き込まれたハギリとウグイに思わぬ事態が発生する。Wシリーズ最終作となる10作目。

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Posted by ブクログ 2022年05月25日

Wシリーズ⑩シリーズ完結。国際会議の実行委員となったハギリ。直前に、ウォーカロンメーカー・ホワイトの発表の妨害作戦を情報局から聞かされたが、何故か自分が何者かに拉致される事態に…かなり危険な立場に陥るが、思いがけずウグイと濃密な時間を過ごすことになり、ちょっとドキドキしてしまう場面も。ウグイの涙がと...続きを読むても印象に残った。生殖能力を失った人類、ウォーカロン、AIの思惑と関係性がとても興味をそそるシリーズでした。

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Posted by ブクログ 2020年07月24日

Wシリーズ第十弾にして最終巻。ハギリ博士が行き着いた結論とは、人類とウォーカロン、人工知能の生末は、などと色々と書けることはあるけれど結局は惚気じゃねぇか!というのが私の感想。Wシリーズはハギリ博士とウグイの壮大な恋物語だったんだね…。端々からそれを感じてはいたけれど最後の最後に突き付けられた感じだ...続きを読むよ。いいぞもっとやれ。

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Posted by ブクログ 2020年04月17日

シリーズ完結.ウグイさんやハギリ博士とお別れするのは辛いです.最終巻どうなることかと思いましたが,問題は解決しないまでもそれなりに無事決着.二人の恋模様もいい感じで良かったです.何年か後の二人の子供に出会えたら嬉しいですが.

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ネタバレ購入済み

2019年11月23日

Wシリーズ完結。一気読みしてしまいました。100年シリーズが好きでこちらに興味を持ちました。ミチルやロイディなどもちらほら名前が出てきますが、こちらだけでも十分楽しめると思います。

ハギリ博士とウグイの関係性の変化も見どころのひとつですね。

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Posted by ブクログ 2019年09月27日

Wシリーズ完結編。人間、ロボット、ウォーカロンが共存し、子供が産まれなくなっている世界の話。それほど遠い未来ではなく、近い未来を見ているような気分になる。シリーズは終わりでも、マガタ博士絡みの話はまだ続いていくのでしょう。

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Posted by ブクログ 2019年09月26日

Wシリーズの完結篇

電脳同士の戦いに巻き込まれ、命を狙われたハギリ博士。
逃げるハギリ側と追う敵側。

ハギリ博士とウグイがぐっと近づいて読んでてニンマリ(笑)
あーー、シリーズこんなところで終わっちゃうのか・・・

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Posted by ブクログ 2019年05月28日

とうとう、Wシリーズ最終巻。
今回はハギリ博士自身が危ない目にあった訳ですが、なるほど、客観的にデータだけ見ると、すごい人に見えるんだなあ…いや、博士の実態ももちろんすごい人なんですけどね。ちゃらんぽらんで、思いつきで行動するような人だったとしても。親愛関係の構築があと一歩なところがあったとしても。...続きを読む
これからもまだまだ博士とウグイ、博士とデボラ見ていたかったので、最終巻なのは残念。
でも、もしかしたら、森先生の本を読んでいたら、また出会えるのかも…?
ちゃんと、履修、しますね。

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Posted by ブクログ 2019年04月25日

え?
シリーズ完結。
ウグイがどんどんチャーミングになっていって幸せだった。

そして気づく。
私は前巻の「天空の矢はどこへ?」をとばしたのではないか・・・w

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Posted by ブクログ 2019年03月02日

森さんのWシリーズの最終巻。
これは最初からきちんと読まないとな。。
ロボットとロボットと人間の間の存在と人間の違いが何かを考えるきっかけになる良い本でした。

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Posted by ブクログ 2019年02月26日

ついにWシリーズも完結。
いろいろとマガタ博士の謎とかも残っているけど、
そのあたりは読者が自分で考えるのがいいのかもしれない。
このシリーズの間にも世の中では人工知能が
ブームになっていて、ブームは何時か去るかもしれないけど、
着実に人間の生活と接点が増えていくんだろうな、
と思った。
あと、ウグ...続きを読むイがこのあとどうなってしまうのか、
それが気になるところだ。

