【感想・ネタバレ】つむじ風のスープ The cream of the notes 13のレビュー

あらすじ

人の意見を聞くまえの方が、自分の声を正しく聞けるチャンスだ──。

これまで自然に脳内スルーしてきた日々の疑問やちょっとした違和感。
ぶれない人気作家・森博嗣が自由に、縦横無尽に傍若無人に解体する。
「薬指の役目」から「生きる価値」までフルレンジの書下ろしエッセィ。
第13作はひと味違います!

「温かく見守る」というのは、具体的にどのような行為なのだろう?/
自分が自由になるのは自分だけ。/白衣を着たことはない。犀川先生も白衣は着ない。/
長期的な方針は抽象的なほど良いし、短期的な計画は具体的な方が多少ましだ ほか

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Posted by ブクログ

森博嗣の作品は実は1作しか読んだことがない。「喜嶋先生の静かな世界」だけ。数ある有名作のなかでなんでこれ、と言われそうだけれど、かれこれ10年くらい前のことなので自分もよく覚えていない。あらすじが面白そうだったのかな。
でもユニークで衝撃的な作品だったことは覚えていて、住む場所を何度か変えても、本棚にはずっとこの本を残している。

近頃はエッセイを読むのが好きで、色々な人のエッセイを読むようにしている。恥ずかしいことに森博嗣のエッセイシリーズがあることも、しかももう13作目ということも知らず、本屋でたまたま目に入り何も考えずに買った。

難しいことを考えていそうなイメージはあったけれど、こんなことまで考えて過ごしているのか、と凡なる自分にはただ感嘆するしかなかった。ニュートラルとも違うし、フラットとも違う不思議な考え方だ。
(著者曰く、よく書かれるという)「上から目線」とは思わなかったけれど、主語がデカいなと思うことはあったかも?しかしながら嫌な気持ちになるわけではなく、そういう考え方もあるか〜と新たな視点を得られた。

印象的だったのは70近い森博嗣が「最近になって自分のことがようやく分かってきた」と書いていること。これだけの人でも70年近く生きてそう感じるのかあ、と半分以下の年齢の自分が勝手に元気付けられた気がする。

思っていたようなエッセイではなかったし、正直内容は気楽に読めるものではない(難解)ので過去のクリームシリーズをすぐに読めるかというとそうではない、が、いつかは読みたい。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

なるほど、ふむふむ、そういう考え方もあるか、それはどうかな、なるほどなー、など毎回気づきがあるシリーズである。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

一年かけて読み終わりました。おもに家族を車で待つ車中で少しずつ読んできました。発売日にネットで在庫を調べて寄った書店さんの店頭になくて、店員さんに裏から出してもらったことを思い出しました。かいわい、つぎの「ハンバーグもつくね」も発売が決まっていて、車に置く本は引き続き森博嗣さんで、と決まりそうです。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

相変わらずの森節炸裂!といっても世の中の状況や常識より、森さんのいうことの方が自分にはしっくりくるんだよなぁ。(私も天邪鬼)
今の政治家100人(もしくは全員)よりも森さんが政策とか考えた方がもっとシンプルにもっと良くなると思う。絶対。

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2025年01月10日

Posted by ブクログ

シリーズ13作目。
今回も著者の考えをトレースして楽しめた。
本文の中にも書いてあるが、今回は文章・内容が少し難しめかな。

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2025年01月05日

Posted by ブクログ

森さんのいい読者ではないが、考えが似ていて共感すること多し。

そんな人たちは多いのではないか?

成人式も大学の卒業式に出席しなかったのも同じ。
成人式は、次の日に試験があったのを理由に行かなかった。一人暮らしをしていたので地元の人から電話はあったものの…。しかし、出ないからと言っていたが親が素敵な紬の着物を作っていてくれた。「二十歳」の記念を親に見せるのはすべきではなかったかと引っかかってはいる、成人式に出なくとも。

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

25 大人たちが支配されている観念が覆ると
こどもたちは大人を見放すことになる。
戦時中は戦う人が偉い、経済成長期は働く人が偉い、
現代は人の絆、友達の輪を大事にする人が偉い、と
価値観が時代ごとに大きく変わっている。
そしてこの価値観が崩壊したとき、こどもたちは
今の世代の大人を信用しなくなるかもしれない。

下の世代と意見が合わなくても、こちらの価値観を
押し付けすぎないように気をつけよう。


31「やっていけない」と「やってはいけない」の
微妙な違いについて。
32「鉄道模型」と「模型飛行機」、前後関係に意味が?
名詞が並んで複合された言葉は、一般に、前の語が
形容で、後ろの語がその本質を示している。
鉄道模型は鉄道ではなく模型、模型飛行機は
空を飛ぶことができるもの。プラモデルなどは
「飛行機模型」である。
33「足して2で割ったような」という形容は、
ほとんどの場合、褒めていない。
優れたものなら、足すだけでいい、
わざわざ2で割るのは二番煎じであったり、
中途半端であるということだ。

