【感想・ネタバレ】つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3のレビュー

あらすじ

実は、僕の研究室にいた秘書さんが、カトリーヌという渾名だった――。小耳に挟んだ日々の小事から死生観、自己紹介まで、全一〇〇個の笑えて、考えさせられて、納得する森イズム。役に立つか立たないかは読む人しだい、でも読めば確実になにかが変わる。『すべてがFになる』などの超ロング&ベストセラ連発、絶大な人気を誇る森博嗣の等身大。

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Posted by ブクログ

「つぶやきのクリーム」で、相変わらず良いタイトルで出してくるなあもう!とにまにまし、「つぼやきのテリーヌ」でげらげらと笑い、今回、「つぼねのカトリーヌ」で、そうきたかーと目を丸くしながらにまにました。
読書感想サイトの話が何度か出てきたけれど、たしかに、意見というよりも感情の垂れ流しになっているレビューもあるので、ユーザーだけれども納得してしまうところも。小学生の夏休み絵日記みたいな内容なら、寝かしておいた方がよほど有益かもしれませんね。と書きながら、自問自答。
そう、彼のこのシリーズで優れているところは、ユーモアのあふれた文章で、愛と理性を惜しみなくあげながら、ふと「あれ、じゃあ私は?」と思わせるところだと思う。狙ってやっているなら(狙ってやっている可能性が大だけど)、にこにこして乗せられたい。
解説の土屋教授が面白くて面白くて、電車の中で唇を噛みしめました。私も、「知り合うんじゃなかった」とか言えるくらい仲良くなってみたい。あらら。これはただの嫉妬か。
解説を読む前に、100番目のエッセイをしみじみと何度も読みました。死期なんて、誰にもわからないけれど、彼はそれを意識して生きているのだなと。それ自体はごくごく当然なのだけれど、果たして彼が遂にいなくなったとき、私の人生はどう変化するのだろう。誰かがいなくなっても人生は続いていくし、そもそも私は彼の知り合いでもなんでもない。それでも、世界のどこかで彼が生きていて、同じ時間を共有しているのだと想像することはとてつもなく幸福なことである私にとって、彼がいなくなるその日は、涙なんて出ないくらい哀しい寂しいものになるのでは。
何度も書いていることですが、読書をしていて一番幸福なのは、見ず知らずの誰かに、人生を左右されるくらいの影響を与えてもらうことだと思う。それがどういった影響であっても。その影響を受ける皿を持った自分であることも尊いし、そんな相手に巡り会えたことも尊い。こういった読書感想サイトでは、そんな一冊に巡り合ったひとのレビューを読むのも、また一興かもしれません。

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2015年08月21日

Posted by ブクログ

「つぼねのカトリーヌ」というタイトルだけども、同じく表記されている「The cream of the notes 3」がわかりやすいか・・・。
森 博嗣が、思いついた短いフレーズを集めて、それに解説をつけたエッセィ。「The cream of the notes」は訳すと「つぶよりなつぶやき」だとか・・・。

「つぶやきのクリーム」「つぼやきのテリーヌ」と続いた第3作が本作になる。

森 博嗣の素直な思考なのか、全くのウソなのか、どこまでもわからないエッセイだけども、読んでて楽しいのでついつい触れたくなってしまう。

「そうか、なるほど?」と思えることもあれば、「え?そうなの?」となることもある(当然といえば当然だけども)。
特に突き放される感はあるんだけども、なんだかこうやって森 博嗣に触れていられる幸せをかみしめている。

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【内容(「BOOK」データベースより)
実は、僕の研究室にいた秘書さんが、カトリーヌという渾名だった―。小耳に挟んだ日々の小事から死生観、自己紹介まで、全一〇〇個の笑えて、考えさせられて、納得する森イズム。役に立つか立たないかは読む人しだい、でも読めば確実になにかが変わる。ベストセラ連発、絶大な人気を誇る森博嗣の等身大。
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【著者略歴「BOOK著者紹介情報」より】
森/博嗣
1957年愛知県生まれ。工学博士
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2014年12月29日

