森博嗣のレビュー一覧
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小学生の新太の目線で書かれているからか、とても読みやすい作品。
新太くんの着眼点や、大人たちに向けるなにげない疑問に対して、なにこの小学生マセてんな!と思う半面、でも子どもってたしかにこんな感じだなぁと思ったり。
しかしながらラストには驚き。散々殺人を匂わせたけれど、ハリィとガマは生きてるオチを想像してただけに、ちょいちょい顔を出す残酷さにリアリティを感じる。あと小学生にすっかり騙された気分!
一人称小説ならではのトリックにはいつもいつも、まんまと騙されるんだな。
それにしても、森さんの小説にしては、なんだかいつになく読みやすかったように思います。
アンガ田中さんの解説も的を得ていて、好き。 -
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ネタバレこれがただの長屋だったら下町人情ものなんだろうけど
この物語の主人公って、高橋くんではなく家なんじゃないの?って思った。今。
最終話の中盤から急展開。
だまし絵?すかし絵?
ドラマで場面がクロスフェードするみたいに
一気に時代が流れ、
置いてけぼりにされてから、
あっ、そうだったのか!このシーンはもう大人なのね!
と気づいた。
やられた。
で、ドールハウスが出てきたことで、
この物語の構造自体がドールハウスっぽかったなって思った。
神様になったつもりで
俯瞰して見てみれば
世の中なんてみんなドールハウスなのかもね。
超越したら。 -
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森博嗣さんの作品に出会うまでは、叙述トリックが大嫌いだった私ですが、大嫌いだった理由は、本当に面白い叙述トリックを読んだことがなかったからだと分かりました。
1冊目の短編集『まどろみ消去』とは、また違ったテイスト…ストーリーは記憶に残りにくいが、加速度の緩慢な衝撃が潜在意識の奥に刻まれるような作品が多いと思った。特に巻末の「僕は秋子に借りがある」は、最後に読んだせいもあるかもしれないが、僕の心に鈍い傷を残した。若い男達は一般的に、自分勝手で欲望の対象にならない女性の気持ちを斟酌する能力に欠けている。そして、そのような女性は奥ゆかしく文学的で、要望をストレートに言葉にしない。その魅力が彼の中で開花するのは、彼の知恵と心が成長し彼女と再会する道が断たれた頃なのだ。
真ん中あたりまで読み進めたところで、おなじみのメンバーが登場した。やっぱり、キャラが頭に入っている人物との再会は嬉しいです。
大御坊が登場するので、『数奇にして模型』を読んでからにした方が良いかもしれない。
『地球儀のスライス』に収録されている「気さくなお人形、19歳」で活躍する“れんちゃん、しこさん”は、Vシリーズに登場するキャラクターらしいのですが、昨日、その辺をググっていて、うっかり相関図を視てしまい、Vシリーズの主役である瀬在丸紅子と犀川創平の関係を知ってしまいました…orz -
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佐藤江利子の解説が妙というか、全然頭に入ってこなかったんですけれども…それはともかくとして今回もアレですね、森氏の小説は解説の佐藤氏もおっしゃっていたように非情に淡々としているんですなぁ…感情が無い、というか、欠けているというか、そんな印象を受けました。
ヽ(・ω・)/ズコー
男女の性別が入れ替わる…そのアイディアだけでこれだけの短編を書けるものなんですね! 個人的には隣室の男の子をストーカーじゃないけれども、見張っているみたいな話が好きでしたかねぇ…何故だかそそられました。
他には…まあ、一応ミステリなんですかね? 男女が入れ替わるといった設定で最後まで進んでいって最後にオチらしきオチはあったような無いような気がしているんですけれども…
まあ、森氏の小説は基本、その雰囲気を楽しめばいいんですね! おしまい…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
