【感想・ネタバレ】つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3のレビュー

あらすじ

実は、僕の研究室にいた秘書さんが、カトリーヌという渾名だった――。小耳に挟んだ日々の小事から死生観、自己紹介まで、全一〇〇個の笑えて、考えさせられて、納得する森イズム。役に立つか立たないかは読む人しだい、でも読めば確実になにかが変わる。『すべてがFになる』などの超ロング&ベストセラ連発、絶大な人気を誇る森博嗣の等身大。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

森節炸裂。清々しいほど。

“ものを買うときには、出した金の価値が、買ったものの価値になる。安く買えば、安い価値と交換しただけのことだ。”
買い物っていうのは、自分がそれにどれだけの価値をつけるのかってことだというのね。
だから、本当に必要なもの、本当に欲しいものは高くてもいい。
どうでもいいものは安く買ってもいいだろう。
安いものを探すために時間を費やすのは、決してお得ではない。

“「よす」という動詞は、命令形以外は聞かなくなった。”
確かに。
「よせ!」と「やめろ!」は同じくらい使われていると思うけど「よして!」より圧倒的に「やめて!」だな。
「よしとく」と「やめとく」はどうだろう?など、いろんなパターンで考えた。

“奇跡を信じろ、というのは無理な話だ。”に続くのが“理由は簡単である。信じられないものを奇跡と呼ぶのである。”
実に全くそうだった。
往往にして本質を忘れてしまいますなあ。気をつけないと。
“奇跡を信じるまえに、奇跡に縋らなければならない状況に陥らないことが大事だ。当たり前の道理である。やるべきことは、状況を常に分析し、間違いを修正し、少しでも確率を上げること。つまり、奇跡を遠ざけることが大事だ。”
頑張ります。

“若い時には、「幸せ」なんて感じたことはない。子供はそんなものは知らない。幸せというのは、死に近づいた者にしかわからない。”
私が幸せを自覚するようになったのは、やはり最近のことのような気がする。
「幸せだ」とか「嬉しい」を素直に言えるようになったのは、鬱病になってから。
素直に口に出せない性格だったというのもあるけれど、そういうものに無自覚だったというのが大きい。
常に「幸せ」を意識している子どもは、あまり「幸せ」ではないような気もするし。
子どもの頃に比べたら確実に死に近づいているわけで、“死に近づいた者にしかわからない”というのはその程度のこと。

森博嗣の主張は、必ずしも同意できるものばかりではないけれど(極論が多いし)、自分の思考のくせを一回リセットできるというのは結構気持ちがいい。
だから時おり無性に読みたくなるのだな。

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2017年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回のエッセイもはっとさせられる言葉が転がっていた。何回読んでも発見がある。あとは考えて実行するのみ。
また、解説が著者への嫉妬心むき出しで面白いので是非一読を。

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2016年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森先生が提示する視点にはハッとさせられるものが多い。内容的には賛同できるもの、疑問を呈するもの様々であるが、6割以上はなるほどと頷けるので、考えるきっかけを与えてもらえるという意味で、森先生のエッセイは愛読している。

今回、一番印象に残ったのは、読書感想のネット投稿に関する苦言だった。

それは、「思考を、熟成させることなく表に吐き出」すため「最初から他者を意識した言葉、他者を意識した思考しかできなくなる。このため、多くの人の言葉や思考が、充分に熟成していない、薄っぺらなものになっている」(P.89)というもの。

