あらすじ
書下ろし人気エッセィ、ついにシリーズ第12作登場!
「楽園」とはどんな場所なのか?/
ついていないな、と思ったことはないが、運が良いなとは、いつも思う/
その人にとって満足できる金額を所有している人を「お金持ち」という/
AIは答えることしかできない ほか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
6 「宗教って、そもそも全部、霊感商法なのではないか」と書いたら叱られる?
p33
神ではなく、馬を信じる人たちが沢山いる。
55 再び、「推し」について考察してみよう。
p131
「推し」は異性でなければならない、とマスコミは暗黙の了解をしている可能性が見える。
71 日本が技術後進国になったのはどうしてなのか?
p162
労働力が安いからアジア諸国で生産する。すると、その他で技術者が育つ。育った人たちが、今はその業界を牛耳っているだけだ。一方で、日本の企業は、世代が代わり、技術に関心がない役員ばかりになり、開発よりも儲かる事業(たいていは金融絡み)で会社を維持しようとしている。
p163
たまたま戦後にアメリカの傘下にあり、近くで戦争もあり、特需に沸いただけのことで、日本人が勤勉だとか、細かい作業が得意だとか、そんな勘違いをしばらくしていただけ。今は、観光立国になろうとしているが、観光もデジタル化することを忘れない方が良い。
72 AIは今後どのように社会に進出してくるのか?
p165
人間は何をすれば良いのか、それもAIに尋ねて、AIの指導を受けるようになる。
今作も面白かったです。
時事関連のテーマが増えてきて、周回遅れ感が否めないけれど、何かしらの気づきが得られるところもあるかもしれません。
AIに関して、答えることではなく、問いの内容が重要になってくるという示唆はまったくその通りで、扱う人によってはツールとしての機能を活かすことができないどころか、下手に依存度を高めるのでは、とも思う今日この頃。
Posted by ブクログ
年に一回のエッセイ集。毎度共感できたりできなかったりの内容だが、森博嗣の考え方は時に妙に納得感があるから毎年楽しみしている。五十嵐律人による巻末の解説は、よく整理されていて読みやすかった。
Posted by ブクログ
森博嗣にしては時事が多いなと思ったけど、そのように書いたらしい。
膨大なデバイス容量をアリバイ証明に使っているみたいな単元が面白かった。
その他の項も、相変わらず独特なんだけど、シンプルで洗練されている思考に触れられる良いエッセィ。
それにしても年間の刊行数が減ってきている。
そろそろ本当に引退が近いのだと寂しい気持ちになる。
Posted by ブクログ
「百%」や「全面的」ではなく、最初から「九十%」や「大部分は」と述べる事で、その意見の精度が上がるだろう。自分は残りの十%について述べたい、という意思表示にもなって、論点の重心がより明確になる したい事に向かって、出来るような活動をする事は、誰にでも出来るし、大抵の場合、何時でも出来る。考えるだけでも、実現への活動と言える。すると、未だ出来ていない状態であっても、何だか幸せな気分になるだろう。つまり、空を飛べなくても、空を飛ぶ為に何が必要で、どうすれば良いかと具体的に考えるうちに、まるで空を飛んでいるような感覚になる。人間は、結局全てのものを頭脳で認識している。だから、夢へ向かって考える事が、既に夢の実現と同じ位楽しく感じる。そして、其れこそが「自由」なのである。目的をあっさり実現出来るよりも、寧ろ長い時間、自由を楽しめる。 リバウンドで一時的に繁盛を取り戻しても 古い頭はパラダイムシフトを迫られている ニュースで報じられる犯罪者は、「どうしてあんな馬鹿な事をしたのだろう?」と大勢から不思議がられるのだが、全然不思議ではない。欲望の赴くままに行動しただけの事。寧ろ素直で正直で、最も簡単な道を選択しただけなのである。 それでも、人生はせいぜい六十年と予測していた。それまでにやりたい事はやり切った方が良い、と予定を立てた。仕事を早々に離脱し、今のような生活になったのも、ある意味、気が焦っていたからだろう。そして、もう六十年を過ぎた。今はロスタイムだ。