この辺りは言葉についてのお話が続いていて、
普段深く考えないことに着目していて面白かった。

41 「ゆるキャラ」とは、何がゆるいのか?
ゆるくなければ「きつキャラ」か?
ゆるいとはなんだ?だいたい、頭がデカくて
とぼけたような顔をしている。
そして日本はサイズにあまりこだわらないのか、
リアルで登場するととにかくでかい。
西洋はリアリティ主義だから、セサミストリートで
デカいのはビッグバードとスナッフルくらいだ、
と書かれていて、スナッフル?と思って検索したら
マンモスみたいなのが出てきて、うげっ、となった笑
これは、確かにゆるキャラには入らないな。

50 小学生の頃、「漢字って感じ悪いやつだな」
と心底思っていた。
漢字は読み方がさまざまで、法則が見出せない。
書き順も何の意味があるのか、
送り仮名も意味不明で、現在はルールが変わり、
僕が習った当時のものと異なっている。
いちいち辞書を引かなければならないのか、
と途方に暮れ国語から離脱する決意をしたのは四年生。

森さんはよく、国語が苦手な子どもだったと書いていて
その度に、文章を書く仕事がこれだけ出来ているのに?
と不思議に思っていたけど、
出来ない、のではなく納得いかない、ってことかい!
理屈で説明できないことが、嫌いなのかもなあ。

ワープロで文が打てるようになり、苦手な要素が
解消したことで、作家さんになれたのね、と納得。

——
全体的に、言葉に関するお話が多めだった気がする。
着眼点が面白いな〜。
そろそろエッセイシリーズも終わるような雰囲気。
私はまだ未読が12作あるので、
しばらくは大丈夫そう^^

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

p42-43
11文章を書き写すことが作文ではないように、
 人の観察を観察しても意味がない

絵でも文章でも、何故そんなものを描いたのか、という点に作者のオリジナリティがあり、作者の創造力が宿っている。
 つまり、人の目を通したものでは、「着眼」という最も大事な行為が抜けている、ということ。

p131
55 好きでやっているわけではない、
ということが理解してもらえないけれど……。

好きとか嫌いとか決めない、が一番僕の状態を示している。

p153
66小説を書く以前に、何冊か本を書いた。
コンピュータと力学に関するものだった。

「AI」と「文系」をテーマにすると良い

 コンピュータの本は、すべて理系の学生や技術者向けだったが、これからは文系の人の方がむしろコンピュータは使うはずだ、と考えた。

p174-175
77 「人間」とはどのようなものか。
  人間はどこにいるのか。どこから来たのか?

「人」のことを何故「人間」と書くのかというと、これは調べればすぐわかる。もともとは、文字どおり「人の間」の意味であり、社会、世の中という場所の意味だった。ようするに「この世」のことであり、生きているうちは、ここにいる。ここで生きている者が「人間」になったのだ。では、そうでない場所とはどこか? それは天とか地獄とか、いろいろ想像されていたようだ。宗教的な言葉として「人間」があった。

 古来の宗教では、だいたい天には神が住んでいて、人は「人間」に住んでいた。山々や海は「人間」ではなく「天」になるから、人が住むところではない。だから、自然の中に人がいる、という感覚はなかったようだ。

日本では、どちらかというと自然の中に人が住んでいる、といったフィーリングが古くからあるように想像するが、日本以外、たとえば中国や欧米などでは、人がいるのは社会、街、つまり都会であって、自然は別世界だと認識されている感じがする。


同エッセイシリーズ13作目。
作家本人も言ってるようにどのエッセイでも同じことを話している。けど、ここ数作で時事関連のテーマも増えてきているし、年末に出すというのがルーチンなので毎年の楽しみにしている人も多そう。
大好きな作家なので計画的に積読状態にしてるけど、もうすでに小説を書くのはほとんど辞めてるっぽいので(引退宣言済み)追いつきそう。これからも大事に読みたいです。
77からだいぶ引用してしまいましたが、この作家の好きなところ、着眼点でもあり、核に近い考え方なのかと想像する。思想や創造力を垣間見る。私が成長したというより森博嗣の微調整によってそう思わされているのかもしれないけど楽しい読書時間でした。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

森さんの思考を知った気になり、いや、これが素であるとも限らない…とすぐに正気に戻らされる本。
でも、「そうそう、こういうこと言うよね」とついつい知った気になってしまう。言葉の拘りなど。
とてもじゃないけれど、理解が及ばないというに。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

この方の著作を読んだことがないままエッセイを読みました。
全体的にFIREを仄めかしつつのエッセイなので、羨ましいという感想しか出ない…
長期的には抽象的な目標の方が、やりたいことが明確でないから適合しやすい、みたいな話は確かにと思いました。(就活の軸とかそう)

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2025年02月23日

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