購入済み

物事を考える方法が身に付く

森博嗣先生は「ブログ」という言葉がない頃から
Webで日記を書いていました。
当時(95年~)から読んでいたファンにはこれでも物足りないくらいで、
書籍化したものは当時よりは丸くなっているといったら言い過ぎだけど
切れ味が日本刀から、ヤリのように変化した感じ。

ずっと読んでいた森ファンにとっては
コンビニに並んでたりちまたにあふれてる自己啓発本とのレベルの違いをはっきり感じる。

ああいうものって読んで満足する系がほとんどという印象。
いわゆるモリログの読者は基本、自分から森先生のサイトなどで言葉による刺激を求めて、
それを自分なりに吸収してる。と思う。

「ナントカをするには逆にナントカしろ」
「カントカではなく、逆にウンヌンを先にしろ」というような押しつけがましさもないし、
読んで満足してすぐに忘れるものじゃない。それくらい森先生の、強いて言えば、言葉は刺激のあるもの。

ネットでいわゆる一般論に対して「ほとんど多くの人が思ってることの逆を言う」逆張り発信する人が増えてるけど
森先生はそんな手合いとも全く違う。それは誤解してはいけない。

森先生の考えすべてに共感できるわけではないし、する必要もない。
拾えるものを拾ったらいいと思う。


#タメになる #スカッとする #憧れる

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2024年10月13日

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ズバッとモノを言うので気持ちがいい。森博嗣先生の本は売れるべくして売れたのだなとこの本を読んで思った。やはり考え方が面白い。

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2024年01月08日

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クリームシリーズ3作品目。

日常の出来事や人生論、趣味の紹介など100個集めた「森博嗣の世界観」を味わえるシリーズ。

特に20項目の「人に嫌われる覚悟が、人生の活路になることがある。」で、成功の代償として嫌われるのは必然であり、自分に嫌われないことが大切だという主張にとても納得させられました

毎年発刊されているシリーズものらしく、自分自身も似たような考え(理系独特の考え方?)をもっているからか、共感できるお話や学びがとても多かったです。3作目から読んでしまいましたが、全作読んでみたいと思いました。

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2022年12月05日

Posted by ブクログ

森博嗣氏の小説はいまだ読んだ事がないが、これはエッセイであります。
とても考え方が斬新というか視点が普通じゃないというか。こんな考えもあるのかと思わせてくれて面白かった。

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2018年07月23日

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ネタバレ

森節炸裂。清々しいほど。

“ものを買うときには、出した金の価値が、買ったものの価値になる。安く買えば、安い価値と交換しただけのことだ。”
買い物っていうのは、自分がそれにどれだけの価値をつけるのかってことだというのね。
だから、本当に必要なもの、本当に欲しいものは高くてもいい。
どうでもいいものは安く買ってもいいだろう。
安いものを探すために時間を費やすのは、決してお得ではない。

“「よす」という動詞は、命令形以外は聞かなくなった。”
確かに。
「よせ!」と「やめろ!」は同じくらい使われていると思うけど「よして!」より圧倒的に「やめて!」だな。
「よしとく」と「やめとく」はどうだろう?など、いろんなパターンで考えた。

“奇跡を信じろ、というのは無理な話だ。”に続くのが“理由は簡単である。信じられないものを奇跡と呼ぶのである。”
実に全くそうだった。
往往にして本質を忘れてしまいますなあ。気をつけないと。
“奇跡を信じるまえに、奇跡に縋らなければならない状況に陥らないことが大事だ。当たり前の道理である。やるべきことは、状況を常に分析し、間違いを修正し、少しでも確率を上げること。つまり、奇跡を遠ざけることが大事だ。”
頑張ります。

“若い時には、「幸せ」なんて感じたことはない。子供はそんなものは知らない。幸せというのは、死に近づいた者にしかわからない。”
私が幸せを自覚するようになったのは、やはり最近のことのような気がする。
「幸せだ」とか「嬉しい」を素直に言えるようになったのは、鬱病になってから。
素直に口に出せない性格だったというのもあるけれど、そういうものに無自覚だったというのが大きい。
常に「幸せ」を意識している子どもは、あまり「幸せ」ではないような気もするし。
子どもの頃に比べたら確実に死に近づいているわけで、“死に近づいた者にしかわからない”というのはその程度のこと。

