【感想・ネタバレ】ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年01月27日

この時代に一族の確執が起こったらこうなるのか...人工知能やロボットを操って悪事を働くの怖すぎる...
ツェリンは悲劇的な最期でした...
お姉様方に嗜められるペガサス少年...スーパーコンピュータ同士の関係性も面白い。
何より二人は早く付き合っちゃえ!笑

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Posted by ブクログ 2022年12月30日

Wシリーズ7つめ。ツェリンが死亡。アネバネとキガタがテニス!無表情に機械的にやってたんだろうな。子供が生めるウォーカロンのからくりは、精子卵子が入ったカプセルを内包したウォーカロンではなく、生殖が可能な人間だったとは。ツェリンの子供はきょうだい児だったわけだ。この世界には不似合いな野心を持ってしまっ...続きを読むたために起きた不幸だなあ。子供のためなら阿呆にもなってしまう親心をディスってる森さんに激しく同意する。

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Posted by ブクログ 2022年04月11日

やはり素晴らしく高い場所に森博嗣先生はいらっしゃるんだと感じました。

人間、人工知能、ウォーカロン、ロボット。
そこに違いはあるのか?
あるとしたらどの部分なのか?
近づいていくのか?

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Posted by ブクログ 2022年01月17日

ウグイ出てこないの寂しいだろうなと思ったら、
けっこう出てくるので安心した。
前より人間みでててより良くなっている。

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Posted by ブクログ 2018年12月18日

人工知能とクローン人間にスポットを当てたテーマだったが、今回はそんなことどうでもよくて、ハギリ先生とウグイの関係でしょ!
ハギリ先生の護衛担当がウグイからサリノに代わったけど、ハギリ先生が無意識になにかとサリノをウグイと比べているところが微笑ましい。
そして、なんといってもハギリ先生とウグイが居酒屋...続きを読むで食事をする場面。もう、ニヤニヤが止まらない。この巻までのウグイ名場面集のトップ3には間違いなく入るシーンだったね。

なんか、こういう視点でWシリーズを読むのは間違っている気もするけど・・・笑。
もう、この二人いい歳して、中高生の恋愛か!って突っ込み入れたくなるけど、まあ、恋愛とか愛情とかあまり重視されない未来の時代はこういう感じなのかもしれないね。
二人の関係も含め、このシリーズどうなるのか、楽しみで仕方ない。
だれか、wシリーズを映像化してくれないかな。アニメでもドラマでも実写映画でもいいから~

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Posted by ブクログ 2023年11月25日

人間、ウォーカロン、ロボット、見た目ではわからない存在が入り乱れ、謎を深めていっている。サブキャラであったツェリン博士がキーとなる人物になるあたり、シリーズ通りて岐路になる作品なのかもしれない。
事件の動機が、まことに人間的な感情からくるものだったのが面白い。また、結果的にペガサスの予測が外れてしま...続きを読むうわけだけど、どうやら人間的な感情が原因と示唆されている。次作以降、さらに明かされるんだろうか....

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Posted by ブクログ 2023年05月26日

2023.05.14.audible

今度は人工知能か!
新しい命が生まれることの困難。

amzonの本の紹介
クローン。法律により禁じられている無性生殖による複製人間。研究者のハギリは、ペガサスというスーパ・コンピュータからパリの万国博覧会から逃亡したウォーカロンには、クローンを産む擬似受胎機...続きを読む能が搭載されていたのではないかという情報を得た。彼らを捜してインドへ赴いたハギリは、自分の三人目の子供について不審を抱く富豪と出会う。知性が喝破する虚構の物語。

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Posted by ブクログ 2022年05月14日

スーパ・コンピュータのペガサスから逃亡したウォーカロンに関する情報を得たハギリたちはインドに向かう。自分の三人目の子供について不審を抱くインドの富豪と出会ったハギリは事件に遭遇する。
生命や知性について考えさせられる、Wシリーズ7作目。

本作に登場する人工知能たちは、人間よりも人間らしく感じます。

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Posted by ブクログ 2020年01月17日

人間にウォーカロン,ロボット,クローン,人工知能と境界識別がどんどん曖昧になっていく.デボラはともかくオーロラはほとんど人間の反応に近づいて,とても素敵だ.だんだん人間にこだわる必要がどこにあるのかわからなくなってきた.

