森博嗣のレビュー一覧
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面食らう麺食らう あのときやっておけば良かったな、と思ったときにやりなさい。 けんもほろろに断られた=取り付く島がない=突っ慳貪 もし上手くいかなくても、決定力なんてわけのわからない原因ではなく、もっと初期段階に問題があった、と分析されるだろう。藤田まこと 自分で考えるからこそ学べるし、そうしたプロセスだけが、一流を育てるのである。 強い意思=論理武装 僕は、素晴らしい論理、新しい発想、正義を貫く思想に心を揺さぶられる。涙が出ることも多い。これらは、感情的な衝動ではなく、冷静な理屈の理解からもたらされるもので、感情が入る隙さえない、人間だけが感じ、また到達できる美しさだと思う。 問題解決より感情が優先していると、それこそ本当に戦争になる。 友人であるなら、むしろ普通よりも高い値段に設定しなければならないだろう。それが、僕の考える「友情」というものだからだ。安いから友達に頼むのではない、腕を見込んでいる、だから高くなる。 歓迎 吉本ばなな 羽海野チカ 清涼院流水 土屋賢二 少な! 辣腕 樋口一葉 事実と意見と願望を区別していますか? 人間は、本能的に、自分に歳が近いものに傾倒する。 顔を顰める つまり、ビジネスでは、儲けさせてもらう方、利益を受け取る側が、頭を下げて礼を言うのが仕来りである。 勿論、金の話ではない。愛でも、癒しでも、優しさでも良い。もらっているなら、有難い事だから、礼を言おう。 情報は本来商品ではない。ネットの普及で情報は無料になった。しかし、付加的に商品の宣伝が紛れ込ませてある。無料にできた理由がそこにある。自分の思想を持っていないと、簡単に洗脳を受けてしまう。「好ましい情報」には、その危険が隠れている、と用心した方が無難である。 オリジナリティがない、ということに尽きる。つまり、多くの人はメーカではなく商社かディーラである。自分のところで作り出していない。クリエータではない、という意味だ。 現在も、ネットには宝がある。でも、それを探すのに大変な苦労が必要になった。金鉱で金を掘るくらい効率が悪い。 落胆しているわけではない。良い夢を見ることができて幸運だった、と感じている。あの萌芽期のネットに触れられたことがである。人生が変わったし、今も感謝をしている。これに代わるものは、当分現れないだろう。 網膜の神経には、形や色を捉えるものと、動きを捉えるものがあって、男は後者の比率が高いというのだ。おそらく危険な動物や敵を早く発見する種が残った結果なのだろう。つまり、男は生れながらにして、動くものに目を向けやすい。 自分でスケジュールを決めることによって、僕は自由を得た。他者から押し付けられたものではない。人が生きていくうえで、これより価値のあるものがあるだろうか? 何時も何時も一緒では一人の良さもわからない。 小説に必要なのは、読めることと、新しいことである。不透明と不明の差違い 長閑 残留している「歪み」 応力 閾値 顰蹙を買う損害を被る危険 理系の神髄は、結局は「抽象性」と「普遍性」にある。数や式にあるのではない。 書いたものが劣化しないのは、本当に実感するところだ。これが作家というメーカの強みでもある。 子豚の三男が建てたようなレンガの小屋 建前の綺麗事 逆に重宝されて仕事が繁盛 マジョリティが分解されて多数のマイノリティになった 反故 緊急措置 黒歴史もともとはガンダムに出てくる言葉 汚点 古傷 厳かな黒 横溝正史の見過ぎ カロリーがあるものを美味しいと感じるように、人間の舌や神経や脳ができているということだ。これは、生命を維持するためにそうプログラムされている。そういうセンサを持っていたから生き残ることができた、ということ。こんな僅かな差をちゃんと見極められるなんて素晴らしい。高性能なセンサだといえる。 非常に巧妙なシグナル 自然淘汰 弊害 意見交換 揶揄 羨ましい想像力 眉を顰める 例えば、「神」というキャラクタは、人間が作り出した架空の存在である。 崇拝 不謹慎な言い方をすれば、聖書オタクみたいなのが、キリスト教の信者ではないだろうか。 生殖から遠い関係であっても、本能を離れても、好きになれるのだ。