森博嗣の主張は、必ずしも同意できるものばかりではないけれど(極論が多いし)、自分の思考のくせを一回リセットできるというのは結構気持ちがいい。
だから時おり無性に読みたくなるのだな。

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2017年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回のエッセイもはっとさせられる言葉が転がっていた。何回読んでも発見がある。あとは考えて実行するのみ。
また、解説が著者への嫉妬心むき出しで面白いので是非一読を。

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2016年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森先生が提示する視点にはハッとさせられるものが多い。内容的には賛同できるもの、疑問を呈するもの様々であるが、6割以上はなるほどと頷けるので、考えるきっかけを与えてもらえるという意味で、森先生のエッセイは愛読している。

今回、一番印象に残ったのは、読書感想のネット投稿に関する苦言だった。

それは、「思考を、熟成させることなく表に吐き出」すため「最初から他者を意識した言葉、他者を意識した思考しかできなくなる。このため、多くの人の言葉や思考が、充分に熟成していない、薄っぺらなものになっている」(P.89)というもの。

何とも耳が痛いことをおっしゃる。

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2015年09月13日

Posted by ブクログ

これを読んで「ああそうだな」と思うばかりではなく「いやここは」と思うところも出てくるようにするのが理想かな、とまた思った

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2015年06月28日

Posted by ブクログ

作者自ら思い付いたタイトル100個のエッセイ。

森さんの作品を読み始めたのは、もう15年以上も前だろうか。
あのときは、作者がこんなにも魅力的な人とは知らなかったのが、なんだか悔しい。
全くの現実主義で、理論的。ヘタな感情は持ち合わせていない、所謂理系の典型のよう。

自堕落で感情気質な私とは正反対すぎて、もう少し物事を考えられる人間にならねば、この先つまらない人生だなと思った。

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2015年04月21日

Posted by ブクログ

相変わらずの金言集。
解説にも触れてあるように、著者は普通の人ではなく、天才である。
一般の人が全てを真似るのは不可能だろうが、
人を導いたり、組織を動かす人物はこの合理的かつ効率的な発想と行動を持って欲しいと思う。

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2015年02月22日

Posted by ブクログ

つぶやきシリーズ第3弾

毎度のことだが、
それは気付かなかった、なるほどと思わされたり、
「耳が痛い」いや「頭が痛い」と思わされたり、
いやいやそれはちょっと自分は違うかなと思う話がふんだんに入っている一冊。
いろいろと印象に残っている(文字を通過しているだけの部分があって忘れるかもしれません。ごめんなさい)が、とくに面白くて最後にまた印象付けられたのが、
自己紹介。
すこし変わった子があります、というタイトルだったか、それが頭をよぎった。

今回の作品で特徴的だと感じたのは、土屋賢二さんの解説だ(解説なので作品の特徴と考えていいか多少疑問だが)。
正直この一作で一番共感できたところだった。
もちろん土屋先生と同じく反省し、もっともらしいお話をいただけたことはありがたいので、明日からがんばりたいとは思います。
これを読みながら無理のない計画を立てて大掃除ができたので、自分も少し変容できているのかもしれない。
ただこれがなかなか続けられないのが自分なのもわかっている。
自分のことが思い通りになるのはいつになるのか自分でも不思議とわからないものだ。