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Posted by ブクログ 2019年10月08日

Wシリーズ第七弾。まだまだ物語は拡がりを見せる。今回は人間云々よりもウォーカロン中心なのかと思ったら結局は人間が中心な話。人工知能の方々が皆人間くさいというか人間以上に人間的魅力に溢れているというか。ハギリ博士とデボラやオーロラの会話は相変わらず可愛い。

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Posted by ブクログ 2019年09月28日

ペガサスという新登場の(だよね?)人口頭脳とのやり取りから子供を産めるウォーカロンがいるかもしれないという情報を得て、ハギリ博士はアネバネと新護衛キガタを連れてインドの要人の館を訪れる。キガタが学習していく過程とか要人の娘の秘密とかデボラやオーロラの進化っぷりとか見ていると人との差が本当に曖昧になっ...続きを読むてきている。でも永遠に近い命を持てるようになっても未来を繋ぐ存在の子供を求めるのは「死」の概念を持つ人間特有なのか。今回事件が起こりその犯人が指摘されるというミステリ要素が軸になっていたのが意外。ウグイ前作で退場かー、と思っていたら後半から関わってきてなんか人間らしくなっていて嬉しい。

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Posted by ブクログ 2019年02月06日

クローン。法律により禁じられている無性生殖による複製人間。
研究者のハギリは、ペガサスというスーパ・コンピュータからパリの万国博覧会から逃亡したウォーカロンには、クローンを産む擬似受胎機能が搭載されていたのではないかという情報を得た。
彼らを捜してインドへ赴いたハギリは、自分の三人目の子供について不...続きを読む審を抱く富豪と出会う。知性が喝破する虚構の物語。
「講談社タイガ 内容紹介」より

人間とウォーカロンの違いがますますわからなくなる.合理的でない情動からくる行動をとるのは人間と思うけれども.

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Posted by ブクログ 2018年05月04日

ウォーカロンシリーズ

パリの博覧会から逃亡したウォーカロンの中には
疑似受胎機能を持ったものがいたのでは?

インドの富豪の家に生まれた赤ん坊は
いったい誰の子供なのか

人間とウォーカロン、そして人工知能
さいごはみなひとつになるのだろうか

ウグイがちゃんと出てきてよかった♪

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Posted by ブクログ 2018年05月02日

あーもう、相変わらず森作品はタイトルが秀逸ですね。
「虚栄」・・・色々な虚栄が、なんというか、
パットした光の元では見えず、
しかし、心の奥底に抱えている、そんな気がしました。

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Posted by ブクログ 2018年03月09日

なんというか、ラストの展開は、ここまでのシリーズからすると結構衝撃的だった。自分としては「まさか」という印象。
あと、ペガサス、あんまり関係なかった。
このシリーズは、今後どうなっていくんだろう。

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Posted by ブクログ 2018年02月28日

Wシリーズ7弾。
話としては山谷はあまりない感じだが、議論としては中々深いものがある。クローンは道義的に可か不可か。考え方によっては、技術力向上なども考えると、科学者は研究したいとこだろう。その一方で、ハギリ達はクローンの道徳的な部分の議論を展開している。少し意外だったのは、ハギリはクローンに対して...続きを読む賛成とも反対とも言っていないところ。科学者なので、反対は言いそうにないけど。
謎なのは、結局ペガサスは何をしたかったのか、というところ。コンピュータがよく分からないのは前回のオーロラも然り。人間、ウォーカロン、トランスファ、人工知能。これらは果たして区別がつかなくなるのか。
山谷のない話だったけど、私はこの巻が静かな水面に石を投げ込んで出来た波紋のような、物静かで後々影響してくる布石のように感じた。

