【感想・ネタバレ】魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?のレビュー

あらすじ

チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。ハギリは「人工生体技術に関するシンポジウム」に出席するため、警護のウグイとアネバネと共にチベットを訪れ、その地では今も人間の子供が生まれていることを知る。生殖による人口増加が、限りなくゼロになった今、何故彼らは人を産むことができるのか?圧倒的な未来ヴィジョンに高揚する、知性が紡ぐ生命の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前作ではモブキャラと思っていたあの方がどうやら物語の核心を握る存在ということが徐々にわかってくる。アクションも楽しいし、「ハーネーム」に関する謎解きもおみごと。シリーズ全体を通じる謎はおぼろげながら見えてきたが、まだまだ謎は多くて、次作も以降も楽しみ。

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2023年09月04日

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あー好き!!
SFは苦手で読まないけれど、森博嗣さんのシリーズはどれも好きすぎてどっぷりハマってしまう。
とにかく登場人物同士の会話が好き。

本当にこんな未来が待ち受けてるんじゃないかと思えてしまう。人間の本質的な問いをストーリを通して追求しているように思う。この本を読んで、いろいろ考える時間が最近の楽しみです。

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2023年01月12日

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Wシリーズ、読めば読むほど深みにはまっていきます。
真賀田四季や百年シリーズの建物など、過去シリーズから登場するものがあるとそれだけで想像が広がっちゃいます。

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2021年06月23日

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ネタバレ

Wシリーズ2作目。
後半の方で出てきた名前に鳥肌がぶわーっと立って読んでて震えが止まらなかった。
読み始めるまでは時間がかかったけれど、読み出すと一気に読んでしまった。

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2019年01月02日

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チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。ハギリは「人工生体技術に関するシンポジウム」に出席するため、警護のウグイとアネバネと共にチベットを訪れ、その地では今も人間の子供が生まれていることを知る。生殖による人口増加が、限りなくゼロになった今、何故彼らは人を産むことができるのか?圧倒的な未来ヴィジョンに高揚する、知性が紡ぐ生命の物語。
「BOOKデータベース」より

一気読み.
舞台はチベットへ.続きが気になる.
このシリーズでもマガタシキ博士が.
起こりそうな未来に胸がざわざわする.

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2018年01月19日

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「これは、狙ってやっているのかな?」と感じたら、十中八九、それはもう何年も前から伏線が敷かれていた、仕組まれたものなのだろうな、と森先生に関しては思っています。
そういう意味で、「ここへ導かれて来たのではないか」と感じるハギリやヴォッシュのように、読者は「こう考えるように仕向けられているのではないか」と森先生に対して思うのかもしれません。

Wシリーズは(たぶんそれもわざとなのだと思うけれど)、現代と、これから進むであろう未来の可能性を大いに示唆していて、読んでいて、何度も本を閉じて考えさせられます。
道徳的、倫理的な問題を扱っているにもかかわらず、本体温は常に低めで、でもだからと言って血が通っているわけではないのが特徴的。

森先生の文章は、ささくれだった心を収めてくれるように思います。冷静とは冷徹ではないのだな、と。

ストーリーとしては、ヴォッシュ博士の登場で、謎だったことが少しだけ解明されます。が、最後のエピローグでどどーんと爆弾が落下されたので、また分からないことだらけです。
機構以外で、人間とウォーカロンを違わせるものは、なんなのか。最近のロボット産業の発達を見ていると、そう近くはない将来に、同じ質問を人類は投げかける必要が出てくるのかもしれないな。と思います。それが良いことか悪いことかは、また別問題ですが。

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2017年04月26日

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Wシリーズ第2弾
チベットのナクチュ特区でのシンポジウムで起きたテロの話。

ハギリ、ウグイ、アネバネ。この辺りが主人公グループになるのかな?リョウやヴォッシュなどの科学者たちも今後絡んできそう。

Wシリーズになってからアクションがだいぶ増えてきてハラハラドキドキ˙ᴥ˙。
でもウォーカロンを停止させるプログラムが仕込まれてる事が分かってしまうと、今後ハラハラできるのか?

