森博嗣のレビュー一覧

  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

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    大きな組曲の中のone chapterのような位置づけであるだろうから、本作単品での印象がどうこうということに意味はないかもしれない。とはいえ、少し「もったり」した印象を受けた。

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    2018年10月14日
  • 小説家という職業

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    最初の章が面白い。
    研究者から、小説家へのなる過程が、普通の小説家の小説への思い入れと全く違う。だからこそ、小説への独特な距離感がでていて、客観的な意見がいえるのだろう。
    小説家になることよりも、小説家でいつづけるための努力が必要だというところは、小説家を扱う本に書いてある共通項。

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    2017年06月21日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    Vシリーズ9作目
    再登場する土井超音波研究所の地下に隠された謎の施設。出入り不可能な地下密室で死体が発見される。
    こちらも再登場する数学者、小田原の示唆により紅子は周防教授に会い、地球に帰還した有人衛星の乗組員が殺されていたと語る。
    地下密室と宇宙の話にどう繋がるのかが気になったが、小鳥遊くんの過去も絡む複雑な話でした。でも、複雑にしていたのはわたしの好奇心の問題で後半スーッと流れる?納得させられました。まあ、後半は再度読み直しましたけど。
    今回も最後が良かった。

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    2017年06月11日
  • 自分探しと楽しさについて

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    自分探しは、楽しさ探しである。
    毎日を楽しんでいる状態が大切なのだ。
    楽しさは、すぐに手にはいるものではない。
    時間をかけたことが楽しいのだ。
    仕事を変えることは、家族を変えることよりも簡単なことであるので、慎重に。楽しさだけが仕事ではない。他者や社会を尊敬していかないといけないが、従う必要はない。うまくいかない子とを、せめて求まらない。

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    2017年06月11日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………思考実験的小説。なにがなんだかわからないが、すげえ。

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    2017年06月10日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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     森氏の連載シリーズ、2冊目も読む。見開き読み切りで見やすい。今回の記事は前回で慣れたせいか、ちょと納得しかねる視点も多かったが、楽しめたので良い。電車の見学には、自ら来い、というのはすごく良くわかる・・・。

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    2017年06月05日
  • 「思考」を育てる100の講義

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    思考が育ったかはよく分からないが、森先生の考えていることの一端に触れて楽しかった。
    2017/6/3

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    2017年06月03日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

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    Gシリーズ5作目。今回の主役は……やっぱり萌絵ちゃん、なんだろうなぁ。
    すっかり影が薄いよね、山吹くんたち3人組さん(笑)

    そしてやはり期待を裏切らない犀川先生にまたまた登場の保呂草さん。
    他にも過去シリーズからたくさん登場していて、シリーズ既読者には楽しい一冊。

    ただし、事件としては……なんか、ラストにバタバタバターッとあっけなく解決したような。
    なんだかなー。なんだかなー。

    まぁ、このシリーズはキャラクターの成長を楽しむもんなんかな?と思いながら次に進みたいと思います(笑)

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    2017年05月23日
  • 創るセンス 工作の思考

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    少年時代から趣味としての工作を続けてきた著者が、「ものを作る」ということの意義と魅力を語っている本です。「ものを作る体験」の中で培われるセンスを重視する著者の姿勢は、養老孟司の都市化・脳化批判に通じるところがあります。

    教育論や人生論に話は及んでいきますが、はにかみながらもみずからの信念を普遍化して語ってみようとする著者の文章に、何とも言いがたいユーモアが感じられます。

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    2017年05月21日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    Gシリーズ3冊目の後に発行された短編集。
    森さんの短編集にはシリーズモノの番外編が紛れ込んでることが多いから、発行順で読むべくしばらく寝かせていました(笑)

    そしてやっぱりきた!「ラジオ」と「刀乃津」と「ライ麦」はシリーズ番外編でしたよ。

    そしてこの三作品がとにかく良かった!
    もう完全にシリーズを読破している読者へのサービス作品ですよね。
    終始ニヤニヤ。

    あ、それ以外では、「砂の街」が好きかな。これ、長編で読みたい。


    では、シリーズ番外編のネタバレ感想。


    「ラジオ」はVシリーズの林さんスピンオフ作品なんですが、なんか、やっと私林さんがモテる理由がわかった気がします。
    「何も求めず

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    2017年05月17日
  • 的を射る言葉 Gathering the Pointed Wits

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    的を射る言葉ってそう言う意味かと腑に落ちた。
    森さんの言葉にハッとしてニヤとして、よく分からないこともあったが気付かされる事が多かった。一気に読み終わってしまった。

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    2017年05月14日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    頭の庭いじり 好きな表現だなと思った。