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Posted by ブクログ 2018年01月29日

Wシリーズ7:副題"Did Pegasasu Answer th Vanity?" 森さんは従来の出版業の世界の終わりが近いことを実感しているだろうね。講談社も単行本でなく新書版でもなく、いきなり文庫サイズだから。文庫にして720円は安くないけど、場所をとらないし、軽いし、良いの...続きを読むかも~ハギリの警護はウグイが昇進してキガタ・サリノというウォーカロンになった。ハギリはコーキョの地下2000mの核廃棄物埋蔵地の上部にある生命科学研究所のスーパーコンピュータ・ペガサスから、パリで逃亡したウォーカロンがインドの富豪ケルネィの邸宅にいて子どもを産んだと教えられた。カプセルと呼ばれるクローンの基となる原個体を予め体内に格納し胎児を育てるという。ケルネィがハギリの識別装置を購入したこと、ケルネィの娘のかつて家庭教師が以前共に死線を乗り越えたツェリン博士であることで、ハギリに調査のお鉢が回ってきた。華やかなパーティ当日庭を歩く人形を見かけ、ケルネィ氏が所用でカナダに飛んだ翌日、裏庭を調べていると屋敷で働いているウォーカロンが暴走し、それを排除して、地下への入り口と地下室を発見した。地下施設に横たわる女性は娘のラビーナに違いないとツェリンは断じ、他に数体のウォーカロンに見守られている赤ん坊も存在した。事情を聞くために屋敷内のラビーナを訪問するとハギリは襲いかかられ、キガタが必死で抑え付けているラビーナの目をキガタの小型銃でハギリが打ち抜いて動きを止めた。屋敷のラビーナは独立系のロボットだったのだ。操っているのは地下施設のラビーナに違いないが、なぜ暴走したのか。翌日ケルネィはカナダから、ツェリンとの息子であるラヴィンを伴って戻り、赤ん坊のDNA鑑定を実施することを約束して、ハギリとキガタともう一人のボディーガードのアネバネはニュークリアに戻った。翌日、北極海で眠っていたオーロラの端末が訪れ、ペガサスと会いたい旨が告げられ、ツェリンからラヴィンを通し、ナクチェの冷凍遺体の情報に関する調査データがウォーカロンメーカーに漏れており、訴追されることも告げられる。話を聞いたウグイは休暇を取ってインドにいるツェリンから事情を聞くために行きたいと提案され、ハギリも同意するが、思い掛けずニュークリアからの正式出張となった。着いたケルネィ氏の屋敷では大騒動が起こっており、炎も上がっている。駆けて付けるとラヴィンが火炎放射を手に姉を探し続け、制止させようと腕と足をウグイに撃たれたラヴィンと止めようとした母親のツェリンは焼死した。ラビーナは地下に、さらにラビーナは父親を地下に呼んで難を避けていたのだ。父親の愛情を独り占めにしていた姉に弟は嫉妬していたのだ。赤ん坊はラヴィンの子で、産んだウォーカロンはナチュラルセルから作られた不法クローンであった可能性が高い。ペガサスは他のAIに対して見栄を張り演算を間違えたのか?~人工知能も見栄を張るってこと! 表紙にさりげなく書かれている(マスキングテープの上の文字として)「Mankind is the most vulnerable component.」のvulnerableって「傷つきやすい」ないしは「隙だらけ」って意味だった…うーん

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Posted by ブクログ 2018年01月17日

このシリーズを最初の作品から読んでるのに、ウォーカロンとは何か?のそもそもの定義をすぐ忘れてしまい毎回検索する羽目にw
今回解りやすく触れられていて少し有難い感。
もうオーロラもデボラもペガサスも普通の人間な感じする。

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Posted by ブクログ 2018年01月03日

「誰がウォーカロンで、誰が人間で、…どれもが、…エネルギィを消費して、無駄な運動をしているだけのように思えるのだった」(一部略)
「人間の数を最小限にすることが、国家の存続に不可欠だ」
「合理化という観点からすれば、生命そのものがエネルギィの損失であって、社会や文明の存続こそが無駄な消費といえます」...続きを読む

地下にいる人工知能ペガサス。人工細胞を作り出す実験。逃走したウォーカロンがインドにいるという情報。生まれるはずのないケルネィの息子。暴れるウォーカロンとロボット。病に伏しながらロボットを遠隔操作するラビーナ。息子のために不正を行ったツェリン博士(子孫が生まれることは人をこんなにも変えるのか?)。ウォーカロンと偽られたクローン。クローンとウォーカロンの違い、クローンの違法性。ツェリン博士を殺して自らも死んだ息子ラジャン。再現できない実験結果とペガサスの妄想。

人間とウォーカロンと人工知能がどんどん近づいている。新たにクローンも出てきた。
ウォーカロンは人間になりたいと思うのか。人工知能は人間になりたいと思うのか。
人間はウォーカロンや人工知能の上位の存在なのか?

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Posted by ブクログ 2017年12月26日

後半の展開が衝撃的すぎたこと、急にウグイが人間味溢れてきたこと。受け止めるのがやっと。
このシリーズはどこに向かおうとしているのか、または結局はどこにも向かっていないのか。
相変わらず思考的なことがぐるぐると。
まいど、うまいこと森氏に丸め込まれている。。。

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Posted by ブクログ 2017年12月24日

今回もまた、とても面白かった。                         
いったい、何が人間なのか? 
どこからが人間なのか?         