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2014年12月30日

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欲しいものはないより欲しくないものはないの方が上 子供とか動物とかが出てきたら、涙腺が緩むことはある。だからと言って、それを狙って番組を作るのも変な話だ。そういう姿勢は品がない。どんなに遠くへ行ったとしても、どんなに高いところに到ったとしても、只立ち止まってぼんやりとしてる人は、魅力的とは思えない。それよりも、常に走り続ける人、いつも登り続ける人の姿こそ格好が良い。人に格好良く見せるのではない。自分で自分を見たときに格好が良いのである。自分で自分を見ることをしない人には、その格好悪さもわからないが。 だいたい、安くなるまで待てるという事が、それ程欲しくない心理の表れである。だから、手に入れたときに満足できないのは当然だろう。 性能は主として、瞬間強度と耐久性の二つで評価されるものである。 人が並んでないところで、時々凄い掘り出し物に出会うのだ。これが堪らない。まるで自分を待っていたようにも感じる。これに比べると、並んだ末に良い結果が訪れても、まあ、当たり前かと思えて、差し引きゼロになってしまう。だから、並んで得なことは、ほぼない。皆んながが良いというものは、自分が良いと感じるものとは違っている、ということを子供の時に僕は知ったので、こういう大人になった。 一人で生きていく、覚悟こそ、一人前の大人としての嗜みである。 メーカはもう電話対応など止めて、メールを主体にすべきだ。日本人って今でもファックスを使っているんだって、と世界から見られているのを知ってますか? 即ち、最後はこの人の評価というものの差になるのである。そんなもは大した価値ではない、と思えるだけのしっかりとした自分がいれば、努力は楽しいものになる。それが信じられない人には、努力は虚しいものになる。本を読んでも、自分を知ることはできない。なにか一つ生み出してみる。そうすることで自分の力がわかる。その力の使い道もわかってくる。自分を知ることが、いかに楽しいことかも、だんだんわかってくるのである。 天才は突飛な人格だ、という幻想がある。兎に角、TVのスイッチを消してみる。そうすれば、そこに初めて自分の時間というものが現れ、どうしたら良いのか、という気持ちが沸き起こる。まさにそれが、人間の普通の時間感覚なのである。 奇跡を信じる前に、奇跡に縋らなければならない状況に陥らないことが大事だ。 僕から与えるものを受けてくれているうちは、僕の愛は成立する。 差が出るのは、がっかりしてしまい、頭が真っ白になっている空白の時間である。そのとき判断が遅れる。対処を誤る。悲観して準備をしておかないから、お手上げになるのである。 自分の死も、また自分の身近な者の死も、何れも考えておくべきものだ。その覚悟をしていない人は、大人とはいえない。子供は親が死んだら泣くだろう。それが子供だということである。大人になれば、自分の親を冷静に看取ることができるはずだし、それは薄情なのではなく、むしろ人としての品格だと思う。 捺印って遅れてないか? 偉い人は偉い振りができないのと同じように、優しい人は優しい振りができない。 多くの製品は注文生産になるだろう。無駄なものを作らないという戦略のようだ。そうやって、コストを下げている。 褒められると不安になる。貶されるほうが安心だ。 英語の発音に近い表記にした方が、今後有利になるものと思う。 戦争では兵士は殺しても良いが、民間人は駄目だ、というルールがあるらしい。殺し合いなのにルールを守る奴がいるのか、という馬鹿馬鹿しさである。 頭の良さを感じるのは、波を乗り越える走破力、可能性を思いつく発想力。 反応ばかりしている人間は、自分からボールを投げられない。 結局、時間があっても自分は何も生産するわけではない、という諦めがあるのだろう。生きているのが時間潰しになってしまっている。 スポーツのように、その場なったら、もう頑張るしかないというものもある。しかし、大事なのはそれ以前の練習だろう。 自分にはできないと予想しているから希望できない、と認識している。それは正しい。それよりも、自分のできそうなことを探せば良い。人生とは、例外なく夢を叶える活動である。 美を見つけたときに、自分の喜びに出会える。心静かであるとは、つまり慌てないということに近い。だからこそ、時間的な余裕が欲しい。 ちょっとやそっとで感極まってほしくない それまで死なないこと。それが植物が取っている基本戦略である。 キラキラネームも、大勢いるときらきらしない。 わからないから、生きている。わかりたいから、やっているのだ。 ポケットからまず自分の耳を出してはどうか。 偉大な神ほど、人間を戦わせる。 神々は大いに弱体化してしまった。既にこの地球上では、人類が神になったといっても過言ではない。 この執着があったから、僕は発する側の人間になれた。 幸せというのは、死に近づいた者にしかわからない。最後の素晴らしい交換会で、幸せと死を取り替えっこするのだ。 土屋賢二お茶の水女子大

