森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレZOKU(Zionist Organization of Karma Underground:犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体) VS TAI(Technological Abstinence Institute:科学技術禁欲研究所)。
ZOKUの悪行を阻止すべく、立ち上がるはTAI。
痛快無比の物語とあらすじにある。
読んでいて、失笑…。
森さん、これ、書いていて楽しいんだろうなぁとひしひしと感じてしまったのだけれど、どうなのだろう?
真っ黒なジェット機が出て、真っ白な機関車が出て。
犯罪というよりもちょっと迷惑で意地悪な悪戯を度々真剣に話し合いをし、実行し、成功してんだかしてないんだかな業績を残すZOKU。
ZOKUよりは少しオトナで、現実的な考え方をしているTAI。
そのふたつのオトナの集まりによる対決が描かれている本作。
馬鹿馬鹿しいところがこの小説のいいところだと思う。
揖斐と野乃というキャラクターがちょっと犀川先生と萌絵を思い起こさせる感じ。
森博嗣作品をまだ読んだことがないけれど、興味がある、という方にはあまりオススメできません。
森さんのファンなら違う意味で楽しむことができるものの、森作品としては番外編、というくらいの位置付け、私の中では。
何が始まりで、何が終わり。
何が正しくて、何が悪い。
何が面白い??
そういうのにこだわると、この作品は楽しめないかも??? -
Posted by ブクログ
悲観とは
「物事は予測や予定通りには運ばない」と考えること。
本書で伝えたいのは、この「思わぬこと」に対する考察の重要性だ。重大な過ちを繰り返すことへの歯止めは悲観することしかない。「機械はいずれ壊れる」「人間は必ずご操作する」という工学の設計には当たり前のフェールセーフの思想が、人間の心理や感情には決定的に不足している。
エラーの想定が不十分なのだ。
もちろん単なる心配や諦めは悲観ではない。「これでは駄目かもしれない」と思ったら次にどう対策するのか。
豊かな社会ゆえの楽観を排し、有効な悲観の技術を伝授する。
(あらすじより)
今の職場はエネルギッシュで非常に挑戦的だ。
入社して3ヶ月、圧倒的なエネルギーに押し流されていたけど、そろそろ悲観しないと。
ベンチャーなんだから、節約しないとね。
営業さんには挑戦してもらって、僕はブレーキ役。
上手くやれるといいな。 -
Posted by ブクログ
風見鶏的な不安定さ 人それぞれ拠り所が違う 理屈で考えればこうだ 仲間外れを罵る事で結束が保たれる 無関心が反逆と映る いくらでもプロパガンダで捏造できるものなのだ 火山の水蒸気爆発 表向き装う 自信に必要なのは「悲観」だ 今や天然記念物クラスの死語である いつの間にか「むらむらした」と犯罪者が言い訳する言葉なに落ちぶれてしまったということか 単なる個人的感情などを吐露している 「誰でも良かった」と語られることが多いが、それにしては、やりやすい相手を選んでいるように見える。 一矢報いる気持ちで事を起こす 加害者の生い立ちや被害者の嘆きなどを広く公開しない方が良い。演じられた彼が主役のフィルムを公開しないこと、彼をヒーロにしないこと、それが、彼等の動機を抑制するこからだ。 期待するものが具体的過ぎるから、少しずれた時にチャンスが摑めない。抽象的に悲観するから、心配している割に、具体的な対処を何もしていない。 子供は、感動は金で買うものだ、ということを学習するから、大人になっても、兎に角消費することでしか感動出来ない人間になるだろう。 嫌なことさえ無くなれば楽しくなれる、という観測は間違い。楽しいことを探して、何らかアクションを仕掛けなければ、楽しくはならない。 機械というのは、例外なく人間の仕事を奪うものであり、人間が楽をする為に開発されている。 教養のある人だったら、「知らなかった。是非、教えて欲しい」と和かに返す筈である。 教養は、持ち合わせがなくても使えるクレジットカードのようなものか。 情は、生きている者にかけてこそ意味がある。 死がいつ訪れるか分からないことに対しても、覚悟が必要だ。今かもしれない。 友人が亡くなった場合の葬式に、僕は行かない。葬式には、死者がいないからだ。 葬式は、生者のイベントなのである。 十把一絡げにメモリィに入っている。 色々試せるという余裕が、成功には欠かせない。 風光明媚な良い道で