何とも耳が痛いことをおっしゃる。

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2015年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森博嗣のつぶやき100連発~1「欲しいものはない」より「欲しくないものはない」の方が上。2なんらかのトラブルがあったと見て調べいら。3「今のままで良いのだ」というのは,格好悪くない。4「号泣」を使いすぎるこの頃。5「今のままで良いのか」といつまでも意識したい。6イレ掃除から学んだこと。7値段が高いときに買っても,お得感はある。8完成の瞬間だけが目標ではない。9行列に並ぶというのは,恥ずかしい貧しさだと感じる。10自分は基本的に一人である。11「よす」という動詞は,命令形以外では聞かなくなった。12禁煙したと周囲が気づくのは,禁煙が終わった頃。13選挙というものは,民主sh気の基本となるシステムだ。。14ただいま森家は電話がつながりにくくなっております。15才能のさのせいにした方が,人に優しい。16他者に対する欲がない。欲はいつも自分に向かっている。17森博嗣はこういうのが好きなんだ,とよく言われるもの。18夏目漱石はラノベか。19正式文書では西暦にしてもらいたい。20人に嫌われる覚悟が,人生の活路になることがある。21国会中継するなら,野次をやめてほしい22難度の高い問題を考えることは簡単である。23みんなが褒めてくれたのは,僕の足跡です。24本を読んでも,自分を知ることはできない。25たまに整頓すると,捨てたもんじゃない,と思う。26「難しい」にもいろいろ意味があるようだ。27「ノリ」というのは,調子に乗ること。28人生なんてものは,思い通りにしかならないのだ。29天才は突飛な人格だ,という幻想がある。30子離れ,親離れが難しい現代。31矛盾した思考は,むしろ大切である。32TVの一番の欠点は,時間枠に囚われていること。33家族とか夫婦とかに期待するのは甘え。34一人で遊べる人は寂しいとは感じない。35ダムとか橋とかは,建築ではない。36奇跡を信じろ,というのは無理な話だ。37嫉妬という感情が,どうも僕にはないようだ。38がっかりしたくなかったら,悲観することである。39綺麗事が何故綺麗なのかといえば,それは言葉だからだ。40自分の本が海外で出版されていることについて。41「死」を無理に悲しもうとしている人が多い。42リンスをシャンプーだと思って一週間遣った。43衝突しない車について。44捺印って,遅れていないか?45この世に完全犯罪というものはない。46優しい人は優しい振りができない。47馬鹿がわりとまかり通る世の中ではある。48レトロは好きだが,レトロ趣味は好きになれない。49多くの製品は注文生産になるだろう。50僕は絶大な人気を博しているらしい。51では,自己紹介をためしに書いてみよう。52もう少し,自己紹介を続けて書いてみよう。53目立ちたがり屋ではなく,潜みたがり屋です。54不整地を歩くのはエネルギィが必要だ。55英語の表記で,カタカナを工夫した方が良い。56戦争放棄の憲法は,現実的だろうか?57自慢をしてもいやがられない時代になった。58みんな頭の良い奴ばかりだったのに。59頭の良さを感じるのは,どんな時か。60反応することは,自分から発している行為ではない。61金に糸目をつけるのも,基本的な自由である。62時間は無料だ,という認識が一般的である。63最近よく眠れるようになった。64木敵には,模型よりもおもちゃの方がレベルが高い。65場所は,人間の思考から切り離すことができる。66「新」がついている古いもの。67映画も漫画もTVも殺し合いばかりやっていた。68「どっきり」の何が面白いのか,僕にはわからない。69夢で多いのは,不動産関係とゼミ旅行と学会かな。70人間の物差しは伸び縮みする。71僕は頑張らない人間です。72捨てることを考えないと,ものは売れない。73生態系というものを,どれくらいの人が考えているだろう。74太陽光発電と風力発電は,いちおう実験してみた。75「だから日本人は駄目なんだ」と言わなくなった。76奥様が「幸せだね」を連発するので,ビビっている。77夢を叶えるなんて大したことではない,日常である。78無理をしない余裕が,仕上げの美しさになる。79目は痛くなるが,耳は痛くならない。80ちょっとやそっとで感極まってほしくない。81政党って,何の違いで分かれているの?82自分の空間をできるだけ広く持った方が良い。83「自分らしさ」がほしくてたまらない人たち。84自分が立っている地面の下には何があるのか?85枯れないかぎり,待つことができる。86点の有無で違う文字になるのって紛らわしい。87キラキラネームも,大勢いるときらきらしない。88何が生まれるかわからないことをしよう。89スバル氏がTVで相撲を見ていた。90空間認識と客観視について。91ポケットからまず自分の耳を出してはどうか。92偉大な神ほど,人間を戦わせる。93「神」も落ちぶれたものである。94その代名詞は何を示しているか,答えよ。95話が通じた,わかってもらえた,と感じたことは少ない。96おそらく,見るもの,接するものへの執着の差だろう。97自然の中には,純粋のものも均質なものもない。98噛み合わない会話が人間関係を支えている。99よく考えてみると,好きなものって,特にない。100穏やかな日々を支えるものが,かつてあった。~何か面白い話があったような気がするが,既に忘れている。高校になったら,入学式も卒業式も一人で行って帰ってくれば良いと思うが,犬に学校があったら行くかも知れないというのは面白かった。そうそう,解説が1・2の嗣桃??でなくなって,土屋賢二になっている。土屋賢二って?ああ,二冊ほど本を読んでるね。そうだ,前書きに秘書がいて,その渾名がカトリーヌ…というのは嘘!

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2015年06月24日

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