森博嗣のレビュー一覧

  • 自由をつくる 自在に生きる

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    最終章の内なる支配という、考えてみれば何度も認識しているはずの概念が、再認識というよりも実感として入ってきた。「好きなものにこそ支配されえる」なるほど。確かに。学生向けのようだが、リタイア近い壮年層、つまり俺だが、にこそ刺さる内容であるように思う。

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    2017年11月11日
  • カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep

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    人が死なないミステリーという意味で、あっさり塩味でした。
    メカ好きにとっては、機構を想像するのも一興な筆致でした。

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    2017年11月05日
  • カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep

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    廃墟やレトロなものが好きな男子大学生2人組が、廃工場目的で訪れた村で隠された絡繰りを探す。暗号、廃工場、廃炭鉱、地下室、絡繰りとロマンがすごい。人も死なないし、特に危険な目に遭うこともない、爽やか青春系ミステリ。
    カクレカラクリもまさにロマンの固まり。あんな絡繰り作れるのだろうか。しかし、もしかしたら、隠してあった財宝は花梨達の世代になれば、実は要らなくなるものだったのかもしれない。漫然といきずに、自分を持って生きる世代というか。しかし、一番いいところを持っていったのは磯貝先生であった。

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    2017年11月03日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    前作よりは楽しめるお話。
    よくわからんけど、シリーズが完結するころには、納得出来るお話になってるのかな。

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    2017年10月28日
  • MORI Magazine

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    ネタバレ

    雑誌というよりはムック本ぽい作り。
    「2016年を振り返る」が一番面白かった。
    相変わらずのばっさり具合ではあるのだけど、案外直近の時事語りは少なかったので新鮮味があった。
    年一で振り返りして出してくれないかな。

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    2017年10月28日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    森博嗣=偏屈な人。というイメージがなぜかあって、エッセイを読む限り偏屈な人ではなく確固たる自分を持っている人なんだ。と。淡々と生きるのは憧れではあるが、そうするのが森博嗣はちょうどいいわけで。淡々と生きられないのはやっぱりどこかに無理があるわけで、人の生き方を羨んでも仕方ないと。ネット萌芽期というのは確かにあって、あの時代はワクワクしたし、面白かった。今が面白くないわけではなく、飽和状態というだけで。

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    2017年10月27日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    殺し屋と刑事の話。最後の終わり方が、なんとも言えない。読み終わったときはなんだこれ!と思ったが、後々になってからあれはあれで良かったのか…という気持ちにさせられた。

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    2017年10月10日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    Xシリーズ第4弾
    かなり久しぶりにXシリーズを読んだのでおいてけぼり感は否めないが、今回も楽しく読めた。椙田の出番が割と少なく小川の内面がよく見えた。真鍋も相変わらず良いキャラだし永田が出て来て翻弄されている様は面白い。
    古井戸から河童 からの血をめぐるお話
    最後のあの人は…

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    2017年09月19日
  • θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

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    ネタバレ


    マンションから転落死した男性の額にシータの文字。その後に続き同様の死亡事件に、シータの文字を利用した殺人も展開。シータはあなたとわたしの関係のことらしい。コンピューター上のAI的な話だろうか。保呂草と赤柳が連絡をとっており知り合いだったことがわかる。MNI、佐織の話も出てくる。結局ギリシア文字が絡んだ自殺的な話は解決を見ない。ネット上のMNI、四季的な思想扇動が見え隠れする。なかなか面白い。

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    2017年09月18日
  • φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE

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    ネタバレ


    Gシリーズ1作。萌絵がD1になりC大の国枝研へ。C大の加部谷恵美、海月及介、山吹早月がメインキャストとなり事件が進んでいく。ギリシア文字が入った文章が殺人現場に残されており、N芸大の町田が自室で両手を吊られて死んでいた事件。被害者自身が死にたいor自殺みたいな感じ。加部谷が萌絵、海月が犀川みたいな感じ。探偵の赤柳が誰かもきになるところ。なかなか面白い。