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違和感の温床 巫山戯て 大和書房 100の講義 脈絡のない 偏西風 疑問の氷解 頭脳の中でニューロンが新たな回路を築く 気づき=築き 駄洒落か 探索が必要だ 「検索」しているだけ 瞬時に遮断 柔軟性 コツ 嘴 同値 「自分は知らない」と思い続けることが、「知る」ことの原動力となる。これが好奇心というものだ。 中世的な感覚のリンチに近い そんな保身も働く 仄かに信じている 弱り目に祟り目 謙った言葉 「相手を上に見る視線」が、感謝というものである。 人に与えるものがあるかないか クロック信号 餓死するのが一番良い死に方 頭の良い子供は、これが社会なのだと気づき、自分を修正するだろう。今暫くは我慢をして、自分の力を蓄えるしかない。頭を下げていれば衝突はない。寧ろ、色々教えて貰えて得だ、と計算をする。 未知数というのは、既知数の反対で、値が未知の数のことだ。方程式に出てくるxなどがそれですある。 知識も必要だが、そこから育ってくる先にある人間性に近いものが「教養」であり、「楽しい生き方を知ること」とも換言できる。引用 権威づけ 行動のパターンを分析 苦心惨憺 それがスタイリッシュだという啓蒙をする 実現は覚束ない 先の心配をするよりも、今この瞬間を楽しもう、という馬鹿。よく言われる物言いだが、これといった理由がなく、単に動物的、本能的に行動しようという意味を、少し格好の良い言葉にしただけで、ようするに人間性を放棄しているように聞こえる。勿論、「無礼講」という言葉もあるとおり、人はあるときには馬鹿になった方が楽しいので、悪いわけではない。しかし、何を勘違いしたのか、これを座右の銘にしている人もいて、それは流石にちょっと馬鹿っぽい。 「先の心配」は、つまりは自分自身で放置して、大きく育ててしまった結果だ。「心配」がついには「絶望」になってしまうのである。 大変そうに見えても、それをやっているうちに、「それほどでもないな」という境地に至るものが多いのだろう。 顕著 青い鳥症候群を患っている 論理構築 「諦める」とは、ある種の悟りの境地とも言えるのである。「なんとなく」には、そんな仏教的な香りが漂っている(線香ではなくて)。 キラキラネーム イライラネーム juice汁 ルビ 槌はハンマで、杵はマレット 貴殿きでん 幾つにものYOUがある 読者は「ファン様」だろうかなんだか、韓流の響きであるが。 「豊かさ」の多くは借り物であり、いずれは返さなければならない。 自分が大切にしているものが消えていくのは悲しい現象だ。しかし、生まれたときから寿命は減っていく。それが生きていることでもある。いずれの場合も、少し考える、少し努力することで、一時的に盛り返すことは可能だ。老人になっても、新しい思い出を作ることができるし、若者も学んだり励んだりすれば可能性を高めることもできる。これらは、時間に対する抵抗のようなもので、言うなれば、「生き甲斐」かもしれない。 人生の始発は誕生で、終着駅は死である。 いつでも乗り換えることはできる。しかし、行き先は同じなのだ。途中で見られる景色が多少違うだけである。 オスプレィのラジコン 誘導尋問的な意味しかない 自説の補強 知識の幅は広がらない 偏った知識 大事なことは「これは見せられている仮想の環境」だという自覚だ 些細なものが「拘り」に見えるほど、自由な背景があって、そのバックグラウンドこそが素晴らしい世界なのである。 始めたときには難しかったものが、いつの間にか簡単になる。 何故簡単になったのかといえば、「始めた」からなのだ。 同じ解決であっても、自分から出る解決の方が、自分の将来には有利に働く。 バックグラウンドのない意見は、単なる感情と見なされる。 醸し出す やる気はあっても材料がなければ作れない 右に出させたら右に出る者がない 比類なきこと無類
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Posted by ブクログ
ネタバレ短編集の4作目。
ずっとこのところ短編集を読んでいるけれど、結局何だったのかわからない話が多くて、ちょっともういいかなという気持ちだったところに、この4作目の流れ。
もう心憎いとしか言いようがない。
『トロイの木馬』は少し用語が難しくて、途中嫌になったりしたけれど、その他の作品は好み!!
話のテイストが偏ってないところが良かったのかも。
ということで、面白いじゃないか、森博嗣さんの短編集!という思いが、ここにきてめでたく復活。
もう、完全に手玉にとられている気がする。
次も、ワクワク感を維持しながら読めそう。
S&Mシリーズファンとしては、『いつ入れ替わった?』にはもう、萌えるしかない。萌え要素満載。こんな犀川先生見たことないし、レアすぎるし、とにかくブラボー!と叫びたくなる。
そして『赤いドレスのメアリィ』は、ありがちな設定ながらもやっぱり好きだし、『話好きのタクシードライバ』は臨場感たっぷりにいかにもありがちで可笑しいし、『ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)』の回文たちには度肝を抜かれた。回文の魅力にはまってしまいそう。『探偵の孤影』は、映画『シックス・センス』みたいなオチがちょっと懐かしかった。