森博嗣のレビュー一覧

  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    クリームシリーズ、今回もとても面白かったです。森さんの小説はあまり読んだことはありませんが、このエッセイは好きです。53番の、感想が言えない人たち、に、わたしもそうなってるかも!とドキッとしました。読むだけじゃなく、考えないとなぁ。。93番のラストの、「し始めなければ、できない」はすごく同感です。いつか、と思えば、いつまでも、できない。このことは真理だよなぁ。羽海野チカさんのあとがきも可愛かったです。このシリーズはこれからも読み続けます。

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    2017年04月10日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    ネタバレ

    読みやすいけれど、理解しているかというとそうでもないのだろうな。。。

    ウォーカロンがより人間らしく、というのがテーマの一つだが
    人間だって改造していくとより機械に近づいている、と言えるかもしれない。
    あまり人間らしいと感じなかった主人公を警護する女性が
    だんだん可愛らしくなっている。。
    というのが一番の感想なので。

    博士の、こういう行動は人間だからこそだ、と思ったり、「機会だからそんな事はしませんと」なるシーンで なるほど。。 とも思う。

    映像化してくれないだろうか。。。
    でもイノセントほど殺伐とした世界ではなく、どことなくほんわかしてしまうので森氏のなせる業だのだろうか。。

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    2017年04月06日
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

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    久しぶりに読んだけど相変わらずの森先生らしさが溢れている。

    そしてもはや推理小説とかではなく、SFみたいな感じになってきた。ここらへんから作品の方向性が変わっていくのかな。
    それもまた面白いからいいけど。

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    2017年04月18日
  • ツンドラモンスーン The cream of the notes 4

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    つぼねのカトリーヌとシリーズだと気付かずに読みました。。

    森さんの思考を想像するのって面白い。
    良し悪しでなく、ただ主張するだけ、というのは影響を受けているかもしれない。

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    2017年03月26日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

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    謎の人物が登場して、前のシリーズを飛ばし飛ばしで読んだ自分には、どういった伏線があったのか理解できず。
    赤柳という探偵も、保呂草のことかと思っていたら違うようで、ますますよくわからない。笑

    今作も前作と同じで、割とミステリーしていて(笑)それもまた良かった。
    (個人的にはシリーズとしてミステリー小説として読んでいないので)
    続編も読みます。

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    2017年03月22日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    とりあえずこのシリーズをまずは読破したいと思い、
    連続で読んでいます。

    シリーズ全体的に大学生活がメインの話なので、自分が大学生だった頃を思い出してしまう。
    とはいえ登場人物たちは、頭が良く優秀な学生たちなので、自分の大学生活とはまた少し違う。
    自由で平和だった大学生活を読むたびに味わえて、とても得した気分になれます。笑
    今回は加部谷と山吹の今後の関係が気になる内容でした。

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    2017年03月21日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    ネタバレ

    Wシリーズの第4巻~ハギリ博士がニュークリア正面玄関に差し掛かると聞こえた声は「デボラ、眠っているの?」だった。少女が警備を解除し,ウグイを無力にして,内部へ潜入したが,地下深くまで進んで,電池切れのように倒れた。イシカワの元研究員でチベット奥地で暮らしていたタナカは,その正体がデボラというトランスファーだという。兵器として開発されたもので,ネットワークを介してウォーカロンを支配し,人にも埋め込まれているメモリで交信が可能だ。ヴォッシュに相談すると,フランス西海岸でスーパコンピュータが見つかり,神殿のスーパコンピュータ・アミラとも盛んに交信しているという。そのコンピュータを見に行くと,ベルベッ

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    2017年03月17日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    ノンシリーズの森博嗣とは知らずに読んでいたので、いつ誰が誰って繋がるのかとdkdkwkwk!!1

    ノンシリーズだったのですけどね。はい。

    子供の視点からのミステリで、何だか複雑な気持ちになったのです。
    実際に子供がそう思っていたならば「なるほd。コドモの心理ってそう言うものなのかあ……」って感心しそうなものなのですが
    何せ中の人は森博嗣。

    乙一のデビュー作みたいな気持ちで読んだらいいのかな?とも思ったのですが、あれは本当に乙一は子供だったし……

    じゃあ、道尾の向日葵っぽい感じかな?とも思ったのですが、どうも何か違うのですよ。
    子供がとってもコドモなのですよね。
    子供の心理が本当に野生の

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    2017年03月13日
  • 小説家という職業

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    恥ずかしながら、この本を読むまで作者のことは、知りませんでした。タイトルから少し離れるのかもしれませんが、小説の正体は、何かを文章として簡潔に表現されていると思います。
    第2章の中で、「小説は、家庭用品などの実用品ではない。人間の感性を売りものにした芸術的な商品」とあり「新しさ」と述べられています。その点から、「さらに生産する理由」を考える必要があると著者は、言ってますが、素晴らしい古典が多々あるなか、重要な点だと思います。
    第4章の中で、世界の中で小説がない国があるが、「どの文化にも、物語の伝承はある。」とし、人間は、「物語に耳を傾ける好奇心と、そこに美しさ、勇気、優しさ、醜さを見出だす感性

