森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ
つまり、自分の認識は、この世の現実ではない、ということを人間だけが知っている。
40 「自分」とは、どういう意味なのか。より
「完成って、何ですか?」というのが僕の疑問だ。
僕は自分の行為を自分で評価する。自分が褒めてくれれば、それで充分である。
43 最後の引越になるかもしれない。ということはそこがゴールかな。より
簡単に言えば、発展は頭打ちになる。そうなるのが自然なのである。
47 言論を弾圧する国家が、今も成り立っていることを、真摯に受け止めるべき。より
日本には古来、朽ちゆくもの、滅びゆくものの美へ注ぐ目があった。しかし、それは弱さを求めたのではなく、着飾った虚構が崩れ、 -
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ついにGシリーズに再読突入した〜!嬉しい。
加部谷、海月、山吹のトリオ、しこさんれんちゃんとは違うかしましさがある(というかほとんど加部谷ちゃん1人の賑やかさによるところが大きい)。今までのどのシリーズよりも大学生の頃を思い出すな〜わちゃわちゃしてて。
他のシリーズにくらべて会話文がとにかく多い(と思う)ので、すらすら読める。国枝先生が相変わらずで嬉しいし、年下のキャラクタ目線かつ時間の経過もあって、萌絵ちゃんがちょっと大人っぽく描かれてて面白い。
S&Mのとき中学生だった加部谷ちゃんが大学生。時間が普通に流れてるから、いろんなライフステージが見れて読んでて楽しい。
事件はまったく、 -
Posted by ブクログ
あの分厚さの壮大なミステリーだと思ったから拍子抜けだったので、独特な近未来のファンタジーだと思ったら楽しめたのかもしれない。トリックは釈然としない。最後の方は、つっかかり、もう一度冒頭を読み直した。神とか女王とか閉じられた楽園とか、人と都市のイメージが曖昧で入り込むのに時間がかかった。
なんというのか、
大事なところは改行の多い、
空虚な感じの、
空気感。
p122
堅苦しいパーティなど誰も計画しないのに、堅苦しくないパーティの実施は事実上不可能なのだ。
p416
関係ないと思えば、すべてが関係ない。
関係があると思えば、世界中のことが僕と結びつく。
結局のところ、自分で線を引く以外