森博嗣のレビュー一覧

  • 実験的経験 Experimental experience

    Posted by ブクログ

    小説でも新書でもなくて、モヤモヤするための書物としか思えない文章さえ散見される。
    でもカテゴリなんて意味はないと思うし、読むかどうかは読者の自由だから、きっとこの本の存在価値を見出す人はどこかにいるのだろう。
    自分の思考の中のしこりというか蟠りみたいなものに気づけたので良かったと思っている。
    久々に森博嗣に出会えたような気がする。
    道端で可愛い犬に出逢ったかのような気分だった。

    0
    2014年07月21日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

    Posted by ブクログ

    久々森さん。不思議な家に住むことになった若き不動産社員のお話。繋がりながらコロコロと転がるように事件が起きていきます。いやしかし、出来過ぎ!

    0
    2014年07月19日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

    Posted by ブクログ

    大きく分類すると3種類の作品が収められている短編集。
    1種類目は他のシリーズのスピンアウト的作品。馴染みのキャラの意外な一面が見られて非常に面白い。2種類目は少し不思議な匂いがする独立した短編。これもシリーズ慣れした森ファンにとっては新鮮でよい。最後が一度読むだけでは理解不能な超短編。今のところ全体の 評価を大きく下げる原因となっているが、いつか理解できる日が来るのだろうか?

    0
    2014年06月28日
  • 常識にとらわれない100の講義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    100ある設問?
    に、
    1日1回ブログで感想を書いてました。

    似てるところもあれば、
    違う!
    と、
    思うところもありましたが、
    なかなか興味深く楽しく読むことができました!

    次も期待しております!

    0
    2014年06月22日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

    Posted by ブクログ

    不思議なほのぼのとしたストーリー。少し期待しすぎたが、読みやすい。
    こんな出会いや家が羨ましい。
    (2014/05/31)

    0
    2014年06月08日
  • 森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    科学に関する問答集。「博士」と助手」が科学、工学、建築などの分野について、ごくごく簡単に解説していきます。

    前書きで著者も触れている通り、何か特定の分野に関する専門書というよりも「科学や工学の雰囲気を楽しむため」の本です。なので、この本から厳密かつ正確な知識を得ようとするならば、当てが外れます。

    文庫サイズで1ページ当たり500文字弱、各トピックは4ページで終了し、しかもその中にイラストも含まれているため、必然的に含まれている情報は限定されています。また、雑談めいた会話のやり取りも多いため、詳しく知りたいと思っても細かい説明はされておらず、あくまで表面的なところについて軽く触れているのみで

    0
    2014年05月30日
  • 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX

    Posted by ブクログ

    森博嗣さんの短編集です。
    最初の「トロイの木馬」が私には難しくて、斜め読みしてしまいました。
    結局最後まで読んでも「???」って感じで、よく分からなかったです。

    「ゲームの国」はおもしろかったです。
    事件とかよりも回文がすごい!
    よく思いつくなーと思いながら読んでました。

    そしてやっぱり1番良かったのはS&Mシリーズの「いつ入れ替わった?」です。
    あいかわらず萌絵ちゃんはかわいくて犀川先生は素敵です。
    何より終わり方がやばいです!きゅん。

    0
    2014年05月06日
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

    Posted by ブクログ

    1番印象にの残った回答

    「何かに悩んでいる人は、解決策を知らないのではなく、最良の解決策を面倒でしたくないだけだ。」

    質問は、知人が繰り返しの日々に自己の存在について悩んでいるという旨

    0
    2014年05月05日
  • τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ

    Posted by ブクログ

    この作品の役割は明確。
    ストーリーには欠片ほどの意味もない。

    真賀田四季の影。それを追う男。四季に繋がる人々。また何かが動き始めているようだ。

    赤柳…誰だったか。これまでに読んだ作品を遡ればわかることなのだが…それでは面白くないので、このまま正体が明かされるのを待とう。

    萌絵の伯母、佐々木睦子も何かを知っているらしい。

    四季に向かう大きな流れの予告編。オールスター顔合わせ。そんな感じ。

    0
    2014年05月03日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

    Posted by ブクログ

    ●「正直者が馬鹿を見るのは、その正直者が馬鹿だった場合だけだ」というつぶやきが印象に残った。正直であれば得難い信頼を築くことができるのだから、目に見えて得することはなくても、馬鹿を見ることはないのかもしれない。

    0
    2014年05月03日
  • ZOKURANGER

    Posted by ブクログ

    戦隊ヒーローもの?のパロディという形式を取りながらいつものように全力でふざけていると思いきや、ラストは学会の体質批判の様相が濃くなり、やっぱりわけのわからない作品でした。
    三部作と分かっていたので半ば意地のように最後まで読み通したが、今でも貴重な時間を使う意味があったのかもわからない。