ある人は、「こんなことだから少子化になる」と頭に血を登らせるかもしれないけれど、僕は素晴らしい自由だと感じる。少子化が問題だとは考えていない。地球上に人間は多すぎる。減らした方が良い、という気持ちが、人間の欲望に影響を与えて、正しい方向へ導いているとさえ思える。だったら、まさに、神ではないか。 言葉の目的は意味を他者に伝えること 人間は、連続した遅い変化には鈍感である。恋愛など、気付いた時には破綻ぎりぎりだったりする。 唯一性 一人で輝く恒星のようだ 天才の所以 自分から遠い才能に触れることが、芸術の醍醐味である。自分に近いものだけにしか心を動かさないのは鈍感のやり方だ。電話の子機こきのバッテリーが寿命 持ち堪える 億劫 謝罪って要求できるものなのか? 謝罪はあくまでも自発的に詫びることではないか。 言葉で謝っても、次は「誠意がない」と言われる。 態度とは行動だから、結局は「賠償」に近いもので示すしか納得されないことになる。 謝罪会見 不思議な文化 物語の妖精の仕業といわざるをえない 「物語を風のように感じる」能力がなければ、読書はできないともいえる。 ユーモアというのは、一言でいうと「発想の妙」なのである。この種のものに向いているのは、知識量ではない。知識も必要だが、なにかギャップのあるところへジャンプする発想力が不可欠な思考である。したがって、数学が得意な人が適している。 急遽そちらへ捻じ曲げる 印刷屋が減ると、益々印刷書籍は高騰するから、本というものが贅沢品になるはずだ。 TVのコマーシャルなんか、どんな商品であっても、ほとんど若い女性が出てくる。視聴者の目を惹きつける効果が認められているのだろう。ただ、あまりにも多くワンパターンではないか、という気はしないでもない。だから、僕としては、そういった流行に乗らないことで、かえって目立っているのでは、と考えている。 「感想」ではなく「馬鹿の反応」 小銭に釣られて、大金を取られている構造だ。 社交辞令は最小限に 怒っているときは、庭で土でも掘った方が良い。エネルギー効率的にその方が適しているからだ。 飲むヨーグルトを飲んでいる(変な日本語になる)。 安倍川餅 臍曲がりのパトロン一人を買う気にされば、芸術家としての仕事も成立する。けれども、音楽や文芸の場合は、もう少し大勢に買ってもらわないといけない「商品」であるから、それでは仕事として成立しない。 シェルティ バジェット 「こんなことやりたいなあ」と思ったときに、そこに他者の目を意識しているかどうかで、本物の憧れかどうかがわかるので、是非自問していただきたい。 年寄りの道楽 車な雨曝し 過去の作品とのリンク オチが伏線で、伏線がオチになるだけの話だ。日常茶飯事 もともとフィクションなのにある程度のリアリティは必要だ どこか感情の回路が間違って、明らかに倒錯しているのだ。自己陶酔も甚だしい 新郎は歯を食いしばって、泣くのを堪えなさい。それくらいコントロールできなくて、世間の荒波は渡っていけない。男女平等だけど、男ならせめてそれくらいは期待したい。 エコノミックアニマル 哺乳類と鳥類の間には、カモノハシがいるし、動物と植物の間では、ミドリムシとかハテナが話題になる。 ユーモアというのは、基本的にナンセンスである。しかし、ナンセンスが理解できるのは、センスのある人間だけだ。この反転が笑えるのは、常識を知っているからだし、理屈やモラルを理解しているからだ。駄洒落であっても、元の言葉を知ってないと笑えない。同様に、量子力学を理解していて初めて笑えるジョークや、微積分ができないとおかしさへ到達できないユーモアもある。理屈がないことが可笑しいと感じるのは、理屈の支配力を身に感じている人である。 法螺吹き ファンというのは、そういう不変を求めている。水戸黄門やサザエさんがそれを証明している。相変わらずのベースがあるからこそ、ほんのちょっとした新しさが輝いて見える。ぬいぐるみ アメリ 泣いて馬謖を斬る リアル感を醸し出している リアルタイムで文字数を表示 人間は三万日しかいけられない。その三万日でできることを計算しておかないと、やりたいことができない。自分の立てた予定を破る人は、その掛け算ができない。 