森博嗣のレビュー一覧

  • ZOKURANGER

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    戦隊ヒーローもの?のパロディという形式を取りながらいつものように全力でふざけていると思いきや、ラストは学会の体質批判の様相が濃くなり、やっぱりわけのわからない作品でした。
    三部作と分かっていたので半ば意地のように最後まで読み通したが、今でも貴重な時間を使う意味があったのかもわからない。

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    2014年04月23日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    雰囲気がお洒落。
    登場人物が魅力的で、ただの会話が面白い。
    物語に物足りなさは感じるものの、非常に楽しめたことは間違いない。

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    2014年04月12日
  • カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep

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    うーん爽やか。
    端的に表すと大学生達(高校生も若干)のある夏の冒険です。
    あーでもない、こーでもないと意見を出し合う謎解きの過程も、
    殺人等で始まるサスペンスと違ってほのぼのしています。

    夏休みという設定と長閑な風景描写、
    そして主役の男子大学生コンビのユーモラスな会話。
    どこか気だるくてでもなんとなく期待感のようなものも漂う、
    あの「夏休み」という時間がなんだか懐かしくなりました。

    文章はシンプルで読みやすくスイスイ読めました。

    ジャンルでいうと暗号ものとかパズルものになるのでしょうか。
    天才絡繰り師が120年前に残した幾何学模様を解読して、
    まさにこの年動き出すというカクレカラクリと、
    そこに隠されたお宝を見つけ出そうとする話です。
    幾何学模様は複数あって読者にも提示されているので、
    そういうのが好きな人は謎解きも楽しめます。

    私は残念ながらサラッと読み進んでしまって、
    最終章に入ってからあわてて前のページに舞い戻って確認しましたよ。

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    2017年10月14日
  • 僕は秋子に借りがある I’m in Debt to Akiko 森博嗣自選短編集

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    森博嗣さんの長編も好きですが短編は特に、限られた長さで繰り広げられる研ぎ澄まされた文章が好き。個人的には最初の虚空の黙祷者、探偵の孤影、砂の街、キシマ先生の静かな生活、がお気に入り。

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    2014年04月09日
  • 臨機応答・変問自在  2

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    まえがきにあるように、前作と比較するといまひとつ目新しさがなく面白くはなかったように思いました。
    質問て大事だなあ。

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    2014年04月18日
  • 大学の話をしましょうか 最高学府のデバイスとポテンシャル

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    作家の森博嗣氏が、名古屋大学の助教授を辞めた年に出版した本です。偉くなると雑務が増えてしたいことができなくなるのは企業も大学もいっしょのようです。
    66ページの学士、修士、博士の違いというコラムはなるほどと思いました。
    要約しますと、

    学士:仕事と手法が与えられたとき、それを的確に解決できる
    修士:仕事が与えられたとき、手法を自分で模索し、方向を見定めながら問題を解決できる
    博士:そもそも、そのような問題を与えることができる

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    2014年03月30日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

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    吉田篤弘氏の小説にはまってしまってから、小説のストーリー展開において「人称」というものが果たす重要な働きに興味を持ち始めていた。

    森博嗣氏の作品においても、「人称」は強く意識されている。Vシリーズなどにはそれがよく顕れている。保呂草本人が、自身も含めてすべての登場人物を三人称に位置づけて書き進めることを、一人称で宣言してからでないとストーリーが始まらない…という風変わりな前置きがお決まりである。

    この作品は、なんと間の抜けた…しかし完璧な三人称小説なのだろうか。主人公自身は理工系研究者としての性なのか、よほど手痛い人生経験を負ったがゆえのトラウマなのか、第三者の視点からすべての登場人物を、自身すらも含めて客体化し分析しながら冷徹に見下しつつ語り始める。

    しかし、間抜けで酒乱の主人公は、ストーリーが展開するに従ってどんどんメッキがはがれ、地金が剥き出しになっていく。要するに彼女の周囲のすべての人たちは存外にまともで、彼女こそが愛すべき大間抜けであることがどんどん見えてくる。彼女の第三者的視座からの眺めにおいても…つまりは自己評価としてもお間抜け極まりない。

    これは面白い。くすくすというよりにへらにへらと笑えてくる純愛小説だ。

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    2014年03月29日
  • 「思考」を育てる100の講義

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    こういう話は考えさせられることが多くて楽しい。
    きっかけがたくさん詰まってる。

    だけど、点と点が繋がって線になってこそ意味を成す。
    今は寝かせて、これから繋がっていくのが楽しみ。

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    2014年03月22日
  • 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX

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    短編集。
    SF、ミステリー、ホラーなど、多彩な作風。
    正直、どのお話も微妙だったが、『ゲームの国』だけは非常に面白かった。

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    2014年03月16日
  • ZOKUDAM

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    まぁ要するに○ンダムですよ、ええ。
    前作と登場人物は一緒ですが、いろいろ設定が違うみたいです。
    ロミ・品川さんこんなに素敵なのになぁ。

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    2014年03月15日
  • 僕は秋子に借りがある I’m in Debt to Akiko 森博嗣自選短編集

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    すべて一度読んだことがあるはずなのに、全く記憶にない。読むのに時間がかかる割りに後に残らないのはなんでだろう。

