森博嗣のレビュー一覧

  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

    Posted by ブクログ

    相変わらず「何だったんだろう…?」な感じで終わるやつ。シリーズ最後まで読まないとわからないのか…。
    萌絵が車の中で泣いて犀川に電話するシーンで、曇っているのに「月が綺麗だったので」と言う萌絵に「(来るなら)月を用意しておこう」と返す犀川のくだり、好き。

    0
    2019年12月16日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

    Posted by ブクログ

    今回は、保呂草さんは最初は怪しかったけど、後半からは怪しまれた人になってました。
    で、依頼されたお仕事はいつの間にか終わっていたのか?それで終わっていいのかな?みたいな……。

    推理とかよかったと思いますが、で、その後依頼主はどうなったの?それがよく分からなかったです。

    紫子ちゃん、新たなる恋の予感か?

    0
    2019年12月04日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

    Posted by ブクログ

    Vシリーズ第6弾。今回は豪華客船が舞台。冒頭にしばらく事件は起こらないと書かれているけれどしばらくどころか200ページほどまで本当に起こらない。でもその間も主要メンバーのやりとりや事件の中心になる人物たちの行動などで退屈することなく読める。こういうゆったり進むのも好み。船の中の閉ざされた空間での事件、捜査の面白さ。そして真相。シリーズとしてのつながりもあって楽しめる。次作も楽しみ。

    0
    2019年12月02日
  • 四季 秋 White Autumn

    Posted by ブクログ

    四季の各巻はS&Mシリーズのどのタイミングで読むのがベストなのかと考えてしまった。少し先に進んでしまったようなので、今度はS&M に戻ろうと思う。
    秋はもっとも構えないで読めたもので、犀川と萌絵のカタツムリラブストーリーが飛躍した巻だった。

    0
    2019年12月01日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

    Posted by ブクログ

    Wシリーズ第八弾。これを読む前に「女王の百年密室」再読しておいてよかったーと思えるぐらいには関わりが深い。作中にはちょっとした謎も出てくるけれどそっちよりも百年シリーズとのリンクを楽しめた。今回はエジプトと南極に行ったハギリ博士だけれど次はどこへ行くのか気になる。そしてウグイとの関係は…。

    0
    2019年11月28日
  • 神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・ヴァーチャルとリアルの境目はいつかなくなるのか?
    ・自分の世界では自分が神で自殺によっていつでもリセットボタンを押すことができてしまう。
    ・他者が見ている世界と自分が見ている世界は本当に全く同じものか?
    というようなことを読者に投げかけながらも、今作は主人公2人の恋愛要素がいつもより多めに入っており、軽い気持ちで楽しく読み進められるページも多かった。
    バーチャルの世界とわかっているからか、ヴァーチャルの世界での出来事はあまり興味が持てず読み流してしまったが、最後に、あの細かい描写が意味があったのだと(見ている世界は本物だったのか?隣の人と本当に同じ時を過ごしたのか?の伏線)わかった。
    いつも

    0
    2019年11月26日
  • 神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?

    Posted by ブクログ

    読み易かったけど、オーロラとかの人工知能やらトランスファーがあまり登場しなくて、ちょっと物足りなかったかな。

    これ、ヴァーチャルの中にずっと居るんじゃないのと、「クラインの壺」(岡島二人)を思い出しながら、読んでいたが。

    ヴァーチャルが進化したら、リアルは要らなくなる?
    リアルだって、今感じる指の感触、食べた柿の味、目に見えるパソコンの画面、所詮神経細胞の電気信号を脳細胞が処理しているのだから。

    リアルが消えるときでも人間は神を必要とするだろうか。ヴァーチャルを主宰する人工知能が神になる?唯一神は危ないから、万の神の合議制にする?
    よく判らない。でも、この考察があったことは覚えておこうと

    0
    2019年11月20日
  • 神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    WWシリーズ2作目。

    ハギリ博士と情報局員ウグイが、楽器職人のグアトと技師ロジに名前を変えてドイツで隠遁生活を送るWWシリーズの2作目。
    ロジがレースカーのドライブを楽しんでいたアリスワールドというヴァーチャル世界がクラッシュ。ドイツの情報局の依頼を受けて、二人は原因究明のためにアリスワールドに飛び込む。
    今回は大仕掛けな分、よくある話、よくあるキャラ、という感じで、森博嗣らしさに欠けていたように思う。
    どこからがリアルでどこからがヴァーチャルなのか。という境界がわからなくなってくる、というのはヴァーチャルものでは新鮮味がない。