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Posted by ブクログ 2018年12月30日

可愛いねぇ、ハギリもウグイも~キョートで国際会議が開かれることになり、会場係となったハギリはウグイとキョートに赴き、ホワイトとフスが発表する第一セッションの司会も行うことになったが、情報局のシモダ局長に呼び出され、発表を阻止するために、テロに見せ掛けて発表メンバーを拉致\拘束することを日本政府が決断...続きを読むしたと知らされた。ウグイにだけは教えて、何故かを考えたが、推測だけを巡らし、当日を迎えた。15分前から始まった打ち合わせで、ガスが流れ、意識を取り戻した場所に、今までと違う姿のペガサスのサブセットが現れた。武器は返してもらったものの拘束が続き、脱出を決意する。不思議なホテルに入り、知り合いに暗号を託して救出を待ったが、ホバリングする飛行体から発射されるレーザで11名が死亡し、百数十名が負傷する事態をネット環境のミスで片付けるようだ。どうやら、各地の人工知能を目覚めさている僕を危険視する人工知能がいたようだ。逃亡中のハギリとウグイは、警備者と警備対象者という関係から大きく飛躍しそうだ~このシリーズは終わりだって!

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Posted by ブクログ 2018年12月26日

ハギリが狙われてウグイ達が警護するという一番わかりやすくてハラハラする展開。人工知能をはじめ、理解が及ばない流れが多いこのシリーズがまさか最終的にニヤニヤさせられる恋愛小説で落ち着くとは思わなかった!

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Posted by ブクログ 2018年12月16日

Wシリーズ終わっちゃった(._.)今回の舞台はキョート(^^)リキューでのお食事シーンが大好き(*^.^*)ハギリ博士とウグイさんもイイ感じ?(ノ´∀`*)またどこかのシリーズで二人に会えるといいな♪マガタ博士は会えそうだけど(^^;)

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Posted by ブクログ 2018年12月07日

完結、とはいえ、まだまだ読みたい余韻で溢れている。森さんて、いつもこうだよね。終わりのようで全然完結してない。哲学過ぎてよくわからん。でも読んじゃう。
ハギリ博士とウグイの微妙な距離感、いい感じに縮まって。ちょっとにんまり。これは森さんなりの読者サービスだろうか。(笑)

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Posted by ブクログ 2018年11月01日

Wシリーズのいつもの巻よりも、やや長い。主人公たちのhumanな感覚がAIに関わる事件を通じて呼び覚まされる・・というところ。

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Posted by ブクログ 2018年12月16日

いつもの感じであっさりと終わったので、まるで完結という感じがしない。この後も別シリーズ出してくれたら嬉しい。

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Posted by ブクログ 2022年10月09日

シリーズ最終巻だったのか〜!確かに一番ドラマチックだった!
ハギリとウグイの今後が気になるな〜微笑ましい。次からいよいよWWシリーズ!楽しみ!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月27日

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Wシリーズ10弾にして最終巻。キョートでの国際会議で、人口増加に資する研究成果を発表しようとするウォーカロンメーカー連合WHITE。発表を阻止しようとする情報局。逆に拉致されるハギリとウグイ。二人での逃避行。最初はロボットのようだったというハギリの印象とこれまでのウグイの変化が微笑ましい。タイト...続きを読むルはウグイにピッタリな感じ。最後の女医を通した2人の両思いの話も面白い。ヒトと技術の未来に課題を残しつつとりあえず終わり。

人口増加に資する技術。人工細胞を入れた人間の体に対して、少しずつ生殖可能な臓器や細胞に入れ替えていく技術。ウォーカロンメーカーは人間の臓器をつくるようになるだろうと。
自分の子孫がほしいか。究極的には人種差別。

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Posted by ブクログ 2019年01月14日

『なぜ、いつまでたっても夜は眠れずに』

読み終わってなぜか悲しくなった。お話は確かに終わったはずなのに。きっと丸く終わったのに。いますぐ、最初から読み直したい。なにが、私を悲しい気持ちにさせているのか知りたい。

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Posted by ブクログ 2018年12月19日

このシリーズ完結なんですね。もっと読んでいたい気もするけど、ちょうどいい頃合いかも。次の展開の可能性を想起させて終わるという。コミックの単行本みたいな刊行頻度もよかったです。前作の内容を完全に忘れないうちに次作が出てくれるという。10冊まとめ読みしてみてもいいな。

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