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    2014年02月22日
  • ZOKUDAM

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    全力でふざけながら、一生懸命適当に書いたような作品。
    著者が森氏でなければ途中で読むのを止めたかも知れませんが、何となくの期待感で最後まで読んでしまった。
    人気と実力があれば何をやっても許されるという良い例ですね。

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    2014年02月19日
  • 墜ちていく僕たち

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    どこがどう繋がっているのか分からない短編達。
    共通点は、ラーメンと性転換。

    最近ならよくある設定だな、と思いきや、次を読んであれ? と。
    さらに次を読んで、また首をかしげ…。
    これは一体どちらが現実で、どちらが創りものの中なのか。
    それともこれは平行線の世界なのか。
    最後の話を読んで、もしかしてさらにこれは中の話? かと思ってみたり。

    とりあえず、部屋の中にある怪しげなラーメンに
    手を付けるのは止めておこうかと思います。
    ちょっと食べてみたいですけど。
    どんな袋でどういう味なのか、ものすごく興味ありますけど。

    読んでいて、西澤さんみたい、とも思いました。

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    2014年02月12日
  • 的を射る言葉 Gathering the Pointed Wits

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    著者曰く的を射るのではなく多少斜めに睨み、わずかに外れ、ぎりぎりかする鋭いところを狙ったのが本書。その方がドキリとするからとのこと。平成版侏儒の言葉というべき箴言集。「天は二物を与えず、三物以上が普通。」「不自由の主原因は思い込み」「何をやったかは見える、見えないのは何をやろうとしたか」「目先の損得に捉われるなとは少し先の損得に捉われろ?」「やりたいこととできることは異なる、一致させる必要もない」「NHK全部日本語の略、めずらしや」「方向はどちらであれ前へ進めば前進」「二兎を追わずして二兎は得ず」「将来に不安を抱いていると口にする人は何もしない人が多い」・・・・。こういうのが山のようにある。横書き、縦書き、太書き、巨文字など、視覚的にも楽しませてくれる。

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    2014年02月09日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    このシリーズは森博嗣にしては、文章が柔らかいと言うか、丸いのでサクサクと読めてグッド。でも内容はハードです。特にネットとSNSについての意見が鋭かった。
    あと、表紙の絵。凄くしゃれてて良い感じ。

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    2014年02月04日
  • 「思考」を育てる100の講義

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    ネタバレ

     相変わらずの森節。
     しかし、思考を育てる……というより、育った思考の100の講義という気がしないでもない。

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    2014年01月13日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    著者初の文庫書き下ろしらしい。生存確認、というわけではないけれど、出ると買ってしまうこのシリーズ。ひとつのお題につき二頁なので、何かの合間にもさくりと読める。ちょいちょい、はいはい、みたいなところもありつつ、一冊の中でハッとさせられることも度々で、私には自分を眺めるとっかかりとしても有効のよう。そしてやはり話は、抽象的思考へ。毎度優しい人だなと思うけれど、優しいというよりやさしくなった、んだろうか。お元気そうでなによりです。

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    2014年01月07日
  • ZOKU

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    ヤッターマンの小説版みたいな作品でした。
    バカバカしさが売りなんだと思うけど、まだまだ中途半端で物足りない。
    暴音族のような理系ノウハウ溢れる迷惑行為がもっとたくさんあればよかったかな。

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    2013年12月31日
  • キラレ×キラレ CUTTHROAT

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    Xシリーズ、第2弾です。
    とても楽しめました。
    なんだかXシリーズは安心して読めますね。Gシリーズみたいに、肩が凝らない(笑)

    今回は満員電車での切り裂き魔事件です。
    うーん、今回の事件は、森作品にしてはリアリティが強くて、読んでいてぞっとした。
    確かに、満員電車はかなり異質な空間ですね。なんだか普通でいられるのが不思議だ。
    もうしばらくは怖くて乗れない。つか、田舎で電車に乗る機会がないから、それは余計な心配だ(笑)。

    人間の心理は摩訶不思議。確かに、正常で普通の人間の方が、今の時代では少数派なのかも。
    本作全体を通して、それがじんわり伝わってきた。

    それより、森作品の登場人物はどうしてこうも魅力的なんでしょうか。
    今回の3人(しかも小川+真鍋+鷹知と、小川+真鍋+椙田の2パターン)のやりとりも、読んでいてとても微笑ましい。
    登場人物のキャラクターと、作中で交わされる彼らの会話は、森作品の魅力のひとつ。

    小川さんの過去が気になりますね、前の上司さんとか。実は他シリーズと繋がっていたり。
    鷹知さんも、同じく。不思議な人だ。
    ああ、妄想が止まらない。

    椙田さん、彼女が迫ってきてますよ(笑)

    これからの展開が凄く楽しみです。

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    2013年12月22日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    1項目見開き2ページなので軽く読めます。ブログもそうだけど、エッセイってほんと人の頭の中身覗いてる感じで興味深い。

    特に理系の方が書くエッセイ(東野圭吾、稲盛和夫など)は読みやすくスッと頭に入るから不思議。文系だから…とか思ってたら損します。

    納得することもあれば、ん?と感じることも。画像検索とかツイッタのことにも触れてて面白かった。

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    2013年12月17日