森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ⚫︎成功すると、そこに道ができるけど、それはほかの者が通っても同じような成功は辿り着けない。
⚫︎どこに問題があるのかといえば、それは「道を探そうという姿勢」にある。積極性は立派だが、自分の道というのは、探すのではなく、自分で築くものだからだ。
⚫︎空間ではなく時間に対する道を考えてみよう。時間を超えてつなげられるものがあるはずだからだ。自分の過去や未来に対しては、自分自身でつなげる必要がある。昨日のそれが明日のあれになる、というように、できるだけつなげたい。そうでないと、毎日が無駄になっていく気がする。なんとか自分の人生を意味のあるものにしたい、という欲求とは、つまりは、自分の時間的な道 -
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怒りっぽい人というのは、とにかく自分に対する他者の行為を悪くとろうとする。皆が自分を陥れよう、蔑もうとしている、という錯覚に陥っていることが多い。だからすぐにカッとなってしまう。また、いつもピリピリしているから、周囲もなんとなく敬遠するし、困ったものだ、という態度で接するから、ますますバカにされたと憤る。本人としては、自分のアイデンティティーに関わる「正義」あるいは「防衛」であり、そもそも基本的に自分というものに自信がないから、こうなってしまう。だから、悲劇を避けるには、周囲がもっと温かく接することが肝要。実際そのような人の優しさに触れ、踏みとどまった人はたくさんいる。こういった問題は、教育で
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ネタバレS&Mシリーズの西之園萌絵とVシリーズの保呂草潤平の共演。舞台はメビウスの帯をそのまま象った通称「捩れ屋敷」。
理系ミステリで知られる森博嗣らしい舞台設定とファンの心を擽る夢の競演とでも言うべき演出が憎い。
犀川と紅子が同時に登場するとなると、所謂ノックスの十戒とやらに抵触すると思うのだが、どうするのだろう。読む前にはそう言う疑問を抱いたが、直ぐに氷解した。しかし今度は逆に探偵役が不在でミステリとして成り立つのか、別の疑問が立ち起こった。
この小説のテーマはなんと言っても「捩れ」であろう。舞台装置たるメビウスの帯様の「捩れ屋敷」は言うまでも無く、二つの別々のシリーズの登場人 -
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読むと自分の考え方に影響を受けているのが面白い。例えば幽霊→恐怖の連想は自分も含めて一般的な反応だろう。しかし主人公にかかれば「その手の話題を聞くことが時間の無駄」だったり、「ホログラムを投影する装置を探す」だったり、「実態がないのはバーチャルと変わらない」だったりするのだ。読み進めて視点を変えて見ることを繰り返すうちに、いつのまにか事実と感情を切り離して考えられるようになっている。私は感情を重視する人間だが、読後は「現実主義ってこんな感じかな」と思えるような一時的な変化が楽しめる。
また、バーチャルを行き来する設定を、私が理解できない事もあって、読み進めるうちに、未来と現実と小説とバーチャル