そして、その停止キーワードを有能な科学者たちに一人一人伝えていくマガタシキにはどんな意図があるのか。

結局、
ナクチュ特区 = ルナティックシティの未来
だという事かな?(ルナティックシティはインドかチベット、という記述があった)。百年以上閉ざされていたからこそ、ここの特区の特殊性が生まれたという事かな?

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2025年08月27日

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淡々と綴られる簡素な地の文。感情的にならない理知的な登場人物たちの会話。その静けさに時々ぞわりとする。
知性主義の行きつく果てはこのような静かな滅びなのかもしれないと思う。
繁殖とは自己の遺伝子に他者の侵入を許す事。その意味がとても思い。
まだシリーズ序盤、この先が楽しみ。

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2024年12月23日

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ネタバレ

【購入本】純粋に面白かった。60ページのやり取りがタイトルに繋がっていたと解った時は冗談でなく痺れました。伏線が上手すぎる。しかし、ここでもマガタ・シキ博士の謎は解けぬまま。次巻に続きます。積読のS&Mシリーズも読まなければ。

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2024年01月28日

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すっかりこのシリーズの虜になってしまった(笑)
ハギリとウグイのどこか抜けていて妙なやり取りに癒される。緩やかに話が進むなぁと思ったら、急に知的好奇心を掻き立てるような問答や思考、はっとするような展開が入ってきて、飽きが来ない。
全体的なトーンは明るいので話を進めるのが気持ち良い。このまま最終巻まで追い続けよう。

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2023年01月05日

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チベットで行われる『人口生体技術に関するシンポジウム」に出席したハギリたちはクーデターに巻き込まれてしまう。難を逃れるためにハギリたちは外界から隔離された特別居住地区ナクチュに向かう。人間の子供が生まれなくなった世界の中で、ナクチュは昔と変わらず人間の子供が生まれていた。
人間とは何か、生命とは何かを考える、Wシリーズ2作目。

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2022年04月09日

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ネタバレ

生き物は常に進化しその過程で必要ないと判断された機能は捨てる。近未来に生きる人間は科学と医療の著しい進化により果てのない長寿を手に入れ、死ぬ者が限界まで少なくなった代わりに生殖を排除してしまった。
死ぬことがなければ生まれなくてもいいのか?

「人間はどこで間違えたのでしょうか?」
「どこまで戻れば解決できるでしょうか?」

きっと、何回繰り返しても、人の辿る道は変わらない。そう、思う。

それぞれ異なった言語で会話されたものがそれぞれの頭脳の中で翻訳されてるので、文章自体がカタコトというか、直訳されてますって感じが面白い

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2021年02月14日

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シンポジウム出席のため、チベットを訪れたハギリ。到着直後、誘拐されそうになり、その後のパーティ会場が反乱軍の襲撃にあう。一行は唯一、子供が産まれ、延命をしない人間が住む特区に逃れるが…。ようやく近づいてきた敵、反乱軍の正体と狙われる理由。「魔法の色を知っているか?」の謎で生還する。ラストでのマガタ・シキとの対峙にゾクゾクする。今回、ウグイに加え、ボディーガードとして登場したアナバネが、これまた興味深いキャラクターだった。

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2019年11月14日

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Wシリーズの二作目。ジャンルとしてはSFになるのかな?一作目がめっちゃ好きで二作目もわくわくしながら読んだんだけど期待が外れる事はなかった。キャラもいいし何より森博嗣ワールドに耽溺できるほどの圧倒的な世界観が強い。早くこのシリーズ全部読み終えたいなぁ。

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2019年10月05日

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無限の命の代償は未来を託せないこと。
命を造る技術が出来て本能が生殖を棄ててるのにやっぱり人間の感情はそれを割り切れはしないんだなーと思う。

工学が頭打ちした社会というのが斬新。技術が上がるより向上欲が下がってくる方が先というのが皮肉な話。

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2017年08月11日

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後半で一気に加速した。ぞくぞくする!魔法の色を知っているか?はるか昔に埋め込まれた安全装置。あらゆることがマガタ・シキにプログラムされていてその知性に圧倒される。

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2017年03月18日

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なんだろー。
そのまま、書かれてるままを読んじゃうせいか、
何かに留まることなく一気に読んでしまった。。
どーなっていくかがきになる。

