あらすじ
航海中の豪華客船で完全密室から人間が消失する! 世界一周中の豪華客船ヒミコ号に持ち込まれた天才画家・関根朔太の自画像を巡る陰謀。仕事のためその客船に乗り込んだ保呂草と紫子、無賃乗船した紅子と練無は、完全密室たる航海中の船内で男性客の奇妙な消失事件に遭遇する。交錯する謎、ロマンティックな罠、スリリングに深まるVシリーズ長編第6作!
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344ページからの紅子の言葉が好き。
「首になるのがそんなに怖い?私なんか、もう何もないのよ。全部なくなってしまった。全部取られてしまったのよ。だけどね、どうしても取られないもの、誰にも渡せないものがあります。それだけは、最後まで、死ぬまで、誰のものでもありません。それが、人の価値を決めるものです。それだけは、最後まで、死ぬまで、誰のものでもありません。立ち上がりなさい。人の誇りを持ちなさい!」
最後の大苗梨枝の手紙を読んで鳥肌がたった。
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前作が1番と思ってたら一気に上回ってきた˙ᴥ˙
完全に騙されました
大笛、羽村の旅行
鈴鹿、ボナパルトの会談
各務亜樹良
保呂草、紫子の旅行
関根朔太の絵画の行方
いつものワチャワチャ組
いろんな登場人物たちの思惑が複雑に絡み合って、どう着地するのかと思ってたら…
エピローグ凄ぇ…( ˙-˙ )
読み直さなきゃ
保呂草、あんた毎回毎回凄いな
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Vシリーズ第6弾
恋恋蓮歩の演習
素晴らしい、文句なし★5
第5弾の魔剣天翔とも繋がる部分も良かった
いきなり、知らない人の出会い話から始まる
初々しい感じで今までにない形ではじまり
豪華客船へ
保呂草、各務ペアの思惑
大笛、羽村ペアの旅行
鈴鹿家、ボナパルト富豪の取引交渉
5弾から続く関根家の美術品
七夏と紅子の葛藤
いつものワチャワチャ組
が交錯する
(最後まで、思惑がどこに着地するのか分からなかった)
そして、冷静にこの誰も死なない感じの
(死んではいないが、もう会うこと、会えることはないだろうとう哀愁も)
は初めてかもです
こういう形がもしかすると「vシリーズらしい」かもと
この6弾目で自分でも納得している感もある
ここでタイトルにただ戻ると、そういうことかとなる納得感は清々しいです
森博嗣さんはコピーライトの仕事してもいいのかもと(言葉とタイトルに込めてる思いが心地よい)
※決して上から目線ではなく尊敬です
エピローグが私は全く予想できてなかったので
えっ、マジってなりましたが
結構わかっていた人もいるみたいですね(周りの感想みてたら)、全くそんな予兆感じなかった。。鈍感なのかな。。。
間違いなくvシリーズのNO1かなと
※単品ではなく、5作まで読んでこの6作品に行ってほしい、そして、保呂草凄い。あっぱれです
続いて
第7弾
六人の超音波科学者へ
(six supersonic scientists)
タイトルがカッコいい
楽しみです
(地図、図があるうれしい。。。想像の補完助かる)
Posted by ブクログ
前作が1番、と思っていたら早速1番をかっさらっていった回でした。
絶対こいつ保呂草でしょ…!と思ったらホントにそうだった。保呂草ァ…!
回を増すごとに保呂草さんが好きになっています…
前回は練無が大人になる(?)回だと思ってますが、今回は紫子さんの番でしたね。切ないなあ…
紅子さんが紫子さんに「あなたのこと好きよ」と言ったシーンは密かにジーンときました。
Posted by ブクログ
うわーめっっっちゃくちゃ面白かった!!!!!
今まで読んだVシリーズの中でダントツで好きですこの話!
凄く!いい!!!
