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幽霊が存在するために、死は、必要充分条件か? 触れ合うことも、声を聞くことも、姿を見ることすら出来ない男女の亡霊。許されぬ恋を悲観して心中した二人は、今なお互いを求めて、小高い丘の上にある古い城跡を彷徨っているという。 城壁で言い伝えの幽霊を思わせる男女と遭遇したグアトとロジの元を、幽霊になった男性の弟だという老人が訪ねてきた。彼は、兄・ロベルトが、生存している可能性を探っているというのだが。
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Posted by ブクログ
もうずいぶん森博嗣を追いかけ続けている。80冊以上読んでいる。ほとんどが繋がっていて、一貫したテーマがある。新作が出る頻度は少なくなってきているが、出ると無条件で読んでしまう作家の一人。今回も、いつものテーマを書いている。それを見守る私。現実の世界は、でも、少しずつ森博嗣ワールドに近づいてきている気...続きを読むがする。
続き
森先生の作品は全部読んでます。続きが気になるお話が少なく、差し出してくれた世界を堪能できるのでうれしいです。最近のはロジが愛されててうらやましい笑
幽霊の定義は何か、それを真剣に語られるパートが非常に面白い。ヴァーチャルの世界を「あの世」と仮定したとき、我々の資産とは?なども含め、生成AIが劇的に普及した今、読んで良かったと思える本でした。
いや、いやぁ、向こう側から見れば私たちこそ幽霊なのか……。 肉体というくびきを捨てて向こう側の存在になってしまいたいという気持ちは分からないでもない。昨今流行りの転生物だって乱暴に言えばその括りだ。 リアルの身にまとわりつくしがらみ、地縁や血縁、職場や学校での煩わしい人間関係、それら全てを捨て、で...続きを読むも思考と感情は今の私のままで生き直したい。そんな夢想を誰だって一度は抱くのではないか。 そしてそのハードルは文明が発展すればするほど、都市化が進めば進むほど低くなるのだろう。 作者の思考実験のその先に救いはあるのか。 ロジがますます人間らしい可愛らしさを発揮しているのが救い。
もうとにかくロジが好き。グアトの前ではしおらしいのに、情報局員になると人格変わるのかっこよすぎるし、尊すぎる...。
相変わらず素晴らしい森博嗣さんの作品です。 リアルとヴァーチャル。生と死と。存在とはなんなのか。 考えれば考える程に分からなくなっていく。
内容的には「幽霊を創出したのは何故か?」って感じだったな。 もう、毎日ピクニックしてればいいじゃないか(それはそれで読みたい)
城跡で言い伝えの幽霊に遭遇したグアトとロジ。後日、二人は幽霊になった男性の弟と名乗る老人の訪問を受ける。 WWシリーズ4作目。 幽霊を起点に、リアルとヴァーチャルについてのグアトの考察が書かれています。いずれは人はヴァーチャルによって肉体という枷から解き放たれるのだろうか。
ロジがスカートのドレスを着た時「オーロラみたいだ」と思ったけど、口にすれば果てる事になるだろう。とか、たまにふざけるグアト。 「口にすれば果てる」は女王の百年密室だったかな? S&Mから始まるシリーズは全て真賀田四季が関わる同じ世界観の作品だというのを思い出すと、中々凄いスケールだなぁと思う...続きを読む。 どこへ向かうのかなぁこのシリーズは。
WWシリーズの最新作。 本作ももう4作目だ。 Wシリーズの直接の続編としてシリーズは続いているのだが、本シリーズはテーマはどこにあるのだろうか? 多分、人間は今後どうなっていくのかを突きつめようとしているのだろうな。森先生は。 小説内で語られる人間の在り方はいちいちうなずかされる。 ヴァーチ...続きを読むャルの世界に人間の脳みそだけを送り込んでそこで暮らす。 今のヴァーチャルの世界ならリアリティはほとんどすべて再現できるだろうし、いや、現実世界よりも素晴らしい世界を構築できるだろうね。 そこで幸せに何百年も(脳が死ぬまで)暮らすというのもありだとは思う。 でもこれって映画『マトリックス』の世界だよね。 機械に支配された人間は機械のために『電池』の役割をさせられている。その代わりに人間たちは『マトリックス』と呼ばれる仮想現実のなかで生きているのだ(人間たちはそれを現実だと思っているのだが・・・)。 ただ、それを自ら進んで人間がそれを選ぶってところが違いではあるのだが・・・。 映画『マトリックス』の中で、エージェント・スミスがいうこんな感じのセリフを言う場面がある。 最初のマトリックスは中につながれた人間は全員が豊かで人間にとって完璧な世界だったが、それは失敗した。人間は理想の世界を自ら拒絶し、最初のマトリックスにつながれた人間社会は崩壊した。それは人間の本能なのだろう。 これは至言だろうな。 人間は理想の世界では生きられないんだと思う。 幸せな人がいて、不幸な人もいる。 そういう不平等のなかにこそ、人間は生きている価値を見つけるのではないだろうか。 人間というものはいかに矛盾をはらんだ生き物だろうか。 僕もそれなりの時間を生きてきたが、「生きる意味はなんだ?」と聞かれたならば、まだ答えることはできない。深いな・・・。
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