人間とはなんなのか(哲学)シリーズの真骨頂ともいえる今作。    
新レギュラーや準レギュラーが増えて、面白味が増している。

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Posted by ブクログ 2023年02月17日

寿命や血縁に対する意識が薄くなった本作の人類から見て、家族への愛やそのための自己犠牲がどう映るのか、そんな試みを一本の物語で綴ったように感じた。

それにしても前作に引き続き、人工知能オーロラの所作がお美しい。

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Posted by ブクログ 2022年07月04日

新しい人工知能が出てきたけど、人工知能でもそういうことあるんだな。それこそとても人間らしいなと思ってしまった。

ツェリンが、ラジャンが本当はどういうつもりだったのか、当たり前のように真実は分からないまま。
でも、一冊の中できちんとフックがあるのすごいな〜当たり前なんだろうけど、長くシリーズを追って...続きを読むると思わずにはいられないな。
一冊一冊でも絵を描きながら、全体で大きな絵を描いている感覚。全体図が見られるのはいつなんだろう。楽しみだな。

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Posted by ブクログ 2022年02月09日

すでに生殖機能のないはずの富豪に子供が産まれた。子供の母親は人間なのかウォーカロンなのか?調査中だった、フランスから逃走した数体のウォーカロンが絡んでいるのか?ウォーカロンが子供を産める可能性、産まれた子供は人間なのかウォーカロンなのか?数々の倫理観を突きつけられた巻だった。今回、新たに登場した人工...続きを読む知能『ペガサス』、彼が一番人間臭く感じた。

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Posted by ブクログ 2021年07月14日

オーロラを上回る演算速度の最新のAIペガサスが登場。
そのペガサスが「人間の数を最小限にすることが、国家の存続に不可欠」と主張。
このやりとりが序盤も序盤なので、物語にすぐに引き込まれます。

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Posted by ブクログ 2021年03月27日


Wシリーズ7弾。日本機関に所属する人工知能ペガサス。生殖可能なウォーカロンを研究。彼が予測したカプセル型ウォーカロン。その情報をもとにインドを訪れたハギリ。資産家ケルネィ家で起きた事件。チベットのナクチュにいたツェリン博士との再会。彼女とケルネィの息子ラジャン。ケルネィの娘ラビーナ。地下に軟禁さ...続きを読むれたラビーナとロボットのラビーナの暴走。ツェリンの死。ペガサスの妄想。人工知能の妄想も含めた未来の世界の課題。なかなか面白い。

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Posted by ブクログ 2020年11月22日

死ぬということはどういうことだろうか。
その人の未来が失われるということ。
その人と係わることが出来る自分の未来を失うということ。
腑に落ちる答え

ウグイが出てきてくれて嬉しかった。

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Posted by ブクログ 2019年08月27日

ペガサスは人類を減らすことがいいと言った
ペガサスは誤ったのか?

ツェリン博士とその息子が死ぬ
生まれた子は息子の子供だった
ラビーネは寝たきり
ウォーカロンが子供を産むというのはマジックのせいだった
ウグイがかわいい
舌認証
あんまり会えなくなったウグイのプライベートが見れて相当胸熱だった

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Posted by ブクログ 2018年03月30日

人間、ウォーカロン、クローンの区別がいよいよ曖昧になっている前提で、遺伝子情報のパーセンテージをヒントに、誰が誰と誰の子だけど、一方は子供ができないという条件を提示し、その矛盾を読者に解かせる、いわいるミステリーの一分野なんだけど、ちょっともう登場人物が多くて理解が追いつきませんでした。

あと、ペ...続きを読むガサスという人工知能が出てきたけど、彼が打ち明けた話でうまくミスリードさせられました。

しかし、最近の人工知能の機械学習の進歩を見てると、本書の中の、「AIは演算速度は速くて深いけど、ふとした盲点を人間が見つける」というパートナー関係も成立しなくなりそうで末恐ろしい。

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Posted by ブクログ 2018年01月05日

『神になるのは人類ではなく、人類が新しく作った知能だ。その場合、神の称号は人類のものになるのだろうか?』

Wシリーズ第7弾。前作に引き続き、人工知能の形振りそのものがミステリーをコンプライズしている。まるでシリーズ全体が一連のディープラーニングであるかのごとく。どんなに確率が高い結果でも、きっかけ...続きを読むを与えられないと演算しない、そこに答えがあるのだろうか。

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