森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ読みやすいけれど、理解しているかというとそうでもないのだろうな。。。
ウォーカロンがより人間らしく、というのがテーマの一つだが
人間だって改造していくとより機械に近づいている、と言えるかもしれない。
あまり人間らしいと感じなかった主人公を警護する女性が
だんだん可愛らしくなっている。。
というのが一番の感想なので。
博士の、こういう行動は人間だからこそだ、と思ったり、「機会だからそんな事はしませんと」なるシーンで なるほど。。 とも思う。
映像化してくれないだろうか。。。
でもイノセントほど殺伐とした世界ではなく、どことなくほんわかしてしまうので森氏のなせる業だのだろうか。。 -
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ネタバレWシリーズの第4巻~ハギリ博士がニュークリア正面玄関に差し掛かると聞こえた声は「デボラ、眠っているの?」だった。少女が警備を解除し,ウグイを無力にして,内部へ潜入したが,地下深くまで進んで,電池切れのように倒れた。イシカワの元研究員でチベット奥地で暮らしていたタナカは,その正体がデボラというトランスファーだという。兵器として開発されたもので,ネットワークを介してウォーカロンを支配し,人にも埋め込まれているメモリで交信が可能だ。ヴォッシュに相談すると,フランス西海岸でスーパコンピュータが見つかり,神殿のスーパコンピュータ・アミラとも盛んに交信しているという。そのコンピュータを見に行くと,ベルベッ
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ノンシリーズの森博嗣とは知らずに読んでいたので、いつ誰が誰って繋がるのかとdkdkwkwk!!1
ノンシリーズだったのですけどね。はい。
子供の視点からのミステリで、何だか複雑な気持ちになったのです。
実際に子供がそう思っていたならば「なるほd。コドモの心理ってそう言うものなのかあ……」って感心しそうなものなのですが
何せ中の人は森博嗣。
乙一のデビュー作みたいな気持ちで読んだらいいのかな?とも思ったのですが、あれは本当に乙一は子供だったし……
じゃあ、道尾の向日葵っぽい感じかな?とも思ったのですが、どうも何か違うのですよ。
子供がとってもコドモなのですよね。
子供の心理が本当に野生の -
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恥ずかしながら、この本を読むまで作者のことは、知りませんでした。タイトルから少し離れるのかもしれませんが、小説の正体は、何かを文章として簡潔に表現されていると思います。
第2章の中で、「小説は、家庭用品などの実用品ではない。人間の感性を売りものにした芸術的な商品」とあり「新しさ」と述べられています。その点から、「さらに生産する理由」を考える必要があると著者は、言ってますが、素晴らしい古典が多々あるなか、重要な点だと思います。
第4章の中で、世界の中で小説がない国があるが、「どの文化にも、物語の伝承はある。」とし、人間は、「物語に耳を傾ける好奇心と、そこに美しさ、勇気、優しさ、醜さを見出だす感性 -
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面食らう麺食らう あのときやっておけば良かったな、と思ったときにやりなさい。 けんもほろろに断られた=取り付く島がない=突っ慳貪 もし上手くいかなくても、決定力なんてわけのわからない原因ではなく、もっと初期段階に問題があった、と分析されるだろう。藤田まこと 自分で考えるからこそ学べるし、そうしたプロセスだけが、一流を育てるのである。 強い意思=論理武装 僕は、素晴らしい論理、新しい発想、正義を貫く思想に心を揺さぶられる。涙が出ることも多い。これらは、感情的な衝動ではなく、冷静な理屈の理解からもたらされるもので、感情が入る隙さえない、人間だけが感じ、また到達できる美しさだと思う。 問題解決より感
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今までに読んだ森博嗣の短編の中で、1番好きかも!と思えた本作。
「小鳥の恩返し」や「片方のピアス」の様に結構切ないというか、人間不信になりそうになるラストのものが多く、私の好みにストンって落ちてきた印象。
S&Mシリーズから「石塔の屋根飾り」「マン島の蒸気鉄道」が書かれているけど、前者での諏訪野の活躍が嬉しい!
「気さくなお人形、19歳」に“保呂草”って出てきておや?って思った。
これからVシリーズ読んでいくので、ワクワク♪
単なる短編としても十分面白かったし、森博嗣のシリーズファンである人にとっては更におまけが付いてくる、この短編のスタンスがとっても好き。