タイトルも凄くいいですよね、これもVシリーズで一番好きかもしれません何か前前前世みたいで良くないです?(月は幽咽のデバイスもなかなか競ってるけど)。
今までのシリーズと違ってちょっとこう、まず始まり方から違っていて。
ん?知らない人の恋愛事情見せられてる?何で???と思いつつ少しずついつものメンバーが集まってきて、それからお察しの通りに事件に巻き込まれていく、みたいな展開なのだけども。
何かこう、終始お洒落。
とてもとてもお洒落。
何なんだろう、物凄く自然に色んな場面が映像として浮かんでくるんですよね。
展開のさせ方とかもあるのかもしれないけど、全体を通してお洒落な洋画観てる気分になれるというか。
個人的にエピローグの一番最後がもう最高でした。
前回「ざまぁ」と思っていたあの人のことも少しだけ見直しましたし。
それにしても今回の紅子さん、かなりやらかしてるのにめちゃくちゃ上から目線すぎて呆れる通り越して笑いました。
やっぱり紅子さんはこうでなくちゃ。
個人的には実写化とかあんまり好きなタイプではないんですけど、これは映画とかで観てみたいと思わせてくれる作品でした。
Posted by ブクログ
Vシリーズ6作目です。
本作は前作魔剣天翔と関連付けされているお話…
知っていたら連続で読んだのですが…残念。
読後率直な感想は「出たーΣ(゚д゚lll)やられた」でした笑
最初は恋愛小説かと思ったんですけどね…
確かに愛に溢れた話でした。
そして保呂草潤平…こやつ何者?
Posted by ブクログ
前作はvシリーズの中で一番面白かったー!と思ったけど今作はそれをゆうに超えてきた。
まだまだ登場人物に好きなキャラもいないなぁと思っていたけど、ここにきてまんまと保呂草さんの魅力に引き込まれてしまった。
林さんの二股な感じは好きじゃないのに保呂草さんのプレイボーイ風な感じは魅力だ。
最初の彼は保呂草さんだろうなと思っていたけど、船乗るあたりですっかり忘れていて最後におお!!っとなった。
海外ドラマのホワイトカラーが好きな理由もそうなんだけど、身近な人たちに疑われつつもスリル満点スレスレな行動のストーリー大好き。
そういや、なんで、キスしたんだろか。最初は指だったのかなと思ったけど後でキスだったと書かれてた?し。
s&mからきて初めてすぐに読み返した作品でした(期間を開けた再読以外で)
Posted by ブクログ
今回の作品はファンタジー要素はかなり少なかった。むしろドラマがあったよう思う。
これまでも思っていたことだけど、氏の作品はどこまでが謎編でどこからが解決編なのかがわからない。いいとか悪いとかではなく、盛り上がりどころを自分でつくらないと、「あれ?知らない間に終わっちゃった」みたいな印象になる。
あと、いつの段階で誰が何を知っていたのかの把握はどんどん難しくなっている。最初っからそれなりに伏せられている情報が多いのが特徴だったけど、謎めいた人が1人増えたもんだから、状況理解が追いつかない。ここにきて、それは諦めつつある(笑)
そして相変わらず主たる登場人物たちはみんな自己中ばかりで、そこへのいらだちが余計に内容把握へのエネルギーを奪うという悪循環(笑)。感情豊かなキャラクターたちと評価すべきか?と自問自答して、いや、ちゃうなと改めて思った。
Posted by ブクログ
Vシリーズ第6弾。豪華客船内失踪&紛失事件の話。面白かったー!保呂草さんの最後のあの一言は「くぅーっ」ってなるくらい好きな締め方でした。その後のエピローグの緩やかに着地する感じも良かったです。そして恋恋と蓮歩の意味を調べて気付くタイトルの素晴らしさ。
Posted by ブクログ
航海中の豪華客船・ヒミコ号の中から乗客の手により持ち込まれていたはずの関根朔太の自画像が消えた!
そして、ひとりの男性客も消失してしまう。
完全密室であるはずの船内。
果たして、男性客は?絵の行方は?
*****
裏表紙あらすじにもある通り、”ロマンティック”だ、このお話。
それでいて、切なく、最後、すこーしほろりとしてしまった。
森作品らしく、最初から最後まで、たくさんのヒントが含まれている。
でも、まんまと引っ掛かる、私。
ゆる~く楽しみ過ぎかも(笑)。
もしかしたら最初のトラップかもしれない最後のトラップには「またしても!」と叫びたくなるくらい驚いた。
保呂草さんにしても林さんにしても、さり気なくプレイボーイ(!)な気がする~。
Vシリーズは色んなところにちょっとどきっとする要素があって、S&Mシリーズよりもオトナのお話っぽい。
この作品、けっこうお気に入り。
Posted by ブクログ
久々の森博嗣!
前作の魔剣天翔より、謎の芸術家【関根朔太】を引きずる本巻!
大笛梨枝という大学院生と羽村玲斗という建築家の出会いから始まる物語と、小鳥遊君達 阿漕荘の人々のストーリーが並行しながら物語は進む!!!
保呂草からの仕事の依頼で豪華客船に乗る事になる香具山さんはラブロマンスを期待してドキドキ!
香具山さんに着いてきた瀬在丸さんと小鳥遊君はキセルがバレないかドキドキ!
