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Posted by ブクログ
シンプルな本である。
①まず面白がって最後まで書きなさい②他人の目線になって読み直してみなさい
そして小説はできあがる。
心構えとして「お金がほしい」というのは実にはっきりとして、そして純粋な動機だと思った。
我々はなんで、したいことをやらないのか。
たぶん、したいだけで、ほしくないからだ。
なっていたらいいなと思うだけで、なるも思わないからだ。
そして、実は自分の妄想で充足できる程度の願望だったりするのだ。
もし、あなたがスタジアム一杯を満たす人々の拍手がほしかったら
数千万円の印税がほしがっているのなら
手に入れにいくために、身体を動かそうということだろう。
いや、スケールの問題ではなく
おそらくは、乾いた欲望と、他人の関係なさと、他人がいることの絶対性を知っていることが
何よりも重要なのであろう。
なるほどなるほど、と思いながら読みました。
以前に初めて森博嗣さんの作品を読んだ時、自分には合わないのかな~と思いましたが、たった一冊読んだだけで判断してしまうのは勿体ないことだと学んだ次第です。
キツいことも書いてありますが、勉強になります。
Posted by ブクログ
小説の書き方ではなく、小説家という職業について、著者の体験や考え方を中心に書かれた一冊です。悲観的な意見もたびたび見受けられますが、なるほどなと思える話も多く、個人的には実りの多い内容でした。
冷めた性格というより、はっきりと割り切った考え方をするんだなという印象です。だからこそ小説の執筆をビジネスだと意識し、プロとしての仕事を貫いているのでしょう。
読み進めていくうちに突き放されているような応援してくれているような、不思議な感覚になりました。何度か繰り返し読んでいますが、回を重ねるごとに自身の体験や知識と呼応する箇所が多くなり、より理解が深まるように思えています。
Posted by ブクログ
この本は小説家を目指す人に向けたエールの本だと期待すると大半の人はその期待を裏切られると思う。私は、小説家に憧れる者ではあるが、実際に小説で金を稼ごう、食っていこうとは今のところ真剣には思っていない。ただ、小説が書いてみたい、と思っていて尻込みしてるだけの単なる一般人だ。よくいる読書家が冷水を飲もうとして躊躇しているだけの小市民だ。
そんな私がこの本を読んだ理由。それは森博嗣その人に興味があるからだ。この人は理科系の研究者というモノ書きからは最も遠い場所にいてどうしてあんなに面白い小説が書けるのか?非常に興味深い。
森博嗣の小説家としての在り方は、破天荒だ。
長嶋茂雄風。
来た球をカーンと打つ
ぶっちゃけたことを言えば、この本にはその程度のことしか書かれていなかったと私には思えたのだが言い過ぎだろうか
森博嗣自体は
小説はビジネスとして書いている。お金を稼ぐため人に自分の作品をサービスとして書いているんだから苦労がある。楽しくない。
そう書いているが、この本の読者は本当にその言葉を文字通りに捉えたのだろうか?
私はそんな風には到底思えなかった。
森博嗣の小説家ザマ?はとても楽しそうなのだ。
こんな風な小説家にならなってみたい、と思えるものだった。
この本は小説家を目指すというよりも、正直森博嗣を目指す本なのだと思う。
そして私は小説家にはなりたくないが、森博嗣にはなってみたいと思った。
また、森博嗣のようになれれば小説家になってもいいと思う。
それが無理なら趣味の域で楽しむのがベスト。
まぁ大抵の人にとっては趣味の域で終わるのであろう。
そんな特別な能力を持った人は数多くいない。
それでも地球は回ってる。それでいいじゃないか
Posted by ブクログ
小説家になる気などさらさら無かった私ですが、森氏の作品が好きなので、購入して読んでみることにしました。
森氏の「小説家という職業」の遍歴、森氏なりの「小説家という職業」に対する見方 (そういう意味では、タイトルに偽りはありませんね)
小説を書き、職業とするためのノウハウを記した本ではありませんが、そんなことよりもっと大事なことが書かれていると私は思います。
これから小説家を目指すべき人には必読でしょうし、小説家を目指さない人も、職業人であれば読んで損はないかもしれません。
最後に大変なめた話で申し訳ありませんが、小説を一度書いてみたいな、とこの本を読んで思いました。
Posted by ブクログ
小説家が小説家について書く、多くの人はこのことを聞くとあぁこの人なりの小説家としてのやりがいや楽しさについて書かれているのだろうなと思うかもしれない。私もそんな読者の一人であった。しかしながら、この本はビジネス書といっても過言でないくらいに小説家という職業についての売れ方や戦略性などいかに本を売るのかということについての著者の考えが所狭しと書かれている。本の中で、著者は何度も小説を書くのは趣味ではない仕事である。と断言しているのだ。果てはある種小説を商品とすることを嫌う出版業界に関する苦言さえ書かれており、小説を書くのが元々好きでなかった著者だからこそ書くことのできる、非常に切り口の鋭い一冊だった。小説は売り物であり、読み手を意識するというのは当たり前ではあるがここまでビジネスとして小説家という職業について考えたことのなかった私には目からうろこであり、非常に面白い一冊となった。また、ある種非人間的ともいえる著者の冷徹な考えが心地よく、物事を合理的に考えることの価値を教えてくれる一冊だと感じる。小説を書いてみたい人でなくとも創作物を作りたいと考えている人全員にお勧めすることのできる一冊だ。
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小説・文芸
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