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2015年01月07日

Posted by ブクログ

森博嗣のエッセイ集『つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3』を読みました。
森博嗣の作品は先月に読んだ『つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2』以来ですね。

-----story-------------
超ベスト&ロングセラ!
『すべてがFになる』原作者

森博嗣は、こんなふうにできている。

自分は基本的に一人である/トイレ掃除から僕が学んだこと/リンスをシャンプーだと思って一週間使った/人生なんてものは、思いどおりにしかならないのだ ほか。

実は、僕の研究室にいた秘書さんが、カトリーヌという渾名だった――。
小耳に挟んだ日々の小事から死生観、自己紹介まで、全一〇〇個の笑えて、考えさせられて、納得する森イズム。
役に立つか立たないかは読む人しだい、でも読めば確実になにかが変わる。
『すべてがFになる』などの超ロング&ベストセラ連発、絶大な人気を誇る森博嗣の等身大。
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2014年(平成26年)に刊行された文庫書下ろし作品……森博嗣が思いついたことを思いついた順に綴った100篇のエッセイを収録したクリームシリーズ第3作です。

 ■まえがき
 ■1 「欲しいものはない」より「欲しくないものはない」の方が上。
 ■2 なんらかのトラブルがあったと見て調べている?
 ■3 「今のままで良いのだ」というのは、格好悪くない。
 ■4 「号泣」を使いすぎるこの頃。
 ■5 「今のままで良いのか」といつまでも意識したい。
 ■6 トイレ掃除から僕が学んだこと。
 ■7 値段が高いときに買っても、お得感はある。
 ■8 完成の瞬間だけが目標ではない。
 ■9 行列に並ぶというのは、恥ずかしい貧しさだと感じる。
 ■10 自分は基本的に一人である。
 ■11 「よす」という動詞は、命令形以外は聞かなくなった。
 ■12 禁煙したと周囲が気づくのは、禁煙が終わった頃。
 ■13 選挙というものは、民主主義の基本となるシステムだ。
 ■14 ただいま森家は電話がつながりにくくなっております。
 ■15 才能の差のせいにした方が、人に優しい。
 ■16 他者に対する欲がない。欲はいつも自分に向かっている。
 ■17 森博嗣はこういうのが好きなんだ、とよく言われるもの。
 ■18 夏目漱石はラノベか。
 ■19 正式文書では西暦にしてもらいたい。
 ■20 人に嫌われる覚悟が、人生の活路になることがある。
 ■21 国会中継するなら、野次をやめてほしい。
 ■22 難度の高い問題を考えることは簡単である。
 ■23 みんなが褒めてくれたのは、僕の足跡です。
 ■24 本を読んでも、自分を知ることはできない。
 ■25 たまに整頓をすると、捨てたもんじゃない、と思う。
 ■26 「難しい」にもいろいろな意味があるようだ。
 ■27 「ノリ」というのは、調子に乗ること。
 ■28 人生なんてものは、思いどおりにしかならないのだ。
 ■29 天才は突飛な人格だ、という幻想がある。
 ■30 子離れ、親離れが難しい現代。
 ■31 矛盾した思考は、むしろ大切である。
 ■32 TVの一番の欠点は、時間枠に囚われていること。
 ■33 家族とか夫婦とかに期待をするのは甘え。
 ■34 一人で遊べる人は寂しいとは感じない。
 ■35 ダムとか橋とかは、建築ではない。
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 ■解説 土屋賢二

独特な視点やユーモアが楽しめる一方で、著者の人生観や哲学にも触れられるエッセイ……自分の考え方や行動について振り返るきっかけにもなりましたね、、、

そんな中で特に印象に残ったのは、

そうそうその通りと思った『19 正式文書では西暦にしてもらいたい。』、『44 捺印って、遅れていないか?』、

子離れや愛情の在り方等について考えさせられた『30 子離れ、親離れが難しい現代。』、『33 家族とか夫婦とかに期待をするのは甘え。』、『37 嫉妬という感情が、どうも僕にはないようだ。』、