そして、保呂草さんは難易度E Xクラスのミッションを達成できるのかドキドキ!
そんな訳で今回も意味深なプロローグで物語は始まる・・・
阿漕荘の面々が乗り合わせた豪華客船で男が撃たれて行方不明?
犯人は死体はと探しているうちに関根朔太の幻の自画像が消失???
そして大笛と羽村のラブロマンスはどうなるのか?
読んでスッキリのVシリーズ!!!
Posted by ブクログ
保呂草さんカッコよすぎ!ダークヒーローとしての側面がずっと強調されて、憎めないけど胡散臭い人物という印象が拭えなかったんですが、一気に人間味が増したというか、彼のした行動があまりにカッコよすぎて惚れ惚れしました。泥棒の手腕も、彼女とのやりとりも、そんなことされたら惚れるわ……!(でも紫子のことを思うと切ない。罪な男すぎる!)
羽村怜人の正体は、ピザとビールとかの下りで早々に気づいてしまったのでミステリとしてはそんなに驚きはなかったですが(というか作者も別に大きなトリックとして書いてはいないと思いますが)、そんなことどうでもいいくらい抒情的な物語に引き込まれて大満足でした。というか大笛梨枝のラストの手紙が良すぎる。あまりに詩的で素晴らしく、感情グチャグチャ。
Posted by ブクログ
羽村が最初出てきた時保呂草じゃね?と思ったが違ったので少し引っかかっていたが、やっぱりそうなんかい!!と二重に騙された。
詰まる所殺人は起きていなかったわけだが、絵がどこに消えたのか、羽村怜人は本当に海に落ちたのかという謎の解決はそれなりに楽しめた。
Posted by ブクログ
豪華客船が舞台というだけでワクワクする。
前置きでも書いてあるがかなりスローなスタート。でもこれもいいなぁって思ってくるのがもうVシリーズにハマってる証拠なんだなぁ。
なんかちょっといい感じに終わって少し感動したけどみんな忘れないでほしい、保呂草は紫子ちゃんにキスまでしたクソ野郎です。
保呂草ァ! 毎作毎作何なんだお前は!
Posted by ブクログ
Vシリーズの6作目
本当は5作目の魔剣天翔を読むべきだったが、読む順番をミスってしまった。元々あまり順番は関係ないので特に問題ない。
久しぶりに騙された〜ってなった。良い話だったし、楽しかった。次は買い漏れた5作目を買って読むか、そのまま購入済の7作目に入るべきか、少し迷ってみる。
Posted by ブクログ
今まで萌絵が一番人間味?あると思っていましたが、
紫子が一番ですね。良い意味でも悪い意味でも。苦笑
保呂草さんへの想いもなんだか切ない。
豪華客船で起こる、男性客消失事件。
そして盗まれた絵画。
最後はすっかり騙されました。苦笑
Posted by ブクログ
第6弾
豪華客船で起こった乗客転落事件。その後の以前も出てきた画家の自画像消失事件。 保呂草は画家の件で紫子を伴い乗船し、紅子は何かを感じて練無と無賃乗船する。転落した男性の恋人は紅子の友人で、その恋人とのことも描かれているのだけど、それが最後にわかる。恋人の転落と絵画の所有者の繋がり、何も解けな過ぎてもやもやしたところでの紅子の結論。と、本当の解決。 離婚、親権、手紙。保呂草が怖すぎる。どこから目をつけて恋人になって、打ち明けられなかったらどう持っていくつもりだったのか?最後の手紙が解決のすべて。
Posted by ブクログ
やっぱりそうだったじゃん!と思ったけどやっぱりそうだったじゃん!なんてそりゃあ最後まで読んじゃえばいくらでも言えるもんね…そうですよね、模範読者のごとくあっちこっち振り回されました…
保呂草め……
Posted by ブクログ
前作と続けて読むのがベストな作品。
最初は登場人物が一部重なってるだけかと思ったけれども、綺麗に前作の流れをくんで終結した。
これまで保呂草さんがよく分からず得体の知れなさを感じてたけれど、好印象に変わる一冊。
でも最後はびっくりした!
今回も、誰がどんな嘘をついて、何を隠しているのかが分からない。
一体いつから仕組まれていたんだろ?
