森博嗣のレビュー一覧

  • 正直に語る100の講義

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    森氏の100の講義シリーズ。
    いろいろと、確信をついているなあと感じることしばしば。
    そして、ますます奥さまのファンになっていく。

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    2018年10月14日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    ネタバレ


    Xシリーズ4弾。真鍋の芸大の同級生永田絵里子が登場。百目鬼家を巡る殺人事件。孫君坂一葉の鬱的な話。作家としてうまくいかない、先祖の女流作家百目一葉の話。祖父の百目鬼は養子であり先祖との血縁がなく、自分が誰か分からなくなり事実を無にするために家族を殺す。森博嗣っぽい話。百目鬼家にあった絵で儲けた椙田と各務アキラも出てくる。新キャラの永田は天真爛漫な感じで真鍋とのやり取りもなかなか面白い。
    椙田から永田に対して、秘密を共有しているという感覚を味わわせることで自分も仲間になれたと感じやる気を出せるというテクニック。人を使うときには重要らしい。

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    2018年10月08日
  • そして二人だけになった Until Death Do Us Part

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    アンカレッジに造られた極秘の観測所。そこに観測目的で訪れた6人。内部で起こる殺人。
    まさに森博嗣ワールド。薄々オチに気が付くものの最期の手記で解らなくなり、さらにエピローグで解らなくなる。最初のオチでも十分ミステリなのに重ねてサイコのオチには驚き読み返すが納得出来ない部分もあった。

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    2018年09月28日
  • 神様が殺してくれる

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    仏、伊、独、日の四ヶ国を股に掛ける連続殺人事件にその存在を残す美貌の青年・リオンを元ルームメイトの主人公が追いかけるミステリー。紀行小説さながらに舞台を移しては、忙しなく展開する構成に反し、描写もストーリーも淡々と進むのに、演劇的な印象を強く受けるのが何とも不思議。怪しいと睨んでいた人物が正に犯人だったが、そのトリックには思わず(一瞬)頭がフリーズ。このミスリード誘導の為にしては随分複雑な人物相関図だった様な気もする。解説を書く漫画家・萩尾望都さんの解釈が示す様に、往年の少女漫画をイメージする作品だった。

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    2018年09月24日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    2018.9.19
    最後の庭の例え話が面白かった。

    最近年のせいか何を読んでも残らない。
    この本もあとがきを読み終えて「あぁ、おもしろかったなぁ」と思った矢先、「ハテ、この本はどんな内容だったかナ?」と思った次第。
    我が頭の庭はすでに荒野と化して、ただ一陣の風がびょうと吹くばかり。

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    2018年09月20日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    ネタバレ

    人工知能の名前が覚えられなくなってきた…。とうとう宇宙も舞台に入ってきた。今回は大勢の人やウォーカロンが死んだけど、悲しい的な感情が一切湧いてこないのは、やっぱり人の命の価値がちょっと希薄な世界だからかな。

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    2018年09月19日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    ネタバレ

    Wシリーズの9冊目 Where is the Sky Arrow?~カイロ発ホノルル行きエア・アフリカのチャーター機が日本のウォーカロンメーカーの首脳陣を乗せて行方不明になり,九州の火山近くにある施設が何者かによって乗っ取られた。警察のロボット部隊も,HWITEのウォーカロン部隊も突入したまま帰ってこない。装甲車を有線で繋いで突入すると,人やウォーカロンの遺体が発見されるだけ,メインコンピュータは空だった。消息を絶った飛行機が宇宙空間でみつかり,生存者はないが,メインのAIが抜け出したくてデータをすべて送ったらしい。キガタが衛星に飛びチップを回収する。その内容は明らかにならないが,イシカワは企

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    2018年09月12日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    工学者かつ作家の森博嗣氏の「自由」についてのエッセイです。人間は長い間、生きていると次第に世間の考えに染まってしまって自分のやりたいことや自由から遠のいていしまうことを指摘しています。要約すると自分にとってワクワクすることを追究する姿勢が「自由」であるとしています。平易で読みやすい本です。

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    2018年09月09日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

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    ネタバレ


    小川・眞鍋・鷹知のXシリーズ第3弾。人気マジシャン牧村亜佐美の邸宅の高さ15mのポールの上に他殺体が発見。ηなのに夢のようでの高い所での発見や有里ナガル・鷲津伸輔・宮崎長郎、西之園の登場など他のシリーズとのつながりもある。最期の鷲津と西之園とのやりとりなど意味深な感じ。

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    2018年09月09日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