死生観に共感する部分のあった『41 「死」を無理に悲しもうとしている人が多い。』、

生きている時間は限られているんだよなー と、自分が無為に過ごしている時間が惜しくなった『62 時間は無料だ、という認識が一般的である。』、

かな……自己紹介についての『51 では、自己紹介をためしに書いてみよう。』、『52 もう少し、自己紹介を続けて書いてみよう。』も面白かったけれど、巻末の著者紹介欄にちゃんと使われていて笑ってしまいましたね。

クリームシリーズの他の作品も機会があったら読んでみたいな。

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

著者は一般に言う「普通の人」ではない。
なのでそういう人がただ考えていることをつらつらと並べて
それを本にしたとしても、普通になるはずがない。
なので、万人に受けるようにはやはり書かれていない。
自身にクリティカルヒットするような項目もあれば、
まったくもってどうでもいい項目もあると思う。
それらを含めて、なんでもありなのだと考えてしまうのが
この本の楽しみ方なのではないか。

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2016年01月28日

Posted by ブクログ

7値段が高いときに買っても、お得感はある。
10自分は基本的に一人である。
20人に嫌われる覚悟が、人生の活路になることがある。
33家族とか夫婦とかに期待をするのは甘え。
34一人で遊べる人は寂しいとは感じない。
93「神」も落ちぶれたものである。

今の関心がどこにあるかわかりますね。。

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2015年12月20日

Posted by ブクログ

24:本を読んでも、自分を知ることはできない。
が、私とは違うなぁと感じたところでした。つまり自分はあまり客観視できないため、他人の知を知ることにより自分と比べ、自覚することが大いにあるからです。

あとは、
76:奥様が「幸せだね」を連発するのでビビっている。
について、やはり経年の影響を垣間見れるという点が、同時代に生きて体験している感(ライヴ感)があって興味深いです。

ちなみに、一番のお気に入りは、ふと目に入ってきた最後の方の著者プロフィール。前作から続けて読んだので思わず、にやり。

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2015年11月06日

Posted by ブクログ

つぼやきのテリーヌからはじまる、五月雨式森博嗣エッセイ第三弾。主張は一貫しつつも、世の中の流れに即したテイストで綴られており、世俗的な娯楽にも似た楽しみも覚えることができる。