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    2017年09月18日
  • 四季 冬 Black Winter

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    ネタバレ


    四季の視点で語られる過去現在未来。精神と肉体の隷属関係。久慈博士によるミチルの精神移植。生死、VR、時間の超越。ふわふわしている感じもあり若干わかりにくい。四季の成熟していく様を描いているよう。全てはFになるから100年後の会話も。もう少し具体的だと分かりやすいが、なかなか面白い。

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    2017年09月18日
  • 四季 夏 Red Summer

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    ネタバレ


    S&MとVをつなげる集大成的な感じ。四季が13歳頃の話であり、両親殺害の話。医師であり叔父の新藤清二との恋らしきものもある。林の性が犀川でありへっくんと犀川のつながりが明らかに。中高生くらいの頃の喜多と犀川も出てくる。保呂草、各務、祖父江なども出てきてキャラ的な面でつながりが分かって面白い。四季の人間っぽい感情の部分も新藤を通して垣間見えるよう。精神と肉体の隷属関係。まあまあ面白い。

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    2017年09月18日
  • MORI Magazine

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    雑誌というより体裁はファンブックや同人誌のよう(著者も「そのような形を狙った」旨を述べてます)。
    語り口については近年のエッセィと同様で特に新鮮味はないですが、イラストや演出に新しいことを試している様が感じ取れて良かったです。

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    2017年08月19日
  • τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ

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    ネタバレ

    真犯人が謎のままの密室トリック。
    でも後半数ページであっと今の密室トリック解決って。。。
    不完全燃焼だなぁ。

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    2017年08月14日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ネタバレ

    百年シリーズ完結編。視点がぐるぐると入れ替わり、空間を飛び、時空を渡る。寿命や人間と人形の違いに言及しつつも、存在について考えることになる。自分がここにいると言えるのは何故か。何をもって自分とするのか、個人の特定とは。難しい。誰もが誰でもあり、誰でもない。
    そんな世界の中で、瞳の色だけが当人たらしめる様な描写が面白い。

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    2017年08月10日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    夢についていろいろな角度から
    考えることができました。
    キットを選ぶ感覚より自分で作る
    感覚でいきたいです。

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    2017年08月08日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    西之園萌絵は、叔母を連れて白刀島までやってきた。加部谷と、この島の出身者である山吹、海月と合流し、夕食の席で、島の診療所に女性の幽霊が出るという噂話を耳にする。(「刀之津診療所の怪」)。ほか「砂の街」、文庫版に初収録の「ライ麦畑で増幅して」など、煌めく魅力を湛えた、全10作の短編を収録。

    【感想】

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    2017年08月01日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    森博嗣さんの本。良くも悪くもいつもの森節炸裂で、個人的には非常に楽しめた。あと、自分がやりたいことをするために生きているわけで、その事を実現するためには、きちんと毎日考えて生きなきゃいけないよな、と改めて感じたりもした。

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    2017年07月27日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    ネタバレ

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    6人の超音波科学者のその後の話。土井超音波研究所の地下に隠された謎の施設で発見された死体の謎を解いていく話。
    計算式を使った解説が森博嗣らしい。まあまあ面白い。

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    2017年07月17日
  • 科学的とはどういう意味か

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    上司の勧め。
    「かけっこも計算も一緒で、走るのが遅い人も計算が速い人も、ゴールできない訳ではない。なのに計算は「数式無理!」っていうアレルギー反応を起こしちゃうのはもったいない。」
    この部分はすごく好き。というか勇気が出た。
    わたしは本当に計算が遅いのだけど、バリバリ理系の職業にしがみついているから。

    「数字が一番わかりやすいのに、わざわざ東京ドーム何個分ていうのが無駄」
    ここは、頑固な理系って感じ。
    数字は専門用語と一緒で、わかる人にはこれ以上ないストレートな表現だけど、わからない人にとってはイメージできないから理解する気になれない。
    わかりやすくかみくだく、これが苦手なんだよねー理系はっ

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    2017年06月30日