暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

726円 (税込)

3pt

本職・探偵、副業・ライター。飄々と生きる頸城悦夫。IT長者ウィリアム・ベックを取材するため、富豪の別荘を訪れたその日に、敷地内で射殺事件が起きる。被害者はベックの主治医。生前の彼と最後に話したのは、こともあろうが頸城だった!? 富豪の妻、息子、息子の恋人に使用人たち。一癖二癖ある人々の話を聞き、頸城は事件解決を試みるが、第二の殺人が起き……。瀟洒でビターなミステリィ。(解説/和希沙也)

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暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    深い悲しみを予感させるけれども、その全ては描かない。読者の想像に任せているのだろうか。
    感情なんて所詮ただの印象でしかなく、言葉をあてがっただけで汚れていく。しかしそれを介してしか交流が出来ない、他者を理解できない人間という存在の儚さよ。不純であるがゆえに美しい、ワビサビっぽい世界を感じた話だった。

    0
    2023年03月05日

    Posted by ブクログ

    韜晦した探偵兼ライターが主役で、
    森氏らしい乾いた文体が全体を貫く。

    が、文体は乾いていても、主人公の心の奥底には、
    今もドロドロした思いが蠢いている。
    そのドロドロが表に出ないように、薄いかさぶた一枚で
    覆いをして、そのかさぶたをいつもドライに保つために
    飄々とした風を吹きかけている...という

    0
    2018年03月06日

    Posted by ブクログ

    シリーズだったとは。
    頸城さんの一作目、読まねば。
    深刻なことを軽く表現する感じ嫌いじゃない。
    人が次々と殺されているのに、あまり当事者感がない。けど、一瞬危険のピークがドキッとしちゃうんだよな。

    0
    2018年04月13日

    Posted by ブクログ

    なんてことないんだけどにゃ

    色んな本読んでいて
    ふとした時に
    森さんの感じが懐かしくなり読んだにゃ

    おちつくにゃ

    0
    2018年02月19日

    Posted by ブクログ

    とりあえず、都鹿がかわいそう。

    著者のハードボイルドが読んでみたい、というファンには良いんだろうな。

    0
    2021年03月02日

    Posted by ブクログ

    「ゾラ・一撃・さようなら」に続く本作。話としてはいつもの森博嗣作品という感じなので森博嗣の小説が好きな人には変わらず楽しめると思う。今作はそこまでハードボイルドしているようには思わなかったけれど全体のオチには思わず頸城さんに合掌。

    0
    2021年02月06日

    Posted by ブクログ

    アメリカの大富豪の日本の別荘で侍医が殺され、大富豪の本を書くために滞在していた探偵があれやこれやする話
    ゾラシリーズ(?)の続編みたいだけど、読んだのは随分前なのでキャラクタの詳細は覚えていない
    でもまぁ、いかにも森博嗣の書きそうな性格&話す内容なので、個人的に違和感はない

    ミステリらしくちゃんと

    0
    2018年08月02日

    Posted by ブクログ

    『ゾラ・一撃・さようなら』も読んだけど、もはや覚えてない。一応、同シリーズだけど、覚えてなくても問題なく読めた。

    この話は、ミステリィというより森ミステリィという独特のジャンルって感じ。その中でも、理系感はあまりなく、ハードボイルド系を意識してる感じはある。私には何をもってしてハードボイルドという

    0
    2018年04月04日

    Posted by ブクログ

    淡々と進んで、終わっていった。
    スッキリはしなかった。

    そういえば、森博嗣を読むのは20年ぶりぐらいだった。昔、読んで合わないなーと思ったのだった(京極にはまっていたこともり)。

    今回は借りた本だったのだけど、貸してくれた人がウィリアムはスティーブ・ジョブズのイメージと言っていたので、私もそれで

    0
    2018年03月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作の「ゾラ・一撃・さようなら」の続編にあたるが、前作を読んでいなくても、支障はない。
    今回の作品に関しては、幾分ハードボイルドを満喫できたかなという印象である。
    ネットワーク空間でも、現実でも、2次元でも、人間関係というのは難しい。主人公の想いが手に取るように分かる。

    0
    2018年11月29日

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