    0
    2014年04月23日
  • ゾラ・一撃・さようなら

    Posted by ブクログ

    雰囲気がお洒落。
    登場人物が魅力的で、ただの会話が面白い。
    物語に物足りなさは感じるものの、非常に楽しめたことは間違いない。

    0
    2014年04月12日
  • カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep

    Posted by ブクログ

    うーん爽やか。
    端的に表すと大学生達(高校生も若干)のある夏の冒険です。
    あーでもない、こーでもないと意見を出し合う謎解きの過程も、
    殺人等で始まるサスペンスと違ってほのぼのしています。

    夏休みという設定と長閑な風景描写、
    そして主役の男子大学生コンビのユーモラスな会話。
    どこか気だるくてでもなんとなく期待感のようなものも漂う、
    あの「夏休み」という時間がなんだか懐かしくなりました。

    文章はシンプルで読みやすくスイスイ読めました。

    ジャンルでいうと暗号ものとかパズルものになるのでしょうか。
    天才絡繰り師が120年前に残した幾何学模様を解読して、
    まさにこの年動き出すというカクレカラクリと

    0
    2017年10月14日
  • τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ

    Posted by ブクログ

    Gシリーズ3作目、陸の孤島に建てられた要塞で起こった密室殺人事件、被害者は謎の宗教の教祖で超能力者。


    >思考というものは、既に知っていることによって限定され、不自由になる。

    犀川先生の言葉です。
    四季と保呂草、各務の現在ばかりを気にして、Gシリーズ自体を楽しめていませんでした、反省。

    ただ、S&Mシリーズで森さんの構築する密室と犀川・萌絵ペアの活躍を存分に楽しみ、四季シリーズで四季の過去と将来に触れた身としては、正直現時点でのGシリーズは偉大なるマンネリであり、既にそれ単体では過去シリーズ同等の興奮を味わえなくなっています。

    過去シリーズとリンクしているのはこの上ない喜びですが、今度

    0
    2014年04月11日
  • θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

    Posted by ブクログ

    Gシリーズ2作目、口紅で身体に「θ」と書かれた複数の自殺死体。

    共通点の見えない複数事件でも宗教的なものを要因と捉えると、途端に思考が働かなくなり、本質から離れてしまいます。
    まあよく分からないけど、何か宗教的な信条があるのだろう、と。

    この思考って危ないと思うんですが、その方が考えなくて済むから楽なんですよね。
    宗教に限らず、国や地域、民族。


    シリーズ2作目にして四季の影が出てきました。
    保呂草と各務と思しき人も。

    過去シリーズから読んできた身としては、俄然続きが楽しみになってきました。

    0
    2014年04月10日
  • 僕は秋子に借りがある I’m in Debt to Akiko 森博嗣自選短編集

    Posted by ブクログ

    森博嗣さんの長編も好きですが短編は特に、限られた長さで繰り広げられる研ぎ澄まされた文章が好き。個人的には最初の虚空の黙祷者、探偵の孤影、砂の街、キシマ先生の静かな生活、がお気に入り。

    0
    2014年04月09日
  • 臨機応答・変問自在  2

    Posted by ブクログ

    まえがきにあるように、前作と比較するといまひとつ目新しさがなく面白くはなかったように思いました。
    質問て大事だなあ。

    0
    2014年04月18日
  • 大学の話をしましょうか 最高学府のデバイスとポテンシャル

    Posted by ブクログ

    作家の森博嗣氏が、名古屋大学の助教授を辞めた年に出版した本です。偉くなると雑務が増えてしたいことができなくなるのは企業も大学もいっしょのようです。
    66ページの学士、修士、博士の違いというコラムはなるほどと思いました。
    要約しますと、

    学士:仕事と手法が与えられたとき、それを的確に解決できる
    修士:仕事が与えられたとき、手法を自分で模索し、方向を見定めながら問題を解決できる
    博士:そもそも、そのような問題を与えることができる

    0
    2014年03月30日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

    Posted by ブクログ

    吉田篤弘氏の小説にはまってしまってから、小説のストーリー展開において「人称」というものが果たす重要な働きに興味を持ち始めていた。

    森博嗣氏の作品においても、「人称」は強く意識されている。Vシリーズなどにはそれがよく顕れている。保呂草本人が、自身も含めてすべての登場人物を三人称に位置づけて書き進めることを、一人称で宣言してからでないとストーリーが始まらない…という風変わりな前置きがお決まりである。

    この作品は、なんと間の抜けた…しかし完璧な三人称小説なのだろうか。主人公自身は理工系研究者としての性なのか、よほど手痛い人生経験を負ったがゆえのトラウマなのか、第三者の視点からすべての登場人物を、

    0
    2014年03月29日
  • 「思考」を育てる100の講義

    Posted by ブクログ

    こういう話は考えさせられることが多くて楽しい。
    きっかけがたくさん詰まってる。

    だけど、点と点が繋がって線になってこそ意味を成す。
    今は寝かせて、これから繋がっていくのが楽しみ。

    0
    2014年03月22日