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2017年01月27日

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ネタバレ

Wシリーズ、第2弾。
このシリーズ、好き。
ハギリとウグイ、このやり取りが好きだ。


シキブ くん
名字はムラサキ。

さすがです。

こういうとこが好きなんだよなぁ。

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2017年08月06日

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伏線回収にスッキリ!
でも、見落としてるのがまだまだあるのだろうな…次作も楽しみ。
人間ってなんだろう。

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2025年07月28日

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話は今から150年後ほどの世界が舞台。AIのウォーカロンと人間の寿命の延長。子供の産めないウォーカロンが人間に代わる時が来るのだろうか?

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2025年04月06日

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wシリーズ第2弾
魔法の色を知ってるか?
What Color is the Magic?

チベットを舞台に、映画をみているような展開でした。とても楽しかったし、なんか終わらなそうだなと感じました。
ハギリ、ウグイ、アネバネ、ツェリン、ヴォッシユ博士と役割がどんどん固まってくる作品でした。
ヴォッシユ博士の天才ぶりとハギリの天才ぶりは
もちろんいうことなして、天才が2人もいたら
そりゃ、真賀田四季も手を差し伸べにいってしまうのもわからなくないなと。

この最後のタイミングでの四季の登場が理解できず、どうなるんだろうの終わり方。。

ナクチュの特区の区長も
勇敢で男前(女性ですが)でよかったです

特区が特区である理由はわかる
政府軍と反乱軍のクーデターに巻き込まれた人々や学者群はたまったもんじゃないと思いつつも
四季との接点もでき、ヴォッシユ博士×ハギリの
この出会いが、次以降でも確実に重要になりそうなので、序章としてはハラハラドキドキ楽しめました(※第1弾が面白過ぎて、点数劣るのはしょうがない)

ウグイ、アネバネの淡々としてる感じも
めちゃくちゃ好きでして、どうしても応援したくなってしまう。。。

ハーネームの件は
全くわからなかったが
確かにギャグみたいにさらっと扱われてたところ
確かにあったなと。。。そういうシーンにヒントがあると

全く警戒せずに、突然ページもどって読み返すことになる。。これがまた楽しみでもあるんですよね

全然話がかわるのですが
アニメ PSYCHO-PASS (サイコパス)が好きで途中から
ウォーカロンや銃や武器(の音など)
ドミネーターや日高のり子さんの声が脳から離れなく(どのシーンていわれると困りますが)
犯罪係数とかないですがw、アイグラスで情報がでてくるときに、勝手に自分の脳で音が再生されてるような感覚になっております

※百年シリーズを読まずに来てしまったことを後悔
緊急で追加するかもです(既に遅いかもしれませんが)

★3.4

続いて弾3弾
風は青海を渡るのか?
The Wind Across Qinghai Lake?
へいきます

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2025年01月06日

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Wシリーズ2作目。ハギリ博士がなぜそこまで執拗に狙われるのか。そして、見え隠れするマガタ博士の存在。彼女は生きているのか、死んでいるのか。どちらにせよマガタ博士は何を思っているのか。この世界がどんな世界か。ハギリ博士目線で語られる。ウォーカロンとは。人との違いは。伸びた寿命と引き換えに失った生殖機能。それが思考にどう影響するのか。そんな状況だからこそなのか。武力行使という手段は残っている。それがどれだけ無意味なことであっても。魔法の色、想像もつかない色で、なんで?が止まらない。

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2024年06月09日

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Audibleで読みました。
この作品について語れそうな言葉がほとんど見当たらない。シリーズもので続くんだ。というひとまずの感想に加えて、Fシリーズからも繋がっているんだ。という、広大な森ワールドが、バッと眼前にひらけた感があって驚きと、ワクワク。単純。

そして、Wシリーズはもはや攻殻機動隊を見ているような気分になる。もちろんそれは大好物なやつなんですが、話のスピード感に負けて、大事なことを見落としてしまいそう。2度読みすると発見があるかな。

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2023年06月16日

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在宅勤務になると、分かりやすく読書のスピードが落ちちゃう。。読むのに時間がかかったー。
ミステリではなくSFだと思って読んでるけど、真賀田四季が絡むとどうしてもワクワクしてしまう。ハーネイムって、真賀田四季の方かと思ってさっぱりだったけど、そっちのことか!最後のシーンも気になる〜。

次は久しぶりにGシリーズだ!楽しみ!

