工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

小説・文芸
596円 (税込)

2pt

水柿小次郎三十三歳。後に小説家となるが、いまはN大学工学部助教授。専門は建築学科の建築材料。よく独身と間違われるが、二歳年下のミステリィ好きの奥さんがいる。彼はいつしか自分の周囲のささやかな不思議を妻に披露するようになっていた。きょうもまた、あれが消え、これが不可解、そいつは変だ、誰か何とかしろ! と謎は謎を呼んで……。

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工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    主人公の水柿くんは大学の准教授で、大学であった出来事に関連して色々なことに思いを巡らせるようなお話である。

    主人公の水柿くんはほぼ確実に作者自身のことであり (それはたびたび作中でこれは小説であることを念押ししていることからも逆説的に読み取れる)、作者がこの文章を書いているときに考え付いたことを無計画にツラツラと書き起こしている感じが好き。
    そのために、話の主題が違うところに飛んで行って、数ページぐるぐる旋回してまた戻ってくることもしばしばである。
    それを読みにくいと感じる人もいるかなあと思うが、作者の思考のリアルタイム性みたいなものが垣間見えて自分は面白かった。

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    水柿助教授シリーズ、通称Mシリーズ第1作目。
    あくまでもこれは小説である、と散々言われているけれども、主人公「水柿君」とその妻「須磨子さん」を通して筆者・森博嗣とその奥方の姿・やり取りがありありと目の前に浮かんでくるようです。
    小説風として別のキャラクタを借りたエッセイ、のような雰囲気。

    森博嗣のファンなら興味深く時ににやにやしながら読んでいけるだろうけど、全く森博嗣を知らない人がこれを読んで面白いと思えるかどうか。

    まさにミステリィである。この世には素敵な不思議がまだまだいっぱいある。

    0
    2013年06月12日

    Posted by ブクログ

    ええと、なんだろな、これ(笑)。フィクションですって書いてあることがもしかしてフィクションなのだろうか?乗りとしてはなんというかエッセイというかネット日記に近いものがあるぞ。
    「ブルマもハンバーガも居酒屋の梅干で消えた鞄と博士たち」うーむ、各編の題名が土曜ワイド劇場のように長いけれど、題名見ても何が謎なのか誰が犯人なのかさっぱりわからないとことが土曜ワイドとは一線を画していますよね。
    「ミステリィ・サークルもコンクリート試験体も海の藻屑と消えた笑えない津市の史的指摘」何字あるんだ、というかこの場合はミステリ・サークルでよいのでは?
    「試験にまつわる封印その他もろもろを今さら蒸し返す行為の意義に関する事例報告および(「これでも小説か」の疑問を抱えつつ)」うーん、なんなんだろね。でも教壇の上ってほんとに皆のしていることがよく見える。これは真実だね。
    ええと、あと二編あるんだけど、もう題名はよいよね。そういう雰囲気、ファン必読(笑)

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

    森博嗣さん読まず嫌いでしたが、薦められて。
    通勤のお供本にぴったり。面白い。シリーズを読んでから他の森博嗣作品も読んでみようと思えた。

    0
    2023年07月25日

    Posted by ブクログ

    本編に筒井康隆の名前が出てきて、森博嗣氏は筒井康隆のファンかと思いきや、文庫の解説が筒井康隆で驚いた。

    0
    2021年04月30日

    Posted by ブクログ

    妻須磨子さんと水柿くんの日常。日々の中で起こるミステリィの謎(水柿くんが後で整理して謎のようにしてから)をミステリィ大好きな須磨子さんに話し、喜んでもらう話(ちょっと違う)特徴のある書き方で、なかなか楽しいです。須磨子さんは最強。こんなスローライフ送りたいですね。

    0
    2016年01月06日

    Posted by ブクログ

    水柿助教授シリーズ、第一作。森先生の助教授時代の日常でしょうか、これは?小説風エッセイって感じ。須磨子さんのキャラがとても面白いっ!きっと実際のすばる氏もこんな感じなのかなぁ、と笑 ちょうど読み終わったばかりの『どすこい。』が引用されてて笑った。ある程度森作品に触れてから読むとより楽しめるでしょう。

    0
    2016年03月09日

    Posted by ブクログ

    Mシリーズの1作目です。
    エッセイ的要素を多分に含んだ小説なのかなって感じでした。
    水柿君がすごくおもしろくて、森さんも普段こんなこと考えてたりするのかなとか思いながら読みました。

    私的には1話と5話が好きなんです。
    どの話もいろんなエピソードが詰め込まれすぎてて、これはおもしろいっていうのもあれば、これはよく分からないなっていうのも。
    というかエピソードがありすぎて、特におもしろかったの以外はあまり覚えてません…。
    でもおもしろいところは思わず笑っちゃいながら読んでました。

    水柿君の人柄はとても好きになりました。
    にこにこっていうところとかすごくかわいいです。
    愛妻家なところも素敵。
    あと2作読むのが楽しみです。

    0
    2014年04月14日

    Posted by ブクログ

    これは小説の形をしたエッセイなのでしょうか。
    森氏をモチーフにしたような水柿君が、好き放題に思考を拡散させ、屁理屈を交えた言葉遊びを繰り広げ、オタク的な趣味を満喫し、奥さんの須磨子さんへの愛情を垂れ流し、とくかくやりたい放題です。
    森氏のファンである自分にはすごく面白いのですが、本書で初めて森作品に出会った人は変な作家だと思うだろうな。
    本書の骨格をなすといってもよい森氏の言葉遊び的ダジャレは、犀川先生の意味不明のジョークに活かされているようです。

    0
    2013年10月28日

    Posted by ブクログ

    スカイ・クロラやS&Mシリーズなどで知られている森博嗣さん。
    本書はその森さんによるエッセイ集なのですが、自らを題名にある水柿助教授と言う人物として表現する等、フィクション形式を採用しています。
    後半になるにつれ脈絡のない話になって来ていますが、色々と面白い一文があり、例えばミステリィファンの奥さんを紹介する一文では

    ミステリィファン、というのは、つまり、ミステリィ小説を読む人たちのことで、ミステリィ小説を書く人のことではない。
    この点が重要なのである。

    や、大学教官の奇妙なエピソードを紹介した後、

    大学の教官というものは、相当におかしい人種なのか、と思いがちである。
    それはとんでもない誤解だ。

    こんなものは氷山の一角であって(以下省略)

    と言った物があります。
    他には、大学受験の答案用紙採点の際、医学部の40代の女性助教授が採点しながら

    「馬鹿野郎!何考えてんだぁ!」
    「うーん?読めんなあ・・・。何がいいたいの、あんた?」
    「まったく、駄目だよ駄目だよ、話にならんぜ!」
    「おぉ、この子は賢いわぁ・・・、うんうん、字も可愛いし」

    とツッコミを入れていた「煩い」エピソードの紹介など、思わずクスッとなる個所が多かったです。

    著者の筆が滑りまくった感のある一冊となっておりますので、読者の方も滑りながら読むのがおすすめ。

    色々とコムツカシイ事(ただし内容はくだらない)を考えるのが好きな人にはもっとおすすめな一冊です(笑)

    #自分で書いておきながらではありますが、滑りながら読むって一体どんなのだ?(笑)

    0
    2013年09月08日

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