森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・ヴァーチャルとリアルの境目はいつかなくなるのか?
・自分の世界では自分が神で自殺によっていつでもリセットボタンを押すことができてしまう。
・他者が見ている世界と自分が見ている世界は本当に全く同じものか?
というようなことを読者に投げかけながらも、今作は主人公2人の恋愛要素がいつもより多めに入っており、軽い気持ちで楽しく読み進められるページも多かった。
バーチャルの世界とわかっているからか、ヴァーチャルの世界での出来事はあまり興味が持てず読み流してしまったが、最後に、あの細かい描写が意味があったのだと(見ている世界は本物だったのか?隣の人と本当に同じ時を過ごしたのか?の伏線)わかった。
いつも -
Posted by ブクログ
読み易かったけど、オーロラとかの人工知能やらトランスファーがあまり登場しなくて、ちょっと物足りなかったかな。
これ、ヴァーチャルの中にずっと居るんじゃないのと、「クラインの壺」(岡島二人)を思い出しながら、読んでいたが。
ヴァーチャルが進化したら、リアルは要らなくなる?
リアルだって、今感じる指の感触、食べた柿の味、目に見えるパソコンの画面、所詮神経細胞の電気信号を脳細胞が処理しているのだから。
リアルが消えるときでも人間は神を必要とするだろうか。ヴァーチャルを主宰する人工知能が神になる?唯一神は危ないから、万の神の合議制にする?
よく判らない。でも、この考察があったことは覚えておこうと -
Posted by ブクログ
ネタバレWWシリーズ2作目。
ハギリ博士と情報局員ウグイが、楽器職人のグアトと技師ロジに名前を変えてドイツで隠遁生活を送るWWシリーズの2作目。
ロジがレースカーのドライブを楽しんでいたアリスワールドというヴァーチャル世界がクラッシュ。ドイツの情報局の依頼を受けて、二人は原因究明のためにアリスワールドに飛び込む。
今回は大仕掛けな分、よくある話、よくあるキャラ、という感じで、森博嗣らしさに欠けていたように思う。
どこからがリアルでどこからがヴァーチャルなのか。という境界がわからなくなってくる、というのはヴァーチャルものでは新鮮味がない。
2つのオチについても、
・結局多々の開発者(人間)の亡命かよ -
購入済み
小説の世界観がわかりやすい
小説を読了後にこちらの作品があることを知り、読んでみました。
森博嗣の独特の世界観がイラストで見られるのが面白かったです。
お話もコンパクトにまとまっているので読みやすいので、気軽に楽しめます。ただコンパクトゆえにカットされている部分もあるのでじっくり楽しみたい方には、小説も併せて読んだ方がいいかと思います。 -
Posted by ブクログ
「FMは、電波の強さが一定だから混信などに強い。音楽などがクリアに聴ける。テレビの声もFMだね」 キャスタ角 鉄とコンクリートの相性が非常に良いのだよ 偶然にも熱膨張係数が殆ど同じ 非破壊試験 「しかし、3次元の我々には、その時間は飴の長さでしかない。これが時間だ」「そうだよ。我々は正方形の中と外が同時に見える。4次元では立方体の中と外が同時に見える」 オプティマイズ=最適化 冗長性 「人間には、頭脳があるから、目で見た映像を頭で処理している。その処理が錯覚させるわけだ」 キャタピラは毛虫の意味 インチが恨めしい 単位で頑ななのはアメリカじゃないかな 「指で軽く擦るだけで、スプーンの一番細いと