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2022年02月16日

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ネタバレ

ひとがほぼ死ななくなり、ひとがほぼ生まれなくなった世界で研究者は邪魔されながらも何故を繰り返し考える話。
四季さんが出てくると全部仕組まれたどこから?な話になっちゃう。仕方のない事なんだけどちょっと未来の人たちのことも信じてあげてほしい。

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2021年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ


Wシリーズ第2弾。人工細胞を受け入れず子供がまだ生まれる地域ナクチュがあり調査とシンポジウムのためチベットへ。アネバネが初登場。物理学と生物学の大科学者ヴォッシュとの出会い。ウォーカロンのテロリストによるクーデター。ウグイの偽名シキブムラサキが最後のウォーカロンを止める魔法の色の伏線で面白い。シンポジウム終了後にナクチュに呼ばれたハギリ。ナクチュの奥の神殿でシキと再会。子供のサンプルで識別法の精度向上研究に着手する。テンジン知事、カンマパ、ツェリンはシキが意図を引いていたよう。300体の冷凍人体。謎が深まる展開で次が気になる。

Wシリーズ第2弾。人工細胞を受け入れず子供がまだ生まれる地域ナクチュがあり調査とシンポジウムのためチベットへ。ウグイの部下で無口な男アネバネが初登場。物理学と生物学の大科学者ヴォッシュとの出会い。チベットの研究者ツェリン。ウォーカロンのテロリストによるクーデター。ウグイの偽名シキブムラサキが最後のウォーカロンを止める魔法の色の伏線になっているのが面白い。シンポジウム終了後にナクチュに呼ばれたハギリ。予定変更とウグイのやり取りも面白い。ナクチュの奥の神殿でシキと再会。子供のサンプルで識別法の精度向上研究に着手する。テンジン知事、カンマパ、ツェリンはシキが意図を引いていたよう。300体の冷凍人体。謎が深まる展開で次が気になる感じ。シキによると50体は蘇生が可能らしい。

マガタシキはドイツ人の血が混じっているが日本人。
ウォーカロンのテロリストを停止させた言葉、魔法の色。黒い魔法、赤い魔法。ミチルとその保護者シキ。140年前にヴォッシュもシキに会っている。若い姿で冷凍睡眠の技術を使っていたと推測。彼女の一言で大きな業績を上げたらしい。
ツェリンはナクチュ出身で、カナダで息子を産んだ。
ナクチュの女性区長カンマパ。区長は世襲。ナクチュではほとんどの仕事が世襲らしい。

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2020年12月06日

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シリーズ第2作目、まだまだ序盤という感じで面白さを焦らされてる感じがたまらない。この先どうなるか楽しみだし、まだまだ先に作品が続くと思うと幸せー!!

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2020年11月27日

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人の生命の取り扱いや捉え方が今とは違うことで未来だと示しているのが面白い。
ウォーカロンは人に近いらしいが、サイズや能力は製作段階で色々調整出来るみたい。
そして姿を現すあの天才。この先どうなるのか。

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2020年01月03日

Posted by ブクログ

Wシリーズ第2弾

ピュアな人工細胞の普及により老いず死なず
しかし子供も生まれなくなった世界。
チベットに今でも子供が生まれる街があるという。

シンポジウムに参加するためにその地を訪れたハギリ博士は
軍部のクーデターに巻き込まれる

人間とウォーカロンの違いは何か
子供が生まれなくなったのは何故なのか

すべては結局、真賀田四季にいきつくんだなぁ(笑)

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2017年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

割とすいすい読める、が、本質を理解して読み進めているかは別。。

博士は平凡ぽく描かれているが、天才なわけで。
もっと深い所まで踏み込んで考察していそうな。。

ハリウッドのように戦いのシーンが今作は多かった。
SFアクション、という感じ。

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2017年01月10日

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