    普段小説しか読まない私。
    抽象的だの客観的だのそう言ったワードに対してなんの興味もなかった。

    物事の本質とか、自己を見つめるとか、
    そんなの高校の倫理の授業で聞いたきり。

    この本を勧められたとき、なんか難しそうな本だなぁって思った。

    ところが、とても読みやすい文章。たとえもわかりやすかった。頭がまだまだ具体的思考なので、作者の問いかけに対する答えが欲しかったり、ぼんやりとした話にモヤモヤもするけど、読んで損はなかった。

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    2017年05月07日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    自由を束縛していたのは、乗り越えられないと信じていた困難、あると思い込んでいた限界。やってもみないうちから、それはできないと決めつけていたのではないのか。なんであれ、楽しく過ごすことが大切。回避できない作業を楽しいことだと認識する。そう思うことにより自由になれる。嫌なものだと思い込まないで、ちょっと考え直す。少しくらい良いところがあるのでは、と考えてみる。どう考えようが個人の自由。愚痴ばかり零していても解決にはならない。毎日少しずつでも良いから前進をする作戦が最も有効。自由な想像で一日一日を乗り越えたい。

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    2017年05月06日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

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    「銀河不動産の超越」 森博嗣 ★★★☆☆

    ほのぼのとしております。
    「すべてがFになる」とは全然違うスタイル。著者の引き出しが広いなぁ。
    物語としては、何だろうこれといったインパクトもなくてある種予定調和ですね。
    小説雑誌に連載されてたんだと思うけど、1章ごとがきちんと短編になっており、1冊の本として読むと冗長な説明文が目に余ります。短編としては正しいので出版時に改編すればよかったのに。

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    2023年10月27日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    生きるために人間であることを諦めるというのは、つまり、生きるために死ぬようなものか。
    (P.103)

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    2017年04月21日
  • 素直に生きる100の講義

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    森博嗣ってどんな人なんだろう、ということで読んだ本。学生の頃に「すべてがFになる」を読んだっきりだった。
    こういう、コンスタントに読んでいけるエッセイは好きだなあと気付いた。
    森さんの本、たくさん読んでいるわけではないけど、このエッセイは好きだなあ。言い方も、乱暴とか押し付けがましいものでなく、「こう思ってるんだけど、どう?」「こうした方がいいんじゃないかなあ」という感じに思えた。
    ちょっと偏屈おじさんかな、とは思ったけども…
    中でもいくつか頷けるものがあった。ツイッターについて、とか「知りたいこと」についてとか。
    不意にフッと笑ってしまったのが、「僕は電話をほとんど使わない。…僕に電話に出て

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    2017年04月19日
  • ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN

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    ネタバレ

    お久しぶりの紅子さん、嬉しかった~
    真賀田四季が本当に現れたのかと思ってドキドキしながら読んだ。
    ラストの一文が衝撃的すぎて数秒間固まりました。ちょっと鳥肌たった。

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    2017年04月17日
  • 常識にとらわれない100の講義

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    社会的に暗黙の了解とされていることに対して、森博嗣なりの考えを書いた一冊。
    なるほど、と納得できることもあった。しかし、この本のすべてをうのみにしては危険であるとも感じる。
    「他者と会う必要はない」の章は、私の考えとは違うと思った。
    おそらく仕事上の飲み会や仲良くなる気のない同期飲み、時間の無駄な会議など必要以上の他社との関わり合い、自分の時間を削る無駄な行為を戒めているのだろう。
    ただなかなかインパクトのあるタイトルなので、表面上の意味のみで捉えてしまう人は読まない方が良い。

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    2017年04月16日
  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    ネタバレ

    小説を衝動買いするという経験が今まであまりなかったと思うが、この作品はこの装丁に強く惹かれて手に取った。
    終始靄がかかったような感覚だった。価値観というか、社会通念が違いすぎる社会に迷い込んだ気分てこんな感じか。
    シリーズモノのようなので、続編も読んで…みるかどうかはなんともいえないかなぁ。

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    2017年04月14日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    先日読んだ、「「やりがいのある仕事」という幻想」という本が面白かったため、こちらの本も、タイトルにひかれ、手に取りました。
    森さんは、かつて国立大学の教授でした。
    趣味の鉄道模型の費用を稼ぐため、小説を書き始め、
    小説がヒットして大もうけし、大学を退職し、趣味に生きている人です。夢のような人生です。
    この本には、現在、叶えたい夢がある人には、夢の叶え方が、夢がない人には、その見つけ方が書かれています。私が印象に残ったのは、下記のとおり。
    職業的な夢は、他者との競争になるので、趣味的な夢がよい。夢を実現するために、大事なこと…
    ・自分の夢を知っている
    ・自分が何をしたいのか、明確なビジョンを持っ

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    2017年04月12日