そんな感情は微塵も持たない 和気藹々 異なる傾向の他者に対する理解 「自分は標準で正しいのだ」を疑う方向へ 先駆者パイオニア 先駆とは、自分と同じことをやっている他者がいない状態であるから、この楽しみを分かち合うことは無理だ。そういった孤独の楽しみこそ、僕は本当の幸せだと感じている。 裾野が広がる 多数派と少数派、傲慢と謙虚。 僕の個人的な印象だが、奇数は鋭く、偶数は円やかだ。 網にかかるものが増える 探せない人の問題は、自分が探しているものが精確にわからない状態だ、という点にある。 のどか長閑さ 明日は明日になれば今日だ そして、一つだけ絶対的な法則がある。それは、「し始めなければ、できない」ということだ。「いつか」と思えば、「いつまでも」できない。 人生の半分以上を過ぎた人間には、夢というものはない、というのが、僕の正直な感想だ。夢よりも計画や予定の方がずっと面白いし、毎日楽しくてしかたがない。 僕が死んだら、僕にとっては、世界中の人がいなくなるのと同じなのである。 優しさは、余裕から生まれるもののようだ。 結局は、自分で考えて自分で決めるしかない。そのルールだけは万国共通だ。 あとがき羽海野チカ 庭園鉄道 道楽
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今までに読んだ森博嗣の短編の中で、1番好きかも!と思えた本作。
「小鳥の恩返し」や「片方のピアス」の様に結構切ないというか、人間不信になりそうになるラストのものが多く、私の好みにストンって落ちてきた印象。
S&Mシリーズから「石塔の屋根飾り」「マン島の蒸気鉄道」が書かれているけど、前者での諏訪野の活躍が嬉しい!
「気さくなお人形、19歳」に“保呂草”って出てきておや?って思った。
これからVシリーズ読んでいくので、ワクワク♪
単なる短編としても十分面白かったし、森博嗣のシリーズファンである人にとっては更におまけが付いてくる、この短編のスタンスがとっても好き。 -
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森先生は、「オリジナリティのあるものを生み出すことが最重要」と仰る。これは、小説家を目指すことに限らず、ビジネスも同じだと思います。この本は、すべてのビジネスパーソンの参考になるのではないでしょうか。
森博嗣先生のこの手の本を読むのは『作家の収支』に続いて2冊目です。森先生にとって小説を書くことは、作家になるためだったわけではなく、趣味に使うためのお金を稼ぐための手段だったわけですけれども、「いざ小説を書き始めると、次から次へと発想が生まれ。書いている物語はもちろん、次のこと、その次のこと、別のシリーズのことなど、どんどん発想される。そういう発想が、執筆の邪魔になるくらいだ。」と書かれているように、やはり非凡な人なのだと思います。その森先生からのアドバイスは、「とにかく、書くこと、これに尽きる」でした。
「大事なのは、“自分はこれを仕事にする”という“姿勢”である。」小説家に限らず、創造的であることが求められる仕事を自分の仕事にしようとすれば、そこには、具体的なノウハウを知っただけでは越えられない壁が立ちふさがっているはずだ。もしかしたら、この本には、その目に見えない壁の存在を思い知らされる事実が描かれているのかもしれません('◇')ゞ -
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森先生の作品としては、読みやすい(・・? Xシリーズですが、今回は森先生らしさも加わって更に面白かったかも♪
『タカイ×タカイ』は、Xシリーズのスリリングさに、森先生らしい建築的なトリックを加えたスキのない作品でした。更に「最後をエレガントに成長した萌絵が締める」というゴージャスな展開です。物語の中では飲み物を残す萌絵ですが、読者はフルコースをデセールまで楽しんだという満足感と萌絵の粋なかはらいによる後味の良さが得られます。
Xシリーズで登場したメインキャラであるはずの、鷹知、小川、真鍋も、凡人?らしい可愛らしさがあり、中々いいを味出していますが、今の萌絵に太刀打ちできるのは、もはや犀川先生か四季だけなのではないか?という感じです。ところで、森先生は、Xシリーズで何をしたかったの?