それに警察がめちゃくちゃ保呂草さんを警戒しているので、捕まっちゃうんじゃないかとハラハラした。
このシリーズは本当に誰がどうなってしまうのか分からないし、予想外な結末も有り得そうだからドキドキしちゃう。
Posted by ブクログ
航海中の豪華客船で人間が海に落ちる事件が発生。一方、同じ客船内で天才画家・関根朔太の自画像を巡る陰謀も起きていた。豪華客船にいた瀬在丸紅子たち4人が2つの事件の謎に迫っていきます。
Vシリーズ第6作。前作『魔剣天翔』の人物も関わるため、前作を読んでから本書を読むのが良いと思います。
Posted by ブクログ
読み終わったとき出た言葉「おおお!!ええ、、保呂草さんやべえ、、、、」だった。
読み始めて本全体の半分よりちょっと前くらいまで事件が起きない笑
読み返してみると冒頭に暫く事件は起きないと書かれてあった。いやだけどさ、こんなにかかるとは思わんやん笑
事件が起きるまでのキャラクターの会話が面白い。全て計画的だったってことなのかな?
タイトルの意味も読み終えたあと理解出来た。前回の魔剣天翔とリンクしている所があるので続けて読むと更に面白い。
再読しても面白いと思う。
Posted by ブクログ
おもしろかった〜やっと読めた〜!!時間かかっちゃったけど、満足!
読み始めたあたりから、船の話なんてあったかしらって感じだったんだけど、綺麗に騙されていっそ清々しいくらい。
読みながら、これ保呂草さんだったかなあ〜くらいしか思い出さなかったよ。もう全然。
各務亜樹良と紅子さんのやり取りも面白い。紅子さん最高だな。最初の方はついつい大笛さんにシンクロして、読んでる自分までドキドキして楽しかったし。
最後に関根画伯に戻ってくるのもいいな。魔剣天翔とペアだと記憶してたの、このせいだったのね。
あんなに好きじゃないと思ってた保呂草さんをちょっと好きになる。6冊目にして。
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2007年の読書日記を追記。ほんと変わってなさすぎて笑える。そしてプロローグ邪険にしすぎ…ついでに言うとマイベストと言いながら全っ然覚えてないから余計に面白い
Posted by ブクログ
今回も各務亜樹良が登場し、関根朔太絡みの事件が起きます。
保呂草さんは暗躍し素敵な仕事をしますが、練無&紫子も負けてません。
特に、紫子の発言で事件のピースが全て揃い紅子さんは謎が解けたと言っていいです。
今作も自分好みで面白かったです。
Posted by ブクログ
面白かった。
文章がきれいで、とても良い余韻が残っています。どう育ったらこんな文が脳から出てくるのか、羨ましく思います。
あと、保呂草は男前、紫子さんがんばってほしい。紅子と祖父江のやりとりがいつも楽しみです。
Posted by ブクログ
再読。途中までは「そういえばこんな話あったなぁ」程度にしか思い出せず。でも登場人物におけるトリックだけは覚えていたのでそこだけは伏線を回収しながら読めた。事件の動機は単純なものなのにそれをここまで複雑な事件にしてしまったのはやっぱりあの人のせいだよねぇ。それにしても保呂草さんは悪い男だなー!何人も手玉にとっちゃってよー!でもそれだけ色んな意味で求心力のある人なんだろうな。
Posted by ブクログ
定番中の定番、豪華客船内で起こる事件。
それにしても保呂草さんはプレイボーイやなぁ。
三者三様の思惑が絡み合って事件が複雑化するというよくあるようなないような構成のミステリィ。 面白い。
それにしても、なかなか好きになれない主人公(?)だよなぁ保呂草さんて。
Posted by ブクログ
まあ、面白かった。
前作の続編ってところ。
しかし、なかなか事件が起こらない(作者も断ってるけど)。
ある程度読めてしまう部分もあったけど、読後感は悪くなかったかな、、、。
Posted by ブクログ
最初に断っておくと、作中でも触れられた通り、なかなか事件が起きない。序章が長いのである。しかし、それが良いスパイスになっている。Vシリーズお馴染みのキャラクター達の掛け合いもファンにはたまらないだろう。
時間の真相はどストレートといったところ。それだけに変に探りを入れて騙されることになる。そこが森ミステリの凄いところだ。
Posted by ブクログ
Vシリーズ第6弾。
豪華客船で海に消えた男、消えた天才画家の自画像をめぐる陰謀。保呂草を始めいつもの面々が揃った船上という密室で繰り広げられる虚実入り混じったミステリ。
前作「魔剣天翔」の続編とも言える事件で、前作を読んでから間が空いたのが残念すぎる。この2作は続けて読むべし。
今回は保呂草の本業がメインなっている。ただお金のためではない彼の動きが心を動かした。
個人的には林があまり出てこなかったのが残念だったな〜