森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなんとなく手に取った作品ですが、こういう作品も出版されていたなんて知りませんでした。独特の感性で題付けされた写真に、たった1ページに収まる超ショートストーリーを添えられています。本当に多彩な方ですね。
大好きな作家さんなの頭のなかを覗けるかなと思いきやけどわかるようで全然わからない不思議な世界でした。でも、たぶんそれがまたおもしろい。おきにいりもいくつかありましたが、きっと読むときの環境・状況・心理状態で響くものも変わる予感がします。
ページを捲るごとに脈絡ない不思議な世界観が更新されるので、一気に読もうとすると眠くなってしまうかも。。
寝る前に毎日1ページとか、通勤一駅だけ使って読むとか、そういう楽しみかたに向いている一冊かと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ科学に関する問答集。「博士」と助手」が科学、工学、建築などの分野について、ごくごく簡単に解説していきます。
前書きで著者も触れている通り、何か特定の分野に関する専門書というよりも「科学や工学の雰囲気を楽しむため」の本です。なので、この本から厳密かつ正確な知識を得ようとするならば、当てが外れます。
文庫サイズで1ページ当たり500文字弱、各トピックは4ページで終了し、しかもその中にイラストも含まれているため、必然的に含まれている情報は限定されています。また、雑談めいた会話のやり取りも多いため、詳しく知りたいと思っても細かい説明はされておらず、あくまで表面的なところについて軽く触れているのみです。
残念ながら、トピックによっては本来ならば理解を助けるはずのイラストがあまり分かりやすくないということもあり、著者の所期の目的を満たしているかどうかについてさえ疑問がある作りだとは思います。が、科学の入り口に立つための入門書として見るならば、それなりの役割を果たせるのではないかと思います。
著者が目論むように、ここにあるトピックから関心のある分野を自分で調べていけるようであれば、この本の存在意義も上がるというものでしょう。 -
Posted by ブクログ
うーん爽やか。
端的に表すと大学生達(高校生も若干)のある夏の冒険です。
あーでもない、こーでもないと意見を出し合う謎解きの過程も、
殺人等で始まるサスペンスと違ってほのぼのしています。
夏休みという設定と長閑な風景描写、
そして主役の男子大学生コンビのユーモラスな会話。
どこか気だるくてでもなんとなく期待感のようなものも漂う、
あの「夏休み」という時間がなんだか懐かしくなりました。
文章はシンプルで読みやすくスイスイ読めました。
ジャンルでいうと暗号ものとかパズルものになるのでしょうか。
天才絡繰り師が120年前に残した幾何学模様を解読して、
まさにこの年動き出すというカクレカラクリと、
そこに隠されたお宝を見つけ出そうとする話です。
幾何学模様は複数あって読者にも提示されているので、
そういうのが好きな人は謎解きも楽しめます。
私は残念ながらサラッと読み進んでしまって、
最終章に入ってからあわてて前のページに舞い戻って確認しましたよ。