続編である『ムカシ×ムカシ』と『サイタ×サイタ』は、まだまだ、講談社ノベルスじゃないと読めないみたいですね…それでは、先ず『レタスフライ』を読んで、次に『キウイγは時計仕掛け』を読んで、更に『スカイ・クロラ』を読みましょう。 -
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森さん短編集二作目。前回と同じくS&Mシリーズが気になり購入。
今回もわりかし不思議系が多かったような。そしてやはり恩田臭を感じる私(笑)
一番はやっぱり犀川先生と萌絵ちゃんが出てくる「石塔の屋根飾り」。いやもう、諏訪野が最高。二段オチもいいし、短編としては申し分ない作品。で、続く「マン島の蒸気鉄道」もフルメンバーなんだけど……こちらはお話的には微妙、かなぁ。本編その後のキャラを楽しむ短編な気がする。
あとは、「素敵な日記」がよかったなー。ラスト読んでゾクリとした。なるほどな!
別の意味でゾクリとしたのは「河童」。これ、怖いな。
「小鳥の恩返し」「片耳のピアス」あたりは森さんらしいなーっていう雰囲気。
同時進行でVシリーズを読み始めたから楽しみにしていた「気さくなお人形、19歳」は……期待が大きすぎたかなぁって感じ。Vシリーズを読み進めたら変わるかな。
「僕に似た人」はネタバレ読んでから(わからなかったので)読み返したら「ああ!」ってなった(笑)上手いなー。
「有限要素魔法」はまぁまぁ好き。私の解釈が正しければ、だけど。
「僕は秋子に借りがある」は、森さんらしくないお話だなーと個人的に思ったり、たり。 -
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閉ざされた世界を舞台に奇怪な事件が起こる『イナイ×イナイ』に対し、『キラレ×キラレ』は、連続的な通り魔事件が起こる違う趣です。
所々に、哲学的な言葉が無造作に落ちているので、それを発見し拾い集める楽しみはあるものの、『キラレ×キラレ』は、森先生らしさの薄いありふれたミステリーだと思います。しかしながら、プロットにはオリジナリティが感じられるし、程よい緊張感とスピード感を伴って進行する物語が、とても読みやすく。初めて森先生の作品を読む読者は、いきなり『すべてがFになる』から始めるよりも、“Xシリーズから読んでみる。”というのも良いかもしれません。そういう意味では、口当たりがあまり良くない『イナイ×イナイ』と順序が逆だった方が良かったかも。
『ジクβは神ですか』まで読んだところで、Gシリーズを小休止し、Gシリーズの『ηなのに夢のよう』と『目薬αで殺菌します』との間に刊行されたXシリーズの『イナイ×イナイ』、そしてこの『キラレ×キラレ』を読み進めています。新しいキャラクターを迎えて、程よい緊張感とスピード感が加わり楽しめる作品です。続いて『タカイ×タカイ』、時期的にはちょっと戻って『レタスフライ』を読んでから、『キウイγは時計仕掛け』を読む予定です。 -
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虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX) >> 『εに誓って』も途中なのに読み始めてしまった『虚空のマトリクス』断然、こっちの方が、私好みだぁ~
Gシリーズを『φは壊れたね』『θ(シータ)は遊んでくれたよ』『τになるまで待って』と読み進め、『εに誓って』にちょっとだけ触れたところで脱線して、手に取った『虚空の逆マトリクス』…タイトルの通り、読者が語り手に連れられて彷徨う世界は、まるで映画マトリクスのような虚空でした…これが現実になったら、経済活動はどうなるのだろう?と、疑問を浮かべながら、森先生ならではなの物語を味わいます。
この「少ない情報というピースを嵌めながら自分なりに背景を組み立てて行かなければならない」という不安な作業を、好きになれるか、好きになれないかが、森先生の作品を読み続けることができるか、できないかの境目なのだと思います。
この『虚空の逆マトリクス』のノベルズ版が発行されたのは、2003年、映画マトリックスが日本で公開されたのは、1999年ですから、やはり「トロイの木馬」は、映画マトリックスから影響を受けているのでしょうね。