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    ウォーカロンシリーズ

    エジプトや南極でみつかった人工知能
    人工知能たちの覇権争い。

    結局最後は「マガタ・シキ」
    どこまで遡ればすべてがわかるのだろう。
    ややこしすぎて頭混乱中(笑)

    ウグイの再登場が嬉しい

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    2018年09月03日
  • 四季 冬 Black Winter

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    書いてあることが理解できない、納得できない、受け入れられない矛盾。全てが偽りだと信じることも出来るし、信じたところで、どちらも差はないのかもしれない。

    故に、私の感想はただ一言。

    「神様、よくわかりませんでした」

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    2018年08月25日
  • 四季 秋 White Autumn

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    巨大な塊を、砕いて、割って、削って、挽いて、溶かして、ようやく飲み込める。そんな一冊。
    凡人の私には「シリーズを読み直して、人物と出来事を時系列でまとめないと付いていけないなあ。」なんてことを思い、

    再読した今もまた思う


    「考えることだけが、自由なんだ」

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    2020年03月06日
  • 四季 夏 Red Summer

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    5年振りに再読。
    当時は新卒で入った職場を辞めた頃。

    社会の枠がわからない私には難解な一冊だった


    そして5年。
    スイカの中心を食べるには、周囲の味を知る必要がある
    私は周囲を知らなかった。
    今さらそれを気付かせてくれる一冊。


    「お約束します。いつか、必ず」

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    2018年08月23日
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

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    萌絵がW大に行ってしまったことで影が薄くなり,そうだこれはGシリーズで萌絵メインではなかったのだと気付かされた。しかし探偵役だと踏んでいた海月も他大に行ってしまいそうだしどうなることやら。
    今までに増して赤柳が出てくる様になったのも変化のひとつ。事件や物語の流れに関してはηと比べると緩やかで,嵐の前の静けさという感じ。

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    2018年08月17日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    百年シリーズとのリンクにはドキドキするけれど、なんとなく繋ぎっぽいなぁという印象。もしかすると、自分が人工知能などについてもっと知識が増えた頃に読み直すと面白いのかもしれない。今はまだあの人工知能ネットワークというか世界観についていけない。

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    2018年08月15日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

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    森博嗣のミステリィと言えば,動機のない殺人という方程式がしっくり来ていたところに動機ありきの殺人。
    でも変わらず全てを明らかにしないところは森ミステリィ。そして,本作は萌絵が自らの過去と向き合うところもあって,その描写から森博嗣の死生観もうかがえる。
    名前がハッキリと出てきているのに,実在を掴めない真賀田四季はいつから本格登場するのかな。不気味なワクワク感。

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    2018年08月07日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    今までにない森博嗣を見た一冊だった。登場人物の心理描写に重きを置いた回でした。
    真賀田四季のふわふわ感…Gシリーズは回を重ねる毎に抽象的な感じが増してきて,掴み所のない何かを追っている要素が強くなってきている。気になる。早く先に進みたい!

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    2018年08月06日
  • θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

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    飛び降り自殺とされた男性死体の額には「θ」の文字が描かれていた。
    半月後には手のひらに同じマークのある女性の死体が。
    さらに、その後発見された複数の転落死体に印されていた「θ」。
    自殺か?連続殺人か?
    「θ」の意味するものは?

    謎解きをしても犯人による答え合わせ(自供)がされないのか特徴ですね。
    あくまで、得た情報から導ける矛盾の無い仮説。
    仮設に基づいて捜査すると、どうも合っているようだ、というのがわかる程度。

    ふわふわしていて、それでいい

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    2018年08月05日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    シリーズ当初から想像を超えた世界観だったけど、そこからもさらに想像を超えた展開になってきて気後れ気味。
    でも新しい価値観のようなものを得られそうな予感がある。

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    2018年08月03日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    アメリカの大富豪の日本の別荘で侍医が殺され、大富豪の本を書くために滞在していた探偵があれやこれやする話
    ゾラシリーズ(?)の続編みたいだけど、読んだのは随分前なのでキャラクタの詳細は覚えていない
    でもまぁ、いかにも森博嗣の書きそうな性格&話す内容なので、個人的に違和感はない

    ミステリらしくちゃんと動機っぽいものやトリックも説明される

    ストーリーに関係ないんだけど
    モデルはビル・ゲイツ?ジョブズ?
    マイケル・ジャクソンは実名を出してるのにね

    100年シリーズでマイケル・ジャクソンっぽい人とビル・ゲイツっぽい人が出てくるけど、関係あるのかな?

    まぁ、森博嗣だしすべての作品が完結しないとわか

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    2018年08月02日