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2015年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森博嗣のつぶやき100連発~1「欲しいものはない」より「欲しくないものはない」の方が上。2なんらかのトラブルがあったと見て調べいら。3「今のままで良いのだ」というのは,格好悪くない。4「号泣」を使いすぎるこの頃。5「今のままで良いのか」といつまでも意識したい。6イレ掃除から学んだこと。7値段が高いときに買っても,お得感はある。8完成の瞬間だけが目標ではない。9行列に並ぶというのは,恥ずかしい貧しさだと感じる。10自分は基本的に一人である。11「よす」という動詞は,命令形以外では聞かなくなった。12禁煙したと周囲が気づくのは,禁煙が終わった頃。13選挙というものは,民主sh気の基本となるシステムだ。。14ただいま森家は電話がつながりにくくなっております。15才能のさのせいにした方が,人に優しい。16他者に対する欲がない。欲はいつも自分に向かっている。17森博嗣はこういうのが好きなんだ,とよく言われるもの。18夏目漱石はラノベか。19正式文書では西暦にしてもらいたい。20人に嫌われる覚悟が,人生の活路になることがある。21国会中継するなら,野次をやめてほしい22難度の高い問題を考えることは簡単である。23みんなが褒めてくれたのは,僕の足跡です。24本を読んでも,自分を知ることはできない。25たまに整頓すると,捨てたもんじゃない,と思う。26「難しい」にもいろいろ意味があるようだ。27「ノリ」というのは,調子に乗ること。28人生なんてものは,思い通りにしかならないのだ。29天才は突飛な人格だ,という幻想がある。30子離れ,親離れが難しい現代。31矛盾した思考は,むしろ大切である。32TVの一番の欠点は,時間枠に囚われていること。33家族とか夫婦とかに期待するのは甘え。34一人で遊べる人は寂しいとは感じない。35ダムとか橋とかは,建築ではない。36奇跡を信じろ,というのは無理な話だ。37嫉妬という感情が,どうも僕にはないようだ。38がっかりしたくなかったら,悲観することである。39綺麗事が何故綺麗なのかといえば,それは言葉だからだ。40自分の本が海外で出版されていることについて。41「死」を無理に悲しもうとしている人が多い。42リンスをシャンプーだと思って一週間遣った。43衝突しない車について。44捺印って,遅れていないか?45この世に完全犯罪というものはない。46優しい人は優しい振りができない。47馬鹿がわりとまかり通る世の中ではある。48レトロは好きだが,レトロ趣味は好きになれない。49多くの製品は注文生産になるだろう。50僕は絶大な人気を博しているらしい。51では,自己紹介をためしに書いてみよう。52もう少し,自己紹介を続けて書いてみよう。53目立ちたがり屋ではなく,潜みたがり屋です。54不整地を歩くのはエネルギィが必要だ。55英語の表記で,カタカナを工夫した方が良い。56戦争放棄の憲法は,現実的だろうか?57自慢をしてもいやがられない時代になった。58みんな頭の良い奴ばかりだったのに。59頭の良さを感じるのは,どんな時か。60反応することは,自分から発している行為ではない。61金に糸目をつけるのも,基本的な自由である。62時間は無料だ,という認識が一般的である。63最近よく眠れるようになった。64木敵には,模型よりもおもちゃの方がレベルが高い。65場所は,人間の思考から切り離すことができる。66「新」がついている古いもの。67映画も漫画もTVも殺し合いばかりやっていた。68「どっきり」の何が面白いのか,僕にはわからない。69夢で多いのは,不動産関係とゼミ旅行と学会かな。70人間の物差しは伸び縮みする。71僕は頑張らない人間です。72捨てることを考えないと,ものは売れない。73生態系というものを,どれくらいの人が考えているだろう。74太陽光発電と風力発電は,いちおう実験してみた。75「だから日本人は駄目なんだ」と言わなくなった。76奥様が「幸せだね」を連発するので,ビビっている。77夢を叶えるなんて大したことではない,日常である。78無理をしない余裕が,仕上げの美しさになる。79目は痛くなるが,耳は痛くならない。80ちょっとやそっとで感極まってほしくない。81政党って,何の違いで分かれているの?82自分の空間をできるだけ広く持った方が良い。83「自分らしさ」がほしくてたまらない人たち。84自分が立っている地面の下には何があるのか?85枯れないかぎり,待つことができる。86点の有無で違う文字になるのって紛らわしい。87キラキラネームも,大勢いるときらきらしない。88何が生まれるかわからないことをしよう。89スバル氏がTVで相撲を見ていた。90空間認識と客観視について。91ポケットからまず自分の耳を出してはどうか。92偉大な神ほど,人間を戦わせる。93「神」も落ちぶれたものである。94その代名詞は何を示しているか,答えよ。95話が通じた,わかってもらえた,と感じたことは少ない。96おそらく,見るもの,接するものへの執着の差だろう。97自然の中には,純粋のものも均質なものもない。98噛み合わない会話が人間関係を支えている。99よく考えてみると,好きなものって,特にない。100穏やかな日々を支えるものが,かつてあった。~何か面白い話があったような気がするが,既に忘れている。高校になったら,入学式も卒業式も一人で行って帰ってくれば良いと思うが,犬に学校があったら行くかも知れないというのは面白かった。そうそう,解説が1・2の嗣桃??でなくなって,土屋賢二になっている。土屋賢二って?ああ,二冊ほど本を読んでるね。そうだ,前書きに秘書がいて,その渾名がカトリーヌ…というのは嘘!

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2015年06月24日

Posted by ブクログ

特に15と46はほんとにその通り。奥さんもこの本ちら見したらしいんだけど、リンスをシャンプーだと思って一週間使ったってエピソードがくだらなくて気に入ったらしいョ(*´ω`*)

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2015年05月28日

Posted by ブクログ

百個のショートエッセィ。
前書きと解説が面白い。エッセィ自体はいつもの森氏なので元気そうだな、という印象。どちらかというと奥さんが入院したらしいのでそちらの方が心配。

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2015年03月28日

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