    2つのオチについても、
    ・結局多々の開発者(人間)の亡命かよ

    0
    2019年11月20日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

    購入済み

    難解…

    百年シリーズ3作目ということで購入。前2作がとても好きでしたが、こちらはなかなか小説の世界に入り込めず…。
    一度では内容が入ってきません。

    0
    2019年11月19日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

    Posted by ブクログ

    再読。水柿助教授を主人公とした「日常」「逡巡」に続く話であり完結編。今作も意味があるようなないような一周回って哲学的とまで言えるかもしれない事が書かれている。この三部作で一番面白く感じたのは「日常」だったけれどそれは水柿くんと須摩子さん以外にも色々な人物が登場していてその上に謎が多少はあったからだと今になって思う。この作品を読んで別作品の「相田家のグッドバイ」をちょっと思い出した。

    0
    2019年11月19日
  • 女王の百年密室

    購入済み

    小説の世界観がわかりやすい

    小説を読了後にこちらの作品があることを知り、読んでみました。
    森博嗣の独特の世界観がイラストで見られるのが面白かったです。
    お話もコンパクトにまとまっているので読みやすいので、気軽に楽しめます。ただコンパクトゆえにカットされている部分もあるのでじっくり楽しみたい方には、小説も併せて読んだ方がいいかと思います。

    0
    2019年11月13日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いつもと変わらず面白い。

    建物が動くというトリックには気づかなかった。
    犀川と西之園がキスするシーンも良かった。

    0
    2019年11月13日
  • 工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki

    Posted by ブクログ

    工学部・水柿助教授の日常の続編。今回は遂に水柿くんが小説家になる話。相変わらず含蓄があるんだかないんだかわからない話が真面目にも不真面目にも綴られている。ミステリ作家になったという事もあり今作はミステリの話題多め。須摩子さんとのやり取りが相変わらずほのぼのしていて微笑ましい。

    0
    2019年11月02日
  • ゾラ・一撃・さようなら

    Posted by ブクログ

    ハードボイルド系な話。天使の演習ってどこかで聞いた事あるような気がするなぁと思っていたらあれだ、エンジェル・マヌーヴァだ。他にも他作品との繋がりを感じさせるワードがあり森先生の作品を知っている人ほど楽しめる作品ではある。オチはわりとわかりやすかった。

    0
    2019年10月30日
  • 森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!

    Posted by ブクログ

    「FMは、電波の強さが一定だから混信などに強い。音楽などがクリアに聴ける。テレビの声もFMだね」 キャスタ角 鉄とコンクリートの相性が非常に良いのだよ 偶然にも熱膨張係数が殆ど同じ 非破壊試験 「しかし、3次元の我々には、その時間は飴の長さでしかない。これが時間だ」「そうだよ。我々は正方形の中と外が同時に見える。4次元では立方体の中と外が同時に見える」 オプティマイズ=最適化 冗長性 「人間には、頭脳があるから、目で見た映像を頭で処理している。その処理が錯覚させるわけだ」 キャタピラは毛虫の意味 インチが恨めしい 単位で頑ななのはアメリカじゃないかな 「指で軽く擦るだけで、スプーンの一番細いと

    0
    2019年10月19日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

    Posted by ブクログ

    昔、最初の方だけ読んで「ミステリじゃないな」という事で読むのを中断した作品。今回最後まで読んでみたけれど思ったよりも面白かった。なんというのか前向きな思考になれる小説。森先生の作品の中でもかるーく読める上に展開も奇抜なものではないので息抜きには丁度よかった。

    0
    2019年10月13日
  • なにものにもこだわらない

    Posted by ブクログ

    平易な文で描かれていて読みやすい。
    自分と考え方が似ているからか、参考になる部分はあまりなかった。
    自分の考え方と近しい人がいるというのは、なんだか嬉しく心強い気持ちにはなった。

    0
    2019年10月13日
  • 四季 夏 Red Summer

    Posted by ブクログ

    夏が終わった。

    四季が両親を殺した理由が明らかになった。
    それは天才ゆえの理屈だった。
    S&Mシリーズの補完シリーズとして存在するのが四季シリーズなんだな。

    0
    2019年10月12日
  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

    Posted by ブクログ

    再読。タイトルにあるとおり水柿助教授を主人公とした日常話。奥さんである須摩子さん成分も最後までたっぷり。エッセイではないけどそれに限りなく近いような気がするようなしないようなそうでもないような。とにかく不思議な雰囲気を漂わせることに関しては上手い森先生らしい日常的非日常小説。この作者の作品が好きな人にはめっちゃ楽しめると思うよ。

    0
    2019年10月05日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

    Posted by ブクログ

    講談社ミステリーランドで刊行された作品を文庫化したもの。確か再読。子供向けらしく文章がだいぶ読みやすく書かれており最初の滑り出しも森先生の作品の中でもかなりマイルド。しかし段々と不穏な気配を漂わせてくる。オチとしては森先生らしくありながらも少年少女向けになっていて多少物足りなさはあったかな。

    0
    2019年10月05日