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    2017年02月14日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    S&M2編、Vシリーズに繋がる話が1編含む全10編の短編集。S&Mはいわゆる日常系のミステリーで、犀川先生、喜多先生、睦子叔母さんが出ているだけで満足なのです。Vは、小鳥遊が主役。なかなか個性的なキャラでこれからシリーズを読むのが楽しみ。それ以外のところでは『小鳥の恩返し』がファンタジーとみせかけておいて、一転な感じが面白かったし、『片方のピアス』もぞわぞわとする面白さがありました。

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    2017年02月13日
  • 正直に語る100の講義

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    気になっていたシリーズだったので読んでみた。

    奥様が時々登場してそのエピソードがよかった。
    ところどころで出版業界に対する鋭い指摘があって納得。
    確かに読書は少しマイナーな趣味だ。
    収入もあっさり書いてあって確かに正直。
    「はじめに」で書いていたが、本気でこの本を売る気配がなく(笑)また講義というイメージはあまりない。
    その辺りがまた良い。

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    2017年02月12日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    Wシリーズ第2弾

    ピュアな人工細胞の普及により老いず死なず
    しかし子供も生まれなくなった世界。
    チベットに今でも子供が生まれる街があるという。

    シンポジウムに参加するためにその地を訪れたハギリ博士は
    軍部のクーデターに巻き込まれる

    人間とウォーカロンの違いは何か
    子供が生まれなくなったのは何故なのか

    すべては結局、真賀田四季にいきつくんだなぁ(笑)

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    2017年01月23日
  • どちらかが魔女 Which is the Witch? 森博嗣シリーズ短編集

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    他の短編集に掲載されていたシリーズもの(S&M、V、G)だけを抽出してまとめたものです。
    再構成したことにより、最初と最後の物語の繋がりが鮮やかになっています。

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    2017年01月14日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    ネタバレ

    割とすいすい読める、が、本質を理解して読み進めているかは別。。

    博士は平凡ぽく描かれているが、天才なわけで。
    もっと深い所まで踏み込んで考察していそうな。。

    ハリウッドのように戦いのシーンが今作は多かった。
    SFアクション、という感じ。

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    2017年01月10日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

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    ネタバレ

    自分的にあまり惹かれるものが少なかった巻なので、
    同性に支持される割に、それほど魅力的描写の少ない彼女が惜しいよな、と思ったり。

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    2017年01月10日
  • 魔的

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    ネタバレ

    森博嗣の唯一の詩集。著者曰く「小説よりも詩集の方が好き」だった時期があったそうだ。自身、彼の作品は詩的な文章が多い。全篇、新作ではなく過去の作品からの言い回しを変えたり、シリーズの該当部分から発想を得たもの、ノベルス版(文庫版では栞)の右カバーに記載されている詩だったりと新鮮さを感じない部分があったのが惜しい。

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    2017年01月02日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    『正義というものは、それほど単純ではない。』

    Gシリーズ9作目。すべての事実関係を、辻褄を、論理構成をクリアにすることで紐解いていくことが、あるべき姿なのか。与えられた情報から導き出せる範囲内の推論にどう価値をつけるべきなのか。事象を観察した個人がもつ意見の帰趨はどう捉えるべきなのか。犀川と萌絵の露出が多めにして世代間のギャップを表出させ、そのあたりをうまく表現している。

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    2016年12月30日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    本の感想を投稿している人たちをボコボコにしていく筆さばき。どんどん過激になってる気がする。このぐらいの刺激を求めるんでしょ?ってことみたいだけど、ハラハラします。・・・ハラハラできてるからいいのか。クリームマッシュルーム。

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    2016年12月24日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    面食らう麺食らう あのときやっておけば良かったな、と思ったときにやりなさい。 けんもほろろに断られた=取り付く島がない=突っ慳貪 もし上手くいかなくても、決定力なんてわけのわからない原因ではなく、もっと初期段階に問題があった、と分析されるだろう。藤田まこと 自分で考えるからこそ学べるし、そうしたプロセスだけが、一流を育てるのである。 強い意思=論理武装 僕は、素晴らしい論理、新しい発想、正義を貫く思想に心を揺さぶられる。涙が出ることも多い。これらは、感情的な衝動ではなく、冷静な理屈の理解からもたらされるもので、感情が入る隙さえない、人間だけが感じ、また到達できる美しさだと思う。 問題解決より感

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    2017年01月07日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    今までに読んだ森博嗣の短編の中で、1番好きかも!と思えた本作。

    「小鳥の恩返し」や「片方のピアス」の様に結構切ないというか、人間不信になりそうになるラストのものが多く、私の好みにストンって落ちてきた印象。

    S&Mシリーズから「石塔の屋根飾り」「マン島の蒸気鉄道」が書かれているけど、前者での諏訪野の活躍が嬉しい!

    「気さくなお人形、19歳」に“保呂草”って出てきておや?って思った。
    これからVシリーズ読んでいくので、ワクワク♪

    単なる短編としても十分面白かったし、森博嗣のシリーズファンである人にとっては更におまけが付いてくる、この短編のスタンスがとっても好き。

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    2016年12月12日